メシヤ講座no.191鎌倉(平成29年1月)

<今月の御教え>

「『救ひ主と贖罪主』文明の創造」(昭和二十七年)

本文は『天国の福音書続篇(一)神観 主神様とメシヤ様』51ページに記載されています。

 

【メシヤ講座 鎌倉支部】

 

各支部長代理の報告

支部長代理

皆様、新年祭おめでとうございます。

今回の御教えを拝読させていただきまして思わせていただいた事は、先々月の勉強をさせていただいた『最後の審判』の御教えにも書かれてありますが、医学に対しての審判を開始されたとの事ですが、世界救世(メシヤ)教が誕生する根本的な理由がここにあると思います。悪が必要であったこと知らされずに文化が発展してきて、悪とは現代医学の事だ、と。

メシヤ様がお出ましになられてメシヤ様の腹中には光の玉があったわけですが、昭和25年に「ミクラタナの神様」がお降りになられてお腹の光の中に入られてだんだん育ってメシヤ様になられたのです。そして私達はメシヤ様の神力をご浄霊で行使させていただく事が許されております。

地上に天国を造るという事ですが、それは私達一人一人が担って行く事ですので、改めて自覚させていただき日々自分自身が天国天人になって行くような生活を目指すことが大事だと改めて思わせていただきました。また、今後いろいろな方々がメシヤ様と繋がらせていただくと思いますが、浄化をいただいた時に食事も大切ですが、薬を使わずにご浄霊で乗り越えていけるようなお世話が大事だと思わせていただきました。

話は変わりますが、賃貸住宅に7年契約で借りていたのですけれども、去年の12月半ばで契約が切れる時だったので、家を探すにしても、また借りるにしても、やはりなかなか大変だな、というのがありました。物件があまりいいところがないのですね。それで、春くらいからいくつかの候補の物件をあたったりしても、全然ダメで・・・、自営業なので融資も通らなくて、どうしたものかなというのがずっとあったのですけれども、秋になって鎌倉山の物件が候補として出てきて・・・、元はと言えば、そこの持ち主から大雨が降った時に、「雨漏りを見て欲しい。」という依頼があって・・・、その時に、その家が「前に売りに出してましたね・・・。」という話から、売ろうとしたのですが今までいいところまで話が進んでも、なかなか買い手がつかないということで、「もしよろしければ、買いませんか?」と言われたんです。“ひょんなことから対象の物件が出るのだなあ。”と、もうそれが10月の半ばだったのですよ。後2ヶ月しかない状態で、“もうどうなるかな・・・。”と本当にダメかなと思うくらい、この家の大家さんは12月で退去して欲しいとの話でしたし、物件は中々見つからないし、もうそこを申し込むしかないと思い、銀行に申し込んだのですけれども、普通だったら絶対に無理だったと思いますが、今回は融資が通ったのです。奇蹟としか言いようがなくて、本当に御守護なんですよね。

自分のできる最大の努力をさせていただいたのですけれども、後一歩のところでダメだったところを、最後は、神頼みで、「大黒様、お願いします。ローンを通してください。」とお願いしたんです。最初銀行から連絡があった時は、3千で申し込んで足りなくて、「それじゃ買えないじゃないですか?リフォームも必要な物件なのに、もう一回審査をしなおしてください。過去3期分に加えて、今年の分も入れて検討してください。」と言ったら、なぜか見てくれたのですね。それで2日後に、リフォームの分も少しですけれども、含めて保証協会の審査「満額OKです。」と連絡がありました。最終的に融資が受けられたのですが、いつもそうなのですけれども、すごく御守護の中を歩ませていただいていて、自分ではどうこうしようと思っているのですけれども、なかなか上手くいかないことも多いわけですが、全て用意されているというか、そういう・・・自分に下ろして考えると、いろいろなことがもう既に準備されているんだな、ということをよく感じるんですよね。家具一つとっても、ぴったりとそこに収まるとか・・・。何もかもが御守護の中で歩ませていただいているという事をすごく感じますね。

それで、御教えを拝読させていただいていても、すごく壮大なことが書いてあるので、昔は読んでいても、なんとなく他人事のような感覚があったのですけれど、人間としてのあり方をメシヤ様はお示しくださっておりますので、私たちは、自分に当てはめて考えるのが常々大事なことだ、と代表からも・・・。「自分に下ろして、社会のことも、御教えの中ではどうなのかと考えなさい。」と教えていただいておりまして、それを、メシヤ教に御縁をいただいてから10年間ですけれども、意識させていただきながら生活をさせていただくようになりました。

やはり、とても小さなことなのですけれども、そういう日々の生活の中にメシヤ様が仰っているようなことと重なってくるのですね。主神様が『地上天国を建設する。』とおっしゃっておりますので、それはなさるのだと思うのですけれども、それが何もかも御経綸で準備されて用意されているという中に私たち自身も自分次第でそういうことが許されて進ませていただいているのかなと改めて感じさせていただいております。

引越しとしては、来月末なのですけれども、御神前の工事などいろいろありまして、御遷座祭の方は、日にちはまだ決まっていないのですけれども、今年はより一層たくさんの方がメシヤ様と本当に繋がることが許されるように祈りつつ、励ませていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

 

楳木代表

では、東京国分寺支部の支部長代理からも覚ったことを、ご報告お願いします。

 

東京国分寺支部長代理

全く予期しておりませんでした・・・。

改めまして、新年祭おめでとうございます。

昨年の12月20日に支部の発会のお許しをいただきまして、そのご報告を御降臨祭にさせていただいたわけですけれども、このメシヤ講座の御教えが今まで東方之光で、自分なりに御教えを拝読してきたつもりだったのですけれども、やはり多くの御教えが意図的に隠されてきたといいますか、触れたことのない御教えがございました。

特に前回でしょうか・・・。先月、菅谷さんからもお話にもありましたけれども、まず医学に対しての審判が開始されたということと、前回のところで病気のほとんどが細菌という、黴菌に関する御教えがあって、今回の御教えの中にやはり医学に対してですね、『九分九厘の悪とは現代医学であって』と明確に仰っておられる、たまたま私が仕事の関係で、実はずっとエレクトロニクスの研究開発を父の代からの生業としてきたのですけれども、ここ10年ちょっとの間は、銀を使った抗菌材というのを、細菌をどうやって人間の生活に必要な程度にまで制御して黴菌を殺すという研究をここ最近ずっと50数年やってきておりました。

その中で感じたことは、この御教えにもある通り、黴菌の役割というのを殺す側に立ったとき初めて気づいたのですね。一番大きな事例としましては、皆様ご存知の水俣病があると思うのですけれども、この水俣病というのは、有機水銀で水俣湾が汚染されまして、多くの方が病気になったのですけれども、有機水銀が原因だということは突き止められたのですが、汚染された水俣湾が元の綺麗な状態に戻るまでに、水俣湾に生息していた黴菌のうちの優に50%が、水銀耐性というものを持った、と。この水銀耐性といいますのは、有機水銀という形ですと人間の身体にものすごく有害なのですね。金属の水銀は、例えば水銀をそのまま飲み込んでしまったとしても、90%以上は体外にそのまま排泄されてしまう、と。ところが、有機水銀という形になりますと、この吸収率が逆転しまして、90%以上吸収されてしまうんです。ですから、有機水銀は非常に害がある。だけど、有機物と結びついていない状態の金属水銀はほとんど害がない。ですから、50%が水銀耐性を持ったことによって有機物と水銀と分離して、無害な状態になる。つまりバクテリアが水俣の掃除をやったのですね。それによって我々は救われたわけなのですけれども、黴菌があたかも病原で身体を悪くしているというふうに医学は解釈します。それも全く間違いで、身体の中で一生懸命に掃除をしてくれている。その掃除をしている最中に、ちょうど殺人現場に居合わせ、殺人犯だ、と。そうやって乱暴な操作をやってしまっているのが今の医学であるということをとくに感じさせていただきまして、御教えの意味と、実際自分の仕事とが結びついているな、ということをだんだん感じた次第です。

どうも、父がこの辺(肩)にいるみたいで・・・。それが写ってきているようで冷静にお話ができないのですけれども、すみません。以上で感じたことをご報告させていただきました。

 

支部長代理

楳木代表からご挨拶をいただきます。

 

楳木代表

改めまして、皆さん本年もよろしくお願いいたします。

 

鎌倉支部の鎌倉山移転について

最初に、12月23日の御降臨祭で、この鎌倉支部の移転の話がもう決定していたので、そこで発表しようと思っていたのですが、やはり最初に鎌倉支部の皆様方にご報告をさせていただいてから、全国の皆様に報告するのが筋だろうと思いまして、箱根では報告をせずに15日を迎えました。そして、「神様という御存在は、御自分の居場所は御自分で御決めになる」という大原則がありますので、菅谷さんはいろいろあたって次の支部をどこにするかというように、懸命に考えていたわけなのですが、「御自分の居場所は御自分で御決めになる」という大原則があるので、今回鎌倉山をもう決定されていたわけなのです。

しかし、物質界ではお金というのが付きまとうわけですので、菅谷さんはその点非常に苦労をされたわけなのですけれども、私も今日月次祭が終わって、直会が終わったらその場所を見せていただきながら、どのように御神前を作るのかというようなことも打ち合わせをしてきたいと思っております。それで、皆様方にお金の話をするのは非常に恐縮なのですけれども、皆様方が使う御神前、御神床、そうしたところだけは、志のある方は、ご献金を「鎌倉支部建設献金」として上げていただければ大変有難いと思います。勿論これは全く強制ではなく、皆様方の任意にやって頂ければ結構ですので、今計画の途中になっておりますけれども、個人で使う場所とかはもうすでに台所とか、そうしたところはもう搬入する準備を進めておりますけれども、御神前はできるだけ、ここも2回目の御神前でその後ろにあった床をこちらに作り替えて、よりいいものになりました。さらによりいい形で次回のところは作りたいと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。

 

世界救世(メシヤ)教復興の誓詞と楳木代表のご浄化

最初にお金の話をしたので、大変恐縮するところですけれども、御降臨祭の時にお話をした内容をもう少し説明をさせていただきます。御降臨祭の時に実は関西で教団護持委員会を作り上げた話をしましたが、それは、皆様方が今お持ちの「主神様とメシヤ様」のP.198の1行目にですね、

『主神が何のために宗教を作られたかというと、宗教は彌勒出現迄の世界人類をして、或程度の堕落をなさざらしめんが為の必要的限定的の経綸であって、主神は一方悪の活動を許容され、物質文化を開き、一方其の悪による弊害を甚だしくせざらんが為に諸々の人傑を出し、宗教なるものを弘通せしめ、善悪を巧妙に織られたのである。』

というふうに書かれて、これはですね、昭和10年にメシヤ様が入信教修として、お説きくださった内容であります。この文章をですね、私は教団が浄化に入る前に、幸いなことに読むことができたわけなのです。

それで、メシヤ教が世界救世(きゅうせい)教になって、その後このように次から次へと紛争が起きている、宗教としては非常に醜い紛争が起きている。それを根本的に解決しなければいけない、という、そういう志を29歳の時に持ちまして、それで教団護持委員会を徹底的に広げて教団改革を進めていくということで立ち上がったわけです。そのような経過があって新大阪のホテルで地元の志を持っている人たち150人の人たちに集まっていただいて、「これから教団改革に立ち上がっていただきたい。」ということをお願いしたわけです。

で、お願いした時に、地区本部長や県本部長、そして県本部次長というのが、50代、60代、40代の方もいましたけれども、大幹部の方々のことを私は批判したわけですので、この批判したというのは何かと言うと、世界救世(メシヤ)教が、世界救世(きゅうせい)教になってから、権威というのが形骸化してしまったので、「その形骸化した権威を崩壊させない限り教団改革はできない。」という、そういう強い意思を持ったために、まずお集まりいただいた150人の専従者の形骸化した権威をまず崩壊させる、という、その為に批判をしたわけです。しかし、29歳の若造に部下の前でメッタ切りにされたわけですので、顔を潰されたような状態になったので、その夜は「高知県の田舎から出てきて先生方のことを大上段で批判してしまったので、申し訳ありません。しかし、私も非常に疲れたので、それで先生方が行かれているクラブで慰労してください。」と頼んだら、ご参拝の皆さん方からすると“専従者は大したことないな。”とお思いでしょうけれども、酒好きが多かったので、「じゃあ、飲みに行こう。」ということで飲みに行ったわけです。そして、そこでですね。これくらいの高さのロックグラスで「今日は先生方の顔を潰してしまった。」と。そして「私のような若造が先生方に立ち上がっていただくためには他に術がないので、いくら説明をしようとも御教えを私より知っているであろうし、それから、教団紛争の内情も知っているであろうから、その先生方にいくら説明をしたところで立ち上がっていただくことは不可能でしょうから、私は身体を張って皆さん方を説得したい。」ということで、ボトルを入れていたので、「グラス一杯ずつ、皆さんお一人お一人と返杯をさせていきたいので・・・、それを13人全員ロックグラスを返杯できたら、立ち上がっていただきたい。」という馬鹿な話をしました。先生方は「面白い。やれるものならやってみろと。」ということで、グッと空けては返し、飲んで頂く、また呑んで空けてはというように、全員飲み干したので、「男に二言はございませんね?」「わかった。精一杯若い専従者を支えていくから。」ということになり、今の主之光教団の半数はそこで固まっていったわけであります。そういうことを身体を張ってでもやらないといけないというのは、この御教えをその時に教団が紛争に陥った時に、拝読をしたから、何が何でもやり遂げなければいけないと思ったから、そこまでやったわけであります。

しかし、幹部の先生方が「よし。」と言われ約束をしたら、急に急性アルコール中毒になって、トイレに駆け込んで一晩中もどしました。水を飲んでは戻して、というように、それくらい馬鹿なことをやったわけなのですけれども、その頃は若かったので、そのくらい酒を飲むことができたのですけれども、12月23日に神様に誓詞を捧げるように言われたので、それで誓詞を捧げるとはどういうことか?と・・・。世界救世(メシヤ)教を復興するという誓詞を捧げるということはどういうことかと考え始めましたら、身体中が浄化し始めて、前の方の人にも見せたのですけれども、かつて履いていたズボンをかなり折りたたんではいています。ベルトを外すとストンと落ちるくらいですね、腎臓の後ろにある余剰尿をズッと出すような浄化を頂きまして、今は最終的には、残った余剰尿が胃と腸に入ってそれから下に排泄しています。それで胃と腸がシクシクと痛む日々を続けております。

これは何のためにこういう浄化を与えているかというと、『人間というのは腎臓が柔らかくないと、頭脳に柔軟性がなくなってくる。頭脳に柔軟性を持たせるには、腎臓が非常に柔らかくなって、活性化しておかないと思考が硬くなってしまうので、これから世界救世(メシヤ)教を復興していくためには、そういう頭脳を持っておいていただかなければいけないために、そういう浄化をズッとさせているのだ。』という、そういう御垂示を頂いたので、我慢しながら日々を送っているところですので、かなりホッソリと、初めて来られた初対面の人は身体の大きい人だと思ったでしょうけれど(笑)、かなりホッソリとした感じになっているかな、と思います。

 

平成29年は更に極まっていく年

それで、本年は平成29年ですけれども、昭和29年が霊とすれば、平成は体にあたるので、今学んでいることが極まっていきます。29というのは極まっていく年であります。教団内からすると今は・・・、主神様の分霊を私たちは頂いているのですけれども、この分霊が本来神性の魂なのですけれども、3千年間の罪穢れのために、魂のまわりにベッタリと罪穢れが覆っているために残念ながら神性が薄められています。しかも魂というのは本来光り輝くそういうものなので、現在では、オーラが出てるとか、出てないとかそういう捉え方で物質的な捉え方をしておりますけれども、本来魂が輝いているので、同時に私たちに憑いている動物霊の副守護霊が萎縮しつつ、生きていく上において必要な悪だけを行っていく程度に収めることが出来るのですけれども、魂の輝きがなくなっていくと動物霊がずっと跋扈していくので、よからぬ行為を行っていくということになってしまうのだ、というふうに教えられております。今教団の中では、今報告していただいた立場にあるお二人が今年の3月3日までにそういう神性を蘇らせて、魂が輝くようになっていただきますので、まぁ、お二人はご苦労様ですけれども、そういう状態になっていただいて、それから、来年の3月までには、皆さん方がそういう状態になっていただくように、今後も御教えを拝読しながら、霊性を高めていく、そして、やがて神性を蘇らせるという取り組みをしていただきたいと思います。

そして、どなたにあっても魂が輝いている状態に来年の3月3日までには達していただければ有難いと思います。

 

天津金木の神秘と「結び」の役割について

そして、世の中を見ていくと、今も毎朝テレビをつけると雪の降雪量がどうかということや、トランプ次期大統領が毎日何を言ったかなどいうことが流れております。トランプ次期大統領を、現オバマ大統領と比較すると、日本語で言うと、「私は」という表現と、「我々は」という表現が全く逆の数だけ演説の中では言っている、というくらい謂わば「国益」をずっと主張するような状態になっております。それが今度日本に映されていくと、日本も今一番大きい問題は、天皇陛下の退位の問題が自民党、有識者を中心に話し合いをしております。その退位のことばかりが進んでいるために、天皇陛下のお立場はどういうお立場かということが問われないまま、本来職業で行くと、「祭祀王」という職業なのですけれども、その点についてはほとんど触れられずに、国民の象徴ということばかりに焦点を当てて国民の皆様方にお伝えしております。祭祀王というのは一体何かと言うと、P.205を開けていただくと、こういう「天津金木」というのがでております。この「天津金木」というのはP.204の後ろから4行目

『是があらゆるものゝ根本である。言霊、天文、地文、易、予言等の根本なのであるが、これを教え様とする人が未だないのである。古事記の中の稗田阿礼が、勅命により口述したのである。天津金木は上のような形のものである。稗田阿礼は此の天津金木を背に負っていたのである。古事記は、天津金木の神秘が書いてあるのである。されば何故文章に書かなかったかと云えば文章で書けば命がなかった為である。』

というふうな表現をされて、実は天皇陛下の祭祀王というお立場はここに向かってお祈りするということなのであります。本来の役割は。しかし、連合軍に占領されて、そして、日本人の霊性をさらに閉じ込めていくという、長年日本人はそういう政策のもとに来たために、日本人全体の霊性ももう消されたような状態で今日を迎えております。今度の退位ということを契機にいろいろなことを思い出さなければいけないのですけれども、なかなかそういうところには日本も政治家を始め、学者等も目を向けて国民の方に伝えようとしておりません。我々は、主神様から御啓示をいただいてメシヤ様から御垂示していただいている御教えを元にこうしたものをお知り合いの方とか、繋がりのある方に少しずつ教えていただければ、有難いと思います。

そして、この図を見ていくと、下は十字に組まれておりますけれども、これは今4方に向かって組んでいるのですけれども、これが2つに割ると8方に拡がるという事であります。地鎮祭の時には「八方祓いの儀」という儀式をやったと思うのですけれども、八方祓いというのはこれが更に2つに割れて8方に拡がるという、これがまた更に2つに割れて16に割れていきますが、この16に割れた状態が、実は、16弁の菊の紋章ということです。しかし、『夜の時代』になったために、「菊の紋章」という言い方に変えてしまったわけです。あるいは本当は十六方向というのは、本来の役割なので主神様の御意図が地球に降りた時に、四方八方にブワーと拡がって、物質が出来上がってきたという意味です。ですから、謂わば、拡がっていくときには、悪が伴って拡がっていかないと拡がっていきませんので、縦は、絶対的善で、横に拡がったのが謂わば、悪という見方も言えるのですけれども、そこが重なったところ、交わったところが、実は結びの働きをするので、これから、世界救世(メシヤ)教を復興するということは、この「結び」の役割を担っていくということであります。

これが本日拝読をしたですね、メシヤ様が主神様から御啓示をいただいた悪が何故この世の中にできたかという最大の理由はそこにある訳なのです。そして、これが「九分九厘」まで掌握したけれども、最後の「一厘」の働きでこれを引っくり返すというのがこれからの御神業であるというふうに受け止めて頂ければ有難いと思いますし、私が、今浄化を頂きながら、腎臓をほぐして、頭を柔軟にするためには悪をも使う方法を今修得させられているわけです。そして、全て善と悪が結ばれてですね、そして理想世界を作る準備に入っていくために、ものの考え方を固く考えないように、あるいは過去の決まり切ったようなことで考えないようにということで、今は御指示をいただいております。

 

脳化学から見る病気治癒の可能性について

それで、東方之光教団は天津祝詞を奏上しませんけれど、いずのめ教団は天津祝詞を奏上します。主之光教団も天津祝詞を奏上します。その他の教団も天津祝詞を奏上しますけれども、天津祝詞を奏上するときに、『祓戸大神等諸々の枉事罪穢を祓ひ給え浄め賜えと申す事の由を』と奏上します。この「祓戸大神」は人間の肉体にあてはめていくと腎臓にあたるそうなので、この腎臓が「祓戸大神」の働きをするのだそうです。

それで、例えば、身体の中に、一昨日、昨日と神示秀明会で奥さんが脳腫瘍で2回手術をした人の、その旦那さんから電話がかかってきて、「これから浄霊をどのようにしていったらいいでしょうか。」という問い合わせだったので、浄霊の急所(患部、頸肩、へその両側、肝臓、腎臓)を教えつつ、病気を修復するというのは、脳腫瘍の場合、その方は脳幹の近くに脳腫瘍ができていたので、なかなか手術が難しく、神経にも触ってしまったので、目が見難くなっている部分があるのと、それからまだ取りきれなかったので2回目の手術をしたという話を聞いたので、脳の場合は、脳化学の世界から見ていくと、ノーベル賞を受賞した人でも、脳細胞を十分の一くらいしか使わないので、十分の九は使わないで死んでしまう。我々、凡人は、二十分の一くらいしか使わないで死んでしまうということです。そうなってくると、手術によって脳細胞を多少削っても、残りの二十分の十九がありますので、この二十分の十九が補っていけば、必ず不自由になったところは動くようになってくるわけなのです。それから、神経細胞も、東京国分寺支部長代理のお兄さん(獣医)の話によると、神経細胞も再生する能力を非常に持っているということが、動物を見ていてよくわかるという話をしておりましたけれども、そういうことが可能なので、秀明会は、浄霊を額と天帝しかしませんから、急所の浄霊がないために回復力が非常に遅いのですけれども、急所の浄霊をしつつ、次は脳を補っていくためにはどうしたらいいかというと、どうしてもリハビリというのを考えるときに人間というのは、急いで回復したいと思うので、どのようにして脳細胞を補わせることができるかというところまで思いがいかないためにリハビリが途中で挫折してしまいます。その考え方というのは、子供を育てたときのことを思い出せば、子供というのは、1年たってやっと歩き始めます。そして言葉を身につけて、きちんとしゃべれるようになるためにはかなりの期間がかかってくる。そして、小学校に入る前後から文字を覚えて、そして様々な学問を身につけていき、中学、高校で身体を鍛えて、丈夫な人間がだいたい女性の場合は19歳でできあがってきます。男性の場合は、25歳で出来上がってきますけれども、その出来上がる過程を十分わかっておかないとリハビリを急いで効果がでないと思ってしまう。脳細胞を使うということについて、ものすごく時間がかかるということをわかっておかないと、リハビリの取り組みというのは挫折してしまします。それと同時に例えば手が不自由になった場合、この手を動かそうとすると痛みが出てくるので、神経が入ってきて、脊髄に入る前にブロックしようとしますので、ここから逆にまた神経が伸びていくので、これが今医療の世界では「6ヶ月の壁」と言っております。これを突き抜けて脳に神経を繋げるようにしていかない限り、リハビリの方は実現していかないので、そうした忍耐の取り組みも人間が子供を育てたときのことを思い出しながら取り組んでいかないと上手くいかないところがあります。ここには小さい子が来てはいませんが、夜中に何回も目を覚ましておっぱいを飲ませた、どうにもならないくらい子供を育てる過程においては大変だった時代があるわけなので、そういうのを思い出しながらリハビリをしていかないといけないということがあるわけなのですけれども、そういうことがわかった上で取り組まなければならないのということであります。

 

第4次産業革命によってもたらされる健康観への危惧

それから、今日本は第4次産業革命を迎えようとしています。第4次産業革命とは一体何かと言うと、IoTというのがこれから普及していくので、例えば新しい電子レンジを購入すると、この電子レンジはですね、ネットに繋がります。そのネットに繋がっていくと、「今日はスーパーで何なにを買ってきたので、何かいい料理はありますか?」と聞くと、「こういう料理があります。」と数種提示されます。その中から一つ選ぶと、「下準備としてこういうことをやってください。」というふうに出てくるので、それに添って、いろいろ準備してそのレンジに入れて、スイッチを押すと言われたような料理ができるということがこれから普及してきます。そして、同じものばかり食べていると、「何日前も同じものを作りましたので、健康に良くないので、違う献立を考えましょう。」と提案されます。「そのためにはこういう食材を買ってきてください。」ということを向こうから言う、という・・・。現在もう売り出していますけれども、そういうことが更に普及してきます。値段が下がってくるので・・・。

それと同時に、この本もアマゾンで売っておりますけれども、アマゾンから無添加の洗剤を買って、それを使い始めて、毎日使うごとに量が少なくなって、買い換えないといけない時にネットに注文してくれます。自分が注文しなくても。そして、ちょうどなくなった時にアマゾンから届きます。そういうようなことがこれから起きてくるので、ネットさえつながっておけば、あらゆるものが絶えず手に入るというような時代を迎えるので、これを第4次産業革命に突入し始めたということです。

ですから、今世の中で流れていることと、日本人が今突入しているところというのが、少し差が起きてきている。そして、ネットのクラウドに収められている情報、更にはビッグデータというのを見ていくとこれが一番大事だ、と。「健康に悪いですよ。」と、ネットを通してレンジが言った時に、その情報はどこから来たのだというのをこちらが問いただしていかないと・・・。「今日本国民は平均こういう数値ですので、ですから不健康です。」と仮に言ったとしても、「それは正しいのか。」と言い返せないと、そのいいなりになって変な健康観になっていくということが、これからは起きてきます。ですからその一番情報が集積されたところを正して行かない限り、日本人全体を健康に導くということはできないわけで、これから私たちがやる取り組みというのは、ものすごく膨大なことに取り組まなければ日本人全体を健康で豊かに、そして明るい生活ができるように導いて行くことができないという課題が全面にはあります。

主神様直接の御力を頂きつつ、メシヤ様の御教えに沿って、社会改革に取り組んで行かない限り、変な情報に今度は操作されるようなことがこれからは起きてきますので、子供を育てる、あるいは孫を育てるときには、そういう話をいつもしてあげて、そして人類に貢献できる知識をいつも身につけて、そして、世の中のために役立つ人間に育ってもらいたいということを親として、祖父母として、絶えず話を伝えなければ、こらから地上天国建設というのは、絵に書いた餅になってしまいます。「こういう取り組みをしていくのだ。」と、「そのために私たちは今こうして勉強をしているのだ。」ということを考えていただいて、そういうことをお願いしたいと思います。

 

年頭に掲げた御讃歌2首のご解説

東京・国分寺支部は、今年喪中でしたので、年賀状を出していませんけれども、こうやって手渡しで・・・。

で、最後に、今年年賀状は、上の写真は富士山で、下は稲の根の長さの違いを写した写真を年賀状に載せて、各支部、出張所、集会所まで送っております。それで何故この写真とメシヤ様の御歌を二首載せているかということを、ご説明する前に今から朗詠しますので、どうか皆さん方も・・・、○○さん少しできるでしょ?練習してみてください。では、2首朗詠させていただきますので耳を傾けていただきたいと思います。

『兄の花の 香り床しも 天国の 苑より匂ふ 今年この春』(S29. 2. 4立春祭御詠)

この御歌は昭和29年立春祭御詠のメシヤ様の御歌であります。「このはな」とは、「兄の花」と書いて、これは梅の花でありますし、富士山にお鎮まりの「兄の花姫尊」様の場合は「兄の花」と書いて、「兄の花姫尊」様と尊称しております。その「兄の花」に楳木をかけて、「楳木はこのように天国の苑からやる気満々で、匂いたっているよ。」ということ重ねてこういうお歌を載せさせていただきました。

それから、次は、

『薬毒も 肥料の毒も 眼に入らぬ 物識達の 眼開かん』(S29. 2. 3「栄光」246号)

これも29年の2月3日御詠の御歌であります。今は、食事は無農薬ということは強くいうのですけれども、無肥料というものはあまり重視していないところがあります。

肥料をやると、この根の長さ(2倍の長さ)の違いに出てきますので、根をはらないで、非常に弱々しい植物が出来てきます。我々の身体に栄養剤を入れたり、それから栄養補助食品を入れていくと、小腸が働かなくなってきますので、小腸というのは人体の一番根っこになっておりますので、小腸がおかしくなると体全体のバランスが崩れていくので、そういうことを医者とか、そういう方々に自覚してもらいたいということで、この御歌を選ばせていただきました。と同時に、そうしたことを世の中に知らしめていかなければいけない、先程も言いましたように、腎臓を柔らかくするためには、無農薬無肥料の農産物を食していくということと、添加物の使われていない食品というのを食していく以外には腎臓をいつもほぐしていくことはできませんので、そうしたものの普及に今年は一層取り組んませていただきたいと思います。

一層御神業を・・・、鎌倉支部を新しい支部に移転しつつ、御神業を皆様方と進めさせていただきたいと思いますので、年頭に際しまして、そうしたことをお願いさせていただいて、私の挨拶とさせていただきたいと思います。

ありがとうございました。

 

受講者一同

ありがとうございました。

 

<来月の御教え>

「『善悪発生とキリスト教』文明の創造」

本文は『天国の福音書続篇(一)主神様とメシヤ様』57ページに記載されています。

『善悪発生とキリスト教』は平成29年2月に拝読し学び合う御論文です。

 

[メシヤ講座no.191 鎌倉支部 2017(平成29)年1月15日]