メシヤ講座・特選集no.102(平成21年7月分)

<メシヤ様対談記・11>

メシヤ様が教団内外の人々との間で執り行われた対談内容は、私達の御神業推進の方向を再確認させていただけるものです。数多くの対談記中から、「世界救世(メシヤ)教」開教後になされた内容を順次掲載いたします。

美術館三階の日本間に於ける

明主様(メシヤ様)とダヴィット女史
ジャーナリスト会見記



(地上天国四十一号 昭和27年10月25日)

既報栄光第一七三号に所載されまして皆様御存知のマドレーヌ・ダヴィット女史はフランス、パリー・セルニスキー博物館の副館長をつとめ、東洋美術の権威者であり、更に日本美術研究の為来朝、去る八月二十二日外務省田付タツ子女史、報知新聞社取締役社長竹内四郎氏、同編輯局長森村正平氏、読売新聞社社会部渡辺昌司氏等と共に、箱根美術館を参観、非常な感銘をうけ、更に美術館三階の日本間に於て明主様(メシヤ様)御引見、忽(たちま)ちにして座談の花が咲いた。其(その)間一時間半に及んだ其(その)時の模様を速記によっておしらせ申し上げます。(前半部)

世界の二つの美術館

明主様(メシヤ様) 「あなたの事は新聞でよく拝見しました。あの時私も是非お見せしたいと思ってました。日本には相当前からですか」

ダ嬢 「今年の二月に参りまして、来年の二月頃迄居ります」

田付女史 「ユネスコの関係で、その代表して参りまして、日本の美術に明るい方で御座います」

明主様(メシヤ様) 「此(こ)の美術館は日本のを揃えてありますから、何時でもお出でになって充分御研究なさって下さい」

ダ嬢 「喫驚(びっくり)致して居ります。見た事もない様な物がありましたので、写真をフランスに送りたいと思いまして色々御迷惑をお掛けして居ります。度々御厄介をさせて戴きます」

阿部執事 「因果経と湯女を現寸法でユネスコに送って呉れと申して居られました。それが世界中に廻るそうで御座います」

明主様(メシヤ様) 「それは良いです」

阿部執事 「十一月頃迄かかるのではないかと思います」

ダ嬢 「構いません。パリにあります東洋美術の博物館に送って戴きましたら、直ぐに陳列致します」

明主様(メシヤ様) 「美術ではフランスは非常に親しいですから――ヨーロッパではフランス、東洋では日本ですから――。世界の二つの美術国でしょう」

ダ嬢 「その通りだと思います」

明主様(メシヤ様) 「美術を大いに盛んにするという事は、やはり思想的にも非常に良いと思います」

田付女史 「此方はずーっとグルッス博士の右腕で、一人で博物館の配置や何かも致して居ります。未だお嬢さんで御座います。それであっちに飛び、こっちに行き致して居りますが、支那には未だ行かないそうです」

明主様(メシヤ様) 「それに支那は珍しい物はないでしょう」

ダ嬢 「北京の博物館にはあると思います」

明主様(メシヤ様) 「あるでしょうが、併し良い物は蒋介石が持って行ったでしょう。支那美術はアメリカあたりの方がおおいです」

ダ嬢 「そうでしょうね」

阿部執事 「仁清の重茶碗が気に入りました様です」

明主様(メシヤ様) 「やっぱりね。デザインが新しいですからね」

田付女史 「青磁のお茶の茶碗が気に入りまして、盗みたいと――ひっくり返っても、半分も買えないそうで、仕方がないので――という事になりまして」

明主様(メシヤ様) 「どうぞ(お笑いになる)」

フランスに生きる光琳

明主様(メシヤ様) 「フランスでも展覧会をやりたいと思ってますが―」

ダ嬢 「日本の美術展をパリーでやり、それで東京でフランスの美術展をやりたいと思ってます」

明主様(メシヤ様) 「日本美術というものは、今迄殆ど外人の目に触れる事は、あんまりなかったのです。つまり日本の美術品は金持や華族――そういう所の倉に仕舞ってあって、人の目に触れる事を嫌がって居たのです。それですから日本に来て見たいと思っても僅かは見られますが、点々と方々に散在してますから、全然見ようと思っても出来なかったのです。それで私は、そういった美術を誰にも楽しめる機関を作らなければならないというのが、此の美術館の根本です。ですから今迄見れなかったという、そういう物を出来る丈見せたいと思って色々苦労しているのです。それで私は今迄光琳、光悦、宗達、乾山等の物を一番主にして蒐めて来ましたから、その展覧会をやろうとも思ってます。今マチスとかピカソとか言っても、結局は光琳ですからね」

ダ嬢 「そう思います。日本の美術は、フランスの現代の美術に関係がありました。光琳のは写真丈見ました。フランスで光琳の絵を見ますが駄目です。フランスの現代の美術に大いに研究となりました」

明主様(メシヤ様) 「そうですね。琳派の掛物では、宗達のが沢山ありますから、それを出します。之は非常に参考になると思います」

ダ嬢 「女の人でもう一人パリーで研究している人が最近来ますので二人で是非伺わせて戴きます」

明主様(メシヤ様) 「日本人が絵を習おうと思ってマチスの処に行った処が、お前は何もフランス迄来る必要はないではないか。日本には光琳という立派なのが居る。光琳がオレの先生だ。だから態々(わざわざ)フランス迄来る必要はないと言ったそうです」

田付女史 「マチスも大分年を取って、もう駄目になったらしい様です」

ダ嬢 「光琳の前の日本の美術に就いては本当に知りませんでした」

明主様(メシヤ様) 「それは見る機会がなかったからです」

ダ嬢 「そうですか。日本の美術の展覧会が何うしても必要だと思います」

明主様(メシヤ様) 「そうです」

ダ嬢 「フランスには金襴手(きんらんで)が少いのです」

明主様(メシヤ様) 「支那のですか。そう言えば私の処に図録がありますが、無いです。金襴手は、アメリカ、イギリスにも少ないです。あっちにある金襴手は極く近代です。康熙(こうき)から乾隆(けんりゅう)です。二百年位からはありますが、金襴手というのは明ですから、四百年位前です。それは無いです。あれは日本人が非常に珍重して昔日本に輸入された時大名が大切にして居たのです。それから青磁の良い物もあんまり無いです。アメリカ、イギリスにもありません。イギリスにある良い物は均窯(きんよう)です。あれは日本以上の物があります。均窯は日本にはあんまりありませんが、青磁はあります。然もイギリス、アメリカは土中物と言って、土の中から出した。日本のは伝世ですから全然違います。ですからお茶の茶碗で玳玻盞(たいひさん)というのがありましたでしょう――鳳凰の画いてある、あれが伝世と言って土に入ってないのです。それが大抵は土に入っていたのです」

阿部執事 「アンダーソンの壺はフィンランドにあるそうで、三千年前とかの物が非常に多いそうです。日本には非常に少ないそうです」

明主様(メシヤ様) 「そうです」

田付女史 「此間支那人に会いまして聞いてみますと、日本には確か二つある。一つは箱根で、一つは京都だと言ってました」

阿部執事 「牡丹蝶文吐魯瓶(とろびん)を良いと云われます」

明主様(メシヤ様) 「あれは良い物です。あれはアメリカの雑誌に出てますが、あれの悪い物もあるのです。良い物は日本で、大阪の白鶴です。白鶴美術館には良い物があります」

ダ嬢 「フランシスコには持って行きましたのですか」

明主様(メシヤ様) 「ロサンゼルスには持って行きました」

ダ嬢 「ユネスコに援助して戴きたいと思います。ユネスコの方でも今度こっちで報告しますので知れますから――」

明主様(メシヤ様) 「美術をやるという事は、思想的に幾分の良い事になりますね」

田付女史 「ユネスコは一生懸命になって居りまして、浮世絵の良い木版で今迄出てない新しいのを五十枚私の方の役所に言って参りましたが、全部の版を買う金が無くて随分心配しましたが、出来たのを見まして、綺麗だというので貰うという事になりましたそうです」

明主様(メシヤ様) 「日本では版画の良い物を選って作っているのがありますよ」

田付女史 「東洋美術協会で非常に喜んでやって下さいました。世界に廻るそうで御座いますが、版画ばかりでは日本の美術とは言えませんので――」

明主様(メシヤ様) 「結局良い画帳を作ろうと――私はいずれそれをやろうと思ってます。日本で有名な物を写真版に相当作って、各国のそういう処に――。日本には良い物が沢山ありますからね」

ダ嬢 「奇蹟的と言っても良い位素晴しい御考えだと思います」

阿部執事 「因果経は奈良の方が良いのではないかと仰言って居られました」

明主様(メシヤ様) 「そう言っては何んですが、あの方が悪いのです。此処の方が一番先に出来たのです」

ダ嬢 「そうらしいですね」

明主様(メシヤ様) 「あの方が其(その)次です。奈良の方のは美術学校の所蔵になってますが、天平時代でも前と後と両方出来て、後のが奈良の博物館に出ているのです。較べてみれば直ぐ分ります」

ダ嬢 「因果経が一番好きです。どうも日本の絵は、全部そこから出ている様な気がします」

明主様(メシヤ様) 「それは中々慧眼です。本当にそうです。因果経から出て、それから大和絵に――」

ダ嬢 「大和絵の元ですか」

明主様(メシヤ様) 「そうです。中々良く知って居られる。因果経から大和絵になって浮世絵になるのです。その因果経から大和絵になった一番最初のが私の処にありますから、今お見せします。そこ迄解って居れば大したものです。日本人でもそこ迄解っているのは少いです」 (次回に続く)

≪地上天国祭を終えて≫
相次ぐ御守護の報告に
身の引き締まる思い

メシヤ教代表 楳木和麿

「地上天国祭」報告のその後

7月度の月次祭を各地で執り行わせていただいた際に、大阪では、改めて冨田博明さんと大腸癌の痛みについて詳しく話し合いました。「剥(は)ぎ取られるような痛みでした」と述懐される冨田さんの話から、私が劇的な御守護に立ち会った時に出た痛みについての話題になりました。浄霊中に“何時浄霊を止めていただこうか”と考え続けるくらい、その痛さに耐えられなかったと訴える人がほとんどだったからです。

もともと癌は自らの健全な細胞が突然変異で癌細胞となり、それが無制御で増殖するものです。何故癌細胞となるのかは、突然変異性元素である化学物質の影響です。服用する各種薬物や食品添加物、建材に使用する環境ホルモンと言われる物質などが原因の代表例です。

そうして癌化した細胞はもともと自らの細胞であるだけに、溶解し排泄する際には痛みを伴うのは当り前とも言えるのです。言えますが、現代人は痛みに弱くなっている側面もありますので、非常に辛さを感じます。

どなたも大変な痛みを訴えられて、時に挫けそうになったり安きに流れそうになったりしましたが、メシヤ様にお縋りして乗り越えて参りました。浄霊を取り次ぎ痛みが出たら“しめたもの”なのですが、当人にとっては痛みの辛さや不安は大変なものです。そんな時には、やはり、神の言葉である御教えが力になります。

メシヤ様は、あらゆる場面で『薬毒が解ける痛みなのだから結構じゃないか』とお答えになっておられます。

浄化をいただくと痛みや辛さを伴いますが、今後とも、病気の原因である薬毒の溶解・排泄、不幸の原因である霊の曇りの解消に努めて参りましょう。そして、藤沢の月次祭でお会いした中村正幸さんのように「今本当に幸せです」と笑顔で言える毎日を送りたいものです。

大阪では、癲癇で通院していた中学生が、完治したので薬の服用も通院もしなくて良くなったと、という御守護報告があり、参拝者と共に喜び合いました。会場を提供している田中美栄さんは、5月の報告後さらに御守護をいただき不思議体験も許されていますので、多くの方々と学びを共有する願いで7月22日にブログ「メシヤ教 大阪」を開設いたしました。

大阪で御守護報告に沸く月次祭を終えて、三重支部に移りますと内容の濃い学び合いを許されました。その内容は、三重支部のホームページで紹介していただいておりますが、際立って嬉しかったのは、二歳になるお嬢さんのイボが消滅した御守護談でした。この内容は、三重支部の「御守護ご報告」で参照していただければ有り難いと思います。他教に在籍しているためにお名前は伏せてあります。

昨年は『景仰』に記載されている「イボがない」を紹介し、根気よく取り組むことをお勧めいたしました。様々な経緯を経て、腹を決めて浄霊に取り組むことでいただいた御守護です。その喜び様に、こちらも感謝でいっぱいになりました。

そして、メシヤ様は、イボについての御守護は『運命です』とお答えになられています。浄霊実践により運命を変えていただいた証しを目の当たりにさせていただいたことになります。

イボに関しては、川崎の月次祭にロンドンから帰国中の北岡明子さんが参拝され「私も留学のためにお預かりしていた男の子に御守護いただきました。その子は手の指全てに無数のイボが出来ていたのですが“おばちゃん、これも治るかな?”と問いかけますので、徹底的に浄霊を試してみよう、ということになりました。そうしましたら、一週間で綺麗に取れてしまいました。感動いたしました。」と報告していただきました。参拝者一同、運命の転換について二重に触れることができ、感謝で満たされました。

このように、各月次祭で御守護報告をいただき、その大きさと多さに身の引き締まる思いにさせられました。取り分け、大祭での発表者がそれぞれ単発に終わらずに、信仰を深めて、心豊かな生活を送られていることが何よりも喜ばしいことでした。

地図―その後

話は前後しますが、各地で次々とホームページやブログを立ち上げ学びを発信していただいているお蔭で、全国の皆さんが交互に学び合いができ信仰を深めています。こちらも大変喜ばしいことです。

その中で、皆さんに添付ファイルにして送信した地図については、見ることが出来ない旨のお返事をたくさんいただきました。そこで濵口博幸さんにPDF化していただきましたところ、上手くゆきました。そのお礼のメールを濵口さんに入れたところ、またもや素晴らしい発見をしていただきました。この内容はそのままの方が判り易いので、ご本人の了解を得て掲載します。

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皆さまの学びのお役に立てて有難く思います。

この地図において、「北海道で一番最初に開けたのが釧路だから、釧路もどこかの御神業のスポットと直線になりませんか。」との先生のお話があったのに、直線を見つけることができず、気になっておりました。

昨日、先生が紹介してくださった吾郷清彦著「日本超古代秘史研究原典」を図書館で借りてきまして読んでおりましたら、「釧路」の重要性を示す記述があり非常に吃驚しました。次の記述です。

第二部 太占への誘い 第十七章 フトマニ-クシロに

【フトマニとは、宇宙・天地・大自然の法則を意味し、公理とか神理とか書き表してよい。これに対しクシロは、天地宇宙の自然エネルギーを指し、フトマニの具現されたものといえる。】

【本来クシロには釧という意味の古語がある。そもそもこの釧は、ヒジにはめた古代の装飾品を指す。】

【神勅太占図は、フトマニが図示されたものであるから、これすなわちクシロである】

【同一線上に同文同種の地名が三つ以上串呂する時は、これを「神風串呂」と称し、天地神明が極めて重なることを神示遊ばされるものである。神示であるが故に、この「神風串呂は絶対である」と芳聖氏は豪語し、吉凶・禍福を予言し的中させている。すなわち彼は神風串呂によって人間の生死・家屋の火災などをピシャリと命中させる。芳聖氏が使う『串呂』とは各地点が直線的に串刺しされて、霊的に結ばれることを意味する】

これはまさに先般の地図の直線そのものが「神風串呂」であると受け止めることができます。先生が、何故玖珠の地に「主之大御神様」の御神体が最初に御鎮座あそばされたのかを春日言霊学の「クスツフムヌル」から判釈なされたように、「神風串呂」の意味を知らせるために釧路の地にまず、御神業を担う人が現れたと判釈できるのではないでしょうか?

吉凶・禍福を予言し・・とありますが、七五三掛地区の地割れのことも該当するのではと思いました。

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非常に含蓄のある解釈ですので、私の言葉で伝えるよりもそのままの文章を掲載した次第です。釧路出張所がメシヤ教発足当初から継続してくださっている意味が幾重にも存在することを、改めて思い知らされました。

この地図には、その後さらに深い意味の直線が発見されましたが、口頭のみで伝えております。御経綸上、襟を正さねばならない出来事の場であるからですが、深刻で厳格な内容だけにここへは記載することはできません。

また、北海道出張中に「七五三掛地区」の地割れに関連して、「伊都能売観音様」の御前で“浅草寺の異変”を教えていただきました。ただならぬ時代を迎えていることを思い知らされる毎日です。

メシヤ様の御存在に対しての認識

各地で学び合った内容のなかで、三重支部がアップしてくださった次の内容は、北海道でも同様の質問が出ましたので、ここでも取り上げておきます。

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ですからメシヤ様の腹中の光の玉こそが我々の信仰の本体だということです。先月喜多さんが次のように報告して下さいました。

 〈  そしてその夜夢を見ました。それは広い二間続きの和室でその神床に黒っぽい羽織の姿で男の方が一番上に座っておられます。しかも前向きですので羽織の紐が大きく白く輝いているのがとても印象的でした。 〉

御尊影の羽織の房は非常に大きいですね。光の玉の御存在はあの位置ですから、羽織の房の部分が大きく強調されたということは、喜多さんの夢を通して私たちにメシヤ様がお示し下さったのだ、と1ヶ月間考えてこの想いに到達しました。

 今回掲載の「地上天国祭」挨拶の内容と共通するのは、メシヤ様の御肉体は光の玉からすると邪魔だから、あえて喜多さんの夢では人物を特定させずに光の玉のある位置である房を強調なされたのだと受け止めることができます。

 だから光の玉を強調されていたのです。このように受け止めさせて頂きますと地上天国祭の話と合致してゆきますので、挨拶の内容を理解して頂けるのではないかと思います。

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この内容は、『御光話録』で示されている内容が解答のようになっています。

メシヤ様は「麻邇(まに)の玉、如意の宝珠と、胎臓界、金剛界について御伺ひ申し上げます」という質問に対して、次のようにお答えになっています。

『神道では麻邇(まに)の玉、仏教では如意の宝珠と云ふので、玉とは魂の事で絶対力の意味です。今まで世に出た事がなかった。で本当の事を云ふとおかしいが、之は私の腹の中に在るのです。だからいろんな事が出来るのです。人を治す事も、キリストは僅(わずか)に十二弟子だけしかその力を授けられず、釈迦とても往来で急病で死んだのは自分の体すら治すだけの力がなかったからです。私はキリストと違って何万人でも人を治しうる人を作ることが出来る。この働きが麻邇(まに)の玉です。

胎臓界は日月地胎臓といって「日月地」が未だ出現しない時代の仏教で夜の世界の事です。金剛界は昼の世界で、金は太陽の光の事で、日月地下生後が金剛界になるのです。(昭和23年12月8日・御光話録より)』

この内容は、「地上天国祭」で報告いただいた中村正幸さんの【明くる日、菅谷さん宅を訪れ、初めて楳木先生にお会いしご挨拶をして「私は洗礼を受けているクリスチャンで、40年以上もキリスト教を信じてきたのです」と話したところ、「中村さん、イエス・キリストも浄霊をなさったんですよ」と仰いました。長年キリスト教の信者であった自分が初めて聞く言葉に、ただただ驚き、改めて聖書にキリストが手をかざして病人を癒したり、また死者をよみがえらせたりした、その数々の奇蹟の意味が判り本当にショックを受けました。それが、私がメシヤ様に太く繋がるきっかけになったのです。】と関連して、非常に重要なことですので、特記しておきたいと思います。

そして、『麻邇(まに)の玉』『如意の宝珠』という既成概念から、さらに御出世し最高位の『メシヤ様』となられたことを、私達は深く認識しなくてはならないと思わされます。つまりは、世界的な御存在になったということです。

世相を直視する

各地での学び合いの内、浜松支部のホームページに掲載された内容も特筆されるべきものですので、転載いたします。

≪中日新聞・7月10日付「中日春秋」より≫

【借金は完済、給料も二倍。このご時世に何とも景気のいい話だが、海の向こうには、そんな結構な会社がある▼米金融大手のゴールドマン・サックス。政府から一兆円の公的資金を借りていたが、先ごろさっさと完済。さらに先日の報道によれば、従業員への今年の報酬は昨年のざっと二倍、一人当たり平均六千七百万円に上りそうだとか。他の大手金融機関でも高額報酬復活の兆しがあるらしい▼確かに、ニューヨーク市場の株価も一時よりはうんと持ち直し、各種の経済指標も上向き。日本経済もその辺は似たような傾向で、政府も「景気は底を打った」と宣言している。だが、しかし▼雇用危機はむしろこれからだ。最新の数字(五月)だと、有効求人倍率は過去最低。完全失業率もかなりの高水準だ。かてて加えて失業手当の支給期限切れを迎える人が今後続々と出てくる。生活資金が断たれるのだから切実である▼何か変じゃないか。本はといえば、米金融界の“強欲”に原因する世界不況なのに、その当事者側は早々再生して「六千七百万円」を謳歌、側杖を食っただけの実体経済の末端の担い手はなお日々の暮らしにも困るとは・・・▼町内の火事で多くの世帯が焼け出され苦労しているのに、火元の家が真っ先に建て直し、豪勢な新築祝いでもしているようなものだ。理屈はどうであれ、とにかく間尺に合わない。】

この文章を記述した筆者に感謝したいと思います。庶民が四苦八苦している間に、法律や社会制度を上手く利用している人々の実態を知らせています。これは、以前にも触れましたが、現在の世界的な金融不安、抜け出せない世界不況を招いた真因と共通するものです。

そうした意味では、現在の政局を見ても、誰も真実を語っているとは言えません。自民党は民主党の選挙公約に対して“財源論”を振り翳していますが、それはそのまま、選挙公約を認めているということなのです。良き政策だと認めているからこそ、財源を理由に反撃しているのです。

しかしながら、政権の座が危うい状態になったからこそ、所謂官僚の“天下り”や“渡り”をなくすことを公約で明言することに繋がったのです。これで、どちらの政権になろうとも官僚制度は改善されます。これは官僚特有の不文律のしきたりが生み出したものでもありますが、政権交代と共に官僚トップの総入れ替えが実現する在り方を形成した方が遥かに健全です。

一方、民主党は庶民の味方の如き言動を重ねていますが、日本最大購読数を誇る週刊誌で“フリーメーソン”について触れられています。前後の代表がそうであるならば、本当の意味で庶民の味方だとは言えません。それは結社の趣旨があるからです。

そういう意味では、『水晶世界』を迎えたという認識で、あらゆる事象を見つめるべき時を迎えていると思われます。

やはり、前回掲載したメシヤ様の『ですから真理と言うのは全般にいくのです。共産主義とか資本主義と言うのは真理ではないのです。それが含まれ最高道徳によって律せられるものそれが真理です。』というお言葉通りでなければならないのです。

各地の御神業の進展

私は「地上天国祭」で、この日を期して始まる御神業について触れましたが、各支部で意欲的な取り組みが始められています。この10年間浜松支部では、メシヤ教発足以来、本部の「一日祭」に合わせて「祈願参拝」を欠かさず執り行っていただいています。また、週一度は支部に集り、勉強会、浄霊会を重ねております。また、三重支部では、不定期ながら「ミニ・メシヤ講座」を開催して、今回も貴重な資料(参照 「ミニメシヤ講座・三重(御教え勉強会)no.2」平成21年7月)をアップしていただいております。

それらの情報を相互に獲得して参考にし、一段と力強い取り組みが各地で進められていることに心強さを感じています。メシヤ様のお導きと見守りを賜る中で確かな足取りで御神業が全国的に推進されています。そうした動きの中でも、最も大切なものが各支部・各拠点の月次祭です。神様が人間に合わせて最も御力を下さる日だからです。

このたび、広島支部から寄せられた報告は、広島支部のブログではなく「メシヤ講座・特選集」掲載を望む意向で送られて来たものです。タイムリーなものであり、しかも再確認すべきものであるために、皆さんの学びとしてここに掲載しておきます。

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安芸区Мさんからの報告

私は約1か月前頃から、左耳の中へ、水が溜まったままの様な違和感を感じながら、気分が、さえない日々を送っておりました。

毎日、自己浄霊を戴きながらも、四六時中の違和感に耐えられず、耳鼻科へ検査に行こうとも思っておりました。

参拝前日は左耳は殆ど塞がり、ほとんど聞こえない状態になりました。

楳木先生に何度も電話でお伺いしようかと思いましたが、御神業途中に、わたくし事で お手を煩わす事は申し訳ないと断念しました。

そのような浮かない状態で7月の月次祭に参拝致しましたが、参拝が終わると、すっかり治っていたのです。

参拝の奇蹟は、沢山戴いておりますが、またまた、身を以て体験させて戴き、感謝と余りにも神様の言う事を聞かない私に蓋をされたのではと、お詫びと反省を致しました。

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