メシヤ講座no.137三重(平成24年6月)

<今月の御教え>

「『文明の創造』科学篇 結核と特効薬」(文創  昭和二十七年)
本文は『文明の創造』114ページに記載されています。

 

【メシヤ講座 三重支部】

メシヤ様は現代社会を御指摘

楳木代表

今回のタイトルは『結核と特効薬』ということになります。結核ということを現代に当てはめて考えていくと、3行目からが一番良いのではないかなと思います。

『結核の薬位、次々と出るものはあるまい。近年になってセファランチン、ペニシリン、ストレプトマイシン等々、之等は今随分もてはやされてゐる。恰度(ちょうど)何かの流行のやうである。此様にそれからそれへと新薬が出るといふ事は、勿論(もちろん)前に出たものより効き目がより高いからであらうが、曩(さき)に詳述した如く、薬の効き目とは毒の効目であるから、毒が強い程よく効く訳で、浄化停止の力もそれだけ強いから、症状が軽減するといふ訳で、特効薬として売出されるのである。』

新薬がズーッと出ているのが現代の社会でありますので、メシヤ様が御指摘になっておられるのはやはり現代社会を、御指摘されていると受け止めれば良いのではないかと思います。

それで、いろいろ考えていきますと、皆さんが家に帰ってテレビをつけた瞬間から、流れてくるコマーシャルは、おおよそ健康問題と、ダイエット問題が中心です。そうするとその背景は何かと言いますと、おおよそ製薬会社がいかに売り上げを上げるかということで進んでいることがあります。

ですから、それを去年からズーッと学んできました「血圧」ということに当てはめてみますと、メシヤ様は『血圧は300までは大丈夫だ』とおっしゃっておられます。そして、キリンも300あるという事から例題をあげて学んできました。それから世に言う名医と言う方々は「200まで大丈夫だ」とおっしゃっています。

しかし、背景に製薬会社がいる医者は「140以上は高血圧だ」と言います。そして、サプリメントになりますと「血圧が130になったらこのサプリメントを飲みましょう」という言い方をしていまして、血圧一つをとりましても薬が関与する事によって高血圧の数値が変わってきているのです。

こういう事がありますので、次の箇所ですね、

『従って有体(ありてい)に言えば、医学の誤りが病人を増し、薬剤業者を繁昌させ、新聞屋に多額の広告料を奉納するといふ訳で、それ以外の何物でもない事を知るであらう。』

この『新聞屋に多額の広告料を奉納する』ということと、プラス平成では「テレビ会社に多額のCM料を奉納する」と付け加えておけば、非常にわかりやすいのではないかと思います。そういうことを、メシヤ様は「現代を見越して御指摘になっておられる」のではないかと思います。

 

浄霊は、神経経路の勘違いを修正する。

楳木代表

先日脳卒中についてNHKの「ためしてガッテン」(平成24年6月6日放送)で、「6ヶ月の壁」ということを紹介していました。

例えば片方の手が動かなくなった時に、リハビリに取り組みますよね。リハビリに取り組むとずいぶん改善するのですけども、「6ヶ月の壁」があるのですね。6ヶ月経つと全然進まなくなるのです。どんなに努力をしてもね。

 

受講者

医者も改善がみられなければ、6ヶ月経つと治療をやめてしまいます。

 

楳木代表

「改善がみられなければ治療をする価値がない」というのが今までの医療だったわけです。それで、「ためしてガッテン」で取り上げた医者の場合は「その原因を突き止めた」のです。

これは「神経経路の勘違い」によるもので、勘違いを起こしている方の神経を少し鈍らせると、脳から出てくる信号の受動体が元に戻るので、改善が見られるということです。

わかりやすく説明をしますと、例えば缶コーヒーの熱いのを突然体に当てられると飛び上がりますよね。しかし、あらかじめ「○○さん、これから熱いのを手の上に乗せるからね」と言ってから乗せるとそんなに飛び上がることはありません。熱いのだとわかっているからね。しかし、後ろから不意に熱いのを当てられると飛び上がります。

これは自分を防御する神経作用で脳を介在しないのです。手から脳まで行かなくて脊髄を通る。脳からの「熱いから手を引っ込めなさい」という信号ではなくて、「自分を防御しなさい」という信号が脊髄から出るので、思わず手を引っ込めてしまうのです。

これが脳梗塞をしているために信号を受け止める受動体のところが、だんだん勘違いをして、避難しようとする方の信号を受け止めるようになるのです。

それで、いつも縮めよう縮めようとして手が動いてしまうのです。そこで、縮めよう縮めようとする神経の方に薬を打って完全にバカにするといけませんので、少しボケさせると受動体が脊髄からの信号を拾わないで、脳から来る信号を拾い始めるので、縮めようとするのが緩むので、リハビリの効果がでるようになります。それでその治療を受けた人は手が開かなかったのがみんな開くようになったという事例です。

それでこのことがわかれば、浄霊する場合、脊髄と腕の神経の交差しているところを浄霊すれば良いということがわかります。

薬理学の研究、病理学の研究から良い事例があって、「こう言った場合はここの神経を麻痺させれば改善ができる」ということを発見したので、麻痺させる薬を入れてしまいます。いわば毒を入れてしまいます。毒を入れると副作用が必ず後から出てくるはずなので、良い着眼点ではありますが、人間全体からしますと問題があるのです。

浄霊をいただいていると改善がきちんと進むのは、どういうことかと言いますと、その神経の勘違いを、本来の神経の繋ぎ方に修正できるために浄霊をいただいていくと復活できるのです。

ですから、「ためしてガッテン」も良いところに着目したのですけども、改善がいつも対症療法的になってしまうのが問題です。こういう報告を受けながら、「我々の浄霊をする場所はどこか」ということを見つけて、浄霊をしていきますと、これからはそういう人たちへの対処ができていくと思います。

こうしたことから、対象者がおりましたら、いつも神経の繋がりということを意識して取り組んでいただきたいと思います。こういうことは、浄化者の側(そば)にいる人がいつも研究しておかないといけませんね。

それでその上で浄霊をしていかないと的確なところに光が当たっていかないからね。参考にしておいてください。また、再放送があると思いますので見てください。

○○さんですが、脳梗塞の場合もね、脳の中のポイントがあるはずなのです。これは脳をしっかり浄霊して、徳を積んでいかないと脳が発達しません。その方法を夫婦で考え出してくれたら良いのですけどね。

支部へ浄霊を受けに来ても週に一回程度でしょう。日々の浄霊が大切なのですからね。家族の浄霊が必要となって来るのです。

 

暗黒界に一条の光明

楳木代表

さて、これから大事なところを読みます。

『私が此(この)重大事を発見し得たといふ事は愈々(いよいよ)時期到来、暗黒界に一条の光明が射し初めたのである。』

暗黒界に一条の光明が射し初めたのが昭和27年だということです。しかし、一条の光が射し初めたのですけども蓋(ふた)をしてしまっているのが、現在の世界救世(きゅうせい)教なのです。

折角(せっかく)昭和27年に射し初めた光を膨らませて(一条を拡大する)いかないといけないのが、メシヤ様御昇天後の世界救世(きゅうせい)教を中心とした教団なのです。その罪たるや大変なものなので、メシヤ教を中心に、もう一度光を射し初めていくのが、今回の『文明の創造』の発刊なのです。そういうことを、よくよくご理解しておいていただきたいと思います。

そのことにおいて、”我々三重支部は、今回多大なるご奉仕ができたのだ”と・・・、校正ということでね。”もう一回一条の光を射し初める奉仕ができたのだ”ということです。

メシヤ様の御論文を一般書店で売り出したことは、メシヤ様御昇天後ありませんので、初めてだということですね。

 

受講者

出版社の表示がされているのがありましたが、教団内部での販売で一般書店では売り出されていないということでしょうか。

 

楳木代表

そういうことですね。流通させていないのですね。

それで、暗黒界に光を射し初めないと「地上天国」にはならないのでね。アメリカで、富を得ている人というのは数パーセントですね。所得が十数万円以下の人達が大半を占めているのです。

ですが、日本より物価が安いのと土地が多くあるために家を持つ機会は多いのですけども所得自体は低所得の人が大勢いらっしゃるのです。

だからアメリカを見た時に、みんな錯覚をしてしまうのですけども、一部の人が富を得ているのです。これは、ロシアにしても中国にしても同じだと思います。どこの国を見てもそうですね。万民が幸せになっているというのはブータンぐらいですかね。(笑い・・・しかし、消費活動の激変から、そのブータンにしてもごみ処理問題が浮上していると言われています。)

 

受講者

大国になると貧富の差が激しくなりますね。

 

楳木代表

そう。激しくなるね。

そういうことを最初にお話しておいて、いつものように質疑応答に移りたいと思います。

 

ボツリヌス菌について

受講者

新聞で「ボツリヌス菌」の話題が出ていました。

【厚生労働省は26日、鳥取県米子市の60代の夫婦が食中毒とみられる症状で入院し、一時意識不明の重体になったと発表した。自宅に残っていたうどん入り食品「あずきばっとう」から毒性の強いボツリヌス菌が検出され、製造した岩手県宮古市の「ハニー食品」は、あずきを含む自社製品の自主回収を始めた。厚労省によると、夫婦は24日未明に病院に搬送された。しびれや言語不明瞭などの症状があり、重体は脱したが、現在も意識不明の状態が続いている。 】

この「ボツリヌス菌」ですが、ボツリヌス菌の持つ筋肉を麻痺させるという作用を医学的に利用して、局所的に筋肉の働きを弱めることで、シワをなくしたりする治療に使われているそうです。薄めて使用するので安全だとしています。

一方、過去にオウム真理教がテロ計画として生物兵器として使用する計画があったそうです。中毒を起こし、生物兵器ともなり得る菌を薬として使用しているのです。

 

楳木代表

それが、さっきの「ためしてガッテン」の注射ですよ。

 

受講者

あ、筋肉の働きを弱めるので。

 

楳木代表

そう。それを使うわけです。

 

受講者

それで量を誤ると中毒症状が出てしまう訳ですか。

 

楳木代表

だからね。美容のために、シワをとるためにそういう薬を使っているのだね。そうするとシワが延びるわけだから。それで量を間違えると副作用になってしまいます。恐ろしいことですね。また、そういうふうに使おうと考えた人がいるというのもね、恐ろしいことですね。まあ、偶然に良くそのことを調べましたね。

 

受講者

新聞でボツリヌス菌というのを見て「何かな~」と思いまして。

 

神様が御準備された庭

楳木代表

新本部の木に覆われていた石組みが表面に現れました。

それは素晴らしい庭なのです。素晴らしい基礎だったのです。十数年間に造ったままの状態だったのです。庭師が驚いたくらいなのです。

だからね。写真を見ていただいてもね、神様が御用意してくださって、「代表者と信者さんの信仰が育つに応じて与えてやろう」と御準備してくださっていたのではないかなあ、と思います。

『文明の創造』の発刊の時期とピッタリあってくるというのも、御神意を感じずにはおられません。ぜひ、新本部にいらしてください。詳しく説明をさせていただきます。

前の持ち主が立派な家と庭を用意されて、一度も住むことが出来なかったということにも不思議な『神界の役割』ということがあったと思わざるを得ません。時として神様は残酷なこともされるのです。しかし、メシヤ教の本部として残したという功績は霊界でも記録されてますから、その点においては将来の霊界生活は良いものがあるのではないかと思います。

 

受講者

その人が準備をされたのですね。すごいなあ。

 

楳木代表

だからね。神様がなされる愛の部分と冷酷に裁かれる部分とをね、わからせていただくと、寒気がするほどです。

 

延命治療について

受講者

延命治療についてですが、「どうしても生きていて欲しい」として親族は延命治療をするのだと思います。しかし、本人は「さっさと彼の世へ行きたい」と思っているように思います。ですからお年寄りは若い人に延命治療は必要ないという意志表示をしておかなければいけないですね。

 

準備が

意思表示を紙に記しておかないといけないでしょう。

 

楳木代表

自分で書いておかないといけないね。前に紹介した「大往生したけりゃ医療と関わるな (中村仁一著)」に書いてあったでしょう。

「ビックコミックオリジナル」に「黄昏流星群」という劇画の中に同じテーマのものが連載されたことがます。(これは社会問題の一つなのです。それで関心が高まっているし、実際に様々な霊障が起きているので取り上げられているのです。)それにはね、延命治療された本人の立場から「もうこれ以上やって欲しくない。」ということをズーッと描写しています。

ですから病人にしてみれば延命治療ほど苦しいものはないのです。だけど周りはね。少しでも長生きしてもらいたいと思っていろいろ医療を施そうとします。

医者の方もね。日本の医療は延命治療なのでね。一日でも、一時間、一分一秒でも長生きさせることを命題にして治療にあたってしまいます。

 

受講者

○○さんは御主人と二人で書いてあります。

 

楳木代表

決めているのですね。

 

受講者

家族がわかっていないといけませんよね。

 

天体運航の神秘 浄霊の根源を認識

受講者

金環日食を、支部の御神前から見ることが出来ました。

 

楳木代表

広島はね、全部は欠けずに少し残りました。

 

受講者

昨日、太陽面を金星が通過するのも偶々(たまたま)見ることが出来ました。

 

楳木代表

ほう。見えたんだ。

 

受講者

金星は小さいのですね。月はあんなに大きいのに。

 

楳木代表

どうしてでしょうか。

 

受講者

距離?

 

楳木代表

太陽に近いほうから、水金地火木土天海冥(すいきんちかもくどってんかいめい)だから。

 

受講者

遠くても「太陽ってあんなに大きく見えるのに金星ってこんなに小さいの?太陽ってどんだけ大きいの?」って思いました。

 

楳木代表

今回それを感じないといけないのですよ。それで、金星の大きさと地球の大きさとはあまり変わらないですから。ですから、地球の大きさはあのくらいだと思って見れば良いですね。

 

受講者

月は?

 

楳木代表

月はもっと小さいわけです。

 

受講者

たまたま400という数字が合っているのでね。ピッタリ重なるというのも神秘ですね。

 

楳木代表

地球と月の距離と、地球と太陽の距離の比率が400倍なのです。そして、太陽の大きさと月の大きさの比率が400倍なのです。だから、400倍と400倍がピッタリ合うから、金環日食になるのです。この倍率が違っていたら欠け方が違って来ます。そういうことを、今回の天体ショーを見ながらね・・・。

主神様の御存在とか、メシヤ様からいただく我々の浄霊力の根源を、認識しなければいけません。金星と地球の大きさが同じ程度と考えると、いかに我々の存在が小さいのかということが解りますし、その中に60億を超える人たちがひしめき合っているわけですのでね。

 

気付き始めた人もいる

受講者

今、CSでコマーシャルが流れるのがアメリカで肥満の子供達が問題になっているので、ディズニーの流すコマーシャルはジャンクフードの宣伝をやめるそうです。添加物の入っていない商品に限定するそうです。

 

楳木代表

ファッションのヴォーグ(VOGUE)が痩せ過ぎのモデルを使わないと決めたそうで、話題になっています。痩せすぎだと健康に良くありません。みんなダイエット志向になり過ぎていますのでね。ディズニーのコマーシャルと同じ時期での発表ですね。

【ヴォーグが16歳未満モデルと痩せすぎモデルを禁止する声明を発表】
【痩せ過ぎモデル禁止  イスラエルで法律】
【マドリード議会痩せ過ぎモデルのショーを禁止 スペイン】

 

受講者

若い人達が、太っていないのに、「ダイエットして痩せなきゃ」と言っているのを聞くとね「これ以上痩せてどないするの」と、思います。

 

楳木代表

服脱いだら骨だらけかもしれないね。

 

受講者

それで、仕事中に「貧血だ~」って、座り込んだりするのです。

 

楳木代表

だから、そういったことにだんだん気付いて来ているということは、非常に良いことですね。

 

想念の世界を認識―新本部を基礎に一挙に御神業を進めよう

受講者

日本のスーパーコンピュータ「京(けい)」のことをCSテレビで放映していました。心臓の細胞のタンパク質の変化まで調べて再現するのだそうです。コンピュータもすごく進んで来たのだなあと思いました。

 

楳木代表

心臓のシュミレーションは、サイト上でも発表されていましたね。

 

受講者

「どのようなことを考えている時に、どのような信号が脳から出ているのか」を大量のデータを解析して研究しているそうです。想念の世界に踏み込んで来ているのだなと思いましたね。言葉にしなくても思っただけでわかってしまうのですから。恐ろしいことです。

 

楳木代表

いや、恐ろしいというよりね、やはり想念の世界ということが、そのような研究で認識出来るからね。こういったことを、トータル的に掌握するのが、敢えて言いますが本来の「世界救世(きゅうせい)教」の役割なのです。メシヤ様の御教えに繋がっている人達が、やらないといけないのですけども、今まで役員達がボケーっとして生活しているのでね。役員達が勉強していないので、きちんとリードできていないのです。

だから、メシヤ教が何とかしてリードできるところまでなっていかないといけません。

『文明の創造』発刊によって基礎造りはできましたのでね、それに乗っかってくる出版社とかが出てくれば、この活動を大きく世の中に対して広めていくことができます。

それで、「今までの私たちの取り組みが間違い無かった。」ということが今回の新本部の竣成祭ですから。神様が素晴らしいものを御準備くださっていたということが、後からわかってきたのですからね。

今のメシヤ教の一人でも欠けたら、ああいう素晴らしい本部は許されなかったのです。みんながメシヤ様に繋がって、メシヤ様の御意図に基づいた御神業に参画させていただこうという人が、今いらっしゃるからあのような本部が許されたのだと、これを基礎にして一挙に御神業を進めて行けばメシヤ様の進めようとなされたことが、確実に進んでいくのではないかなと思います。

その第一歩が『文明の創造』の出版だったわけですので、”非常に良い時期にみなさんとこうして生きていることが素晴らしいな”と、改めて思わせていただきました。

 

再び延命治療について

受講者

延命治療の話があったので思い出したのですが、胃瘻をしないと後二ヶ月しか命がないと言われていた人が、延命治療をせずに違う病院へ行って、二ヶ月以上たった今でも生きておられるそうです。それで、医者のほうも延命治療のあり方についてこれから考えていかないといけない。というようなことをテレビで話していました。

「口から食事を摂るということがどれだけ大切なのか、ということがわかりました」と、言っていました。

 

楳木代表

なるほど、素晴らしい医者だね。

 

受講者

その人も今では座って自分で食べられるようになったのです。

 

受講者

延命治療のあり方についても、法律を改正しようとして漸く議論を始めたようですね。一度人工呼吸器などを付けてしまうと今は外すことができませんからね。

 

楳木代表

そういう法律はぜひ成立して欲しいと思いますね。

 

受講者

疑問に思う人が増えて来ているのだと思いますね。

 

「味わう」喜び

楳木代表

「食べる。」ということは、ただ栄養を摂るだけではないということですね。「味わう」という生きる喜びみたいなものがあるからね。

生レバーの問題から、何でもかんでも生食が騒がれて来ましたね。九州では鳥の刺身を食べますからね。魚まで言い出したら大変ですね。

 

受講者

人間の抵抗力の問題ではないですか。

 

楳木代表

職人の腕の問題もありますね。そして、その腕のある職人を知るということが、人間としての喜びでもあるわけです。

 

受講者

フグなんか典型的ですね。

 

受講者

無毒のフグも研究しているそうですね。

 

楳木代表

無毒のフグを食べても、美味しくはないのじゃないかな。唇が少し痺れるようなくらいがフグのおいしさじゃないかな。そうじゃなきゃヒラメのような味ですね。

 

楳木代表

そんなにたくさん食べたことが無いので良くわかりませんね。(笑)

 

創造主のシステムの一部を解明

受講者

「人の免疫機構では、様々な遺伝子がく見変わって、新しい遺伝子から新しい蛋白質、つまり、抗体を作ることができる。」ということをテレビで見ましたが、人間の力ってすごいのだと思いました。

 

楳木代表

そういうことも健康体でないと出来ませんので、メシヤ様が我々に教えて下さっておられるように、『食べたいものを、食べたい時に、食べたいだけ食べる』という生活をしておかないと、そういう働きにはならないのでね。

まあ、こういうことは、「創造主のシステムの一部を解明」して下さっているのだと受け止めて行ったら良いかと思います。

そういう研究が進んで来ているということは、”今は良い時代になったなあ”と思います。

 

ドキドキするような時代―想念の世界はもう、研究の段階に入っている

受講者

想念が相手に伝わっているということが、科学的に解明できると良いですね。

 

楳木代表

それは、科学的というよりも、自閉症の方達の研究ではわかって来ていますから。伝わるのでね、だから親とか関係者の人達のカウンセリングをしないと、その子をきちんとお世話出来ないというところまではわかっていますので、想念の世界はもう、研究の段階に入っているのですね。

ですから、こんなにドキドキするような時代になって来ているのです。「こんな時に、◯◯教団は何をやっているんだ。」ということですよ。

 

受講者

科学の進歩を、御教えでどう捉えていくかの違いですね。

 

アメリカ布教

楳木代表

アメリカで、霊的事象の対応をするのに、具体的な御教えがほとんど無いということがわかって来ました。ですから、これから「浄霊の取り組みをして結果をみて事例を積み重ねて行く。」という作業をしていかなければいけません。

今までの先達がそういった取り組みをしてこなかったということが、最近になってわかって来たのです。日系人相手が多かったので、日本型の霊的対応で解決出来て行ったのですね。それで、アメリカ人自身に起きてくる霊的事象については、メシヤ様にあまり御質問をしておられないのです。

資料不足なのです。『アメリカを救う』という御論文はあるのですが、「アメリカ人全体をどう救うのか」という全体像の構成が出来ていないのです。

 

受講者

西洋の霊界はまた違いますからね。

 

楳木代表

『平面的だ』とおっしゃっておられますのでね。それをどうやって救っていくかということなのです。今の状態ではアメリカを救えないと思うのです。

ですから、メシヤ様の『御教えと浄霊力』を持って向こうで起きてくることで判断していくしか無いわけで、そういう作業をしていかないといけないので、アメリカ布教ということでいうと、まだ緒(ちょ)に就(つ)いていないのです。これからやらなければいけないことが山ほどあるのです。

 

受講者

『アメリカを救う』の現代版ですか。

 

楳木代表

そうなのです。それで、『文明の創造』は発刊できたので、これから『天国の福音書続篇』の計画を立てつつ、どうやってアメリカを救うか、ヨーロッパを救うか、ということを具体的に構築していく、という作業をしていかないと、”球全体を救う”ということが絵空事になってしまいます。そうすると『地上天国』なんて言っておられません。

そういった作業も待っているので、皆さん一つよろしくお願いいたします。

(「ミシッ」と『大建設(御真筆)』のあたりで音がする。)

 

楳木代表

「ミシッ」と鳴ったのでわかったのかな。(一同笑)

 

徳積と浄霊によってこそ救われる

受講者

英語の堪能な人材が必要ですね。

 

楳木代表

その前に、御教えに基づいてやってくれる人をアメリカ人につくらないといけません。

そして、霊界をどう説明していくかということを考えていかねばいけませんし、キリスト教の作ったシステムというものがありますので、御教えに基づいて誤りを正していかなければいけません。

 

受講者

難しいですね。

 

楳木代表

ですから、実体験をアメリカの人にしていただきながら、変えていかないといけないので、「自殺した場合は懺悔しても救われませんよ。」と。そして、『徳積と浄霊によってしか救われない。』ということを実体験をしていただきながら、御教えを相手に浸透させていかないといけません。

これからの御神業というのは、そういうことを根底において、取り組んで行かないといけないということをね、最近ズーッと訴えられているのです。これからはそちらのこともやって行かないと、このままでは、世界を救えませんのでね。

今回の御教えで、『憐れむべき現代文化民族』とおっしゃっておられたのは、”現代の実態がそうなっている”ということをみんながわかって行かないとね。現代は一部の人間たちが、みんな良いように取り仕切って生活しているだけでしょう。

しかし、日本は今物凄く暴露されているから、政治家の実態がね。それから官僚の一部がいかに出鱈目なことをやっているかということですね。そういうことを野田総理が開陳してくれているのでね。

日本からそういうことが崩壊しつつありますので、世界に波及して今の体制を変えて行かないことにはね。『全人類を救う』ということには繋がっていきませんのでね。

慰霊のことを一つ捉えても、日本の「世界救世(きゅうせい)教」がマチマチなことをやってきていますのでね、アメリカの人のことを考えると本当に課題は多いわけなのです。

 

『地上天国祭』から打ち出す御神業―国境を超えるシステム

楳木代表

ですから、『地上天国祭』から打ち出す御神業の深さ幅広さは、「大変なことをみんなに打ち出さないといけないな」と。今考えているところです。

それで、もう一つは海外に宗教が出て行く時は民度の差によることがあります。民度の高いところから低いところへは浸透しやすいのです。ですから、アメリカには入って行きにくいのです。民度が逆だからね。

それでそう言った場合、「言霊学」とかから入って行って、「世界の文化は日本が発祥の地だ」という論理的組み立てで入っていかなければなりません。

 

受講者

言霊学から入って行くのですか。

 

楳木代表

それで、「日本の文字が変形していってアルファベットになった」ということを相手に教えて行かない限り、日本の優秀な文化性が伝わりません。

 

楳木代表

アルファベットは日本の文字から始まったのですか。

 

楳木代表

吾郷清彦氏の「日本神代文字研究原典」に、この文字がアルファベットになった。この文字がハングル文字になった。ということが書かれています。

 

受講者

ハングルはわかるのですけどね。

 

楳木代表

アルファベットも見つけたのです。その文字の一つがインディアンが使用していると。そういう全体の構成を吾郷氏は調べたのです。

ですから、そういうものに基づいてこちらが高いところからアメリカに入って行かないと、布教ということができないですね。そういう「国境を超えるシステム」というものがあるのです。そういうことを知らないで布教しているので発展して行かないのです。

それから、言葉の発生が許されている範囲、文字の使用の範囲ですね。アルファベットは範囲が限定されているのです。

 

受講者

(ス)という発声は日本人にしかできないそうです。

 

楳木代表

ですから、そういったことを積み重ねてねつつ入って行かないと、アメリカでは布教は成り立たないのです。

浄霊で奇蹟は出ます。しかし、インディアンのお祈りでも奇蹟は出るわけです。すると、土着信仰の一つくらいにしか受け止められないのです。

 

受講者

メチャクチャ広がりのあるお話ですね。この少人数での話の内容として。ドキドキします。(一同笑)

 

(先生)

これがね、みんなの気持ちが、「ああそうだ」と一つになるとジワーッと広がって行くのです。

最初メシヤ教を立ち上げるのも私一人からやり始めたわけですからね。それで、話をしているうちに「私もそう思っていました。」という人が集まって来てメシヤ教として構成をできるようになったわけですからね。

今度、そう思った人達がさらに構築していくとその周りにまた出来て来て、大きいかたまりになっていきますからね。こういったことを絶え間なく続けていくしか無いのです。

 

受講者

『文明の創造』が出てすごく話が大きくなったと思いますね。

 

楳木代表

『文明の創造』を二年間かけて、発刊までこぎつけたから、だから次の展開の御神業が、メシヤ様から提示され、許されて来た部分があるのではないかなと思いますね。

ここまでたどり着くのが大変でしたけども、これからこれを土台にドンドン浸透させて行くことができるのではないかなと思います。

そういう良い時期を迎えているという思いで『地上天国祭』を迎えさせていただきたいと思います。

それでは時間になりましたので、一旦終わらせていただきます。ありがとうございました。

 

一同

ありがとうございました。

 

<来月の御教え>

「『文明の創造』科学篇 栄養」(文創  昭和二十七年)