メシヤ講座・特選集no.143(平成24年12月分)

<御教え>

『文明の創造』科学篇
胃病

(文創  昭和二十七年)

 本文は『文明の創造』153ページに記載されています。(『文明の創造』購入方法は「出版案内」を参照ください。また、研鑚資料『文明の創造 二・上』では94ページです。)

なお、『胃病』は1月に拝読し学び合う御論文です。

 

『メシヤ様御降臨祭』特集

≪体験報告≫
娘の潰瘍性大腸炎に御守護

三重支部 D.M

大動脈乖離を救われて
手かざし研究会 水野勝好

娘の子宮筋腫に御守護いただく
岡山支部 寿藤千代子

≪診断書添付について≫

この度は、御三方とも診断書を添えて報告していただきました。リンク先の各発表者の末尾に診断書が掲載されています。全ては“生兵法は大怪我の基”という諺による誹りを免れるためです。しかしながら、最先端医療に携わっている医療関係者や研究者が、前世からの繋がりで発症する病や精神の癖で生じる病、薬を始め化学物質の影響を受けて引き起こす病などの因果関係について気付き始めています。また、命にかかわる手術を行なった後に執刀医が口にする「できることは全てやったので、後は患者の生命力に賭けるしかない」という文言には、医療を超えた存在があることへの無意識上の認識が見て取れます。大病のために臨死体験をした者に対する聞き取り調査などを重ねる医療関係者の報告にも霊界への認識が見て取れます。これらなどには、現代医療だけでは解決できない、人間の存在そのものに対する不思議さへの認識が内在していることが解ります。

メシヤ様は既に60年以上前にこれらのことを指摘して解決法を提示されておられます。それは、病に対して対症療法的に処するのではなく、真の原因である霊の曇りを解消することや体内に残留する薬、化学物質などの異物を排泄することにより、結果的に病気が治癒するというものです。これが『浄霊の原理』や『浄化作用の原理』に繋がっています。

そして、現代日本の課題としては、インフォームドコンセント(正しい情報を得た上での医療上の合意)の充実があります。

メシヤ様の御論文全般からは、人々の健康を希求するが故に、論が60年前のものであっても、現代におけるインフォームドコンセント推進を大きく促している、と取れる内容が多く存在します。浄霊の優位性を抜きにしても、現代医療を施した場合にはその前後における医師の説明責任は大きいものです。

≪御降臨祭挨拶≫
『文明の創造』拝読により魂相応にお役に立てる道を創出する必要性を実感する

メシヤ教代表 楳木和麿

『善言讃詞』に新たなる決意を持ちて祭典に臨む

皆様、「メシヤ様御降臨祭」おめでとうございます。

廊下や次の間の方で参拝されている方には非常にご不便をおかけいたします。顔は見えにくいと思いますが、心で聞いていただきたいと思います。

本日は祭典前にご報告させていただきましたように、こうして素晴らしい御書をメシヤ様からお許しいただけましたことに感謝申し上げます。それから、私達の信仰をより一層メシヤ様に焦点を当てて行くために、『善言讚詞』の一箇所を改めさせていただいて、参拝をさせていただくようになりました。

新たな御神業のスタートをさせていただく形をとらせていただきました。

その新たな御神業を進める上において、相応しい三人の方々の発表をいただきました。三人の方々の発表を整理させていただきながら、本日の意義ある祭典の挨拶とさせていただきたいと思います。

その前に、本日はメシヤ教の発信の中に、新たに英文ページ「Johrei 浄霊(じょうれい)」をアップいたしました。皆様方、お帰りになってから覗いて見ていただきたいと思います。

主たるものは何かと言いますと、まず英語圏の人に、『浄霊力伝授』をしていくということであります。それで、『浄霊』の説明と『浄霊力伝授』を申し込むページを開設しております。そこへ書き込んでいただいたら、私の方へ転送されます。

それで、まずは、英語圏の中からイギリスの人達に通じる英語からスタートして、その後アメリカの方々に通じる英語、それから他の言語の国の方々向けのサイトを順次開設してゆき、充実を図りたいと思います。

こうした取り組みをさせていただく中で、兼ねてより善言讚詞の中の御言葉を検討して参りましたが、本日新たなる決意を以って祭典に臨ませていただきました。

メシヤ様が『應神彌勒と化し』の後に『救世主(メシヤ)とならせ』という文言を加筆されまして、最終的な善言讚詞をおつくりになられましたけども、最後の『仁愛』と書いて『仁愛(みろく)の御手に帰一され』というのはそのままでした。メシヤ様がご在世中、ご西下された時には、各地方の神々もメシヤ様にご面会に訪れましたが、その時に大光明如来様も頻繁にお出ましになっておられます。それで、こうした場合、『大光明如来』と書いて『みろくおおみかみ』さまというように唱えていましたので、そこへ帰一するということは、これはなかなか難しいことであろうと考えていたところです。

つまり、『メシヤの御手に帰一され』というようにならなければ、別れた教団が一つになることはおろか、世界の宗教が一つになる、いわゆる『万教帰一』するということはあり得ないとズーッと考えていました。それを皆様方に発表して、お唱えを変えていただく時期を、いつにしたら良いのかということを支部責任者の方々とも相談しつつ、ズーッと悩んでいた訳であります。

教団が三派に別れているのが一つになって、そして新たな気持ちで世界救世(メシヤ)教を復興しつつ、メシヤ様が進めようとされた『本来の御神業』を進める時期に、発表して行くのが相応しいだろうと考えておりましたが、英文サイトを開設する時に様々な海外の方々とのやり取りがありまして、そして『アメリカを救う』という御論文は約60年前に出された内容なのですが、それが、現代に至っては『アメリカを救う』そのアメリカの中身が大幅に変わって行ってしまっております。そのようなことを見せつけられるような情報がかなり入ってきました。それで時期が迫ったことを感得させていただいたのです。

その前に、イギリスの現状と言いますと、若い方々が非常に精神的に病んでいらっしゃる。これは日本の今鬱(うつ)症状を抱えている方々が非常に増えてきているのと同時に、少し異常な状態に病んでいらっしゃる。

これがいわゆるセレブの方々を崇拝する、神様ではなく人間を崇拝していくということがエスカレートして、中にはジョンレノンを殺害したような重度の人もいます。そうしますと、この崇拝の姿はどういうことかと言いますと、例えばその崇拝する人と同じメーカの同じ形の服を着て、その人が喋ったようなことを自分も口にすることによって心が癒やされる症状を持っている人達が、非常に増えているということです。

これはもう自己がなくなって行って、その有名な人と自分を同一化することによって、自分の存在感を満たして行く青年が非常に増えているということです。

 

英文サイト担当者からの報告

セレブ崇拝症候群 “Celebrity Worship Syndrome(CWS)”

典拠:イングリッシュテキストブック”New Cutting Edge” 掲載 (初版 2005年、 12刷 2012年)

「デイリーメール」の科学担当記者の記事

精神分析医によると、英国の3人に1人が過度に有名人に関心を寄せ、4人に1人が日常生活にもその影響が及んでいる。

レスター大の精神分析医は、英国人の36%が何らかのCWS症状があり、その数は上昇していると伝える。

その原因のひとつは、TVなどの媒体が家族や社会との絆を弱め、その代わりにセレブが取ってかわっていると考えられる。つまり、家族への尊敬の念が、有名セレブへ置き換えられている。

18歳から60歳までの700人の調査によると、CWS3つのカテゴリーに分けられる。

①    軽度のCWS(22%)  :外交的だが、友人たちに自分の好きなセレブのことばかり話す。

②    中程度のCWS12%):セレブと自分が似ていると思っている。

③    重度のCWS(2%)   :セレブと強い絆で結ばれ、相手も自分のことを知っていると思い込んでいる 。相手為なら嘘もつくし、死んでもいい、精神疾患に近い。

この現象はアメリカに行けばもっと酷くなっているそうです。ですから、私自身も若い頃からメシヤ様の『アメリカを救う』という御言葉だけがズーッと響いてはいるのですが、中身たるやその時代からは、大きく悪い方へ進展してしまっているのです。今月の後半の「メシヤ講座」の中でお話ししましたように、アメリカのワシントン州などは覚醒剤が合法化されたということで、70代のご婦人なども、覚醒剤を吸いながら「これで私たちはハッピーになる」ということをテレビのインタビューで答えています。

覚醒剤を吸ってハッピーになるという現状は、これはもう薬物汚染がどこまで浸透しているか、ということです。ですから私達は安易に言葉を口にするという状態ではないような状態に陥ってしまっているということです。

ですから、これは世界救世(きゅうせい)教がメシヤ様から大きな御力と人を救う御教えをいただきながら怠慢を重ねたために起きている、世界の人達が陥ってしまっている現状であります。

それでこれをそのまま、放っておくことがどうしても出来ないという気持ちが私の中で益々膨らんできました。この時期というものを考えてみても、世界救世(きゅうせい)教の三派が一つになる時という悠長な話をしている暇はないので、気づいた者、決心した者からこの『善言讃詞』を切り替えていただいて、お唱えをさせていただきながら、『地上天国建設』の取り組みを具体的に力強く進めていかなければいけない、と強く思わされたところであります。

そういうことで、今日からこのように『善言讃詞』をお唱えしていただければ、大変有難いと思います。

「あなたもメシヤ様と御縁をいただいているのか。ハッピーだね」

そして、これからの御神業というのは・・・、さらに夕べは沖縄から参拝された方と食事を共にしまして、沖縄の現状と御神業の進め方を話し合いました。

先程「手かざし研究会」からご報告いただきましたが、「手かざし研究会」と言いますのは、大阪支部に所属されている信者さんのご家族が「宗教というのを信ずることはできないけれども、『手かざし』『浄霊』の力は非常に素晴らしいので、これは広めたい。」ということで、「手かざし研究会」というものを設置していただいて、いろんな方々に『浄霊力拝受お願い書』を書いてもらいながら浄霊力伝授に取り組んでいただいているグループであります。

大阪の信者さんのご家族なのですけども、お住まいになっておられるのが三重支部に近いので、三重支部に現在お世話になっております。

今ご報告いただいた大変な難病を浄霊で御守護をいただいたのですが、“これから一層『浄霊力』を多くの方々に紹介して行きたい”とのご決意を述べていただきました。

同時に、既に浄霊ということを知っている方々は、日本に数百万人いらっしゃいます。しかし、この浄霊力がどうしても発揮されていない状況にある方が多いようです。ですから、今後この浄霊力をすでに手に入れている方々が、より一層浄霊力を発揮できるように、メシヤ様からのダイレクトの光を取り次げるように、そういう方々を導いていかなければいけません。

その時に、夕べの話の中で「メシヤ様と御縁をいただいています。」という様々な教団の方々がいらっしゃいます。今まではどちらかというと教えに沿った教団作りをしていないということで、私をはじめとして少し、批判をしてきました。

一番ひどい時には今月の「メシヤ講座」では、岡山支部でお預かりした御神体の表装の酷さについて、皆様に実態をお示ししながら信仰心がどんどん薄れている教団のことについては批判的な話をしてきました。しかし、これでは、そういうように思っている人たち、信者さん方には気付く人がいらっしゃいますが、そのリーダー達、トップにいる人達はもう気付かない状態にありますので、いくら言っても仕方がないところがあります。

それで、メシヤ様と御縁をいただいて、『明主様』とお唱えしている方々にお会いした時には、「あなたもメシヤ様と御縁をいただいているのか。ハッピーだね。」と夕べ言ってくださいましたので、こういう精神でこれからいきたいと思いました。その中で、「力を発揮できるためには、『メシヤ様』とお唱えをしてください。」と、「メシヤ様から直に力をいただけるような想念を持っていただきたい。それでメシヤ様からの御守護は大いにいただけます。」ということを、どんどん発信していかなければいけないなあ、というように強く思いました。

話は前後しますが、英文サイトの中には、ローマ字で『Johrei』と書いてその横に漢字で浄霊と書いて、その次にカッコで平仮名で(じょうれい)と書いてあります。そのようにタイトルを付けております。

このローマ字の『JOHREI』はすでに世界救世(きゅうせい)教が、アメリカやイギリスで使ってきておりますし、中村市郎先生が英訳した『文明の創造』のタイトルの『JOHREI』もこの綴りを使っていますので、比較的この表記は行き渡っている部分がある。まずそれをトップページに使って、その次にどの国から発信されているか、ということをわかるために、日本語の『浄霊』と漢字を入れています。しかし、漢字で表記すると中国から発信されていると受け取られる可能性がありますので、その後に平仮名で『じょうれい』と入れてあります。そうすることによって、日本から発信されているものだということが、まず解るようにしております。

それと同時に平仮名で『じょうれい』と表記している理由はもう一つありまして、世界に日本語の中の言霊(ことたま)ということがわかっていくためには、この平仮名を説明していかないといけないところがあります。

その平仮名を説明して行く時に、母音と子音の意味を説明して、この母音と子音の組み合わせによって、「あ」というものがどういう意味になるか、「い」というものがどういう意味になるかという、一言一言の意味を説明します。それが世界への教育の根幹になっていきますので、そのことを教えて行くためにも、一番最初に漢字と平仮名の表記を入れてあります。

それで、これから、この英文サイトを充実させて行く時に、『言霊(ことたま)学』まで入れて行きますので、そういう準備の段階として、タイトルをそのように決めさせていただいておりますので、覗いた時に“どうしてこのような表記になっているのか”ということを思われた時には、今の話しを思い出していただいて、そして理解を深めていただければ大変有り難いと思います。

自然の摂理を実感する日々

さて、今日報告をいただいた、まず最初の「D.M」という名前もすごいのですけども、メシヤ様が霊的修行をされた教団の教祖の苗字を持っていて、それから滋賀県の琵琶湖の畔(ほとり)での誓(うけい)に関わる名前を持っている人が新たな御神業を進める時に、トップに発表をしてくださいました。

内容は充分整理されておりましたので、お解りになったと思いますけども、最も大事なことは、自然農法を実施する時に、私と濱口さんで「自然農法をやったらどうですか」と説明しているのですけども、ハッキリと断るのです。「いいです」と、これが「いやあそれは難しいですよ」という曖昧な断り方ではなくて、「無理です」というふうにハッキリと断るのです。

しかし、私が「どうですか」と言った時に断るというのは正直な気持ちですので良いのですが、神様から御下命があった時には、三千年来の罪穢れがあるために意外と断る人が多いわけです。御下命があっても。三千年来の罪穢れで断るのですね。“良い内容だなあ”ということが判るのですけども、支部へ中々来れない人も、これは三千年来の 罪穢れが邪魔している訳です。

邪魔をするということは、神様側からすれば許していないから来られない訳です。ですから「自然農法は無理です」と言った時には神様がまだ許していない訳です。自然農法という尊い御神業がまだできない状況にいらっしゃった訳ですね。

しかし、ここでも一番最初に「奇跡のリンゴ」と言われるリンゴ1個を参拝者全員で細かく切って食べた時の感動を覚えていらっしゃると思いますけども、そのリンゴも有名になり過ぎたために、また質が落ちてしまって、そして木村さんがもう一回やり直そうとしております。人間というのは非常に素晴らしいことに気づいてやり始めても、世間の動きと共にですね、また後退することが常にありますけども・・・。

そして、D.Mさんが出会った「百姓が地球を救う」の本は、良い気付きを書かれていますので、心を打って、そして、心が変容して、自然農法に少しずつ取り組むことによって、非常に貴重な体験を積んでくださっております。水道水でやってもなかなか野菜というのは育たないのですけども、雨が降ると一気に育ちますね。

私も今、改装工事をしたお蔭で椎茸の原木を大工さんから5本いただいて、木が茂っている日陰においているのですけども、この椎茸は雨が降らないと成長しません。水をいくらかけても駄目なのです。雨が降った翌日は必ず鍋料理ができるくらい大きくなっているのです。これが雨の持つ非常に素晴らしい力なのです。自然農法を始めたばかりですので、これからもっともっと奥深い自然の摂理に気付きがあると思いますので、より一層お取り組みいただければ大変有り難いと思います。

私もこの体験記の下書きを読むまで、D.Mさんが癌であったことを知りませんでした。そんなそぶりをしておりませんでした。体型もきちんとしていますのでね、癌になったとは思えないくらいでした。左胸に少し、窪みのようなのができているということで、医者からも癌の疑いがあるということで、これはもう間違いなく癌であったでしょう。

しかし、幸いなことに、時期的に三重支部が発会するという運びに急遽なって、準備に携わるようになって、それ以来、ズーッと月次祭にご参拝になりました。まあ、最初はハッキリと申し上げれば“この人は何の信仰をやってきたのかな”と思えるくらいな感じでしたけども、私が話した内容をズーッと心に留めて、それをだんだんだんだん膨らませていってくださっていますので、月次祭のあとの「メシヤ講座」での話のやり取りというのは、回を重ねるごとに反応というのは変わってきまして、そういう中で自然農法に取り組むようになって、 娘さんが大変な状況になっているところを、御守護をいただきました。

金曜日の月次祭に見えて、そして『浄霊力伝授』を娘さんがいただいて、もう翌週には職場復帰できていますので、わずかな期間に浄霊で御守護をいただいている訳です。

これが本来のメシヤ様の御力ですので、こんな目の覚めるような御守護をですね、メシヤ様とせっかく御縁をいただいている人、皆んなに味合わせてあげたい御守護ですね。どうかお知り合いの中でメシヤ様とご縁のある方々には、積極的にそうしたことをお伝えして行っていただきたいと思います。

それで、先程少し話しかけましたが、木村さんの本を読む時に、メシヤ様から御下命が・・・、御下命と言いますのは、私の口をついて出てきたから御下命がある訳ではありません。『神の言葉は人の口を使う』と仰っておられますので、誰かが「こうやってみたら良いですよ」と話した場合は、これは神様の命が降ったのであります。

命が降って、ある期間はメシヤ様、神様は猶予を与えます。しかし、その猶予の期間に自分自身を修正するとか、あるいは“じゃあ、こうさせていただこう”ということがない場合は、この人はだんだん縁が遠のいて行きます。

ですから、ぜひ我々信仰の、お互いの仲間の間は、この猶予期間を大事にしていただきたいと思います。猶予期間に早く自分の因縁使命に目覚めて、そしてメシヤ様の御力をいただけるようにお世話をしていったり、お声をかけてあげていただければ、これからの御用においては大変大事ことになって行きます。

『手かざし』を取り入れた人とそうでない人の差

それから、二人目にご報告していただきました水野さんは、大変ユーモアを交えて発表していただきましたので、場が非常に和んでよかったのですけども、未だに入会はしておりません。

ですが、浄霊の宣伝は一杯してくださっております。言い方を変えれば信者さん以上に、布教してくださっております。この取り組みを、『メシヤ様は救われた命というのは、信者さんであろうが、未信者さんであろうが、私用につかうべきではない。』と 『神様からいただいた命は神様のために使わなければいけない』と仰っていますので、今のお取り組みのように、『浄霊』のこと、『手かざし』のことを大勢の方々にお知らせしていただければ、大変有難いと思います。

まあ、しかし、私は今月、帰りにある人とお会いすることになっているのですが、その人は二年前に浄霊のことを伝えてあるのですけども、何と同じ病気になってですね、すぐ私に連絡してくだされば良かったのですが、連絡を取らないまま、大手術を受けてしまいまして、一命はとりとめたのですけども、その手術の後遺症で薬を大量に使わないと手術できませんのでね、次は胆嚢を切除するという手術を受けまして、もう体がボロボロになっている状態なのです。私も過去関係した方なので、『浄霊』をいただくかどうかはわからないのですが、話だけはしてこようかなと思っています。

そういうような、不幸な状態になって行くことを寸前に、自営業に関係する社長から『手かざし』のことを紹介していただいて、本当に良かったですよね。丁度同じ病気で患った人で浄霊を実践しなかった人と、水野さんのように、すぐ自己浄霊に取り組んだ人との運命が大きく別れて行ってしまうわけですので、今日の報告を聞きながら、大変“御守護をいただいて良かったな” と思わせていただきました。

神界、霊界の御配慮が幾重にもある信仰を

三人目に寿藤さんが報告していただきました。寿藤さんの娘さんがいただいた御守護であるのですけども、寿藤さんご自身が初めに富山さんから、『メシヤ様直結の浄霊』をいただいた時の、“延髄を二つに割られたような浄霊”と言いましたね。そんな浄霊を許されるというのは、大変、やはりメシヤ様にお祈りするということで、如何に我々の考えていることを大きく超えた力をいただける内容ではないかな、と思います。

その時の願いが「メシヤ様にこの人も直に繫がるように」という祈りで浄霊をしてあげましたので、これが、メシヤ様教団に繫がる人達に、浄霊をして行く時の想念の一つに明確に入れておいていただきたいと思います。

昔からの顔見知りであったら浄霊をするということがあっても、やはり、『メシヤ様に直に太く繫がる人になりますように』という想念でですね、浄霊をして行くと、そういうことをこれから浄霊を取り次がせていただくときには参考にしていただきたいと思います。

それと同時に、今日は3人の方々に診断書を添えていただいております。出口さんは娘さんの潰瘍性大腸炎の診断書を添えておりますし、水野さんも大動脈乖離の診断書を提出していただいております。

それで、寿藤さんの場合はですね、診断書に書かれていますのは、一番最初に娘さんが医者から言われた内容とは異なっています。後で書いていただいていますので、出産には支障のない場所に腫瘍が出来ていたので、という書き方になっています。これは無事に出産したのでそのような書き方しかできなかったのかもしれないと、こちらは医者の心中を察するのですが、医者が言ったこととは違う結果になっていますので、当初の見込みはこうであったけども、運良くこういう形になったというぐらいは書いていただきたかったのですが、これは現代の日本の医者の インフォームドコンセプトということについての課題であると思います。

ホームページの中でこの診断書もアップして行きますが、中身はこうなんだということをよく理解しておいていただきたいと思います。(医者の説明書きがありましたので、それを参照すれば良く解ります。)

一番最初に娘さんが死を覚悟するような話を医者から言われたわけです。それで「何かあった時には頼むね」とお願いをせざるを得ないような状況であったということを医者は口に出したわけですから、それが、寿藤さんが浄霊に取り組むことによって、回避できて安産で生まれてきたわけですので、この違いというのは現代医療の最も問題点を露呈している診断書なんだというふうに解釈していただければ大変有難いと思います。

本人から御守護報告がありましたように、出産が終えてから帰ってくる予定だったのが、たまたまお舅さんと喧嘩をして、出産の三ヶ月前に実家に帰ってくることができたので、浄霊を徹底できたということです。この、神様が喧嘩をさせたのか、先祖が喧嘩をさせたのか、喧嘩までさせて御守護をいただく道を開くという、大変霊界からの御配慮というのを、今回の御守護報告で強く感じます。

私もですね、川崎会場での勉強会を終えて、夜群馬会場で勉強会をするために移動して行ったのですけども、群馬の会場に到着して駐車場に車を入れるために道路に斜めにして止まった瞬間にガタッと音がしまして、エンジンもすべて止まってしまいまして、それからエンジンもかからないし、電源も入らなくなってしまいました。

“これからの御神業の行程はどうなってしまうのだろう”と、一瞬思いました。信者さんに車を押していただいて道路の脇に寄せて停めました。幸い車の補償も2年間 延長しておりましたので、サポートセンターがすぐに対応してくれ、レッカー車や私の移動手段の車も用意してくださいました。

修理場所が遠くでしたので、そちらへ車を運んでいただき、私は新幹線で翌日新潟へ向かいました。生まれて初めて二階建ての新幹線に乗りました。(笑)

そうしましたら、驚いたことに関越道が降雪のために通行止めだったのです。ですから、私が車で移動していたら、関越道からみんな一般道へ下りているので大渋滞で、とてもじゃないけど新潟出張所の月次祭に間に合うことができませんでした。

軽井沢の方で、四輪駆動のクラウンが用意できたのですが、時間的に合いませんでしたので、お断りして新幹線に切り替えたのです。行ってみるとそのような状態でしたので、これはもう神様が、ちょうど良いところで壊してくれて、それで新幹線で移動して、良かったのです。

当初、相当の修理期間が必要だろうと予測していたのですが、シフトのレバーの接続の後ろの部分が脱落していまして、その部品さえ替えれば修理が簡単にできることになりましたので、新潟から帰って部品の届くのを待って、メシヤ講座の日程を調整することができましたので、良かったのです。お蔭で新潟と群馬を新幹線で移動することが出来まして体も非常に楽だったのですけども、神様の御配慮の深さということを、つくづく感じさせていただきました。

今日の寿藤さんの報告と共に、メシヤ様に直結する、そして自分が信仰を歩ませていただこうとすればそのことに対する、御配慮が幾重にもあるということを、強く感じる内容でありました。

それから、次女の方がいただいた御守護の中に、霊憑りになって、不安な状態の時にこの『祈りの栞』を渡された時に、「ありがとうございます。ありがとうございます。」と言ったのは、その憑依した霊が言った訳です。

メシヤ様の祝詞の光によって、大変有難いということを霊が代わりに述べた訳ですね。そして活字から出てくる光を感じて「光の中に包まれている」という感じを、想いをいただいたので、これはただ単に寿藤さんの次女がいただいた御守護ということに留まらずに、我々メシヤ様に御守護をいただいている信者全員にいただいた、御守護と受け止めていただきたいと思います。そして、私達がお唱えする、天津祝詞と、善言讃詞の意義を今一度、噛み締めていただいて、日々 ご参拝の時に、誠を込めて丁寧に祝詞を奏上していただきたいと思っております。(参拝の在り方について確認したいことを「メシヤ講座・岡山」から引用します。)

 

お祈りについて

まあそれとですね、御祈りの仕方とかもね、メシヤ様は『一番最後に御祈りを』とおっしゃっているんですよね。ご参拝した時には・・・。それが途中から「かむながらたまちはえませ」の前に御祈りするようになってしまったと・・・「かむながらたまちはえませ」は祈りなんですよ、しかも最高の祈りでしょう?「神ながら」だから・・・神様の御心のまにまに、私は生活させていただきますので、「たまちはえませ」・・・魂を大きくしていただき幸せにしていただけますように、という祈りは、これ以上大きな祈りってないんですよね。

だから前に自分の祈りをして、「かむながらたまちはえませ」を最後に祈るというのは順序からして間違っている訳でね。「神様の御心のまにまに生活をさせていただきます」という祈りよりも大きい個人の祈りがあるかというと、これはないんですよね。だから「かむながらたまちはえませ」と唱えた後にお祈りをして、頭を上げて三拍手すれば良い訳なんだけれども・・・。

これが、メシヤ様が御指示くださっている、祈りの仕方と違う方向へ、どうも大本教に二代様が行ってから、ダァーっとおかしくなって来てるんですね。だからこうした事を少しずつ元へ戻して行かないといけない為に、この既成概念でという事を、今回入れた理由はそういう事があるわけです。「既成概念の範疇で説いて布教する恐ろしさ」というのは、そういう事も含まれているんですね。

『最後の審判』を乗り越えるためにも『信仰即生活』がなくてはならない

最後になりますけども、中国の 方でも21、22日にこの世の中の終末が訪れるということで、警告を与えている人達が大勢逮捕されました。日本ではこういう騒乱罪というのはあまり適用されていませんが、世の中にはアセッションということを中心に、一昨日からのことを非常に言っている方々がおりました。私も多くのそのような本を読みました。印象としては寓話という印象が非常に強く、“それでは何をしなければいけないのか”という話は、ほぼない訳です。観念論で終わっておりますので・・・。

その点、メシヤ様は、我々の日常生活の中に、『信仰即生活』という御論文を中心に、生活上で実践すべきことを、細々と説いてくださっております。その内容を私達は『教・論・律』の三つの柱の中にきちんと組み込んで、信仰生活をより現代に合った形でさせていただかなければいけない、というように強く思わされました。

夕べも食事をいただいた方はご夫婦でお茶事の料理を出す仕事をしておりますけども、仕事の関係で学校関係者から「お茶を教えていただきたい」という依頼がくるそうなのです。そして、そういうところへ出向いて行って、お茶事の精神とかお花を活ける精神とかを話してあげると子供達が少々荒れた学校でも、グーンと変わってくるそうなのです。

それは何かというと、現代の家庭教育が、ほぼ出来ていないという状況です。ですからお茶事を通してお茶の精神を子供達に教えてあげれば、それをズーッと自分達が、その教えを自分のものにして、そこから態度が改まっていくということです。子供達はきちんとした話は受け入れるのです。これは、家庭教育が如何に為されていないのかということの現れであります。

先程イギリスやアメリカの話をしましたけども、日本自身も家庭教育ということを見直しながら、きちんとしたことを教えていかないといけない時期を迎えているというように夕べの会食の中では考えさせられました。

視野狭窄状態から脱却する自分づくりを

そろそろ安倍政権が誕生しますけども、自民党は大勝したと言っていますが、比例区の得票率は良くないです。僅か1パーセント位しか伸びておりません。小選挙区の人物が票を多く獲得したために、当選者が多く出ましたけども、自民党自体は国民から信任されたとは言えないくらいの得票率でした。いわゆる第三極が分裂したことで自民党が票を確保できたということです。

ですから、日本の抱えていることは大変な状況に、今あります。安倍政権が多くの方から右傾化すると心配されております。しかし、前回なぜ安倍さんが退任せざるを得なかったのでしょうか。表の理由は体調不良です。裏側には別の理由がありました。今回はその体制を整えて、命がけで出ている部分がありますので、その事情を知った人達の動きから円安にズーッと動いてきています。

しかし、考えて見てください。世界で右寄りが軍事力を伸ばしているのでしょうか、左寄りが伸ばしているのでしょうか。北朝鮮と中国を筆頭にした、いわゆる左寄りが軍事力を伸ばしているのです。ですから安倍さんの批判をする時には、軍事力だけ捉えるなら、左傾化していると批判しなければなりません。ところがそれでは現状は異なります。このこと自体を十分に認識できていない今のマスコミの人間達によって、我々は非常に視野の狭いところに押し込められています。

12月18日付産経新聞の「あめりかノート」で古森義久ワシントン駐在編集特別委員が「右傾化」批判の誤りと題して、安倍政権誕生にまつわる論評に対して述べている。その中で取り分け目を引いたのは「現在の世界で軍事力増強に持てる資源の最大限を注ぐ国は中国、そして北朝鮮だからだ。この両国とも共産主義を掲げる最左翼の独裁国家である。だから軍事増強は実は『左傾化』だろう。」という文言である。

どうかメシヤ様の教えに基づいて、世の中をきちんと判断できるような、そういう芽をお互いに育てていただいて、そして多くの方々を幸せに導くことができる、そういう自分作りを今日をスタートにしていただきたいと思います。

そういうことを最後にお願いさせていただいて、この目出度い「メシヤ様御降臨祭」の挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。(要旨)