『信仰即生活』レポ-ト(Ⅲ)時速60kmで駆け巡る有害物質

日田市 佐藤将宏

 

日用品と経皮毒性(3

市販の製品の中で、しばしば〇〇成分配合と謳われた製品があります。例えば化粧品では‘コラ-ゲン配合’というCMを耳にすると思います。

通常、人の皮膚の分子量は3000モル(分子の単位)で皮膚の下の細胞は800モル、その下の血管壁は100モルと言われています。これに対して、自然界から取れるコラ-ゲンは30000~300000モルと分子量が大きいため、皮膚の中まで浸透せず皮膚の上にのったままとなります。

そのために、有効成分を保湿、保存する目的でプロピレングリコ-ル(PG)やラウリル硫酸ナトリウム(SLS)等が使用されます。これらは有害物質です。プロピレングリコ-ルの分子量は76モル、ラウリル硫酸ナトリウムは298モルですので、皮膚を通り抜け細胞、血管にまで入っていきます。そして血流に乗り時速60kmという速さで体の中を駆け巡っていきます。

つまり、有効成分といわれる物質は皮膚の上にのったままで、有害物質だけが体の中に入っていき、血流に乗り脳や心臓、肝臓、前立腺、子宮等に蓄積される訳です。そしてある時、花粉症やアトピ-、喘息、最悪の場合はガンとなり、症状として出てくるのです。

「洗い流すから大丈夫」と思う方がいるかもしれませんが、例えば、心臓病の人がニトログリセリンを口に含ませると発作が治まるのは、ダイレクトに血管に入って血流に乗り15秒で心臓に達するからです。そのスピ-ドのことを考えると、洗い流すのでは遅すぎるのです。

類似した現象では、市販の歯磨き剤で歯磨きした後に何かを食べると味がわかりにくくなることがあります。これは、歯磨き剤が舌の表面のミライ細胞(味覚を感知する)を溶かし破壊するからです。舌の細胞が再生するには15~20分掛かり、その時間を経過すると味覚は戻りますが、加齢により細胞の再生能力も衰えます。また、最近では若者の間に味覚障害が多いのもこうしたことが原因の一つだと考えられています。

以上のようなことから、日頃から使っているシャンプ-や化粧品、歯磨き剤、洗剤等の日用品がいかに大切かを考えさせられます。

 

[御蔭話(御神業の資料)メシヤ講座no.35 2003(平成15)年12月]

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