<今月の御教え>
「メシヤ様対談記・18」(栄百九十三号 昭和28年2月4日)
【メシヤ講座 三重支部】
御対談内容の受け止め方
楳木代表
今回は敢(あ)えてメシヤ様が仰(おっしゃ)ったことで実現していないことも載せています。第三次戦争というのは起こらなかったわけなのですけども、対談記には『ここ数年と見て良い』と書かれています。数年というと、記載されたのが昭和28年2月4日ですから、昭和30年か31年位ということになります。
しかし昭和30年にメシヤ様は御昇天されていますから、『ここ数年』ということはメシヤ様の御昇天によって変更がなされた可能性がある、と今となっては判断せざるを得ないということになります。ただ神様の御意図というのは奥深いので、敢(あ)えて私達はこういうことを拝読させて頂きながら、今後の御神業推進の在り方を再確認をさせて頂けるという趣旨をもとに御対談を読んで頂ければ有り難いと思います。
読んでいくとアメリカがずいぶんやられると・・『戦争となればアメリカも相当にやられるでしょうから、その後のあの国を建て直さなければならないので、これは医学に関してですが、あまり酷(ひど)くならないうちに救ってやる必要があるから書いたのです。』と書かかれてます。
それでは現代に当て嵌(は)めていくとどうかというと、アメリカというところは国民全てが豊かなのだと我々は思いこんでいたけども、アメリカの現状が今はテレビでずいぶん報道されるので「そうではないのだ」といいう事がわかってきています。
これはどうしてわかってきたかというとまず、同時多発テロというものが大きなショックを我々に与えました。この事を契機としてアメリカが国際警察のように振る舞って進めてきたことの実態を知ることになりました。その一つがテロの起こる原因でもありました。また、アフガニスタンの戦地からアメリカ兵が大変な精神的異常状態になって帰ってきて、それから戦争で亡くなった兵士の遺族の方々が味わった大変な御苦労と、それに繋(つな)がってきているイラク戦争・・・こうしたことからアメリカの実情が我々にもわかってきていますのでメシヤ様がお説きになっている真意というものを考えると、このお言葉が現代に当て嵌(は)まっているように拝読することもできます。ということを一つの課題として受け止めて、またこの対談文を拝読して頂ければ迫ってくるものがあると思います。
それから「風邪をひいて鼻血がでる」ということについて、メシヤ様が明確に解説しておられることを現代に当て嵌(は)めて考えていただきたいのです。『今の人間は注射や飲み薬を飲んで始終頭を使うから、その薬が頭に上ってゆくのです。そこで薬という物は、悉(ことごと)く毒物ですから、頭の中が薬で一杯になるのです。』と書かれています。そうすると昭和28年頃の頭を使う程度と平成22年現在の頭を使う程度を比較した時に、現代人のおかれている状況というのを当て嵌(は)めて読んで行くとよりわかりやすいと思います。
また、家(うち)の子供たちは薬を飲ませていない、だから薬がいくら頭を使ってもそこへ集溜することは軽減されている、と安心できる部分もあります。それともう一つは三重支部の御神前を拵(こしら)えた時にずいぶん化学物質に気を配りましたよね。
そうして気配りして建造された家は大丈夫なのですが、しかし化学物質だらけの家もあります。これから保育園とか幼稚園とか学校に行き、そこでその化学物質はどうかということを考えた時に、化学物質の影響を受けざるを得ない機会が自分の子供には那辺《なへん=どのあたりに》にありやということをいつも考えて、その化学物質に関わった時に神経を使った所へ集溜してくるという、自分の子供の置かれている環境とそれからその場所にどれだけいるかということを基に、これからテレビを見たり勉強したり、ゲームをやっている時に毒素がどこへ集溜するかということを親というのはいつも見ながら子供を育てて行かなければいけないんだ、と、まあそういうことですね。そういうことの為に参考にして頂きたいと思います。
それからここに自然栽培の話が出てきています。『兎に角(とにかく)五年で五割増産することは確実なのですから』と書かれていますがこの五年で五割増産というのは実質的にどうですかね?今までの実施者から聞くと。五年で五割増産になってますかね。
受講者
メシヤ様への報告が過大になされていたのではないかと思います。
楳木代表
そう。だからそれが一番今回は問題なのです。要するに担当者が過大に報告した内容をメシヤ様はそのまま採用されてしまっているのです。これが実は御神業上一番の問題点なのです。
だから皆さん方にもう一度整理して聞いておいて頂きたいのですけれども、世界救世(メシヤ)教が出来た時にはメシヤ様は、御自分は今まで顧問として謂(い)わば裏で御神業を進めてきていたけども、世界救世(メシヤ)教を開教することによって教主となられて表に出られた、とその時に書かれています。表に出て愈々(いよいよ)これから御神業が展開されるなあ、というところが我々がそれを拝読すると思うところなのですけども、しかし実はメシヤ様が表にお立ちになられたので今度は次席のNO.2を争って結局経理上の問題を当局に流した結果メシヤ様が逮捕されてしまって、そして頭脳の拷問という表現によるような脳貧血を何度も起こされてその後遺症で本来120歳の御寿命であるにかかわらず73歳で御昇天なされました。ということは実はメシヤ様の高弟が御神業を止めてしまったということなの です。
ですから今回のこの五割増産ということも弟子がメシヤ様の御言動を曲げてしまうような報告を上げてしまっていると。これが実は我々にとっては一番深刻に受け止めなければならないことだということを今回は対談の中で・・今回掲載している体験記と同じで、高度な読み方をしておいてもらわないといけません。
受講者
「景仰」を拝読させて頂いていると、メシヤ様は弟子や有識者に質問なされてその回答をそのまま御講話なされたことがあったと拝察できます。間に立つ高弟が確認作業をしていなかったのですね。
楳木代表
そうね。だからすべてメシヤ様は誠の報告だということを前提にしてとり上げて行かれている。ということがあるので「景仰」を拝読しているとこういうところに繋がって行くのだなあと言うことが良くわかりますね。
受講者
今回の対談では阿部執事が数字をとり上げているわけですから数字の確認をしておかなければいけませんね。
楳木代表
執事ですからね。報告してきた者に対して「あなた大丈夫、本当の数字だろうね。」ともう少し詰めてくれると良かったですね。ただまあこの当時30万位まで信者さんが膨れ上がっているわけだから、そういう大教団の教主様に報告された内容に疑問を呈するということについて当時の人達はどうだったかということですね。
感謝献金は誠心で、御教えに沿った御神業を進める
楳木代表
噂で聞いた話ですが、○○では浄霊を頂いて莫大な寄付をされる大富豪がいるらしいです。その寄付をEM普及に回しているというとんでもない内容を耳にしました。
受講者
2月度のメシヤ講座で御法難についてのお話がございました。信者の考え違いや、迷いや、良いと思っても間違っていたりする時、邪神が一人一人を引き落とそうとしていると。
法難ということで考えますと、昔の仏教者達は御法難を受けそれをどのように受け止めて行くのかと苦しまれたそうです。そんな時代の人達は仏に助けられて喜んでも何故なのかということは一切考えることはなかったそうです。
神様の根本がわからないと生命に関したことはわからない。経文にもバイブルにもなかった上面の所でしか説くことができなかった。深い所まで分からせなかった。分からせてはいけなかった。と御教えにありました。(人間の生命と神の奥儀)
私達はメシヤ様の御教えを学ばせて頂いているものとして、EMに感謝献金が使われるということは、やはり浄霊を頂いたことによる感謝のあらわれのお金だということは考えられていないのではないでしょうか。
楳木代表
いやそれは考えているでしょう。浄霊という神様の力によって・・
受講者
その力がどういうふうな原理で持って発せられているのかと。
(先生)
その所はね、私もその人に確認したわけじゃないのでわからないのですがね。やはり御教えに沿って・・英文の御教えがあるから。たぶんそれは読んでいると思いますよ。ですから感謝によっておそらく感謝献金をされていると思います。だから感謝によって上がってきたものを、その団体の代表者とかは御教えに沿って御神業を進めるということが一番大事だという事です。ですから御教えに沿った行動を弟子たちがやっていればメシヤ様は御法難には遭われなかったわけです。どこまでもやはり御教えに沿った在り方がないところに問題が発生しているというふうに解釈した方が良いと思います。
受講者
5年にして5割増産と書かれてあって今私達は解説して頂いたからわかったのですが、そういうことというのはまだまだ一杯あるのですか。
楳木代表
いやこれはね。この点だけです。結局13俵という報告はね、これはあたっているわけです。私も実践していて一反で12俵とったことがあるからね。子供の頃。だからもう少し頑張れば13俵までいけるというのはこれは問題ないと思います。しかし土地によって肥沃な土地と、日当たりと、水の美しさと言う条件があるから一律5割増産というふうに一括(くく)りにすると問題が生じてくるのでね。その辺の担当者の報告の仕方が良くなかったと思います。
21世紀の科学を発信しよう
楳木代表
さあ、それから21世紀の科学ということですのでこれから21世紀の科学を三重支部の方々の御協力を頂きながら発信していきます。研鑽資料と同じような作業に取り組んで頂ければ大変有り難いと思います。そういう尊い御神業を進めるために皆浄化を頂いているのでね。
受講者
皆頭の浄化なのです。
楳木代表
頭を使うために今毒素を溶かしているのですよ。やはり過去使った所が今日の解説によると神経が集溜しているから。今度またその神経を使うために溶かして出しておかないと。使えないその頭を。浄化しておかないと。ひとつ御神業が待っていると思って浄化を乗り越えて行って頂きたいと思います。
受講者
『文明の創造』のルビはや字体はどのように編集するのが良いでしょうか。
楳木代表
ルビ数は全集位で、できるだけ原文に近く旧字体を使用しましょう。どうしても変換できない文字はそのように但し書きすることにしましょう。
受講者
旧字体ですと漢字の出来あがってきた意味が文字から理解できますからね。例えば「禮(れい)」は「豊かさ」を「示す」とかね、そういった意味で旧字体を使う方が良いのでしょうね。
楳木代表
そうだね。6月15日発刊を目指して頑張っていただきたいと思いますので、皆さん時間の許す限りご協力をお願い致します。チェックすることによって拝読を重ねられるからね。
受講者
一字一句見なければなりませんからね。
楳木代表
だから一挙両得というわけですね。(笑い)
体験記に学ぶ 病気が二度と起きないように生活改善を
楳木代表
○○さんは一番こういう体験記を読んできていると思いますが、今までと比べてどうでしたか。
受講者
このような体験記は今までなかったので。浄霊頂いて治って良かったという報告が多いと思います。
楳木代表
そうですね。ですから布教所長の役割というのはね。浄霊で治って良かったね。 と言うところから今度はその病気なら病気が二度と起きないような生活をさせるような、話をしないといけないですね。
受講者
完全に奇麗に曇りがとれるということはないのですかね。
楳木代表
完全にとれるのはまずないでしょう。毒素がね。排泄までに50年は集溜するものがあるからね。これが御教えの『薬毒五十年』という御教えなんですね。それから浄霊をずーっとすると早くとれる場所もあるからね。しかし根っこの方にずーっと溜まっているようなものは浄霊を頂きつつ徳積をしながらでも50年はかかるわけです。私もね薬毒を入れなくなって今年で丁度50年になるわけです。だけどね、まあサッカーと同じでロスタイムがあるからね。50年プラス何年かはロスタイムを見ておかないといけないね。
受講者
霊の方の曇りも50年ということですか。
楳木代表
薬毒50年というのは後天的なものですね。先天性のものはどうなるか。例えば粘着性のある鼻水ですと、鼻の長さよりかなり奥から出てきますね。
(子供達に)靴下脱いじゃったの。靴下履いておきなさい。
霊界は浄化をさせて頂ける場所 現界で御用しさらなる向上を
受講者
私の年になると現実的に霊界ということがとても気になるわけですね。曇りを持ったまま霊界へ行くことになると思うのです。そうすると霊界で浄化を頂くにはどうしたら良いのですか。
楳木代表
だからメシヤ様は霊界で充分浄化をして生まれ変わった場合は幸せだけど、浄化不充分で早く生まれ変わった場合は不幸になると仰(おっしゃ)っています。
受講者
それはそのやっぱり生まれ変わってこないと・・・浄化できないので。
楳木代表
霊界は浄化する場所だと思えば良いのです。
受講者
浄化させて頂けるのですか。
楳木代表
浄化させて頂ける場所なのです。
受講者
霊界でも・・
楳木代表
霊界こそです。だって罪に応じて行き場所が決まるわけでしょ。仮に地獄に落ちたとすると二度とこんなところに来たくないと思うから善人になるわけです。それが浄化なのです。
受講者
二度とこんな所へ来たくないと思えなければいけないのですか。
楳木代表
それはそれが好きであればしょうがないです。
受講者
地獄におりたければね。(笑い)
楳木代表
だから地獄のね。こんな冷たいのが・・居心地いいわと言うならね。例えば地獄の種々相がいろいろあるでしょう。血の池地獄や針の莚(むしろ)や・・
受講者
実際にあるのですかね。
楳木代表
だからお花のある所へ行ける人はかなり罪穢れのとれた人ですね。
受講者
そういうお花のある所へ行かせていかないといけませんわね。
楳木代表
『天国の礎』の中にも霊界の構成が書かれてますから、良く読んで行き場所を良く見定めて・・・
受講者
やっぱり自分で知っておかなければいけないのですね。
楳木代表
そうそう。そのために御神業にのぞむわけだから。だから時間があれば濵口さん何か御用ない?って。絶えず電話してね、そして御用して行き場所を少しでも上げて頂けるようにね。準備をしてこれから20年くらいかけてね。そうすると90歳代になるでしょ。そうすると90歳代でなおかつ元気で浄霊三昧(ざんまい)という生活をさせて頂けるようにね。でまあ120歳くらいになってぼちぼち行ってきますとね。霊界に行って来れば良いわけだから。
おおよそ現代人は、死んだときのままで霊界に行くということを知らない人が多いのでね。だから霊界へ行って慌(あわ)てるのです。
受講者
霊界へ行って慌(あわ)てたくないと思いますのでね。
楳木代表
そうそう。でもこうやって勉強会を積み重ねていたら慌(あわ)てることはない
でしょう。
楳木代表
濵口さん。体験談を発表して何かありますか。
受講者
体験記纏めるのにいつも主人と喧嘩のように議論になってしまいます。「そうじゃない。私の言いたいことはこうなのよ。」と。
楳木代表
普通の夫婦ならそこで止めてしまうところを書き続けたのは意義がありますね。
受講者
言いたい御教えを探すのに、「この御教えじゃないだろうか。」と言うと「いやそうじゃない」というので「それじゃ自分で探しなさい」と。
楳木代表
なかなか良いことですよ。
だから何のために我々は信仰してきたかということと、何のために人を御世話してきたかということがね。やはりこういうふうに体験記を書くと整理されるから。今まで布教所ではそういったことが整理されないまま来たのでね。そういう点では最後に『進歩向上』の御教えで体験記をまとめたのは非常に良かったと思います。
御教えに照らした生活で 地上天国の住人にならせて頂こう
受講者
体験記を読ませて頂いて、一般的に殆(ほとん)どの人が信仰を利用するだけのように思いますので、お世話するのも非常に難しいと思います。
楳木代表
そこはみなさん気付いて頂ければ素晴らしいことなのです。皆幸せになりたいのですから、幸福者になりたいわけだから。地上天国ができるまでに裁かれずにね。裁かれても生き残って地上天国に生き残りたいわけです。じゃあ地上天国に生き残るためにどうしたら良いか。そのためにどうしたら良いのかというと、朝拝に拝読する「神格を頂く道」あの御教えの通りに生きて行けば良いわけです。そうすれば地上天国の住人になれるわけです。信仰生活とは実はそういうふうに目標を立てて向かって歩むことが信仰生活なわけです。そして率先してその後ろ姿を見せるのが支部責任者の役割なのです。そして信者さん方に「地上天国の住人になるためにはもう少しこの点を変えて行った方が良いですよ。」と言いにくいことでも言って行かなければなりません。
受講者
御教えに照らして・・
楳木代表
そう。御教えに照らしあわせながらね。でその話を理解するためには、みなさん日頃から御教えを拝読しておいて頂かないとね。「ここにこういう御教えがあるでしょう」と言われてもね。気付かないのです。
臓器移植は霊体一致の法則で考える
受講者
臓器移植は相手が良くなって頂きたいと思ってしていると思うのですが、そうい
う気持ちでも霊界へ行った時に影響はあるわけですか。
楳木代表
深刻な問題ですね。霊主体従の法則でなく今度は霊体一致の法則によって体がな
いということは霊がないということです。霊界へ行った時に体がない状態になっ
てしまうわけです。で目を移殖してしまった時に、霊界生活では見えなくなる物
が・・
受講者
すると、あの人の為にと思ってやったことは霊界では通用しないわけですか。
楳木代表
それが法則なのでね。霊界生活を信じない人達は人の為になるから大変良いことなんだと思ってやりますが、この一番酷い現実を私が見せられたのがね、検体をした人ですね。人の為に役立つそして葬式の手間も懸らないからご遺族にも心配掛けないから、良いと思いますよね。偶々(たまたま)私はその検体した人の家を借りたことがあってね。それは良い家なのですが不気味な家でした。夜になるとあちこちでいやーな音がするのです。それで「どういう人が住んでいた家ですか」と聞いたら実は検体していて葬式をしていないということがわかってね。それですぐにその家を出ました。私が慰霊をしてあげるという関係でもないのでね。
受講者
そういうことがあったとしても慰霊をすれば救われるのですか。
楳木代表
救われない。まだ。まず遺体を引き取ってきちんと送ってあげないとね。何故かというと、霊のわかる人からすると、解剖する前にアルコールに浸(つ)けられるでしょう。それをずーっと上から見ているのです。自分の肉体をそして離れられないのです。「しまった。こんなことしなければよかった」とずーっと思い続けているのです。だから霊界に行けない。で、お葬式は何かと言うと肉体に対する執着を切る儀式なのです。ずーっと自分が使ってきた肉体だから執着がある。でも離れないといけないわけだからそのために葬式をするわけです。そういう執着を無くするためにね。そして無くすることはできるのですけども検体をしてしまうといつまでも肉体があって亡くなった時の状態でアルコール浸けさせられるからずーっと裸のままそこに存在するからね。しかも順番に浮いてくるのを下へ突っ込むわけだから、そういうのをずーっと後悔しながら見なければならないのです。
受講者
検死はどうなのですか。
楳木代表
実質的には検死はしない方が良いのです。だけど犯罪者を捕まえるためには仕方がないところがあるのでね。できるだけ切り刻まない方が良いのです。
受講者
自殺が多くなっているのでね。検死も・・
楳木代表
宗教家達はそういうことをやめさせるような話を、布教所などで1年に1回位はしていかないとね。布教所長は。実は霊界を知っているものからみると恐ろしいことなんだと。「病院へ行って調べてきたら」と平気で言うでしょう。それが一番御教えに反した事をやっているのです。その人の成り立ちを聞けば大よそこういうことが予測される、ということに基づいて本来「こういうところを良く浄霊しなさい」と言えるわけです。それをすべて「一回病院へ行って調べてもらいなさい」と。それで「それに基づいて浄霊しましょう」と言うと、それは専従者がもう医者に丸投げしてしまっているのです。
例えば、○○さんの場合、今まで使った薬とか、ホルモンの出どころはどこかとか、それは延髄ですね。延髄に外部から刺激を与えてそして治療しているから延髄に物凄く負担をかけています。するとその中を美しくするために延髄を中心にして浄化が起きてくると言うわけです。そこを根気よく浄霊して行ったら良いです。外部から与えたものというのはね。全部取りきっていくにはすごく時間がかかるから。
人間的にはそれを短時間で取りたいですね。しかし短時間で取るとそれは命に関わるから。延髄というのは生命の一番中枢だから。それを一度に溶かそうとすると死ぬような症状になってしまいます。
ですから日常生活をなんとか維持しながら行くには、緩やかに緩やかに取って行くしかないからね。だから人間的には「もっと早くスッキリしたいわ」と思うのですけども、早くスッキリするのは死の瀬戸際まで行くような浄化を起こさないといけないわけです。これは神様からするとまだ役目が一杯あるわけですからね。
○○さんの場合、奥さんという役目、母親というこれまた大きい役目があるわけだから。これを果たさせながら美しくしていかなければいけないわけだから、それはもうジワリジワリとイライラするくらいにしておかないと本来の役割が果たされないということになってしまうのでね。そういうわけで浄化の速度はね急ぎたいのだけども急ぐと命に関わるから。ですから命に関わらないで自分の職責を全うする位の速度で徐々に徐々に取らせて頂いているのです。
で実は信仰が向上するということは徐々に徐々にで鬱陶(うっとう)しいことだけども、「この為に私は生活を維持することができるのだ」と感謝ができることが最高の人間的な生き方になってきます。もうちょっと具合悪くなるともうこの子の面倒見れなくなってしまいますからね。
受講者
そうですね。ギリギリ・・
楳木代表
そう。ギリギリのところでね。浄化を許されていると。そのことにメシヤ様に感謝させて頂けるような自分の生活を営むことができることが一番美しい人生、尊い人生ということです。そしてこの人生というものの意義ということを知らしめるのが本来布教所長の役割なのです。ですが、一回病院行ってみてきたらというとこの人はもう責任を放棄したようなものです。メシヤ様からすると失格者ということになります。あの手この手から考えてもどうしてもこの症状の原因がわからないから医者の手を借りようと。というなら「こういう専門医がいるからここで聞いてきなさい」とそういうとこまで言えば誠意のある指導だからこれはこれでいいんだけどもね。
布教施設は人生の豊かさが溢れる場所
楳木代表
メシヤ様の御教えによって人生は幾重にも豊かになって行きます。布教所というのは人生の豊かさが溢れる場所でないといけないんだけども、どうも今はねどこの教団でもそういう状態じゃないようですね。
ところで、昔世界救世(きゅうせい)教に入っていた人が今は天理教に入っている人がいまして、「浄霊って素晴らしかったでしょう」と聞くと「浄霊は素晴らしかったのだけども浄霊しながら人の悪口や噂話をしていた」と当時ね。「そういう不平不満ばかり言っているのを聞きたくなくて私は世界救世(きゅうせい)教をやめたんだ」と言うのです。するともうそこの布教所の指導者の責任になってくる。
こんな素晴らしい浄霊があるのに神聖な浄霊している時に人の悪口や不平不満言っていたらね、浄めつつ毒素をふりまいているそんな状態ですね。もう悲しい現実でがっくりきました。
メシヤ様と御縁を頂いて素晴らしい人生を歩む筈が指導者によってとんでもない方向に行かされてしまうのだなとつくづく思いました。
天魔羅刹も服ひて 諸悪邪法は改り 夜叉龍神も解脱為し
受講者
一昨日、樹齢1000年といわれる鶴岡八幡宮の大銀杏が倒れました。大木には龍がかかっているという御教えがありますので、大木が倒れたということは龍神が離れたと・・
【ウィキペディア(Wikipedia)より抜粋
大銀杏:樹齢800年とも1000年余ともいわれていた。建保7年(1219年)1月27日、源頼家の子で八幡宮の別当を務めていた公暁がこの銀杏の木に隠れて待ち伏せ、源実朝を殺害したという伝説があり、隠れ銀杏という別名がある。しかし、当時の樹齢を考えると、人が隠れることのできる太さにはまだ成長していなかったという説もあるため真偽は不明。現在の木は二代目であるとする説もある。昭和30年(1955年)より神奈川県の天然記念物に指定され、鶴岡八幡宮のシンボルとして親しまれていたが、平成22年(2010年)3月10日4時40分頃に、強風のために根元から倒れた。】
楳木代表
そう離れたのですね。
受講者
昨年の10月8日には 『伊勢神宮「樹齢数百年」巨木倒れ、参拝停止』というニュースがありました。チリの地震といい、異常な自然災害を見ていますと、龍神が解き離れたと思えます。
受講者
大体ああいう樹齢1000年とかねいう位だから相当強烈な龍がかかっていると思うのです。龍神とは一体何かというと御教えからいくと夜の時代になって皆、化仏(けぶつ)しなさいと指示されて頑固な神様だけ化仏しなくて・・
受講者(子供)
(反応して)がんこ
楳木代表
そう。頑固なのです。(笑い)そしてその神様達が改心しているのではないかなと思います。
受講者
化仏していくのですか
受講者
逆、逆です
楳木代表
化仏でなくて、仏滅と同じで仏滅すると仏に化仏した方々が神に戻るでしょう。龍神も本来神様なんだから。だから本来の神様に戻って・・・結局頑固だったわけだから龍神にさせられたわけだから。で、それを日月地のブログに書いたわけです。
【日月地ブログ(2010年2月25日木曜日)楳木先生への質疑応答15~祭典の意義 より抜粋
伊都能売思想で言うと、最後にどうなるかというと、縦と横が結ばれるという事は、両者が中心に近づいて来るという事です。善と悪も近づいて来る。それがどのように近づいて来るのかと言うと、「善言讃詞」の中に、「大千三千世界の三毒を滅し五濁を浄め 百千萬億一切衆生の大念願 光明常樂永劫の 十方世界を成らしめて」とあり、その後ろの方に、「天魔羅刹も服ひて 諸悪邪法は改り夜叉龍神も解脱為し 諸善佛神咸く其志を遂ぐるなり」と書かれている訳ですから、例えば、悪法というようなものは全て改革されて行かなければなりません。
「諸悪邪法は改り」という事は、国会議員については、法律の作り方について、将来的にはアドバイスをして行かなければならないという事です。それから、「天魔羅刹も服ひて」という事ですから、天魔も羅刹も服わないといけない。これは、悪を切り捨てるという事ではなくて、服わせるという事です。服わせる為に、この「服う」という言葉が転じて「祭り」になっているのです。「お祭り」の語源は「服う」です。】
受講者
龍神が服(まつろ)いてきたわけですね。
楳木代表
そう服(まつろ)いてきたのですね。この場合、解脱ですね。神に復帰されるのですからね。
受講者
無理に繋げてもどうかと思いますが、鎌倉支部の発会との繋がりも考えてしまいます。(笑い)
楳木代表
なんか繋がりあるね。(笑い)
鎌倉山の手前に鎌倉支部があり裏側には大豪邸のある地区があります。そういう唯物主義の象徴のような場所があってね。その手前側でね毎月月次祭を執行するというのはやはり何か意味があるなと思いますね。そして、その大銀杏が倒れてね。何かこう大変革の現れのような気がしますね。
昨今の映画について
受講者
恐竜の大絶滅は「小惑星の衝突」が原因との記事がありました。
衝突により大地震と大津波が発生。さらに、大気中に舞い上がった大量のススやチリによって酸性雨が降り、太陽光が遮られて寒冷化が進行。生物の70%が死滅したと見られている。そうです。
楳木代表
やはり太陽の光が届かないということが一番恐ろしいことなのですね。ここのところ、どうも太陽の黒点が変動しているようですね。
受講者
チリの大地震で地球の自転が若干変動したとの記事もありました。「チリ大地震で1日の長さ短縮 NASA分析、地軸も移動」
楳木代表
地球の自転が止まりそうになったという映画があったね。昔。
【ウィキペディア(Wikipedia)より
『地球の静止する日』 は、1951 年、アメリカの未来SF 映画。20世紀フォックス製作、監督ロバート・ワイズ、主演マイケル・レニイ。2008年、キアヌ・リーブス主演でリメイク作品『地球が静止する日』公開。】
受講者
一瞬皆記憶を失うという映画の宣伝をやってましたね。
楳木代表
太陽の活動が半減したという映画もあったでしょう。太陽の核融合が減ってきた為に地球が冷凍状態になってくるわけです。それで活
発化させようと言うことで核弾頭を積んだ宇宙船で乗り込んでいって一回目は失敗する。そして2回目は成功して太陽が活性化してくるのでもう一回地球が生き返ると。そんな映画も見ましたね。
それでは時間になりましたので月次祭を終わらせていただきます。ありがとうございました。
<来月の御教え>
「メシヤ様対談記・19」(栄百九十八号 昭和28年3月11日)