メシヤ講座no.102三重(平成21年7月)

<今月の御教え>

「メシヤ様対談記・10」(栄百七十九号 昭和27年10月22日)

 

【メシヤ講座 三重支部】

受講者

『それから其(その)時分になると病気もずっと減って来ます。病人の原因と言うのは薬ですから、体から薬を抜けば病気は起らないのです。薬を出す作用が病気です。
之で(御浄霊で)やってもすっかり取り切るといふ事は出来ませんが、大体取るには二、三十年かかります。普通では何十年かかるかわかりません。ですから斯うやる(浄霊)のは薬を取る方法です。』

とメシヤ講座の御教えにありますが、「普通では何十年かかるかわかりません。」の普通とは浄霊をしなかったらということですか?

 

楳木代表

そうですね。御浄霊なしでということですね。

ただ、メシヤ様でも50年経ってもまだ歯の治療のときの麻酔がもとで痛んでおられた、とあります。だから、しょっちゅう奉仕者が肩もみをしていました。そうすると肩もみをさせて頂いている奉仕者の方が楽になるということが、よくあったそうです。また、乗用車などでメシヤ様の御横に座るとメシヤ様側の肩、腕だけが熱くなるということがあったそうです。

更には、御法難の際にメシヤ様に旅館の女将さんが着替えをお持ちしていたそうですが、お着替えの時にメシヤ様はお腹のところを押さえておられたそうです。光の玉がおありになるので、その箇所を他の方に触れさせないために右手で押さえておられたのです。ガードするためか、位置がずれないためか、その理由は明らかにされていませんが、ご自身が最も意識して過ごされておられたのですね。

ですからメシヤ様の腹中の光の玉こそが我々の信仰の本体だということです。先月喜多さんが次のように報告して下さいました。

〈そしてその夜夢を見ました。それは広い二間続きの和室でその神床に黒っぽい羽織の姿で男の方が一番上に座っておられます。しかも前向きですので羽織の紐が大きく白く輝いているのがとても印象的でした。〉

御尊影の羽織の房は非常に大きいですね。光の玉の御存在はあの位置ですから、羽織の房の部分が大きく強調されたということは、喜多さんの夢を通して私たちにメシヤ様がお示し下さったのだ、と1ヶ月間考えてこの想いに到達しました。

今回掲載の「地上天国祭」挨拶の内容と共通するのは、メシヤ様の御肉体は光の玉からすると邪魔だから、あえて喜多さんの夢では人物を特定させずに光の玉のある位置である房を強調なされたのだと受け止めることができます。

だから光の玉を強調されていたのです。このように受け止めさせて頂きますと地上天国祭の話と合致してゆきますので、挨拶の内容を理解して頂けるのではないかと思います。

【「メシヤ講座no.101(平成21年6月分)」より抜粋:
このお答えは、メシヤ様が御昇天されても浄霊の御光は永遠にいただけるということで、大変な安心感と心強さに包まれます。大変力強いものであると同時に、『却ってよく出ます。体があると邪魔になりますから。』というお言葉は深奥なる意味合いを私達に示されています。邪魔になると仰ったのは、『私のお腹に光の玉があってそれから光が出るのですから無限なのです。』とのお言葉にある『光の玉』という御存在に対してです。
現在、メシヤ様は邪魔と位置付けた御肉体を離れられて、神界から私達に御光をお出しくださっている、と考えれば、今日までの教団裏面史も善意で受け止めることが出来ます。しかし、その立場をとれば、ご参拝の在り方は安易な姿勢ではなく、より厳粛にならねばなりません。】

 

受講者

碧雲荘で御奉仕者を囲んで行われました「思い出座談会」の中で側近の奉仕者の方が、次のように語っておられます。

【「思い出座談会」より抜粋:
「それから御浄化になられまして御側につかせて戴きましてからのことですが―――これこそ本当に皆さん方にお知らせ致したいと思う事ですが―――突然涙をポロポロお出しになられて、嗚咽を上げておられますので、御叔母様がどうなさったのですかとお聞きになられましたら、黙っていらっしゃるのです。
それでどこかお苦しいのですか、おつらいのですかと申し上げますと、「いやそうじゃない、今大峠の様を見せられた。(それもお横になられてウツラウツラなさった後なのです)
―――それは私の想像したよりも実にひどかった。私はそれを見て非常に悲しかった。
結局人類が一人でも多く亡びるという事を一番悲しむのは、誰でもない、神だよ・・・」

と仰言られ、その時にノアの洪水のお話も伺わして戴いたんですが、その事はちょっと失念しました。】

神様は御自分で悪もつくられたにも関わらず、世の大峠に際し一番悲しまれるのですね。

 

受講者

ある教団で、遠方の方を自分の所属する布教施設へ御案内しようとしたら地元の布教施設へ御案内するようにといわれたことがあると聞きました。

 

楳木代表

世界救世(きゅうせい)教の一元化前は、因縁なのだから御縁を頂いたところへ例え遠方であっても参拝していたのです。一元化して便利が良すぎるようになりましたね。困難なことを避けるようになりました。

そういった意味で、メシヤ様に求めるという姿勢からすると、逆説的には家族の理解がないほうが信仰が深まる場合もあります。

その環境が、自分にとっては辛くとも勉強になるのです。また、このことも、その人その人の因縁使命に基づいているのです。そういう意味では現状が現在の自分にとって最も相応しいのだと

言えるのです。理想と現状は違います。徳を積んでいけば周りの環境は自ずと変わってくるのです。

メシヤ様の御生涯をみつめていくと天才的であられたのに病気がちでした。婦人病以外のあらゆる病気を体験なされたのです。メシヤ様が御自身大変なご苦労を体験されておられるからこそ、

私たちに救いとその方法をお示しになることができたのです。

メシヤ様を一途に求めて信仰を展開していくとその個人としての環境を見て信仰を育てて下さるのです。

○○さんの因縁に繋がる人が救われるために、今私たちは浄霊を体験しているのです。ぜひ気になる人に浄霊を取り次いでください。

 

受講者

日月地様のブログに宇宙意志についてのお話が出ていましたが、メシヤ様も宇宙意志ということを御教え下さっておられます。

 

『御教え「宇宙意志について」:

そうして真理の具現者であり、宇宙の支配者である者、それを尊称して神というのである。故に、宇宙意志というも神の意志というも同一である。この理によって大自然そのものが神の意志であり、大自然の実相が神意の具現であるといえよう。(昭和18年2月5日)

善と悪とに就て、徹底的解釈をするとなると、之は仲々難しい問題であって、今日迄この問題を真に説き得た者は、殆どないといっていい位である。何となれば此事は大宇宙の主宰者である主の神の権限に属するからで、即ち哲学的に言えば宇宙意志である。
従って主の神以外の凡ゆる神でも分り得ないのは当然で、況んや人間に於いてをやである。若し此問題を説く人があるとすれば、それは人智から生まれた想像の範囲内であって、それ以外一歩も出ないのである。処がそれを私は茲に解説しようとするのであるから仲々大変ではあるが、といって私の想像的所産ではなく、神示によるものであるから別段困難はないのである。
というのは時期来たって地上天国建設の大任を負わされた私としては、ある程度主神の真意が感得されるからで、読者は此点よく心に止めて読んで貰いたいのである。
右の如く無にして無に非ざる存在、私は仮に名付けて霊電波又は幽幻力といおう。この幽幻力に於いての原素の活動 こそ、凡ゆる力の本源であって、その中心としての主動力こそ宇宙意志

であり、これによって戦争も起り、平和も来すのである。勿論無限大から無極微に至るまでの森羅万象一切の変転流動の根源のそれである。(昭和18年10月23日)

このように善悪の摩擦によって、文化が進歩するとすれば、今日迄は悪も大いに必要であった訳である。
しかしながらこの悪の必要は決して無限ではなく限度がある事を知らねばならない。これについては順次説いてゆくが、まず肝腎なことは、この世界の主宰者たる主神の御目的である。
これを哲学的に言えば絶対者と、そうして宇宙意志である。(昭和27年8月13日)

本来天地間凡ゆる森羅万象は、さきに説いた如く、霊界と現界との両面の活動によって生成し化育し、破壊し創造しつつ、限りなき発展を遂げつつあるのであるが、これを大観すれば無限大なる宇宙であると共に、無限微の集合体である処の物質界でもある。
それが極まりなき転変によって、停止する処 なき文化の進歩発展がある。そうして心を潜めこれを静かに考うる時、宇宙意志即ち神の目的とその意図を感知しない訳にはゆかないであろう。

(昭和22年2月5日)』

 

楳木代表

最初に読まれたのは何年の御教えですか?

 

受講者

昭和18年の御教えです。

 

楳木代表

そんな時期に「宇宙意志」ということをお説きになられています。当時そのようなことを話す宗教家は数少なかったと思います。

ですから、そうした魅力に惹かれて多くの知識階級、著名人がメシヤ様のもとに集ってこられたのだと言えるでしょう。

 

受講者

日月地様のブログで二重螺旋についてのお話がございました。

【「日月地」ブログより抜粋:

宇宙の構成がわかっていないと、宗教学者としては理解度が深まっていかないのです。例えば、「古事記」の中に国造りの件(くだり)がありますね。最初に、妻神の伊弉册尊が天の御柱を

先に回って、後で夫の伊弉諾尊が回ったら、うまく国造りが出来なかった。だから、「これは順番が間違ったからだ」ということで、伊弉諾尊が先に左回りをし、伊弉册尊が後で右回りをしたら、うまく出来た。これは何を意味しているかと言うと、御柱を二回回ったという事は、所謂、二重螺旋という事です。
だから、神話の中に、生命の源は、二重螺旋構造の遺伝子によって構成されているという事が既に出ている訳です。】

 

ふとまに図の「あわの歌」はDNAの二重螺旋構造になっています。

あわの歌とは、

あかはなま
いきひにみうく
ふぬむえけ
へねめおこほの
もとろそよ
をてれせゑつる
すゆんちり
しゐいたらさやわ

と「あ」で始まり「わ」で終わる歌です。

「あわの歌」は、48文字を半分ずつに分け、父の言葉「あ」に続く23の言葉と、母を示す「わ」につながる23の言葉を結びつけています。

天の位置にある「いざなぎのみこと」が「あめみの御柱」を「左」に回りながら「あ」の言葉ではじまる23文字の上句をうたい、それに続き、地の位置にある「いざなみのみこと」が「右」に回りながら「わ」の言葉で終わる23文字の下句をうたいます。

「あわの歌」は、まったく同じ「生命の基本原理・法則」であり、父と母の結びつきから生まれてくる子供(人間)の46本の染色体を言葉であらわしています。

「ふとまにの図」が「原子の法則性」をあらわしているように、「あわの歌」は「生命の法則」であるDNAの構造をあらわしてもいます。

正しいDNAの廻り方でないとZ型のDNAになってしまい生命が生まれないのです。 話には深い意味がありますね。

 

楳木代表

言霊学からいうと、言霊によって私達の臓器形成も導かれてゆくことになっています。

しかし、古事記では明解に説明がされていません。ですから難しいのです。

そこへゆきますと、メシヤ様は端的にわかりやすく御教え下さっておられます。大変有難いことです。

 

受講者

御教えにも二重螺旋についての記述がありますね。次の箇所です。

『御教え集16号(昭和27年12月15日)

それから私は今まであんまりはっきり言ってなかったので、だんだん時節に応じていろんなことをはっきりさせていきますが、こういうことも知っておかなければならない。今私がやっている仕事は伊邪諾尊の仕事なのです。それで古事記にある“天の御柱を両方の神様が廻り合った”ということがありますが、最初伊邪冊尊すなわち妻神様の方が右まわりをした。そうしたところが世の中がうまく行かなかったので、要するに失敗したのです。
そこで伊邪諾尊が「そうらみろ、オレが最初右まわりはいかんと言ったのに、お前が右まわりをしたからそうなったのだ。こんどはオレが左まわりをしてやろう」というので、天下が治まったということがあります。というのは、右まわりというのは右進左退で体主霊従です。それを伊邪諾尊様が左まわりにすると天下が治まったというのです。本当のやり方をしたのです。
ちょうど今の医学は右進左退ですから体主霊従です。右まわり医学です。今度は浄霊という“霊”を主にするというのは左まわりです。それで私がやっている仕事は伊邪諾尊の仕事です。』

 

楳木代表

子供を育てる上で大切なことは、褒めてあげること。そして悪いことをしたら理屈抜きで「駄目なものは駄目なのだ」ときちんと教えることです。

良い事をしたら褒めて才能を伸ばしてあげるのです。先ほどは言霊のあり方を紹介して下さいましたが、子供にかける言葉には注意を払わねばなりません。

定期的に支部に参拝し想念を高めて行って頂きたいと思います。

 

受講者

定期的に支部に参拝するようになって、自分の気持ちが穏やかになり、子供に対する自分の気持ちも変わってきたように思います。

 

楳木代表

御主人のストレスをとってあげるのは奥さんしかいません。仕事でストレスを受け、家に帰っても家族からストレスを受けると、飲酒とかパチンコに逃避するようになります。家では御主人と良くスキンシップをとって頂きたいと思います。

男は60歳くらいになって体に不自由を感じるようになって初めて「よくぞ自分のことを支えてくれた」と奥さんのことを有難く思うようになるのです。

 

受講者

九州について御教えを調べてみました。

まとめると、九州は地球の型、世界の型であり、日本で最初に拓けたのが薩摩でそして九州が開け日本が拓けた。歴史が古い故、罪穢の堆積も多く台風等の自然災害も多い。京都の次は九州に地上天国を造る。と御教え下さっております。

『御教え集15号(昭和27年11月15日)

今度はどこかと言うと、九州です。まだ時期が来ませんが、いずれ九州に地上天国ができるのです。その次が支那にできるのです。それからエルサレムです。あそこでおしまいです。
ですから西へ西へと行くわけです。エルサレムに地上天国ができた時が、世界の地上天国の初めになるのです。それからが世界が統一されるのです。
これは私が言うのではなくて、昔ユダヤの方でそういう予言があるのです、エルサレムでは、将来世の中を救う人がここに来られるということで…四つの門があって、四つの門のうち三つは常に出入りはできるのですが、一つの門だけは“開かずの門”と言いまして出入りができない。だんだん西へ行って、あそこに行く時に初めて開いて、開かずの門というのは消えてしまうのです。そんなようなわけで一種の予言ですが、予言というより確言と言った方がよいでしょう。
間違いありません。もし嘘を言ったら、私は嘘吐きになりますから、殴られはしないでしょうが、ぜんぜん信用をなくしますから、嘘は言いません。』

『御垂示録15号 昭和26年11月15日

箱根が第一の模型で、熱海、京都と第二第三の模型です。京都ができると今度は九州です。九州ができると、今度は中国です。』

『地上天国19号(昭和25年12月25日)

(お伺)九州の炭坑は日本の諸工業の原動力となっており、また外来文明は九州から輸入されたと聞いており、さらに神代とされている時代のことを考えますとき、九州開発はどのような意義を持つものでしょうか。
(御垂示)  九州とは一名筑紫の島と言い、古い時代は一番文化の発達した所である。筑紫とは数なら九に相当する、すなわち七で成り、八で八方に広がり、数が増え九に 到って発達の極に逢する意味である。また一番最初拓け始めたのは薩摩の国で、薩摩から九州が拓け、九州から日本が拓けたのである。薩摩の島津の○+の紋所 も、日の丸の国旗が、初めてできたのも、深い神秘があるのである。』

『御教え集16号(昭和27年12月15日)

それで日本は龍の形なのです。それで東京湾が女の陰部になり、富士山は臍になって、伊豆半島が男の道具になるのです。そういうふうになるので、どうしても東京から生まれるのが本当なのです。つまり東京が子宮になるわけです。ですから今読んだ、橋場という所で私が生まれたのは

そういうわけです。そうして日本の地勢を研究してみると、なかなかおもしろいのです。ちょうど九州を呑んでいる形なのです。それで瀬戸内海は口になるわけです。それで鼻が出雲になる。

出雲は素盞嗚尊が朝鮮から渡ってきて、あそこで日本を統治したのです。
そこで人間でも鼻は素盞嗚尊になるのです。それで目は、左が天照大御神、右が月読尊、日月になります。それで鼻というのは、始めるとか、とんがった先のこと、岬などを“ハナ”と言いますが、そういうようなもので、これが舟の舳にもなるのです。
それで私は箱根の神山荘に最初行った時に、洋間が舟の形になって、応接間が舟の舳になるのです。それであれが鼻になるのです。神様はうまくこしらえてあるなと思ったのです。ですからここ(咲見町仮本部)もそうなってます。こうなって舟の形です。そこ(ベランダ)が鼻になるのです。
そこで大本教の綾部という所は目になるわけです。ですからあれは非常に重大な所で、今にあそこに経綸が始まりますが、神秘ですからまだ言うわけにはいきません。そういうわけで九州を呑もうとしている形です。
それで九州というのは大事な所でして、あれが一つの地球の型のようになっているのです。日本では九州、支那では満州ですが、これは非常に神秘があるのです。これはだんだん分かってきますが、そうして太平洋は腹になっているわけです。日本海の方は背中なのです。それから越後あたりが腰になる。それであれは「コシの国」と言うのです。
それでどういうわけで龍の形になったかというと、これは大本教のお筆先にありますが“国常立尊が龍神になって働いた時が、日本と同じ龍の形”ということがありますが、これはそれには違いありません。そうして尾が北海道から樺太の方に繋がっているのです。
それでソ連が樺太を取ったということは、尾をちょっとつまんだ、取ったのです。しかし今に放さなければならないのです。そんなわけで、房州から日が出たのです。』

『御教え集16号(昭和27年12月15日)

これは国常立尊という神様が大地を造る時に龍神になって造られたその形なのです。それが日本の形になっている。で、瀬戸内海は口を開いている所です。それで山陰山陽が上の方になって、四国が顎になるわけです。それで九州を呑み込んでいる形なのです。九州というのは世界の型なのです。』

『御教え集23号(昭和28年7月15日)

それで今度の問題は九州の鹿児島県ですが、九州は西ですからもうおしまいなのです。“西の海へ捨ててしまう”というようなことをよく言います。それで西の方は、月も太陽も引っ込む方で、

出る方ではないのです。しかも鹿児島はごく西の果てです。
また鹿児島という所は、日本ではたいへんな意味があるのです。日本の国で一番先に開けたのは鹿児島です。それは日本の紀元以前の一番最初です。それから明治維新も、とにかく薩摩が元だったのです。それから日の丸の国旗を作ったのは鹿児島の島津藩です。それから日本で金を取り始めたのもやはり薩摩なのです。ですから薩摩というものが日本の入口であり出口であるわけです。そういうようで西の果てですから、あれでおしまいなわけです。それでいよいよミロクの世が始まるのです。』

『地上天国13号(昭和25年2月20日)

(問)毎年九州は台風の来襲が多く、殊に昨年は数回におよび甚大なる被害があったのは、霊的にいかなる御浄化でしょうか。
(答)九州は日本で一番先に文化の発達した地方である。神武以前、一番最初に文化の入ったのは薩摩である。歴史が長いほど罪は多量に堆積せるものとみるべきで、従って浄化も多く行なわれるわけである。』

楳木代表

“開かずの門”の上には「菊の紋章」ともとれる刻印が施されています。これは将来の大きな鍵になります。また、日本中に小京都と言われるところがありますが、あれは平家の

落人が都の文化を各地にひろめたのです。

 

受講者

源平合戦で負けましたが、平氏にはそのような使命があったのですね。この三重県の津には、

産品という字(あざ)がありますが、ここには忠盛塚があります。これは、平清盛の父の平忠盛が生まれたところだと言われています。

 

受講者

映画「天使と悪魔」を見てきました。科学と宗教の闘いが描かれています。

 

楳木代表

キリストが聖書を作ったわけではないのです。弟子たちがまとめたのです。

十字軍がアラビアの文化に触れた時、劣る部分があったわけです。そこで司祭達は猛勉強をしたわけです。そこから急激なる科学的進展があり、学問体系も整えられたのです。

メシヤ様は主神様の御存在をお示しになりました。キリストも「天の父」と主神様のことを言っておられます。キリストは善一方の教えでしたが、主神様は善も悪も御造りになられたのです。今までの宗教は善側の神様の教えばかりだったのです。

こういったことが昭和27年当時の弟子達すべてが把握できていれば、今のような世界救世(きゅうせい)教にはなっていなかったと思います。

お盆が近づいてきました。先祖供養の取り組みを考えるときです。

御家庭に仏壇や御霊舎がない家庭はぜひ小さくとも良いので整えて頂きたいと思います。できるだけお盆までに整えた方が良いですよ。そして、仏壇や御霊舎を整えるとともに、せめて「先祖代々之霊位」の位牌を拵えて下さい。

御先祖様は各家庭に様子を見に来たくても御位牌がないと来ることができずに帰ってしまわれます。よく自分の家系の宗派を調べてまごころをこめて先祖供養をさせていただきましょう。

 

支部責任者

祭具の処分について先生に教えていただきましたが、日を置かないうちに同じ質問を他の人から受けてびっくりしました。

 

楳木代表

霊界の方で必要があってあなたに勉強をさせるのです。神は必要な時に必要な教育係をつけて教育をするのです。私も時期により必要な教育者が現れました。

夕べ御教えを拝読しておりましたら、「人間は怠惰になって行った時に物質文明が発展する。」と出ていました。これはメシヤ様が主神様のお立場だからこそ言えることなのです。薬によって人間を怠惰にしたとは幅の広い御教えだなあと思いました。人間の進化のためには薬も必要であったがこれ以上薬を飲むと地上天国になっても生存する人がいなくなる。そういう話をされていました。

『御教え「御教え集32号(昭和29年4月15日)

そういう、人間に害を与えるようなものを、いったい神様はナンデ作ったか、なぜ今まで人間にそれを分からせなかったかというわけですが、これはたいへんな深い意味があるのです。

というのは、物質文明を発達させるには人間を弱らせなければならないのです。原始時代の、病気もない非常に丈夫ですと、人間はそれに満足してしまうのです。とにかく神様の目的は、物質文化を発達させて、そうして真善美の世界を造るのですから、それにはどうしても人間を弱らせなければならないのです。

交通機関の発達も、人間が弱るから発達するのです。どんなに遠い所へでも、山野を跋渉(ばっしょう)しても、足が丈夫なら交通機関を発明しようという心も起こらないのです。

文明の発達ということは、前に外国の学者が言ったように“文明の発達というものは、人間が無精になるから発達するのだ。なにかやるにも億劫だ、面倒くさいというそのために発明や発見が

現われるのだ”ということを言っているのを読んだことがありますが、なるほどと思います。それには体を弱らせなければならないのです。

だから、体を弱らせるほどいろんな便利な物や、それから美しいものを感じるという感覚、一つの、神経が鋭くなるとか、あるいはものに感じやすいということになるので、それには、体を弱らせなければしかたがないのです。それで弱らせるには毒を服ませるのです。

しかしそれを毒と言ったら人間はのまないから、それを薬に思わせようという神様のトリックです。薬というものは良いものと思った人間は、神様に瞞されたわけです。神様はひどいと思うかもしれないが、しかたがないです。神様の経綸というものは、 人間の、二、二が四とか、二、四が八ではないので、二、二が八にも、二、三が九にもなるのですから、霊妙不可思議なものです。』

 

受講者

娘の火傷の跡もだいぶ良くなりました。アトピーもまだでてくるのでしょうか。

 

楳木代表

火傷したところを良く浄霊していけばアトピーも出てきませんよ。

 

受講者

まだ少し足とかにでています。

 

楳木代表

跡が残らないようにするためにこれからの浄霊が大切になってくるのです。今までは見た目が酷いので浄霊をしますが、これからが大切なのですよ。

肉体をお持ちになられていたからこそ、災いも起きてくるのです。我々がメシヤ様の御手足となるのだからこそメシヤ様の御存在を十分認識することが大事なのです。

メシヤ様の光の玉そのものを想うことです。対談の内容は私たちに力を与えてくださいます。

 

(支部責任者:メシヤ講座・三重でイボが消えるという御守護報告がございました。

後日御守護報告(御蔭話「浄霊でイボが消える!」)をまとめてくださいました。)

 

<来月の御教え>

「メシヤ様対談記・11」(地上天国四十一号 昭和27年10月25日)