メシヤ講座no.134浜松(平成24年3月)

<今月の御教え>

『文明の創造』科学篇 肺患と薬毒  (文創 昭和二十七年)

 

【メシヤ講座 浜松支部】

「月次祭」開式前に、楳木代表からお言葉をいただきました。

楳木代表

今日は東日本大震災からちょうど1年経ちます。本日の祭典では、犠牲になった方々の御冥福を一緒に御祈願させていただいて、霊界で救っていただけるように、そういうことをお祈りしながら頭を下げておいてください。御参拝の時に・・・。

それから、よりいっそう復興が進むように。いま復興は「進まない、進まない」とワイワイ騒いでいるけど、外国から来た人が見ると、瓦礫の片付け方とかっていうのは世界一だという評価なので、非常に片付いているのです。ただしかし、その瓦礫が山積みになっている、それを持っていって処分する所が、まだ他の都道府県が受け入れてないので、もう積み上げたままになっているので、みんな「片付かない、片付かない」と言っているけど、一年であれだけ片付けてしまう国は他には無いですから。日本だけですからね。そういう素晴らしい点をみんなで評価していかないといけないのですが・・・。

それから、いま民主党の政権の悪口ばかりみんな言っているけれど、この日本を作ったのは自民党ですから。自民党がキチンともうちょっとやっておけば、ああいう復興に向かう態勢ももっと早く出来たのだけどね。

ただしかし、今、原発の問題ばかり言っていますけれども、電力会社の現場の人達に言わせるとやはり、今、急に原発を止めてしまうと、この夏は電気をみんな送れない状態になってしまうので、当面の間は原発を使っていかないといけない。それからいまイランの問題で原油が値上がりしていますので、ガソリン代とかもいま10円ぐらい上がっているでしょ。これで火力発電に移してしまうと、ものすごく電気料金を上げていかないといけない状態なので、まああんまりすぐ切り替えるということは得策ではないと。そういうようなこともテレビで流れてくる報道だけに、惑わされないようにしていただきたいと思います。そういうことを含めて復興が何とか順調に進むようにお祈りをしてあげてください。そのことを最初にお願いしておきたいと思います。

 

東日本大震災から1年経って

楳木代表

今日は最初に、月次祭でおめでたいのですが、同時に、日本中が昨年の今日、映像が流れた瞬間、ちょうど昨年、三重支部の月次祭で、大きい揺れだったので、「これは大変なことになっているのだろう」ということで、テレビをつけたところ、大変な津波の映像が流れて、非常に恐ろしい場景を日本国全体で見ることによって、自然の脅威を感じたところであります。

その後、犠牲になられた方が非常に多いということで、これは大変なことになったなという思いがしたものなのですけれども、その後被害の状況を聞かせていただくと、奇跡的に助かった方々も数多くいらして、あるいはとっさの判断で津波を免れた方々も大勢いらして、その場景はメシヤ様の教えに沿った基準に応じて救われる方と犠牲になられる方々が分かれていったような、そんな感じがしました。

1年経って、そのことを学者達が整理していますけれども、やはり救われたところというのは、昔からの言い伝えというものを守ったということと、それから日ごろの心がけ、いつも家庭で心掛けることを申し合わせていたというところと、それからやはり、そういうことの広報活動をきちんとしていた、そういうものを含めていうと、防災に対する人材の育成ができていたところと、できていなかったところが大きな分かれ目になってしまったということでありました。

こういうことを考えたときに、日本の最近の時代の流れを見ておりますと、日本はバブルに酔っていた時期がありまして、その後、今上天皇の御世に入ってからは、バブルがはじけてしまって、そしてそのときに、世の識者たちが言ったのは、「本業にかえらなければいけない」と。製作会社が銀行や不動産業者に煽られて、不動産に手を出してしまって、自分の専門以外のところに手を拡げてしまって、バブルがはじけると共にどうにもならないような状態になってしまった企業が非常に多かったわけですね。そのことを称して、やはり「本業に返るべきだ」と。「本来自分達がやるべきことをしっかりやっていかなくてはいけない」ということがその当時叫ばれました。

しかし《本来やるべきこと》ということについては、仕事のことだけで終わってしまって、《人間が本来やるべきことは何か》ということを見ることができなかったように思われます。

そして地震のことを最近ではまた、東京を中心にして関東の大地震が起きる確率が何割だという話が出たり、それから東南海から南海沖までの長い700㎞のトラフが割れた場合には、最大何十メートルの津波が来る危険性があるとかということを叫ばれたり、みんな恐怖におののいております。そうすると、家を建てる場合どうしたら良いのかとか、2~3年位待ったほうが良いのではないかとかいうことで、計画が随分ずれ込んでいるご家庭もいらっしゃるようであります。

そこで、その若い研究者たちに、「地震の予知というのは今どのように進んでいるのか」ということで、今、いろいろインタビューしている中で、ものすごく赤裸々に、真面目に答えていらっしゃる方が東京大学の地震研究所の助教授で、まだ若いのですが、大木聖子(さとこ)という助教授がいまして、この方が言っている内容は「研究が進めば進むほど、予知の難しさがわかってきたのだ」と。「地震の正体は岩が割れる現象だが、それは岩石の組織や地下の圧力、それから温度といった様々な条件が加わってくるために、例えば1枚の葉っぱを100回落としても、同じ落ち方をしないように、破壊現象もすごく複雑なのだ」と。「割箸を割っても、1本の割れ方もよくわかっていない人類が、よく失敗しますよね、割ったときに、この割れ方というのが、人類がまだわかっていないのだと。その人類が、圧力や温度など環境もわからない地下で、何時岩盤が割れるのかを予測するのは非常に難しい。だから確率的なことを言うしかないというのが、現状だ」ということを赤裸々に昨日語っておりました。そうなってくると私たちは、やはり、御教えにもう一回戻して、人間が本来やるべきことをキチンとやって準備を怠らないということと、それから様々な災害があっても、魂が浄まっていかなければ、救われるものも救われないので、この大震災をおおきな教訓として、自分達が本来目指すところをしっかり目指しておかないといけない、と。そういうことを、この、今日のこの日にしっかり肚に落としておいていただきたいと思います。

それから、祭典前にお願いしましたように、犠牲になられた方々の霊界での救いを今後も一層お祈りさせていただくとともに、被災地の復興が一日も早く進むことを、それに寄与できることがあれば一層寄与していただきたいと思います。

ただ、テレビとかのマスコミから流れてくる問題、情報というのは、様々な見方がある中の、一つしか流れてこない部分がありますので、例えば、スピーディーの情報がきた、こないとか、そんなことについては、誰に問題があるかというようなことがあまり問われないで、大まかに政府の対応のまずさがクローズアップされています。しかし、この戦後、日本をこのように形成してきたのは誰かということを考えてみると、民主党だけを批判することはできない。しかし、我々がこのように豊かな生活をしているということは、官僚主導の、今までは護送船団方式といわれているような経済体制できたお蔭で、みんな豊かになってきたわけでありますけれども、これが豊かになったあともそのままの経済体制で進んできている日本が、今一番考え直さないといけない時期にきておりますので、この大震災というのは、日本人自身がみんな考え直さないといけないときを迎えたのだということを、お互いに認識させいただいて、そして、今日一日を過ごしていただきたいと思います。

そうしたことを最初にお願いをさせていただいて、今日、この御神前が、御神床のなかに、御神体と御尊影がこうして御奉斎できるというように形を整えて、そして、大きい大黒様も御鎮まりになっていただきましたので、この支部を通して、より一層参拝される方々に御光をいただいて、大きな御恵みをいただけるものと、そのような気持ちで、今日はご参拝させていただきました。

これからまた、今月のメシヤ講座にも書かせていただきましたように、メシヤ様が進められようとした本来の御神業を、この支部を中心に推進させていただきたいと思いますので、最初にそのことをお願いさせていただいて、いつものように御教え拝読に入らせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

『根本的療法』 ではない医学

楳木代表

今月は、冒頭の6行目に、『根本的療法ではない』と書かれています。

例えば、皆さん方は、今日かなり咳が出ていますけれども、仮に咳止めの薬が出たとき、咳止めの主成分はご存知ですか?

以前、メシヤ講座で話したことがあるけれど、覚えていませんか?咳止めでどうして咳が止まるか?

咳は中枢器官が起こすわけではないからね。

咳止めの主成分は糊です。糊。要するに痰が気管にでてくるので、そこがイガイガするので、咳が出てくるわけです。咳が出ると、やがて痰が出るでしょう。痰を出すと、しばらく咳がとまるけれども、またしばらくするとイガイガしてきて咳が出てきて、痰が出ます。それがこういう図があった場合(資料を見せてくださる)、これが肺胞で、肺がここにあって、これが拡大して酸素を取り入れて、二酸化炭素を出すというしくみが図式にでているのですけれどもね、ここの気管のところに小さい痰が出てくると、イガイガしてくるために、咳が出るのです。だから糊というのはこの痰を気管に貼り付けるのです。だから非常に恐ろしいのです。折角悪い痰を出そうとしているのに、咳がつらいからといって、咳止めを服んだり、吸引したりすると、べたっと貼り付けてしまって、結果的には咳が出なくなるけれども、実は悪いものが出せないということになります。

それともう一つは気管の活動を少し弱まらせる、麻痺させるような成分も入っています。そういうことで、咳止めということに効果がありますので、あとでこの資料を見てください。だから簡単に薬に手をだすということは、非常に恐ろしいことですね。

そういうことをこの『根本的療法ではない』ということで御指摘されているのです。 咳が出るということは、この悪い痰を外に出そうとするために、折角咳が起きているのに、咳止めを服んでしまうとそれが出せなくて、この気管を中心に、悪いものがずっと残留し続けるということですね。

それからさっき○○さんからちょっと話がでた喘息の話も、喘息はおおむね産まれてくるときに、早く息をし過ぎるために、お母さんの悪露(おろ)を吸い込んでしまうのですね。息をしてしまうから。普通、子供は息をしないで、出てきます。出てくるために?(出てきて息をするために)、昔はよく背中を叩いてオギャーと泣くと息をするようになります。それまでは、肺はぺちゃんこで産まれてくるのです。膨らんでいないのです。よく翅のある昆虫が孵化したときに、翅の色はどんな色ですか?しわくちゃの、白っぽい形で翅もって出てくるでしょ。孵化したとき。そして時間が経つと、色が入ってきて飛べるようになります。それと一緒です。肺もぺシャンとした形で産まれてきて、泣いた瞬間にふわっとふくらみますね。これが産道を通るときに、気の早い子とかが早く息をしてしまうので、悪露を吸い込んでしまいます。吸い込んだときに胃に入ればいいのですが、吸い込んでしまうので肺に入っていきます。いわゆる誤嚥が起きるわけです。よくお歳をとってくると誤嚥で随分つらい思いになりますけれども、赤ちゃんもそういうことが起きます。肺の中に悪露が入ってくるのだけれどもこれが肺の中に存在すると困るので、この横隔膜に押し出します。この横隔膜に悪露が溜まってしまうのです。これが小児喘息の主な原因です。

それが成長してくると、ここに悪露が溜まっていると、健康上思わしくないので、喘息を起こして、肺が横隔膜及び肋膜から悪露を吸い込んで、咳として出します。だから、つらいつらい咳をずっとしないと出していけないのです。ですから、この喘息というものは、実は生命を守るために、非常に大事な病気なわけです。しかし、医者にかかると、その喘息を抑えようということで、横隔膜から肋膜にかけてのところから肺に入ってこないように、ここを麻痺させる薬を服みますので、体力がつけばつくほど出そうとするので、それを抑える薬はだんだん強くなってくるのです。歳とともに強い薬を処方しないとよくないので、喘息の薬は非常に強くなっていきます。

このように医学は『根本的療法』でないために、次から次へと新しい病気を人間に与えてしまうようなことが起きてくるので、この『根本的療法ではない』というところをよく我々はお互いに肝に銘じて、できるだけ皆さん方に教えていっていただきたいと思います。

 

『放置しておけば、全治する』

楳木代表

それから今のところから読んでいきますと、『放置しておけば腫れるだけ腫れて自然に穴が穿(あ)き、多量の血膿が痰となって出て全治するのである。』とあります。

メシヤ様の御考えはそういう浄化作用なので放置しておけば治るのだということです。しかし、そこに医療的な処置をしてしまうので、治らなくなってしまうのだということです、この『放置しておけば、全治する』というところもチェックしておいてください。

 

肺がんについて

楳木代表

それからさらに4行下りていくと『肺臓癌は肉食多量が原因で肉中に含む一種の毒素によって血液が濁り、それが肺臓内に溜り、一旦硬度の腫物となるが、浄化作用によって漸次喀痰(かくたん)となって出る』というようなことを書いて『然(しか)しこの病症は性質が執拗で長くかかるのは勿論である。原因は菜食不足の為であるから、菜食を多く摂るだけで全治するのである。』と書いてあります。

で、この昭和27年はみなさんがほとんど肉食をされていませんね。昭和27年くらいにはあまり肉を食べなかったでしょう。あまり肉はありませんでした。その代わりこの時期になると、そろそろたけのこができてくるので、たけのこばかり食べさせられるというような生活をしていました。昔はその時期になると同じものばかり食べさせられたのですが、それだけに元気だったのです。みんなね。今は食事を楽しんでいるのですが、体力はどんどんなくなってきています。昭和27年は菜食だったために肉を食べるとその反動でこういうことが起きるということです。

それでは現代ではどうか、というとタバコの問題が一番多いです。では、たばこを吸うとどうして癌になるかというと、何回も話していますが、たばこの何が悪いかというのは覚えていますよね。この前玖珠でも話していますが、覚えていますかね?タバコの恐さ。もう忘れた?

タバコは1回火をつけると、置いていても燃え続けます。これは煙硝剤が入っています。だからいつも化学反応でずっと燃え続けているので、火をつけると2000種類の化学物質が空気中に撒き散らされるのです。

2000種類ですよ。何と。化学物質が。これが癌をつくっていくわけですので、だからタバコを吸う人は外で吸ってもらうか、換気扇のそばで吸ってもらうか、この2ヶ所しか吸うところはありません。家の中で吸ったら、周りの人が肺がんになっていくので、タバコを吸う人は、外か換気扇のそばということです。

どうしても家の中で吸いたい人は煙硝剤の入っていないタバコを吸えばいいのです。で、煙硝剤の入っていないタバコは、おおよそ日本ではあまり売っていないので、取り寄せなければいけません。普通の紙にきざみのタバコをくるくると巻いてそれで吸うか、葉巻かパイプで吸うと、比較的化学物質でません。比較的というのは、タバコの生産をするときに農薬と化学肥料をたっぷりやりますので、この栽培のときから、無農薬無肥料で作っているタバコというのは、昔は日本でもずいぶんあったのですが、最近私もタバコを吸いませんのでどんな種類があるのかわかりませんが、まあそういうものであれば、かろうじて吸ってもみんなに迷惑をかけないだろうということですね。もともとタバコというのは人類の頭脳の明晰さを推進するためにタバコはできたのだと、神様は作ったのだということですので、タバコの場合、頭がよくなるためにはタバコは吹かしたほうが良いのだけども、最近では化学物質を発散させるので、禁煙の方向へ進んでいったほうが良いと、そのように考えておかないといけないと思います。

 

【御教え『栄養食について』岡田楳木代表療病術講義録 上巻(四)より】

(略)

飲酒

之も飲まぬ方が良いのであります。酒は百薬の長などと言いますが、場合によっては五勺か一合位はいいが、大酒は悪いに決っております。之は事実ですから、説明の必要はないと思います。又煙草は吹かすのは可いが喫(の)み込むのはわるい。吹かすのは鼻から香(かおり)を吸って脳を刺戟するから頭をよくする。考え事をする時など実に効果があります。

世間頭の良い人で煙草を吹かす人が多いのは事実でありますから、頭の良くなりたい人は、煙草を吹かすと宜(よろ)しいのであります。

運動は、如何なる病気でも、苦痛でない限りするほど良いのであります。空気は、無論、浄い空気を吸った方がよいのですが、今日の世間でいう程、重大な影響はないのであります。埃(ほこり)を吸っても害は僅かで、何より肝腎なのは霊気であります。

睡眠に就ては、近来結核などは充分に睡眠を採らなくてはならないとされてありますが、吾々が実際研究してみますと、睡眠不足は頭脳には確かに影響があるが、結核には影響がないようであります。然し、精神病者には大関係があります。精神病の最初は睡眠不可能からであり、精神病治癒の初めは睡眠可能からであるにみても明かであります。

然し、睡眠は習慣で或程度どうにもなる。私は曩(さき)に八時間位眠らなければどうにもならなかったのですが、近年それが不可能になった為、今は五時間位の睡眠であります。処がそれが慣れるにつれて何ともないので、睡眠不足などというものは一時はあるが、世人が思う程の苦痛は無く、又それ程害がない事が判ります。彼の米国の大発明家故エジソン氏は、研究室に入ると、一週間位寝ずに打通(ぶっとう)したそうであります。処がエジソンの助手は、自分達にはとても真似が出来ないと思っていると、誰でも出来るとエジソンが言うのでやってみた所、最初は苦痛であったが、段々慣れるに従って出来るようになったという話があります。

又よく疲労をやかましく言いますが、之も吾々の説は異うのであります。

吾々の方では、運動に因(よ)る疲労は非常にいい。讐えていえば草など陽にあたると一時はだれるが、一晩越すととても威勢が良くなる。それは疲労したように見えるのは疲労ではなくて、一晩寝ると元気が恢復する―― それと同じであります。ですからどしどし疲労した方が健康が増すのであります。又、樹木にしても大きな風が吹いて木を揺ぶるので、根が張るのであります。

 

楳木代表

それから今、タバコだけではありません。

先ほど、この御神床も上の方にねじ釘を入れようと思ったら、ここ何と13年目だね、13年経つともう木が乾燥しきっているので、硬くて入らないのです。この御神体をおかけするときの13年前はスッと入ったのですよね。だけどもう乾燥しているので、冬はとりわけ乾燥しているので、カッチカチにしまっています。梅雨時だと少しふくらむので柔らかくなっていると思いますが。

来る途中にいろいろと家のことで専門家と話す機会があったけれど、木造の場合は「10年経つと本物の家になる」と言っていた理由がね、今日の釘をこう差し込むだけでよくわかったような気がしますね。それからここはクロスを貼っているので、そのクロスも10年経つと大体もう化学物質を発散しないようになってきますのでね。その代わり発散しないけど少しめくれてきます。これはもう化学物質が無くなってきたので。だから神床の真ん中の所が少しこうなって(クロスの継ぎ目がわかるようになって)くるのは仕方のないことで、まあいいことです。健康のためにはね。

(壁を指差して)これはクロスかね?これはまあ一枚でペタッと貼っているからそういうのがあまり目立たないけど、御神床の場合は二枚貼っているので、この辺り(クロスの継ぎ目)がね、しっかり見えるようになっている。これはもう化学物質の化学分が飛んで(抜けて)きたので、少しめくれているために、縦線がよくわかるようになってくるわけだからね。

まあ、こういう風になったら化学物質がほぼ無いということなので、いいことですよね。見た目には悪いけど、気になるけれども、住む上においては非常によくなってきたということですね。だからそういうのを見計らいながら、換気をしながら生活をするということが大事です。

いま○○さんのところが家を造っているんですけれど、そこはもう塗り壁です。最近の塗り壁は左官屋さんがやらないよね。何と塗装屋さんがやっている。というのは、今の材質が昔みたいなものよりも簡単に塗れるようになったから。しかも、無添加のものでやっている。塗る時にツルンツルンに塗らないで、少し模様を付けながら、コテの跡を出しながら塗ると飽きない壁になるのでね、そういうことをやっています。それからクロスも一部分貼らないといけないところがあるけれど、そのクロスはドイツから取り寄せると言ってました。無添加のものです。

ドイツはビールについてもお話ししたように、約400年前から、ビールはこのようにして造るという純粋令を作ったぐらいですから、ドイツ人はこういうことについては非常に長い間真剣に研究しておるので、研究した結果を技術に応用して、安全なものを作り出しているので、そうしたものを中心にして、いま○○さんの場合は造っていて、昨日も見せてもらったけど、なかなかいい感じでやっております。

だからそういうものを建築屋さん方にも充分注文を入れながら、これから新築する人は造っていったほうがいいと思うのです。で、そういうことにあんまり興味が無い建築屋には頼まないこと。人間の体のことを考えない、そういう家なんか造る建築屋に頼んではしょうがないのでね。

これからはまず木造を中心にしながら、木があれば十分いろんなものを吸ってくれますので、安全に過ごすことができるので、そういうことを課題にしていけばいいのではないかなと思います。

それから前後にもありましたように、病気になった時は野菜中心の食事をしていくということは非常に大事になってくると思います。

 

浄霊法は薬毒を除る方法である

楳木代表

それでは2ページ目にいきますと、最後のところ、下から3行目です。いろんな説明をした後に『斯(こ)ういう患者を私はよく治療したが、その目的は薬毒を除るだけである。』とあります。治療の目的は『薬毒を除るだけである』と。『何よりも薬毒が減るに従って、漸次(ぜんじ)恢復するに見て明かである。但し此(この)薬物を除る方法こそ私の発見した浄霊法である。』ということですから、この浄霊法は薬毒を除る方法なのだと、そのことをしっかり認識していいただきたいと思います。

そういうこと拝読する中で確認をさせていただいて、いつものように質疑応答に移りたいと思います。

 

善言讃詞と奇蹟

楳木代表

さっき○○さんが見せてくれた写真、13年前のお祭りの写真、懐かしく、あの情景すっかり忘れていましたが、やはり善言讃詞というのはメシヤ様が特別にお作りになった祝詞なので、その善言讃詞を唱える時には、ああいう雪が降りしきる時にはその辺りだけポッカリ降らなかったりとかいうことがよく起きます。

これはメシヤ様がお作りになった祝詞だからこそ、そういう奇蹟が出るわけですね。それを後ろでちょうど○○さんとか、ご家族や親戚の方々みんなで、私が特別に言うんじゃなくて、みんなが見てくださっていたので余計に、私も聞かしてもらうとありがたいなぁと思ったのです。

 

歯の治療と三叉神経

楳木代表

あと、三叉神経の悪い人は浄霊すると何か変化がある?

参加者

あんまりないです。

楳木代表

痛いとかもない?

参加者

何かやり方が悪いんでしょうか?

楳木代表

やり方が悪いというより、何年ぐらい患っているのかね?

参加者

もう5、6年ぐらいになると思います。

楳木代表

その最初のなり始めたきっかけみたいなものは?

参加者

歯医者に行って治療したら、それから痛くなったみたいです。

楳木代表

はぁ~、歯医者ね。

参加者

それでまたその歯医者さんに行ったけど、歯じゃないと言われたそうです。それで他の病院へ行ってレントゲン撮って調べてもらっても歯じゃないと。いまは行くところがなくて針治療をしているそうです。

楳木代表

わかりました。歯医者は、責任を取らないので、原因は歯じゃないって言うけれど、歯の治療をした時に神経を触っています。必ず。それとあと、その時に薬剤をどれだけ入れたかね。その時に神経を殺すような薬を奥に詰めなかったかどうかだね。よく神経を殺すときに詰めるでしょ、薬を。あれを上の歯にした場合、三叉神経に非常に近い所に薬があたるので、それでそういうことが起きていると思うので、そういう場合は耳の上だけではなくて治療したこの辺りもよく浄霊してやってね。で、ここを浄霊すると同時にここが溶けた場合に下へおりんといけないので、この首と肩を先に浄霊をしておいて、ここを浄霊すると。

参加者

まずここをやって、こうきてから首をやるってことですか?

楳木代表

まず普通に前と後ろをしてあげてから、次は痛い方の横を向いてもらって、そこを順番にすると。首、肩とね。

参加者

ここら辺からやるとすごく感じるのですけど…。

楳木代表

誰が感じるの?

参加者

私が。

楳木代表

あ~、そう。

参加者

何となく、こっちの角度とか。

まあ、その感じるところもやりながら、どこをどういうふうにその時に治療したかというのを聴きながら、こういうところも薬毒が溜まっているところと、それが一番感じるところに薬毒が行ってしまった可能性があるのでね。そこをよく浄霊してあげてください。

参加者

痛み止めを飲んでいるみたいで、それは止めた方がいいって色々と説明したんですけど、やっぱり止められないみたいです。

楳木代表

まあ、痛み止めが余計に悪くするのでね。だから何とか止めてもらえるように話をしながら浄霊して、どうしても止められなければ、浄霊しても仕方がないところがあるけどね。何とか誠心誠意、話をして、そういうのを止めながら浄霊をいただくように取り組んであげてください。それと、長い間そういう薬を飲んできているので、当然、肝臓と腎臓が非常に弱っているので、肝臓と腎臓も合わせて浄霊してあげて下さい。

この前あるところで、酒を飲みすぎで肝臓がもうカチンカチンになっている人がいて、その人の肝臓も、「肝臓はここだよ」と言って指先でちょっと触ってやったら、飛び上がるように痛がってね。それまで全然肝臓が悪いと思っていなくて、それで認識して、奥さんからいま一生懸命浄霊をいただいている人がいるけどね。薬だけではなくて、酒も、よからぬ酒をいっぱい飲んでいると肝臓を痛めているのでね。だから良い酒だったら少量飲んでもいいですけど、変な酒をいっぱい飲んでいると体をどんどん壊していくのでね。

それでは、御教え以外で解説のところでも何か確認したいこととかあれば言ってください。

 

御神意に適っていないとは

参加者

枚方支部のメシヤ講座のホームページで、信仰者が三日以上寝ているのには御神意に適ってない部分があるっていうのを拝見しました。

いま私は浄化を頂いていて、寝込んでいるではわけないんですが、今まで通りの日常生活ができません。一応午前中は仕事に通っているのですが、帰ってくると母や子供たちに助けてもらわないと家事ができない状態が続いています。そういう状態が続くっていうのは何かどこか私に御神意に適ってない部分があるのではないかと反省しながらいろいろ考えてみたんですけどいかがでしょうか。

楳木代表

で、考えてみてどうだった?

参加者

主人に対して気になるところがあって、声をかけるとその言ったことに対しての反応がすごく気になってしまって、何を言っても敵意に満ちた反応がかえってきているように思います。

いまは体調を崩しているので何もできないし、病院にもかからないで御浄霊だけで治させてもらおうと思ってやっていて、それも知っているが故に、「病院に行かないから治す気がない」とか「何もやらないくせに」とか、何かちょっと言うと、そういう言葉が返ってくるのがすごく気になっています。ですから主人に対して、いまこうやって生活をさせてもらっていることに感謝をしなくてはいけないのに、それができないというのがもしかして原因なのかな、というのが昨日一日考えて出た結果でした。

楳木代表

まあ、割と近いところまで答えは出ているけど、浄化の受け止め方が間違っている。病院に行かないで治すということが。病院に行かないで治すというのがもう全く間違っているわけ。想念的にね。さっきの三日以上寝込むと御神意に適ってないという、この受け取り方もそれが間違っているから、その受け取り方も間違った受け取り方になっている。

メシヤ様のおっしゃっているのは、こうやって悪いものを出させていただけるという浄化をいただけるので、いただいても仕事だけはやれるからありがたいという、こういうふうに受け止めないといけない。

参加者

あぁ~、逆なんですね、私。

楳木代表

マイナス、マイナスに受け止めているから、そういう考え方になっているから。これだけ出させていただいているのに仕事だけは行けるからありがたい、そして家族がこれだけ協力してくれる、子供たちも母親も家の事をやってくれる、こんなありがたい家族に囲まれて私は幸せ者だとい

う思いにならないといけない。そうしないと浄化をいただくという御教えには当てはまっていかない。

で、これだけ続くということはね大変ありがたいことなので、どれだけすごい毒素を出してもらっているか。親が詰め込んだ毒素がいっぱいあるわけ。親から受け継いで、しかもこのお道に御縁があるまで徹底的に薬を詰め込まれたね、そういうものをいま全部出させていただいているわけだから、もう“こんなありがたいことはない”という気持ちで、感謝を、胸いっぱいに膨らませておかないといけない。そういう気持ちになって。そしたら全部解決するから。

参加者

わかりました。ありがとうございました。

楳木代表

だから、早く止めたいとかじゃなくて。

参加者

そっちが強くなってしまうわけではないのですが、咳として症状が出てしまうので、仕事場に行っても誰に何も言われるわけじゃないのですが、“こんなに咳が出ているとみんな嫌がっているんだろうな”とか、勝手に自分の中で閉じ込めてしまっているので、“何とかこの咳の症状が早く治まらないかな”とか、そういうふうに思っているからいけないのですよね。

楳木代表

そうそう。

参加者

寝ながら色々考えるのですが、子供たちは比較的早くから御縁をいただいているので、持っている毒素も量が違うと思います。私の場合は考えてみると、貧血だったからって胃薬飲みながら鉄剤入れたり、頭が痛いからってすぐ頭痛薬を服んだり、特に中学校の頃は学校に行きたくなかったのもあって。行かなきゃと思うと頭が痛くなってすぐ頭痛薬を服んでいたので、その薬がここにいっぱい固まっています。今回、浄化いただいたときに、おでこの辺りがボコボコ、ボコボコしてくるような状態だったので、これで溶かしていただいてありがたいなっていうのはわかってはいたんですけど、やっぱり元に戻ってしまっていました。

楳木代表

だから、ありがたいっていう気持ちをもっと胸いっぱい膨らませて、いかないといけない。で、マスクのここにワイヤーが入っているでしょ。ワイヤーに沿ってこう押さえとかんと。同じマスクをするにも、その仕方をキチンとしておかないと、みんなにマスクしていますよというアピールにならないから。ここでは押さなくてもいいの、ここではね。

職場とかに行った時。職場とかに行った時は、この人は丁寧にマスクをこうやってね、菌が出ないようにキチンとしているというのをみんなに見せておけばいいわけ。

本当はしなくてもいいのだけど、一応職場ではしといた方がね、みんなには気分がいいだろうからということで、そうやってやっとけばいいわけ。

参加者

わかりました。

楳木代表

もう素晴らしい、これだけ長引いている。長引いているほど、御神意に適っているわけ。出させていただけるわけだから。そして、子供達はお母さんに感謝していくような言葉を必ず、その時だけマスクを上げて「ありがとう」って、していっていただきたいと思います。

 

【御教え『御教え集』三〇号(昭和二九年二月一五日)より】

一月二七日

(略)

いま読んだようで、霊界は層になってますから、そのとおりが写るので、つまり層というのが人間の魂の居所なのです。ところがこの魂というやつが人間全体を支配しているのですから、魂の居所ということが資格です。だから魂の資格さえ上になっていれば、ぜんぜん苦しみはないわけです。しかしそうかと言って、人間いままでにいろいろな罪穢れや薬毒やいろいろなもので汚しているから、その掃除をされなければならないのです。そこで、信仰に入ると魂だけは先に上のほうに行ってしまいます。そうすると魂だけが光を持つと、肉体にある汚れがどうしても魂と相応しないから、魂の地位だけにきれいにならなければならない。浄まらなければならない。それが浄化作用です。だから信仰に入ってからの浄化作用と、未信者のときの浄化作用とは意味が違うわけです。その区別を知っておかなければならないのです。未信者のときの浄化作用というのは、その人の健康を維持するために自然に浄化作用が起こるのです。その浄化作用が起こらなければ、その人は死ななければならないのです。だから人間できるだけ生きて働けるように自然浄化が起こるのです。自然浄化とは悩み苦しみによって掃除されるわけです。そこで、よく修行などをして、断食をしたり、山に籠もったり、いろいろな難行苦行をするということは、その掃除をするために自分から苦しみをするわけです。ふつうの人は他動的に苦しみがぶつかってくるのですが、難行苦行というやつは自分から進んで難行苦行の世界にぶつかってゆくわけで、自動的です。その点が違うわけです。ところが苦しみによって浄められることを知らないからして、苦しみを逃れるために、またいろんな嘘のことをやるのです。ごまかしとか、金が足りなくて苦しめば人を瞞(だま)して金を得るとかして、次の罪を作るから、苦しみを取りながら次の苦しみを作っている。結局二進(にっち)も三進(さっち)もゆかなくなって地獄のドン底に落ちるというので、これは世間にたくさんあります。ですから病気もやっぱりそうです。病気を免れるために薬で一時的に固めようとして、第二、第三の病気を作るというのと、いま言ったこととは同じ理屈です。そういうことがいままで分からなかったのは、勿論信仰のないためですが、いままでの信仰では徹底して説いてなかったです。他の抽象的に苦しみは罪のためだというように単純に考えていたのです。それで、いま霊層界のことを書いたのは、つまり徹底して書いたわけです。ですから罪というものや、そういうことの関係がはっきり分かっていなかったのです。よくお蔭話にありますが「自分のような罪穢れの多い者には資格がない」とか、「それにもかかわらずこういうお蔭をいただいた」ということがありますが、なるほど自分の思いのある罪穢れもあるに違いないですが、思いのない罪穢れもあるのですから、漫然と罪穢れと言っているのです。ですから罪穢れと人間の幸不幸がいままでははっきり説かれてなかったのです。私はいつもお蔭話を見るときに、罪穢れ罪穢れとよくありますが、一番はっきりしているのは薬を使ったことです。しかし薬を使うということが、実は自分で悪事をしようと思ったのではないので、かえって早く丈夫になって働こうと思ったために薬を使ったので、要するに薬というものは病気を良くするものだということに瞞(だま)されていた被害者です。これは詐欺どころではないので、一番大きな欺瞞です。そういうふに考えてくると、薬を服むという、一つの瞞(だま)しを受けていたわけです。そしてまた、お医者でもなんでも悪意ではないので、結局において人を助けようという考えには違いないから、善意の罪、善意の一つの詐欺です。妙な話ですが、そういうのがピッタリしているわけです。というのは、世の中の組織がそうなっているのです。それは夜の世界であったために、はっきりものが分からなかったからです。ほとんどがそういう間違ったことが行なわれていたのです。それが長い間そうなっていて、それを発見する人がなかったというためであったので、これは人間の一つの運命です。それを発見ができないで苦しみながら、そういうものとして続けてきたのです。それがいよいよ神様は私を使って発見したということは、教えたわけです。これはみんなよく知っているでしょうが、そういうようなわけで、運が良くなるということは、どうしても霊的地位が上に行くということなのです。だからして「どうも思うようにゆかない、困ることが多い」ということは、結局自分の霊界の地位が低いからです。たとえてみれば「自分は信仰に入ってありがたい、よく分かるが、どうも親父の奴は分からない」また「娘も伜(せがれ)もこれに反対してしようがない、どうしたらよいだろう」というように考えている人はずいぶんあります。それは自分の霊層界の地位が低いからです。もし自分が高ければ、自分の家族の者は霊線が繋がってますから、自分の霊が向上すれば、その繋がっている枝でも幹でも、自分の地位のほうに引っ張り上げられるわけです。私がいつも言う「分からなかったらウッチャラかしておけ、急(あせ)って早く信仰に入れようという考えはいけない」ということはそういうことです。ですからそういうことはぜんぜん考えないで神様にお任せして、自分だけが一人でも多くの人を助けて、神様のお役に立つというようにすれば、自分の霊が上がって行きますから、そうすると他の者も自然につり上げられるから、黙っていても分かるというわけです。結局において、根本の根本というものは自分の魂の居所にあるのです。ただし魂だけが上に行っても、自分の霊やあるいは肉体が伴わないということは、そこにまだ汚れがあるからで、それの浄化が起こるわけです。しかしそういう場合には浄化が早くすむわけです。そういうことが分かると、別に迷うことや苦しむことはないわけです。しかしそこまで覚れるということが、なかなかたいへんなのです。この覚りは本当の真理です。いままでいろいろな宗教などで説いたことよりずっと上ですから、その点などがよく分かると、いろいろな、宗教、思想、哲学というものまで分かります。この話はそのくらいにしておきます。

(略)

 

楳木代表

それじゃあ、暖かくなりましたけども今年の気候はですね、暖かかったなと思うとまた冷え込んだりするので体調を十分管理しながら、そして三月はお彼岸になりますのでお彼岸の慰霊祭を、各ご家庭で取り組んでいただきたいと思います。そういうことをお願いして終わらせいただきます。ありがとうございました。

参加者一同

ありがとうございました。

 

[メシヤ講座no.134 浜松支部 2012(平成24年)3月]