真心在る方々と協力し現代の悩み苦しみの解決を

名古屋支部 責任者(元他教団所属)

 

門出をお祝いいただき、とても幸せに思います。
本日は、御神体ご奉斎式並びに名古屋支部発会式のお祝いにお越しいただき、誠にありがとうございます。これだけ多くの方々に、私達夫婦、家族の門出をお祝いいただけること、とても幸せに思います。

私は、平成6年7月31日明主様(メシヤ様)にご神縁を許されました。誰にでも時間を問わず、これほど安易に浄霊を取り次げるという喜びある日々を過ごし、多くの人に浄霊の取り次ぎを重ねることで神という眼には見えない存在を確信するに至り、人の生きる意味の本質的なところを知り、私の人生は大きく転換を迎えました。

それから10年8ヶ月。現代の抱える問題、現代の抱える矛盾、誤謬の急所を指摘しながら、それらを根本的に解決に導く御教えとそれを裏付ける現実体験を与えられ、幸せな人生に確信感を持てるようになり、堅実に人生を歩んでいける安心感と喜びを与えてくれた年月でした。

しかし、この年月は御教えを強く求めつつも御教えに相反する面を持つ組織運営の中に身を置くことでもありました。多くの方々が浄霊の素晴らしさ、浄霊の本質、人生の妙諦を掴むことなく、悩み、離れていく姿を目の当たりにし続けました。組織というのは難しいものです。変わらない組織の方針に悩み続けた年月でもありました。

楳木先生とは、平成17年2月より1ヶ月メ-ル交換を重ね、3月、大分県玖珠町まで足を運び直接お会いして改めてご神縁をいただくことを決めました。それから1年8ヶ月、本来の明主様(メシヤ様)信仰、メシヤ様の目指された広く高い、しかし細やかな心配りのある天国的な世界を学び知ることができ、これまで組織に抱えてきた理不尽な悩みがなくなり、本当に感謝をしております。こうした学び多く、風通し良く、気持ちの良い環境が天国的なのだろうと思います。こうした環境を多くの人に伝え、また後世へ受け継いでいかねばなりません。

明主様(メシヤ様)信仰の使命は現代の悩み苦しみを解決して、幸せな人生に導いて差し上げることが役割のはずですが、数多くある浄霊教団ではかえって苦しみを信者さん方に与えている現状があります。別の教団に所属している友人達からの話や、実際に悩んでいる人達からの相談メ-ルを通じて知りましたが、家を担保、生命保険を担保に献金強要など、とんでもない話が横行しています。

折角浄霊に出会いながらも、こうして大変に苦しい状況に身を置いている方が数多くいらっしゃいます。また、浄霊を知らない人の中には、物を識らないがため、わざわざ息苦しい生き方をして不幸せに陥っている方もいらっしゃいます。

 

現実的な対応力を徐々に身に付けつつある喜び

現在日本には、うつ病をはじめとする精神疾患の方々が約五百万人いる、と知らされました。現在学びの場をいただいている専門家の方の調べですので、当然隠れているものや軽いものは数字には入っていないそうです。昨年秋くらいから精神疾患を抱えている方々とご縁をいただき、対応させていただいてきましたが、昨年末というのはお恥ずかしいのですが、一日に何人も対応するとこちらの方が処理を仕切れなくなり、自分までもがうつ症状的になり兼ねないような経験をしました。

今年になって、真剣にそうした方々へ対応できるようにならせていただきたい祈りを続けたところ、先ほどの専門家に出会うことができ、的確に対応する手立てを学ぶ機会を許されました。現実に即したアドバイスや教育の手立てを今も研讃中です。楳木先生にお会いしてメシヤ教に出会ってから、教団の狭い組織論や考え方に囚われないで自由に問題解決法を真剣に探求できる道を与えられたように思います。以前の教団の不自由さから解放されたということだけでなく、現実的な対応力を徐々に身に付けさせていただいているということが何よりの喜びとなっております。

今日の佳き日を契機として、生きにくい人生を歩んでいる方達が、幸せな人生を送ることができるように、真心ある方々と協力して取り組んでいきたいと思います。若い人間ばかりの支部ですので未熟な点が目立つと思いますが、それぞれが社会に大いに役立つ人間に成長し、また、そうした人材を輩出していくことができるようになればこの上ない幸せです。皆様方においては年長者の愛を持って温かく見守っていただければとてもありがたく思います。

最後に、私達夫婦がこの家を無事に建てることができたのは、亡くなった私の父と、今日ここに居る母の誠実な人生の賜物であります。ここに感謝し、今日の佳き日のご挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。

 

[御蔭話(御神業の変遷)メシヤ講座・特選集no.58 2005(平成17)年11月]

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