メシヤ講座no.130浜松(平成23年11月)

<今月の御教え>

『文明の創造』科学篇 病気と医学 (文創  昭和二十七年)

 

【メシヤ講座 浜松支部】
(お詫び:一部データを紛失いたしましたので、途中からの掲載となります。読みづらくなってしまい申し訳ございません。)

 

『現代医学の欠陥』は何か

参加者

病気も戦争も貧困も、『真の健康人即ち霊肉共に完全な人間を造ればいいのである』とおっしゃっていて、その方法はメシヤ様が教えてくださるのでできないことではないということと、現代人は病を痛みや目に見える症状のみをみて治そうとしているけれど、目に見えない霊と肉体を健康にしないといけないのにそれができていないということ。それから人間を物質としてしかみていないから、動物と同じように見ていて、動物でよかったという結果をそのまま人間に当てはめようとしているところが違っているということだと思います。

楳木代表

なるほど。他に補充してあげられる人だれかいますか?

ここではですね、最後にある『以上によって見る時』とありますから。『現代医学の欠陥は』ということです。『現代医学の欠陥は』何かということをメシヤ様は御指摘しているわけです。『現代医学の欠陥は、霊と体で構成されてゐる人間を、霊を無視して体のみを対象とする事』がまず一点の誤りだと。そして『人間と動物を同一に視てゐる点で、之が主なるものである事を知らねばならないのである。』ということだから、みんなに知ってほしいということです。このことを。現代医学の欠陥はこの2つなのだと。

 

現在に当てはめて考えてみる

楳木代表

この2つは昭和27年の文章なので、今日では約60年経っているのです。

今日、60年くらい経っているときにもう一度考えてみると、やはり『霊と体で構成されてゐる人間を、霊を無視して体のみを対象とする事』、これはまだ変わっていません。それから『人間と動物を同一に視てゐる点』、これは動物実験ということですね。過去我々が学んできたもののなかに、動物はどうして病気を治してきているのかということを参考にして、人間もそれを見習わなければならないという部分を話してきましたけれど、それとは別に動物実験をして、その結果どうだったかということを人間に当てはめて考えると。この考え方をメシヤ様は『現代医学の欠陥だ』とおっしゃっているわけですね。おおよそマウスで実験して、そして人間に当てはめて考えていこうとしているわけですのでね。

ところが最近の医学のなかでは、先月認知症が非常に恐いと話しましたけれども、この認知症についてはマウスの実験のなかで、いわゆるiPS細胞(人口多能性幹細胞)から神経細胞を作り出すことに成功したという話が、水曜日くらいに発表されました。そうすると、そういうことの延長線上には、認知症を防げる薬なり治療ができるかもしれないということが発表されました。これを発表したときに、薬を人間に当てはめて考えていくという考え方が現代医学の欠点だということですね。

そのことがわかったならば、霊のことがわかっている、特に我々浄霊をすることができる人間には、浄霊をしていけば新たにそういう神経細胞を作りだすことがiPS細胞の中からできるのだという考え方をもつと、しっかり浄霊していけば、認知症が起きた人にももう一回復活する可能性がある、というように理解すればいいのですね。だからこれは昭和27年のメシヤ様のご指摘なので、これを平成23年に当てはめていったときに、現代医学がずっと取り組んでいることを、我々の世界で応用するためにはどうしたら良いかという考え方をもたないと、世の中の動きと、浄霊を中心にした御神業とがピッタリ一致していかないのでね、どうしても「医学がそんなことばかり言っている」ということで捉えていくと、対立的になってしまいます。そういうことではないのだと。そういう可能性がわかってきたということで、浄霊にもう一回新たな気持ちで取り組んでいくということが必要ですね。

 

ガン治療薬の開発から学ぶこと

楳木代表

それから火曜日の〈朝〇〇ッ〉を見た人はいますか?

3年後にガンが撲滅できるという発表をしていました。どうやって撲滅できるかというと、ある薬を投与することによって、ガン細胞とだけ反応して付着する薬が開発できたと。その付着したがん細胞にある光を当てると、これが爆発していくと。がん細胞だけが。この薬には正常な細胞には付着しないので、正常な細胞は爆発しない、だから99パーセントガンは撲滅できるという技術が開発されたという発表です。これをだいたい3年後を目指して実用化したいということを発表していました。

これが医学的に良いのはどういうことかというと、仮に再発してもまたその薬を服んで光を照射すればがん細胞だけ焼き尽くして、正常な細胞には一切傷つかないから、再発に対しても有効的だと話していました。そうすると、今までのがん治療、手術以外のがん治療は、抗がん剤以外は、コバルトを当てて焼くということをしていました。この光線を当てた場合には、がん細胞もある程度やっつけることができるけれども、自分の細胞までもやられてしまうので、この治療していくと命にかかわってくるので、この治療で犠牲になった方も多いと説明していました。ということはどういうことかというと、今のがん治療は非常に危険であるということを一方では説明しているのと一緒です。だから危険だから危険でない治療方法を見出そうということで、研究者たちは一生懸命研究しているという内容でした。その結果、がん細胞だけに付着する物質に光を当てて燃やすわけですけれど、光を当てて高熱を帯びてきてがん細胞だけが死滅していくという作用なので、科学者たちはがん細胞を爆発させるという表現を使っていましたけれど、そういう説明をしていました。

もう一つその説明をするときに、がんというものは一体何故ガンになるのかというと、我々の正常な細胞が、ある日突然、突然変異させられる物質が細胞に影響を与えるために、突然変異をしてガン細胞になるということです。ではガン細胞の恐ろしさは何ですか?

参加者

体中にまわっていってしまうこと。

楳木代表

がん細胞の恐さ。以前三好医師の説明によって説明したことがあるけれど。

1個がん細胞ができても恐くないけれど、ガン細胞が普通の細胞と違う特徴をもっているわけです。それはどういう特徴かというと、ここにボーっとして座っている少年がいるけれど、この子の細胞分裂は我々の細胞分裂と違うのです。どういう細胞分裂をしている?

参加者

大人の細胞分裂は細胞分裂をすると新しい細胞が残り、古い細胞が死滅していくのでは。

楳木代表

25歳までは肉体は成長し続ける細胞分裂をしていきます。15歳までは脳細胞が増え続ける細胞分裂をします。しかし、これが永遠に増え続ける細胞分裂をしていると巨人になってしまうからね。我々のおなか、これは細胞分裂ではなくて脂肪が増えているだけだからね(笑い)。おおよそ頭の中は15歳になったら増え続けない細胞分裂になります。これは遺伝子が作用して、それ以後は細胞分裂をすると片方が死ぬような細胞分裂になっていきます。男の場合は25歳までは身長が伸び続けます。25歳までは身長が伸び続けるようなところまで、細胞分裂が増えるという細胞分裂をしています。そして、大人になった時には細胞分裂をしたときには片方の細胞が死ぬということになっていきます。そうすると増え続けてしまうので。ある一定の身長になったときにはそのようになっていきます。それからムキムキマッチョの人間はどうなっていきますか?筋肉がどうしてマッチョになるか聞いたことはありませんか?

参加者

筋肉を筋トレすることで、その筋細胞を破壊して、再生するときにより太くなると。

楳木代表

そうそう。細胞が増えるわけではないのです。筋肉自体を太くしていくという作用が起きるのです。これは細胞が増えるのではなくて、筋肉自体を太くしていくのです。そういう作用が起きてくるのです。これは増やしていくのではなくて、一つ一つが大きいものになるから太くなるのです。脂肪は増え続けます(笑い)。お互いに(大笑い)。

これが正常な細胞はそうなっていくのですが、がん細胞はそういう人間の遺伝子から制御を与える細胞分裂をしたとき、片方が死ぬというシステムがまた元に戻って増え続けるというシステムががん細胞には具わってしまうので、それで増えてしまうので、例えば肝臓の近くにできると肝臓を圧迫して肝機能を悪くしてしまうのです。それから胃の中にできてしまうとそれが増えてくるので、胃の機能を弱くしてしまうので消化能力がなくなって命に係わってくるということになるのです。こういうシステムが生れてくる原因は、今から20年くらい前に、非常に騒がれた環境ホルモンです。しかし、今環境ホルモンの話は全然でないでしょう。今、テレビをつけるとTPPかギリシャの経済破綻かイタリアの首相が退任するということばかりで、人間の健康にかかわることについてはずっと警鐘を鳴らし続けていないという、これがテレビの問題点ですよね。話が横道にそれるけれど、そういう突然変異性原素というものが加わって、突然変異が起こってガンができるという説明を研究者たちがしているのです。そういう説明を研究者たちがしているにもかかわらず、撲滅するのに、起きたほうをどうするかということばかりに話をもっていっています。原因は何かというと、いわゆる化学物質、薬毒によって細胞がガン化するというのです。

 

テレビとコマーシャル

楳木代表

ここを何故言わないのかということを、誰も突っ込まない。突っ込めない理由があるのです。コマーシャルを中心にして、製薬会社からお金が入ってこなくなるとテレビを放映していく資金が足りなくなるので、この批判はできないということになっています。

製薬会社は薬のコマーシャルだけではなくて、サプリメントのコマーシャルもあるから、非常にお金の占める割合が多くなってきているわけですね。

それから子供が大人と一緒に大人のドラマを見ているときに面白くないから積み木か何かで遊んでいるときに、コマーシャルが始まるとどうなりましたか?

参加者

コマーシャルになると見ていました。

楳木代表

それはどうしてそうなるの?

参加者

コマーシャルになるとノリの良い音楽と映像に引き込まれていました。

楳木代表

それは見てないとわからないでしょう?

参加者

番組よりも音が大きくなりました。

楳木代表

音量を上げるということです。これがテレビの仕掛けなのです。最近ではやかましくなるくらいです。ドラマの話は聞こえないけれど、コマーシャルになるとうるさいぐらいに聞こえてくるでしょう。この仕組みをテレビ会社がやっているから、馬鹿な人間を製造しているわけです。

参加者

気のせいではなかったのですね。

楳木代表

気のせいではないのです。音のせい。

よく調べると音がかなり大きくなります。こういう仕組みをテレビの中に組み込んで、コマーシャルを見せようとしているのです。そして、そのコマーシャルの大半が健康志向のコマーシャルです。人間を、健康用品を買うように仕向けていっているのです。それか美しくなるように。これから美しくなってどうなるの?もう一花、咲かせるのかと。

そういう仕組みをしているテレビというものをみんな平気に受け入れてしまっているために、親たちが注意を怠っている、怠慢がそこにあるのです。怠慢がものすごくあって、愚かな子供たちを育ててしまっているのです。親が愚かだから子供も愚かに育つのは当り前のことだけど。それに気づいた人間しかストップをかけることはできないけれど。

 

メシヤ様の御心を受けて御神業をしていく我々の役割

楳木代表

ですから、まさにテレビと善良なる人間が戦っているということです。しかし、戦いにはなっていません。支配されてしまっているのです。支配されているから、益々日本人は愚民になってしまっているのです。ここから賢者になるということがメシヤ様の御心を受けて御神業をしていく我々の役割なのだと。こういうことを一つ腹に入れておいていただきたいと思います。

前にも、地デジになってアナログの電波は何に使うのかという説明はしました。これは、これから人間を守っていくために使うと。いわゆる交通事故を減らすとか。人間がより便利になるためにその余った電波を使おうということで地デジ化したというのが前面に出ております。

しかし、それを日本の政府は国民にしっかり知らせていないために、NHKの受信料が4割減っています。しかし、4割減ったのにもかかわらず、受信料を下げようという話でしょ。ではその4割分は何だったのかということを請求する人は誰もいません。

国民がキチンした意見を言っていかないから、良い国民になってしまっているから、上のほうがあぐらをかいてしまって、今の世の中になってきているのです。上があぐらをかいているために。〇〇教もそうです。上があぐらをかいているために、御教えに反したことを平気で信者さん方に流してしまっている現象が、今、起きているのです。

さあ話が横道にそれましたが、そういうことを、まず、メシヤ様の御心ということをよく知っておいていただきたいと思います。

 

『文明の創造』は、メシヤ様が推進されようとした御神業の第一段階

楳木代表

そのうえでもう一度1ページから見ていっていただけると、さっき説明してくれたように、メシヤ様の細かい論理立てが書かれています。

メシヤ様の論立てのすばらしいところは、1行目に簡潔に今回の話の主旨を書かれています。

『前述の如く、私は反文明の原因として』ということだから、今回書かれていることは、文明世界にならない、反文明になる原因を明らかにするのだということで戦争と病気と貧困の原因を冒頭に述べられています。

しかも、その原因は『同一原因』なのだと。『同一原因』であるから『真の健康人、即ち霊肉ともに完全な人間を作れば』、この世の中は文明世界になっていくのだ、ということがこの冒頭に示されていることです。

しかし、「そんなことを言っても絵空事でしょう」というのが世間の話なので、メシヤ様はその下のほうで、『必ず解決出来得るだけの方法を神から啓示されてゐるからで、これが私の使命であり、其(その)第一段階としての此(この)著である。』ということですので、『文明の創造』を書かれたのは、その第一段階の作業にメシヤ様が取り掛かったということです。

しかし、この『文明の創造』は、何度か話しているように、まだ世に出ていません。メシヤ様の推進しようとした御神業の第一段階はまだスタートしていないのです。

メシヤ様は『文明の創造』をお書きになりましたが、まだ世に出ていません。

世に出たという人もいます。しかし、そうではありません。

(詳細は他教団に関わることなので割愛します。)

しかし、メシヤ様は書物として世の中に出していく、ということを実現していないので、我々が『文明の創造』を世に出すということは、メシヤ様の御神業の第一段階として出すということですから。第一段階として出して、第二段階、第三段階として、本来の御神業を進めるために、実はこの『文明の創造』に取り組んでいるのだということを肚に入れておいていただきたいと思います。だからこの第一段階としてのこの著であるということをよくチェックしておいていただきたいと思います。

 

見えないものを明らかにし、人類は進歩していく

楳木代表

それからですね、言葉として『右の如く、唯物科学で知りえないものは、悉(ことごと)く否定の闇に葬って了(しま)った其(その)独断的観念こそ、学者の頭脳なるもののいとも頑(かたくな)な偏見である』と書かれていますね。

この“無”という見えないものは認めないというところが、その上の『無とされて来たのである』と。

で、実は人類の歴史というのは見えないものを明らかにしてきたのが、人類の歴史なわけですね。例えば江戸時代は空気があるというのはわかっていました。空気、呼吸する。しかし、空気とは一体何かということを説明することが出来なかった。今、みんな「空気がないと死ぬよね」というのはわかっていますね。空気があったら人間にとってはどういう作用があるのかというのを、小学校6年生でも説明することができるよね。呼吸とは何?

小学6年生

息をすることです。

楳木代表

息は何のためにする?

空気の中の?

小学6年生

酸素を吸収して二酸化炭素を出す。

楳木代表

小学6年生で、こういう科学的な説明ができるというのが、現代人の素晴らしいところです。江戸時代にはそんな説明ができません。酸素もわからないし、二酸化炭素もわかりません。しかし、これが中学生になると酸素は“O(オー)”というのがわかるようになります。二酸化炭素は“CO2”というように言えるように、化学式を覚えていきます。そうすると水の化学式は何?

小学6年生

???

楳木代表

まだ知らんか。“H2O“というのを聞いたことがあるやろ?

皆さん方は、水が“H2O”だと知っていますね。“H2O”の原子の繋がりはどうなっているか知っていますか?“O”と“H”の繋がり。“O”という酸素に、“H”が繋がって水ができます。この繋がりの角度は何度で繋がっていますか?

皆さん方の家で、浄水器や整水器とかつけているでしょ?

参加者

水道水です。

楳木代表

浄水器とかつけているでしょ。

参加者

いいえ。

楳木代表

つけていない?水道水をそのまま使っている?飲み水も?

参加者

飲み水は沸かして使っています。

楳木代表

実は、この“O”と“H”の繋がりは104、5°(結合角が104.5°の折れ線型構造をもつ)これが正式なつながりです。そこに薬品が加わったり、あるいは汚染物質があったりすると、ずれると指摘されています。

そうするとこの完璧な結合が緩んでくるために、人体に悪影響を及ぼします。

本当の整水器というのはこの104、5°を保つようにするのが、本当の整水器です。それ以外はゴミとり浄水器ということになります。そういう本当の整水器がかなりの値段がします。

しかし、それが完璧な角度なのかどうか、まだ立証されていません。顕微鏡では見えないので。この角度まではわかっているけれど、機械を通すと完璧にその角度になるのかどうかというのはまだわかっていない状態です。

そういうことまで、現代人はわかり始めているのです。この見えない世界がわかり始めたというのが実は人類が進歩したという証なのです。そして、最終的には、霊のことがみんなわかったときにこの世の中に地上天国ができあがったということなのです。霊の世界が、全員がわかったときに。この霊の世界が一番見えないのですから。光の速度はだいたいみんなわかっていますね。一秒間に地球を7回半回ると。これよりも速いものがあるらしいということが実験で見つけ出して、今、科学界で随分論争されています。しかし、物質的な光よりも早いものが霊の世界にはありますね。想念という。ここから何万光年先でも、一瞬にして意識を飛ばすことができます。しかし、物質的な光でいくと何万光年もかかってしまうのです。神様から出る光は一瞬で届いてきます。ですから物質的に見える光と神様の霊的な光というは速度が全く違うのです。その速度の違いとかがわかり始めたときが、実は天国ができ始めたときだということです。そういう違いがあるのだと。そういうものがわかり始めるということが、じつは人類がやっと進歩してきたということに繋がってくるということをメシヤ様はここで示唆されているのです。

 

『独断的観念』と『頑(かたくな)な偏見』

楳木代表

ですから今読み上げた『独断的観念』と『偏見』 ということをよく頭の中に入れておいてください。この『独断的観念』 と『偏見』 が問題を生みだしています。

世の中の問題は『独断的観念』と、「これは大丈夫よ」「こんなことをしても大丈夫よ」と思ったことが、必ず問題を起こしています。

それから人から注意されたときに、絶対言うことを聞かない人が問題を起こしています。人から注意されたときに、「待てよ。そういうこともあるな。一回、自分でゆっくり考えてみようか。」 と言って、もう一回やり方を整えていった人は問題を起こしません。しかし、人の言うことに耳を貸さないひとは必ず問題を形成していきますね。

そういう意味からすると『独断的観念』と『頑(かたくな)な偏見』さが問題を生んでいくので、自分の身辺、あるいは自分の家庭なり何なりに問題がある場合には、『独断的観念』が自分にはないだろうか、『頑(かたくな)な偏見』はないだろうか、ということを絶えずチェックしながら進んでいくことを、同時に、今日、この御教えを拝読することによって、自分にも問い掛けていただきたいと思います。

そのあとに苦痛を緩和することが現代医療だということは説明してくれましたので、それはいい。そして最後には、人間は精神をもっているので、例えば今で言うと、「あなたガンですよ」と言われるとショックですよね。だからやはり精神面もよくケアしていかないといけないということに、最近は気づき始めています。だからメシヤ様が60年前に指摘されたことは、少しずつ改善はされてきています。完璧な形ではないけれど、改善はされています。そういうことを今回の御教えではしっかり認識していただいて、何回も拝読していただきたいと思います。

 

【御教え『医学封建』 栄光二百二十七号、昭和二十八年九月二十三日】

この文は『医学革命の書』中の一項目である。

医学封建といったら全然耳新しい言葉なので一寸(ちょっと)見当はつくまいが、これを読んだら成程(なるほど)と思わない人はあるまい。それというのも今日知らるる如く、実に病気の種類は固(もと)より病人の数も多い事である。そうして病気の場合十中八、九は持病又は重難症であって、根治する者の殆んどないのは、医師もよく知っているであろう。そうして常に患者に対してはより速かによりよく治そうとし、最新の療法を以て出来る限りの努力を払うに拘(かかわ)らず、思うように治らない。最初診察の際何週間、何カ月なら治ると予定し、患者にもそれを聞かせるが恐らく見込通りに治った例(ため)しは殆んどあるまい。それというのもこの薬なら、この方法なら学理上では治るようになっているので、その通り実行するが中々治らないのは、患者も医師も常に経験している筈(はず)である。

その様な訳で一時的には確かに学理通りに治ったように見えるが、それが長くは続かない。時日の長短こそあれ必ず再発するかさもなくば他の病気に転化する。これも医師なら数知れず経験しているので分っているであろう。従ってこの事実に対しては医師も常に疑惑を抱き、不思議に思っているのは想像に難(かた)からない。それこそ全く医師が信じている程に医学は進歩していないからであって、進歩していると思うのは、錯覚以外の何物でもないのである。その為絶えず学理と実際との矛盾の板挟みになっており、それを知らない世の中からは尊敬され、確固たる社会的地位を占めているのであるが、胸中の煩悶苦悩は並大抵ではあるまい。併(しか)しいつかは医学の進歩によって、解決の日も来ると思う一種の自慰観念によって淡(あわ)い希望を繋(つな)いでいるに過ぎないと私は思っている。従ってこの説を読み、今迄の疑惑のベールが剥(は)ぎ除(と)られるとしたら、茲(ここ)に白日の如き真理の光に誤謬が浮かび出され、愕然(がくぜん)として目覚むるのは勿論である。処がこの迷盲こそ文明の進歩に対する一大障礙(しょうげ)となっている為、これ程科学が進歩しても人類の幸福は増進しないに拘(かかわ)らず気がつかないのである。これが為この私の説に対しても全然検討もせず、宗教家の説なるが故に非科学的であり、日進月歩の今日進歩した科学の理論を裏切るものと決め、採(と)り上げようとはしないのである。つまり科学迷信の黒眼鏡をかけているから、正確には見えない筈(はず)である。ではその黒眼鏡とは何かというと、医学者の根本的考え方が最初から人間の生命を、他の物と同一レベルにおいており、病気も科学によって解決出来るものと信じている事である。処が私は神示によって知った事は、成程(なるほど)人間以外の他の悉(ことごと)くはそれに違いないが、独(ひと)り人間のみは根本的に異(ちが)っていて、これだけは科学の分野ではないからである。例えば人間の趣味嗜好、喜怒哀楽、恋愛等は固(もと)より、智性、芸術、神秘性、人類愛等高度の思想など、他の動物には全然ない事で、これだけにみても他の動物との異(ちが)いさが分るであろう。というように科学は人間の特殊性を無視し、動物並に扱っている事が大いなる欠陥である。然(しか)もそれが医学の根本理念となっている以上、科学の枠の中に立籠り、他の世界が見えなかったのである。これを別の面から見ても、仮に人間のレベルが地平線とすれば、それ以下が物象であり、以上が人間であって、これが宇宙の法則である。この理によって地平線以下の悉(ことごと)くは人間の自由になるが、以上はその反対である。故に人間が造った科学を以て人間生命を自由にする事の不可能なのは当然であって、何よりも無病である事も長命も意の如くならないに見て明らかである。とすれば人間が人間の病気を治そうとするのは下剋上(げこくじょう)で逆であり、神位の侵犯である。この理によって人間の生命のみは世界中の学者が如何(いか)に努力しても、徒労以外の何物でもないのである。それに気付かず、見当違いの横道をひた走りに走っているのが現在の医学であるから、その無智なる実に哀れむべきである。私は思う、今日の医学者こそ科学の亡者(もうじゃ)であり、邪教迷信者と同様の心理である。又彼(か)の封建時代武士道を以て最高道徳とし、主君の為なら殺人行為も敢(あ)えて差支えないばかりか、団体的大量殺人者程賞讃され、栄誉を得たのであるから、今日から見れば野蛮というより外はない。つまり公然罪悪が奨励されたのである。この事を医学に当嵌(あては)めれば尚(なお)よく分る。以上によって科学を以て最高の治病方法としていた事は、狭い封建の殼から脱け切れない盲目であった。処が実は未知の素晴しい世界があり、其処(そこ)に真の医術があって完全に病を治し得る事を私は知ったので、この一大福音を普(あまね)く世界万民に知らせるべくその前提としてこの説を全世界の医学者に向って発表するのである。(明主)

 

【御教え『宗教と科学を超越しての会合』栄光二百二十七号、昭和二十八年九月二十三日】

記者曰(いわく)『栄光』二百十八号に「超奇蹟」として御発表せられた、この素晴しい奇蹟について、「広く世界に知らせたい」との明主様の御言葉もあり、岡田道一博士の骨折りにて、六名の医学博士を招き、意見の交換がかわされたのであります。

この日(八月十五日)午後三時、大草管長よりの挨拶があって後、先(ま)ず医師側より発病当時の状況の聴取があり、ついで教団側との間に一問一答がかわされ、次第に急所へと触れていったのであります。

明主様には午後三時四十分御出ましになられ、各医師より診断の結果の発表があり、終って明主様より御言葉を賜わったのであります。

以下その時の明主様の御言葉と、各医師の診断の結果〔略〕とを速記によってお知らせ致します。尚、当日は産業経済新聞記者二名、報知新聞記者一名が臨席致しておりました。

明主様御言葉

一言お話したいと思いますが、宗教家であり乍(なが)らお医者さんをお招きしてこういう不思議なことがあったということをお見せするのは、これは医学とか宗教というような意味を超越して、こういう事実があるということを世界中に知らせたい位なものです。そうしてこれに対して、学者ならざるも、そういったことに関心を持っている人達に一つの研究の材料として提供したいと思うのです。そこでこの問題の重点は、全部なくなっていたものが新生したか、或いは重要な機能が一時引込んでいたものが又出て来たのか、というところにあります。ところが私の立場から申しますと、これは確かに新生したものです。そこでなくなったものが新生するということは理屈に合わないということになりますが、そこで奇蹟ということになります。というのは、あり得べからざることがあったということが奇蹟です。ところがあり得べからざることという言葉は、あり得ることを未だ発見できないためにあり得べからざることと断定したがるのです。ですからしてこれはあり得べきことと立派に説明できるまでに科学が進歩してないと思います。いずれ科学がもっと進歩すれば。これが当り前だ、こうあるべきだ、という処まで行くと思います。私の考えでゆくと、これは当り前のことで、全然なくなった物が元通り出るということは何ら不思議はありません。併(しか)しただそういったところで到底信じられる訳はありません。そこで私は今『医学革命の書』という本を書いてますが、その中にそういう点を根本的に詳しく書いてありますが、いきなりそのことを話しても絶対に分りかねることは分ってますから、ただ今はその説明は致しません。何となればそれ程の神秘をあばくのですから、神秘をあばくとすると相当な予備知識が必要です。ですから現代人が現代の科学の頭脳をもってそれを理解するということは到底不可能です。予備知識というと変ですが、大体分り得る程度に順序を追って説明しなければなりません。併(しか)しそれは人によって程度がありますが、すっかり分り得る人は滅多にありませんが、「ははあ、そういうものかな」と大体のことは分ると思います。大それた話ですが、科学がもっと発達した暁にはそこに行くに決ってます。

原子爆弾を落す前にその説明をしても分る人はないでしょうが、丁度それと同じです。私のいうのは、理論物理学のもっと先を説いているつもりです。今湯川博士は物性論の説明をしてますが、あれは中間子の発見から物性論になったのですが、物性論からその次に行く所がありますが、それを私はすっかり書きました。今の科学を押し進めた奥の奥を説けば、今の睾丸や陰茎が取れて元通りに新生するということはそう不思議はありません。私のいうことは馬鹿馬鹿しい大言壮語と思われるようなことですからあまり話したくありませんが、これによって今度本を読んで頂けば、私の話がここの事だなとヒントを得るに便利だと思いますからお話しした訳です。医学革命といっても私が革命するのではなくて革命されなければならない道程に進んで行く訳です。それが実際の文化の進歩であり、そうなるべきが当然です。

楳木代表

それでは、そういうことをお願いさせていただいて、いつものように質疑応答に移りたいと思いますが・・・。

 

楳木代表

○○さん、先ほどの話はみんなの前でしても良いかな?

参加者

はい。いいです。

 

メシヤ様の御教えは絶対的な解決である

楳木代表

息子さんがみつ口で産まれてきたと。これはもう睡眠薬が必ず関係しています。このみつ口で産まれるということは。そして○○さんは結婚して、子供が産まれるまで、一切そういう薬を服んでいないということですので、旦那さんがどこかで服んだのが影響しています。その当時そういう子供たちがいっぱい産まれてきました。ですから医学界は「あの睡眠薬は禁止」ということで、この世の中から排除したので、この世の中からみつ口は減ってきました。その睡眠薬の犠牲者であるということです。それが一つ認識していただきたいと思います。

それから大概そのような子が産まれてくると、必ず母親ばかりが責められます。「お前は、何故このような子を産んだのだ」と。しかし、実は薬がそのような子をつくってしまっているのです。薬が一番よくないわけですし、もし母親が一切そのような薬を服んでいないとすれば、父親が服んでいたということになります。ですから父親こそ責められるべき相手ですが、根本は薬が問題だということです。

このような話を聞くと、○○さんが周りから言われていたことは、全部でたらめな観念で自分を非難されたということです。これが『独断的観念』であり、『頑(かたくな)な偏見』によって、○○さんは苦しい思いをさせられたということです。

だからそれを明らかにしていくということが、この世の中を天国にしていくということなのです。真の原因を明らかにしていくことが大事だということです。

そのことがあるので、ものすごい脅迫観念が起きてしまって、水子ができてしまったと。その水子の供養もしてないのでね、これからしていこうと。これが今日を期して、大きな救いに展開していくわけですから、メシヤ様の教えにつながるということはどれだけ問題を解決して、自分たちの進むべき道を明らかにしていくかということなので、これら位牌を作る準備を打ち合わせしながらやってください。前と後ろに書く書き方をあとから書いておきますのでね、やっていただきたいと思います。だから絶対的な解決なのです。メシヤ様の教えは。世の中が不道理なことで攻撃する材料を明らかにして、攻撃されるべきものではないのだ、攻撃されるべきはこの人だ、あるいはこういう科学物質だ、というところまで今はわかってきているのでね。こういうことを我々はメシヤ様から教えられながら、清く正しく生きていく方法を教えられたということです。次に□□さんの△△さんから受け継いだ神様のものは、外に祀っている神様を月に1回きちんとお祭りをすればいいのだと。その言葉というのは記念品みたいなものだから、それはお祈りする対象にはしないと。だからお祈りの対象にはしないから、一階で良いと。そして御神体は二階に祀ると。そして、この御神体に対して、大和民族の宗家にあたる神様がおつくりになった天津祝詞を朝、お唱えする、と。そして、救世主であるメシヤ様がおつくりになった善言讃詞を夕方、お唱えする。このことによって霊界がずっと整っていくので、今まで忌わしい様々なものがふりかかってきたのが、これを積み重ねていくことによって、すべて浄められて、良い霊界になっていく、と。そういう気持ちで毎日御神体にお参りをしていただきたいと思います。

そして、月に一回天津祝詞と善言讃詞を奏上して、家庭月次祭をさせていただきます。いままでは感謝祭とか家庭感謝祭とか呼んでいましたが、家の月次祭を、日にちを決めてさせていただいて、一ヶ月間の感謝を申し上げて、これから一ヶ月間また守っていただけるように、御守護いただけるようにお祈りをさせていただくと。このように重ねていってください。信仰を新たにし始めたので、なかなかやり方とかがね。ここにお参りにきたときも、私がここに座っているので、あがってしまって、「拍手、何回だったかな?」とかいろいろ考えてしまかもしれませんが。神様ごとは3拍手、仏壇、ご先祖、神社とかは2拍手というふうに。メシヤ様は拍手をしないで、ご挨拶だけさせていただくと。メシヤ様の本体が主神様からの御光なのでね。だからメシヤ様の本体と主神様という感じで御神体にお参りしてください。

参拝者

水子の話が先ほどでましたが、亡くなったお母さんに産まれてすぐになくなった女の子がいて、その子のお位牌はないのですが・・・。

楳木代表

それは水子とは言わなくて、死産したということだから・・・。

参拝者

大丈夫ですか?

楳木代表

大丈夫ではありません。余計に祀らないといけません。

参拝者

観音様がありますが、それだけではいけませんか?

楳木代表

それじゃ、だめです。要するに、ご主人の兄弟で、女の子とわかっているのだから、女のこの名前をつけて。みんなで一緒に考えて。お姉さんだから一の子と書いてかずこと読ませるか、初めの子なのではつこと読ませるかとか考えてそういう名前をつけてね。表は□□家稚女(わかつめ)之神霊と書いて裏にはその子の名前と何年何月というのを書いておまつりしていけば。そして50年になるまで、あともうちょっとでしょうから。

自然流産とは違うので。自然流産の場合は、5ヶ月以下はまつらなくてもいいけれど、人工流産の場合には何ヶ月でもまつらなくてはいけません。そして5ヶ月以上で自然流産の場合にはまつらなくてはいけません。

ですから、死産の場合はもっと。もう肉体を持って産まれてきているので、きちんと慰霊をしていくということを50年までずっとやっていけばいいから。50年経ったら、先祖代々に入ってもらえばいいです。それを帰ったらご主人と相談してみてください。小さい位牌でいいから。仏具屋さんに行って、書いてくださいと頼めばやってくれますから。

参拝者

娘がとてもよく寝るのですが、寝ている間は赤ちゃんと一緒で、脳細胞が育っているのかなと思いながら見ているのですが・・・。

楳木代表

今は寝ているほうがいいです。今まで違う人格がでてくるということは、いわゆる霊がかり状態になるので、本人のなかに人格があるのではなくて、よそから来てかかって人格がでてくるわけなので、本人自身の脳細胞をものすごく酷使しているから。だから疲れきっているからね。そして今、段々でなくなってきているでしょ。だから、全然、でなくなってくるまで、脳を休ませてあげなくてはいけません。休ませるためには、寝ておかないといけません。

参拝者

本人は脳細胞がダメージを受けているためか、勉強してもよくわからないと言いますが、浄霊を続けて元に戻ったら、勉強もできるようになるのではと思いますが、それでいいでしょうか。

楳木代表

それでいいです。

さっきの認知症を回復するという能力については、一番ひどい場合は、90何パーセントかは使わずに人間は死んでいきます。現代人は。ノーベル賞受賞者でさえ90パーセントくらいは使わないのですから、我々一般人は95パーセントくらい使わずに死んでいきます。その残りの脳細胞が動き出せば、学習能力はアップしてくるから。

参拝者

体内時計も狂っているのですが。例えば夜12時に寝て、昼12時まで寝ているとか。そのままに寝かしておいていいでしょうか?

楳木代表

寝かせるだけではなくて、時間を作って浄霊してください。よく浄霊をしてあげないといけないので、浄霊をしつつやっていけば、段々それが元通りになってくるから。体内時計が狂っているのは、元に戻してあげればいいから。太陽を浴びれば直ってくるから。

みんな体内時計は狂っています。なぜかというと昔のほうが、地球の回転が、月ももう少し近かったら、回転が変わっていたから。だから24時間ではないわけです。

我々の体内時計は一日25時間くらいですが、朝日を浴びることによってリセットされるのです。だからきちっと起きないと、体内時計は狂ったままになるのでね。

参加者

朝、寝ていてもカーテンを開けるようにしています。

楳木代表

浄霊とともにそれをやっていけば、また元に戻っていきます。

それでは時間が来たので終わらせていただきます。ありがとうございました。

 

[メシヤ講座no.130 浜松支部 2011(平成23年)11月]