『信仰即生活』レポ-ト(Ⅱ)色々な有害物質

日田市 佐藤将宏

 

前回(御蔭話「安全神話の崩壊」)、合成界面活性剤の危険さについて述べました。今回は、どのような有害物質があり、どのように危険なのかを報告したいと思います。

 

日用品と経皮毒性(2

現在ではほとんどの日用品に有害物質が使われている場合が多いと言われています。シャンプ-やリンス、歯磨き剤、家庭用洗剤、化粧品、ハンドクリ-ム、マウスウォッシュ、整髪剤等、果ては赤ちゃん用のお尻拭きにまで使われています。それらに使用されている有害物質を挙げてみます。身の回りの物を点検してみてください。

プロピレングリコ-ル(PG) 皮膚や粘膜を刺激してただれや発疹を起こす。心臓や肝臓などの臓器や脳の障害を起こすので、誤って飲み込まないよう注意が必要。化粧品やシャンプ-、リンス、歯磨き剤等に保湿剤として使用しているが、肌や髪の保湿というよりも製品の保湿、保存のために使用している意味合いが濃い。

ラウリル硫酸ナトリウム(SLS) 脂肪を除くので皮膚が乾燥し、肌が荒れる。目に悪影響を及ぼし傷害を招く可能性がある。アレルギ-を引き起こすことも。皮膚に接すると心臓、肝臓、肺、脳に達し残留するとも。歯磨き剤、洗剤、洗顔クリ-ム等に発泡剤、洗浄剤として使用している。

エデト塩酸(EDTA) 皮膚、粘膜、目を刺激する。喘息、皮膚発疹等のアレルギ-を引き起こす可能性がある。経口摂取されるとカルシウム欠乏症の原因となり、血圧降下、腎臓障害の原因ともなることがある。基礎化粧品、ボディソ-プ等に保存剤、変質防止剤として使用している。

タ-ル色素(色と数字の名前がついている) 多くのものに発ガン性があると言われている。アゾ色素系には皮膚吸収されアレルギ-反応を起こし、黒皮症の原因とされるものもある。変異原性、発ガン性を示すものもある。キサンチン色素系には光毒性があり、皮膚への刺激、発赤等の強い症状を起こす。各化粧品に着色剤として使用している。

直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS) アレルギ-を起こすことがある。皮脂を奪うので、皮膚が乾燥し肌が荒れることも。主婦湿疹の原因物質と言われる。また精子や卵子に影響を及ぼし将来設ける子供に奇形が起こる可能性があると危惧されている。受精卵を死亡させるという報告もある。シャンプ-や石鹸等に陰イオン系界面活性剤として使用している。

ここでは比較的頻繁に使用されている有害物質を掲げましたが、これはほんの一部です。この他にも数多く使用されています。一般に有害物質の摂取は口から(経口毒性)と思われがちですが、ガンやアレルギ-等を誘発する原因の25%はシャンプ-やリンス、歯磨き剤、化粧品等で、皮膚からの摂取(経皮毒性)が指摘されています。

口から入るにしろ、皮膚から入るにしろ、人体に悪いものは地球環境にとっても良いものではありません。私達が「健康」や「安全」を意識することは、そのまま『地球の「健康」や「安全」を考える』ことだと思います。

私自身、気付きが浅く偉そうな事は言えませんが、今では物を買う時、表示成分や産地を確認したりと少しずつですが意識は高まってきました。以前の私だったら考えられないことです。改めて考えると、楳木先生が日々言われていた事が無意識の内に下地として出来上がっていたのだと思います。今では、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

[御蔭話(御神業の資料)メシヤ講座no.34 2003(平成15)年11月]

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