大怪我の快癒に同僚も驚く(1)

横浜市 中村吉郎

 

初めまして。横浜から参りました、中村吉郎と申します。

今年は、私にとっても大きな変化の年でありまして、様々な経緯の後、現在は全くの無農薬無肥料栽培農産物を取り扱う販売店に店長として勤務させていただいております。当店は、無農薬、無肥料の芸術自然栽培の野菜の流通に本格的に取り組んでいる、文字通り自然との調和を理念にした会社です。20年以上前、代表が自然栽培の野菜を世に広めようと、トラックでの引き売り販売から始めた会社も、現在では四つの直営店と、個人宅配を運営する大きなプロジェクトに成長しております。これは、ここ数年の時代のニーズが、食の安全を求めざるを得ない状況に変化してきたこと、また、薬害問題が一般の人々の間に広く浸透してきたことに大いに関係しています。

今年出来たばかりの当店は、一階は自然栽培の野菜や生活雑貨を販売する店、二階がレストランになっていて、銀座という場所柄、毎日様々な人々が訪れます。勿論、自然栽培の野菜を求めて遠方からいらっしゃる人も多いのですけれど、それよりも、何気なくふらりと立ち寄られた方が、偶然レストランやショップで自然栽培の野菜と出会い、本来の野菜の味とはこういうものだったのかということに気付き、何度も通われているうちに、食生活をはじめ生活習慣そのものまでが変わって行く姿を、日々感動を持って拝見させていただいております。

お話をお伺いしていると、市販の野菜を食べると農薬の味がする、無農薬と謳っていても身体の調子が悪くなる等様々な反応があったのだが、ここで買った野菜は一切そういうことがなく、美味しかったという理由から、家族で利用してくださっている方、また、化学物質過敏症で、ここで販売している食料や生活雑貨しか使えないという方、近所にスーパーがないから、最初は高いと思ったがここで買物をしているうちに自然栽培以外の野菜が食べられなくなった方等など、本当に様々です。

本日は、青森県のKさんが栽培した無農薬無肥料の奇蹟のりんごを一個持って参りました。最近は、テレビや新聞の取材により全国区で有名になり、このりんごも、店に入荷したら即完売というすさまじい人気になっていますので、本日は沢山の皆様がいらっしゃっているのですけれど、一個確保するのが精一杯でした(笑)。

マスコミが奇蹟のりんごと話題にする程、りんごという食べ物は無農薬で育てるのが難しい果物なのです。それは、10回農薬使用のりんごがJAS認定をもらっていることからもよく判りますし、10回と聞いて顔をしかめられる方も、一般的なりんごは通常40回程の農薬散布が常識になっていることを知れば納得していただけるでしょう。Kさんにしても、自然栽培のりんごを順調に生産出来るようになるまでは、並大抵の苦労ではありませんでした。農薬も肥料も使わず、大自然の力だけでりんごを育てると決めてから、それまで土に投入した農薬や肥料が完全に抜けきって丈夫なりんごが育つまで、八年の歳月を費やしています。その間、収入も断たれ、周囲からは変人扱いされ、信念を貫き通す間に味わった苦労は、計り知れないものであったと感じます。それは、Kさんだけでなく、自然栽培に取り組んでいらっしゃる生産者の方々、皆さん似たような経験をされています。

何と言っても、自然栽培を始める前は、畑に農薬や肥料を投入していた訳ですから、その肥毒が抜けるまでの間は、虫は出る、野菜は満足に育たない、信念がなければ続けられない試練の期間を通り抜けて、初めて土は美しくなり、それからは、今まででは考えられないぐらい沢山の野菜が無農薬無肥料で生産されるようになるのです。今迄自然栽培が徹底して世の中に浸透しなかったのは、皆、この苦難の時期に耐えられず、途中で肥料を入れてしまったり、菌を使ってしまったりして、本来の道から外れていってしまうのですね。

どこかの団体の方が店に視察にいらっしゃって、「自然栽培では満足に野菜が育たないから、私達はEM菌を使うという結論に辿り着きました。それこそ20年以上かかって今のやり方になったのですよ」と言われた事もありますけれど、そういう会話をしている横で立派に自然栽培で育った野菜が販売されているのですから、これは事実を見ないで理屈を言っているとしか考えられません。

このように店にいらっしゃる方全てが好意的に見て下さってる訳ではなく、特に、マスコミの取材が殺到して店の認知度が高まった時に、一時期ねずみが夜中に店に侵入して野菜をかじるので非常に困った事がありました。その時、楳木先生とお話してこの事を相談しましたところ、「それは、マスコミで世の中に知れ渡ると、それを面白く思わない人達も記事を読むことになり、嫉妬などの良くない想念がねずみを使って邪魔をしているのでしょう。自然農法を世に広めることは、メシヤ様の御神業の一貫です。だから、メシヤ様の御神業を邪魔しないよう念じながら硯で墨をすり、紙に『ねずみ来るべからず』と書いて貼っておけば、ねずみは来なくなります」とおっしゃったので、翌日近くの文具屋に走り、墨と硯がなかったので、とりあえず筆ペンを買って(笑)その通り試した所、その日からピタリとねずみは寄り付かなくなりました。その後、業者にも頼んでメンテを徹底していますけれど、まるでそういうことはなくなり、昭和4年に建てられたレトロな建物ですけれど、害虫の被害も一切なく快適な空間で業務に取り組ませていただいております。

もう一つ、これは店のこととは関係がない話なのですけれど、実は、私は先月末に通勤途中走っている時に段差に躓(つまず)き激しく転倒し、顔に大怪我をしてしまいました。バスの中で血が止まらず、駅の洗面所で鏡を見たところ、顔の右半分がざっくり裂けて、自分で見るのが嫌になる程無様な姿になってしまっておりました。何と言っても仕事が接客ですから、この顔を見せる訳にもいかず、その日は大きなマスクをかぶって(それでも、マスクから出ている部分の傷に皆驚いていましたが)何とか乗り越えました。しかし、夜鏡を見て、これは年内どころか一生残る傷になるかも知れないと思いました。

私の場合は、病院には行かない、薬は一切使わない生き方を徹底すると決めていますので、忙しい毎日の中、一日5分程、自分でご浄霊をするのみでマスクをしたまま仕事に出ていたのです。驚いたことに、四日もしないうちに傷口は塞がりかさぶたとなり、一週間後にはそれも取れて、マスクをとっても誰も気付かない程回復してしまったのです。これには、店のスタッフ一同、お客様まで皆驚いており、改めて、怪我、病気の回復に薬は一切必要ない(むしろ薬が回復を遅らせる)こと、それから最近火素が強まり、浄霊力が今迄の感覚では想像出来ない程強くなっていることを身を以て気付かせていただくことが出来ました。今日も、私もハンカチを手放せない程、真冬であるのにも拘らず、汗がとまらない程光が強く熱く感じられますね(笑)。

長くなりましたが、本日はこれにてご報告を終らせていただきます。ありがとうございました。

 

[御蔭話(事故・怪我) 御降臨祭 2007(平成19)年12月23日]

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