自閉症児のお世話

本部直属 O.H(元世界救世教東方之光教団)

 

二ヶ月弱で10数年間越えられなかった壁を破る

二十歳。信仰三世。先天性の知的障害(自閉症)として生まれ、幼少の頃より浄霊を受ける。○院の前身である○院、クリニックの頃から母親と一緒に熱心に通って浄霊を受けていました。

今年、5月に母親が浄霊力伝授を申し込む。

娘さんは幼少の頃から2年毎に知的障害者を対象にした知能検査を受けています。

最近の知能検査は今年の7月で、浄霊力伝授の申し込みから2ヶ月弱経過していました。この時の結果は4歳半と判定されました。知的障害者が作業所に通って仕事に就ける基準が知能レベル4歳以上とされています。

彼女は今日までの10数年間、熱心に施術を受けていたにも関わらずどんなに頑張ってもこの知能検査で3歳半の判定から結果が伸びず、どうしても作業所に入所する基準をクリアできませんでした。浄霊力伝授から僅か2ヶ月弱で10数年間超えられなかった3歳半の壁を破り、1歳の知能を伸ばす事が出来たのは大きな御守護と母親始めご家族やご親戚からも大変感謝されています。

以上、これで話が終れば、(言い方が悪いですが・・・)よくありそうな御守護報告で、めでたしめでたしなのですが、事態はそう簡単に片付けられる問題では無かったのです。寧ろ、ここからが本題です。

では、その理由について述べていきたいと思います。

知能レベルが上がって作業所に通う基準をクリアしたにも関わらず、現在でも彼女は作業所に入所する事が出来ません。その原因は精神病を患っている為です。

彼女が何故、精神病を発症したのか、私がこの親子のお世話をさせていただき始めた頃(私自身、メシヤ教に出会う前)に母親に聞き取りをしてもきっかけになったであろう事については話されましたが、その出来事が果たして精神病を発症する真の原因かどうか、聞き取りから、その出来事そのものが精神病だったので、その出来事が真の原因では無いというところまでは辿り着いたのですが、どうしてもその先がわかりませんでした。当時はまだメシヤ講座の存在を知らなかったので、原因がはっきりしないまま、問題解決の手掛かりがわからず、御教えに求めながらも手探り状態でした。そして、はっきりした原因がわからないまま時間だけが流れていきました。何故、真の原因が見えてこないのか?、当時を振り返って日々悶々としながら明主様(メシヤ様)に疑問を投げかけ続けていましたがこれといった理由が見つからずに悩んでいました。

その後、色々な事がありメシヤ教に辿り着いたのですが、それについては略します。

問題発生の原点を探る

母親が浄霊力伝授申し込み以降、楳木先生のご指導を受けて娘さんの浄霊に取り組み、母親からの詳細な経過報告を受ける中で、メシヤ講座に基づいてもう一度、問題発生の原点に返って○院に通っていた当時の様子、○院での施術の取り組みや、受けた指導、専従者とのやり取り等、母親に聞き取りを重ねるうちに、娘さん個人の問題を超えて、現在の○院が起こしている問題の闇の部分が徐々に浮き彫りになって来たのです。

母親が楳木先生の面談を受けて浄霊の急所について先生から「首の後ろ」を浄霊するように指導をいただきました。 面談をされた時の母親の表情が忘れられないのですが、「眉間ではないのですか? 今迄ずっと眉間をするように指導されてきたのですが…」と質問したのです。

楳木先生から「眉間ではありません。」とはっきり言われた時に「えっ?そうなんですか?」と、答が予想外だったのか、彼女の驚いた表情が印象に残っていました。そしてその驚いた表情の意味が、その後しばらくしてから長い年月解明出来なかった謎の答えへと導かれて行く手がかりになりました。

○○之光会員の方にとって謎である、「何故、○院に通っても改善しないのか?改善しないどころか次から次へと新たな病気や家庭の問題等を発生させてしまって、最悪の場合命まで落とす方が続出する理由は何か?」現在まで、不思議に思っていた事の疑問の根幹がこの問題を通して見え始めて来たのです。

私は○院の施術が効かない理由は単に光の弱さが原因と思っていました。

ところが、理由はそんな簡単に片付けられるものでは無かったのです。

結論から言うと大きな理由は二つありました。一つめは、Aさんが浄霊の急所を間違えていた事です。と言うか、正確に言うと専従者が急所を間違えていた?(専従者が急所を間違えるなんて事は普通に考えてあり得ません。それも10数年に渡って急所を間違えていたなどとは考えにくいと思われます。)しかし、これは作り話ではなく現実に間違えていたのです。

10数年に渡って症状に改善が現れず、それどころか悪化していたと言うのに、娘さんはずっと眉間の浄霊を受け続け急所の外れた浄霊の為にAさん親子は苦しみ続け、苦しめば苦しむ程「それだけの曇りを持っているから、苦しむのは仕方ない。このように苦しむ事で曇りを取って貰っているのだから寧ろ有難い、感謝しなければならない。Aさんは感謝が足りない。」「献金が足りないからこのような浄化をしている。もっと献金しなければいけませんね。」等これ以外にもここにはそのまま書けないほど酷い言葉で専従者やメンバーから責め続けられ(というか、実際のところいじめられたという方が適切な表現かもしれません。)ました。

Aさんも徐々に追い詰められて、孤立してしまって、他に解決の手立ても無く、「献金して、娘と家族が楽になるなら…」との思いから、ご主人に内緒で献金していました。

しかし、この後も娘さんは一向に改善に向かいませんでした。というか、急所が外れているのですから当然のことながら改善するはずはありません。

長年に渡る専従者とメンバーの急所の外れた浄霊の為に、しなくてもよい浄化を繰り返し、苦しんでいる娘さんを目の当たりにしてさえ、誰一人、浄霊の急所が間違っている事に気付かず、専従者は曇りが多過ぎて浄霊では治らないと諦めや言い訳して、酷い浄化を起こすと、「社会性」という言葉で責任逃れをして、医者の診察を受けさせ、さらにその医者はといえば、何かあれば薬物に依存するしかできない、御教えも浄化作用も理解していない質の悪い三流医者であった為に安易に薬を飲ませてしまいました。薬を飲まなければ娘さんは自閉症だけで精神病を患うことはなかったのです。 何故ならば精神病の原因は薬であるという事は御教えからもはっきりしています。

この時、医者よりも御教えを学んでいるはずの専従者が何とか出来なかったのでしょうか?と言いたいところですが、実際の○院の現場では、専従者は医者の顔色を窺って、ペコペコしている上、医者も調子に乗ってやりたい放題しているのが現実です。

薬毒から精神病を患い、その為に生活習慣が乱れ、娘さんは養護学校を卒業して、デイサービスに通い始めて僅か1年で10kg以上も体重が増えてしまって、自閉症→精神病、に続いて三つ目の浄化である生活習慣病が目の前に襲いかかってきたまさにその時、母親が浄霊力伝授の申し込みをしました。

 

曲解による“社会性”

もし、メシヤ教に出会わなければ、娘さんは○院の言われるままに薬を飲ませられ続けて娘さんの身体が破壊されていっただけでなくこの事によって家族が傷付き、邪神の計画通りにAさんの家は崩壊していたでしょう。

仮に百歩譲って○○Aが主張している医者にかかることが社会性であるという事を容認したとします。

問題発生時点で直ぐに専従者が御教え通りの浄霊をしたならば娘さんはその後次々と問題を抱えこまなかったのです。(こういうことが浄霊で問題を起こさない社会性ではないかと思いますが、何よりも常識を重んじる○○之光教団幹部の脳みそであれば、その事に気付かないはずはないと思います。気付かないのではなく、気付いても気付かないふりをしているとしか思えません。では、何故気付かないふりをしているのか?それについてこの場で触れると本題から脱線してしまいますのでこのことはメシヤ様のお許しがあれば別の機会に書きたいと思います。)

問題を発生させただけでなく問題を解決不可能なまでに複雑化した原因は、専従者が急所の外れた施術を指導していた事です。○院の施術が効かない原因は単に霊力の弱さではなく、御教えを浅読みしている為に浄化の状況が分からず専従者が勘違いから急所の外れた施術をしている事なのでした。

では、何故急所を外してしまうのか?

しかし、この問題を更に深く掘り下げていくと単に御教えの浅読みだけが原因ではないことがわかってきました。Aさんは楳木先生から「首の後ろ」を浄霊するように指導をいただいた時に、彼女は「今まで首の後ろは浄霊した事はありません。」と伝えました。この時、楳木先生はどのように思われたかわかりませんが、後日聞くとAさんは実際に首の後ろを浄霊してみて、娘さんがどんどん変化していくのに驚いたそうです。そして、今までの施術は一体なんだったのか?と複雑な気持ちと共に日が経つにつれて段々と腹が立ってきたと言っていました。

そして、たとえ浅読みであっても御教えを拝読しているのですから、誰か1人くらいは急所を外している事に気付いてもおかしくないはずですが、現実には誰も気付かなかったのは何故なのか?

それが、○院の施術で改善しない二つ目の理由になるのですが、この二つ目の理由というのは一つ目の理由である急所を間違えていた事と関連しています。その二つ目の理由は何かというと、3級と2級の「○○式浄化療法のテキスト」です。

このテキストで学んだ経験から言えるのですが、とにかく探査を繰り返し練習させ、施術で固結を取ることに重きを置いています。

 

急所が見えなくなるように仕向けられていた?

もちろん、霊の曇りを解消し、魂の覚醒が目標であると口先では言ってはいますが、実際のところは固結の探査と施術に振り回されて、急所が見えなくなっているように思います。特に2級のテキストはそれが顕著です。その上、このテキストは教団側に都合よく抜粋された御教えを解説の間に挟み、浄化作用を解りやすく説明しているかのように実に巧妙に解説していて、これを学べば何だか御教えも浄化作用も習得出来たような気になってしまい、見事に敵の作った落とし穴に落ちてしまいます。普通の落とし穴ならば、落ちた瞬間に痛みが伴い、気付くのですが、この落とし穴は落ちた当人が落ちた事に気付かないように巧く作られた落とし穴です。恥ずかしい話ですが、今にして思えば、熱や固結を取ることに必死になっていて、テキストを作成した側の策略にまんまと引っかかってしまっていた自分が恥ずかしくなります。それこそ、落とし穴ではなくとも、穴があったら入りたい心境です。

○院で療法士のボランティアをする事が経綸の最先端にいて、明主様(メシヤ様)にお使いいただいているなどと勘違いしていた自分が情けないの一言に尽きます。

この勘違いによってどれだけ多くの人に間違った施術をしてきた事か…。

そして、メシヤ様のご神意から外れていた自分の行いによってどれだけの罪を重ねてしまった事か…。

話は戻りますが、一番の被害者はAさんの家族です。

浄化で苦しむAさん親子に対して専従者は急所を外した浄霊をしていたことに気付かず、曇りが多過ぎて浄霊だけでは解決出来ないと言い訳し、社会性という名の教団と我が身の保身の為だけに医者の診察を受けさせ、薬を飲まされ、その薬毒から精神疾患を患ってしまいました。薬を飲まされなければ精神病は起きなかったのです。これは御教えからも明確です。

薬を飲ませて、病気になるきっかけを作っているのは医者である以前に急所の外れた浄霊をしている専従者だったのです。では、そのような専従者を教育したのは誰か?→社会性を大切にする○○之光教団幹部→そしてその○○之光教団幹部とは?→教団紛争の時に社会を騒がせた当事者→そして、教団紛争の原因は何か?→昭和25年のご法難から始まっていた。というところにたどり着きます。

とすると、現在の問題は昭和25年から始まっていることを認識して考えなければならない、という結論に導かれていきます。

Aさん親子の現在の様子ですが、精神病の方は睡眠障害があと一息で改善が許されそうなところまで来ています。睡眠薬も半月以上は服用していません。生活面は毎晩21時だった夕食が30分早くなりました。なんとかあと1時間早くできるように努力しています。

睡眠障害を克服できたら就業が許されそうなので、毎日欠かさず浄霊に取り組まれています。私は1週間から10日に1度Aさんに会い、浄霊と聞き取りをしています。娘さんへの浄霊は全てAさんがしていて私は1度もしていません。

薬毒の恐ろしさについては知的障害者であっても生活習慣がきちんとしていたならば仕事に就く事が出来て立派に社会の一員として生活している人たちがいるのに、知能レベルが作業所に通う基準をクリアしているにもかかわらず、(薬毒による)精神病のために仕事が出来ないという事実を通して薬毒が経済的損失を社会に与えているという側面を発見する事が出来ました。

一日も早く娘さんの精神病改善と就業が許されますようにお世話させていただきたいと思います。そして、メシヤ様から与えられたAさん親子の問題解決を通して、多くを学ばせていただきましたことに感謝しています。

 

[御蔭話(御神業の変遷)メシヤ講座・特選集no.164  2014年(平成26年)9月]

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