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メシヤ講座・特選集no.71(平成18年12月分)

<御教えより>
医学試稿

(1939年文創のまま)

第二篇  病気

病気の真因

病気といふものを一言にしていへば、『生の為の浄化作用なり』である。元来、人間が健康を保持し、生活を営みゐる条件としては、或程度全身が清浄でなければならないのである。何となれば、血液を初め、新陳代謝の完全に行はれるには、汚濁があってはならないからである。であるから、自然は、飽迄(あくまで)その汚濁を排泄せんとして、浄化作用がおこるのである。そうして、浄化作用の表れが発熱となり、痛みとなり、不快となる。嘔吐、下痢、咳嗽、喀痰、鼻汁、出血等、凡て苦痛は伴ふものである。この浄化作用へ対して、今日迄悪い意味に解釈し、是等苦痛作用緩和又は停止せんとして、発達して来たのが医術を初め、各般の療病法である。従而、言を換へていへば、既存療法は“浄化作用の停止”が目的であって、汚濁の排泄をとどめんとするものである。その最も世人の熟知せる事実は“病気を固める”といふ言葉―、それは汚濁の排泄を留め、固結せしめる方法である。再発とは、右の如く一旦固結した汚濁―即ち病毒は、再び浄化作用発現によって、病的症状を呈する―それをいふのである。之に就(つい)ての実際と理論を次に述べる事にする。

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メシヤ講座・特選集no.47(平成16年12月分)

<御教え>
経と緯
(1952年文創のまま)

東洋は経であるから霊的、精神的であるに対して、西洋は緯で体的、物質的

凡(およ)そ天地の真理を知る上に於て、経と緯の意味を知る事が最も肝要である。此(この)事は今迄にも幾度となく説いて来たが、尚一層詳しく徹底的にかいてみよう。それに就ては先づ根本的認識である。それは私が常にいふ日は火で、火は経に燃ゆるものであり、月は其反対に水で緯に流動するものである。従って日の本質は高さであり、月の本質は広さである。此理によって今地球を説明してみると、地上の空界は水素が緯に流動してをり、火素は経に上下を貫いてゐる。つまり経緯の精が綾のやうになってをり、布地の如きものである。而(しか)もそれが想像を絶する程の密度であって、此事実として卑近な例ではあるが、人間が横臥iおうが)すれば寒いのは、水の精によるからであり、起きて経になれば暖かいのは、経に昇降してゐる火の精によるからである。又火は霊的、精神的、陽であり、水は体的、物質的、陰である。此理は世界の東西文化をみてもよく判る。東洋は経であるから霊的、精神的であるに対して、西洋は緯で体的、物質的であるから、今日の如き科学文化が発達したのである。宗教に於ても仏教は経であるから、経文といって経の字を用ひてをり、祖先を崇拝し、子孫を重視すると共に、孤立的であるに反し、キリスト教は祖先を祀らず、夫婦愛を基調とし、隣人愛を本業とし、どこ迄も国際的緯の拡がりである。

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メシヤ講座・特選集no.35(平成15年12月分)

<体験記>
メシヤ様の存在と私
川崎市 早乙女恵子

私が25歳ころのことです。当時集会所だった私の家で留守番をしていると、心臓発作を起こして苦しんでいる女性が運び込まれました。この女性は顔見知りの方でした。「ご浄霊をお願い致します」と言われますが、私はビックリすると共に発作で苦しむ姿を見て怖くなりました。

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メシヤ講座・特選集no.23(平成14年12月分)

『メシヤ降臨祭』挨拶(要旨)

メシヤ降臨の意義は『感謝』の一語に尽きる

メシヤ教代表 楳木和麿

メシヤ降臨祭まことにおめでとうございます。この意義深い御祭りを全国の方々と共に執り行うことができ、心から嬉しく思い、感謝に耐えません。

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メシヤ講座・特選集no.13(平成13年12月分)

メシヤ降誕祭・挨拶(要旨)

12月23日から新年というのが本来の姿

メシヤ降誕祭おめでとうございます。

本日23日は、「一陽来復」と称しまして大変目出度い日であることはご承知の通りです。ものの本に、‘月日を数えることを暦と言い、月日を知る人を聖と言う’とあります。随分前の話でしょうが、現代のような暦が登場する前は日時計のようなものを使用していたと思われますので、やはり今日のこの日を「陰が極まって陽に転じた日」としてお祝いしていたことが想像できます。そして、この日を年が改まる日と規定することは自然なことだったでしょう。

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