メシヤ講座no.189本部(平成28年11月)

<今月の御教え>

「『最後の審判』文明の創造」(昭和二十七年)

本文は『天国の福音書続篇(一)神観 主神様とメシヤ様』42 ページに記載されています。

 

【メシヤ講座 本部】

楳木代表

それではいつものように報告をして頂きたいと思いますが、今日は熊本からお願いします。

 

熊本光の森出張所責任者

『最後の審判』を拝読しながらの「覚り」をご報告させて頂きます。

先月の月次祭後、テープ起しを始めた日から前月と同じように浄化を頂きました。今回は下痢だけでなく頭痛、鼻水、そして最後は朝拝中祝詞を奏上させて頂いている時に鼻血の浄化まで頂きましたが、不思議なものでテープ起しが終わると共に浄化も終了しました。

そうしている中で、全く予定していなかった『伊都能売観音』様への参拝が決まった時から『伊都能売』という言霊が次第に大きく響くような感じになって来ましたので『伊都能売』の意味と『伊都能売観音』様の御働きを御教えに求め、学んだ事を繋げて頭の中を整理し始めました。

その作業をさせて頂く中で、“私の今までして来た信仰は最奥にいらっしゃる主神様、メシヤ様を見つめていなかった。”ことに気が付き、どこから間違った信仰をしてきたのかを振り返り反省し、気が付いた事柄の余りの重大さに驚き、メシヤ様に心からお詫びを申し上げました。そうしている中、その事を余りにも考え過ぎて24日の朝方胃痙攣を起し熱まで出てしまいました。しかし、“どんな状態であれ明日は出発し参拝させて頂こう。”と決意していて25日は札幌へ行く事が出来、26日のご参拝も御守護の中無事終える事が出来ました。

参拝をお許し頂いた事で迷いも晴れ、清々しい気持ちで27日は○○家の遷霊式を執り行わせて頂いたのですが、遷霊詞を上げている途中で線香は炊いてなかったのですが、仏壇の前からなんとも言えない良い香りが漂って来て、香りに咽てしまうという大変不思議で貴重な経験をし、“今後もし遷霊式をさせて頂く事があれば、その家の御先祖様方やお亡くなりになられた方に喜んで頂けるような遷霊式を執り行わせて頂こう。”と強く思ったと共に、代表の名代で○○家の遷霊式を執り行うという務めを無事果たせたことに心から安堵しました。

この一か月の経験を踏まえ、今月の御教え『最後の審判』を読ませて頂く中『本教の誕生』の中に書かれている

『旧文化の中からも役立つべきものは残され、そうでないものは覚醒して役立つものにされ給うと言うことである。それが神の大愛である。それ以外のものは、遺憾ながら永遠に滅びるより他はないことになろう。これが最後の審判でなくて何であろう。実に有難くもあり、恐るべきでもある』

と御教え下さっている部分が以前とは違い大変心に響き、この度の精神浄化によって“魂の覚醒をお許し頂ける機会を得たのだろう”と思い、メシヤ様に心から感謝いたしました。それと共に“メシヤ教の皆さん、そしてメシヤ講座を受講されている方々がそれぞれの道程をへて『主神様、メシヤ様と深く繋がる』ことが何よりも重要な事ではないかな。”と思いましたし、そうすることによって今後来たるであろう、“日本そして世界が『主神様、メシヤ様に帰一される』時にお役に立てる自分作りが出来る。”と自覚させて頂きました。

最後になりますが、メシヤ講座の中で代表から度々「魂を清らかに保つ為には安全な物を食べるように。」と仰って頂いている事を踏まえ、我が家では更に安全な食品を求めるように努力し“魂に曇りを作らないように努める。”事にしました。以上で報告を終わらせて頂きます。

 

楳木代表

はい、有難うございました。それでは玖珠出張所責任者お願いします。

 

玖珠出張所責任者

昨年、定山渓の『伊都能売観音』様にご参拝させて頂きました。その時に“ご参拝出来るだろうか。”と思うような体の状態でしたが、無事ご参拝をお許し頂きました。その時の日記を見てみますと、北海道から帰宅して大変元気に過ごさせて頂いていました。今回丁度その日記を見ている時に“ああ、昨年は『伊都能売観音』様にご参拝させて頂いて無事に帰って来られたのだなあ。”と思った途端に風邪の浄化を頂いて“えらい寒気がするな。”と思った時に、夜はグッーと熱が出て“ああ今晩は用心しないと、昨年の今頃は元気に帰らせて頂いて感謝の日々を送らせて頂いていたのに。”と思いながらご浄霊を頂いていましたが、朝起きようとしたら眩暈がしたので代表にお尋ねしたのですが、代表から「年を取ると、血圧などではなく季候の温暖差からそのような状態をまねいたりする。」とお聞きしたので“多分そういう事だろう。”と思って昨年の日記を読み一年を振り返り、考えたり反省したりしながら二日間用心して過ごさせて頂きました。

又私はご参拝させて頂く時は「御先祖様も御一緒に御参拝下さい。」という事と、幽世之大神様には「御先祖の霊籍向上をお許し頂きますように。」という事をお祈りし、又「天国建設の御用にお使い下さい。」ということを朝夕御祈願させて頂いています。

そして、この私の年齢になった時に“どのような地上天国建設の御用をお許し頂けるのだろうか。”という事を日々考えている中で、この『最後の審判』という御教えを頂き、今世界中が大変な御浄化に入ろうとしている事を新聞或いはテレビのニュースなどで見たり聞いたりしていると、「このような時に少人数ではあるけれども、メシヤ教の信者さん方が、メシヤ様にこのような祈りをしていると世の中が少しずつ変わって行き、少人数でも立ち上がって来て、そして世の中の建て替えが出来るようになったら、これが永く命を頂いている私共の使命ではないか。」と浄化を頂いた事により考えているところです。

今日の御教えを頂き、私共のグループは皆高齢者ですが、正しい行いをしております。そして、人の事を考える人達が集まって来ています。このことを考えた時に“命は無駄に頂いているものではなく、メシヤ様から必要があって頂いているのだな。”と思いながら今月は日々を過ごさせて頂きました。そうしたことを考える事で、お蔭様で気持にも力が入りましたので再度自然農法に力を入れようかと思っているところです。このような事が一カ月間御教えを通して私が頂いた内容です。

 

楳木代表

はい、有難うございました。

その他に「私はこのような事を感じた。」というようなことがあれば、報告して頂きたいと思いますが・・・。

(受講者に対し) 凄い御守護を頂いているのではないですか。コラボが実現しそうだとか。

 

受講者

あっ、そうですね(笑い)。

人伝えに店のことを聞いて来られたお客様とお話をしていた中で、又新たなお客様を連れて来て頂いたり、自然な物かどうかは分からないのですが蜂蜜を作られている方とお友達になれたり、その他餡子屋さんと知り合いになれたりしています。そして、「ちょっとずつ玖珠町の人達同士で食を盛り上げて行こう。」という所に入れて頂いている中で、お店にも少しずつ口コミでお客様が増えて来ているので・・・。はい、御守護を頂いています。

 

楳木代表

玖珠町という所は人口が少ないので、良い噂も悪い噂も一挙に広まって行くので、日常生活に気を付けながらコツコツと頑張って頂ければ、と思います。そして、その根本が先月お話した左進右退と右進左退のコーヒーの淹れ方になって行きますので、その事を日々実践して行くという事が大事だと思います。

 

受講者

はい、その事は最初から実践させて頂いています。

 

玖珠出張所責任者

一言付け加えさせて頂きますと、○○○コーヒーの看板と暖簾が随分玖珠町の街造りの役に立っているそうです。町長さんと町会議員さん、そして友人達から誉めて頂きました。(以下詳細は割愛致します。)

 

楳木代表

最初はリップサービスがあるので、心底誉めて頂いているのかどうかは一年二年と信用を付けて行かない限り本当の誉め言葉にはならない。その事を心して表の掃除と、お客様に丁寧な対応をして行くということを継続して頂きたいと思います。そして自然農法とか自然食品のお店の情報などが少しずつ周囲に浸透して行くような場になって頂けると有難いと思います。

それから○○さんが来られて直ぐ報告して下さった自然農法の種のことですが、やはりなかなか自然農法の種がないので・・・。「その種で栽培をして自然農法と言えるのだろうか。」というような問題が現在あります。そして、今TPPに関して一番問題として心配される事は種の著作権作りとその期限を長くしようという事・・・、例えばF1の種をもう一度自家採取した場合には法律に触れるような事がTPPの中に込められているので、農家は反対されている部分があります。

 

『最後の審判』の実態

『最後の審判』ということは60年も前から唱えられているのですが、『最後の審判』の実態というのは私達日本人がボーッとしている為に判らない状態になっています。しかし『最後の審判』の実態とは何かというと、製薬会社が背後にいて、そしてその製薬会社の営利活動が進んで行く体制を作って行くという事です。そして、それが極まって来ると日本の場合は、例えば一回入院すると数種類の薬を服用しなければならないというような病院の運営方法になってしまいます。それでその病院に行くと薬をこれだけ出されるというような事になっていますので、まあ大変な世の中になったな、と思います。

「日常生活の中に薬がどのように浸透しているか。」というのは殆ど気付かないのですが、今回食品に関して携わるようになりましたので、その中から少しずつ判って来た事は、製薬会社の営業マンが絨毯爆撃のように食品会社を訪問していて、例えば普通餅などは翌日には硬くなりますが、「柔軟剤を入れて硬くならないようにすれば良いですよ。」と、そして洗濯用に使用するのと同じ柔軟剤を餅の中に入れさせるというようなことをズーッとして来ていますので・・・、それらをはじめとして癌の素になっています。

 

安全な食品を食べる為に

そういったことを気付かないで食べている物に使用されている薬品が、大半の癌を作り出しています。そういう事を薬品会社がしているということに対して、メシヤ様がここに『医学に対して最後の審判を開始する。』と御書きになっていますので、医学に関してという事は実は大半が薬品だということになります。ですから、皆さんも「そうしたところを改善する為には何が出来るのだろうか。」と食品に関してはもう一歩踏み込んで取り組んで頂けると良いと思います。

それから、○○さんの場合は現実的に種が無いという状況ですから、なんとか種を保存して行こうという会社が有りますので、少々割高にはなると思いますが、そういう所から種を取り寄せて、その場合はTPPが発動された後、種を自家採取しても法律には触れませんから・・・。そうしてご自分で種を温存出来るようにする事が財産になって行きます。農業をされている方達は、“自家採取して、どの種を持っているのか”という事が将来の財産になって行きますので、そのような事を課題として取り組んで頂ければ良いなと思います。

 

薬がもたらす病気、癌、認知症、精神病

今日の報告を聞きながら、やはり食品に関しては背後で製薬会社が動いているという物凄く恐ろしい世界が広範囲に拡がっていて、それをTPPがその総てを守ろうとし今発動に取り組んでいます。政治家もそこからお金が流れてきていますので、何とか通して行こうとしているところがありますので、そうしたところを御教えの『最後の審判』と照らし合わせて考えて行かないと・・・。現在は日本人の二人に一人が癌になっていますが、今薬毒が飽和状態になりつつありますので、この罹患率が上がり三人に二人とか五人に四人とかというふうに益々罹患者が増えて来るという恐ろしい世の中になっています。

それと同時に風邪薬を服薬すると、その中には安定剤と入眠剤が入っている場合がありますので、そういうものが私達の脳の延髄の上の海馬を委縮させるから、歳を取って認知症になる可能性が高い。それから・・・。例えば最近ニュースで報じられているように、「子供が亡くなったので、どこそこから投げ捨てた。」というその捜索が続いていますが、親だったらそういう事を出来るはずが無いのに・・・、そういう事が出来るということ事態が精神異常をきたしているということです。この精神異常というのは実は薬が作り出して行っているということですので、薬が蔓延して行っているが為に精神異常者が益々増えて行くと同時に、肉体的な病気としては癌のような病気を患う人が増えて行くので、現象的な『最後の審判』は私達の想像よりも物凄く進んでいます。

私達は西の方に住んでいますので東京近辺の事は余り報じられて来ませんが、通勤ラッシュの電車の中で突然バタッと倒れる人が増えているらしいのです。それは、働き詰めで疲れる為に栄養剤を飲み、深夜までパソコンを使って仕事をやっと片付けて寝ようと思っても、パソコンのブルーの光で視神経及び脳が刺激を受けている為に中々眠れずついつい入眠剤を飲むことになって来ると、その影響で脳に大きなダメージを与えることになり、それが限界まで来て突然バタッと倒れるということのようです。ですから、西に住んでいる私達は良い状態を未だ保てているようです。

 

沖縄の食糧事情 

それから東北の方では、東京都知事も福島へ行かれそこで採れた物を食べる様子を見せられていますが、未だ未だ被爆量は多いらしく、そこで作られているお米を○○が買い入れて、その大半が沖縄に運ばれて沖縄の人達が食べさせてられているという話があります。沖縄の人達の平均寿命がドンドン短くなって来ています。ですから今沖縄で「うちのお店で使っている食材は安全ですよ。」というお店に入って食事をすると「今沖縄に住む人達は添加物に寄って命を縮めていて、日本一長寿の県だったのに平均寿命が短くなってきている理由は食品のせいだ。」と、気付かれている人は強く訴えていらっしゃいますが、その事に気付かない人はそのまま流されて行って、その上そういう米が送られて来ているので、沖縄の人達は非常に大変な状態だと思います。

しかし、これも謂わば、沖縄の人達は今米軍基地があって中々大変な思いをされているのですが、沖縄本島に住まれている方や元々の沖縄の人達は「絶対に戦争をしない。」という思いで四、五百年生活をされて来られ、今の第一尚家、第二尚家になった時から戦いをしない歴史を続けて来られました。ですから、そうした方々をすこし潰して行こうというという働きもあるそうです。

それから・・・。(皇室関係のお話がありましたが、詳細は割愛致します。)

 

御参拝される時は御先祖様の御玉串料も

それで先程二つの出張所から御先祖様に関して報告をして頂きましたが、札幌に行った時にある方から報告を受けた事に付いて・・・。岡山支部が一番充実しているのですが、先程玖珠出張所から報告されたように、こういう月次祭に参拝する時に「御先祖様も御一緒に参拝下さい。」とお祈りをして来られると、そうした場合に御先祖様は一緒に来られるのですが・・・。この事に関して私は祖母との体験を通して教えられた事があります。それは大分の佐伯市で祖母が88歳でいよいよ亡くなろうとしていて浄霊をしていた時の事です。その祖母は意識が無くなったり戻ったりしていて、いよいよ意識がなくなろうとしていた時に「もうこれで私は終わりなので、今までお世話になった布教所に御礼の参拝をしてから往きたい。」と言って又意識がなくなりました。そして暫くして意識が戻り「参拝させて頂きたいと思って布教所へ行ったのだけれど、玄関から中に入れなかった。」と言うので、その理由を聞くと「御玉串料を御上げしていなかったので、だれかに御玉串料を届けて貰いたい。」と言って、又スーッと意識がなくなりました。それで弟に御玉串料を御上げに行って貰ったところ、意識が戻り「これで充分に神様に御礼が言えたので、旅立つ事が出来る。」と言い、スーッと息を引き取りました。それで御先祖様に「御一緒にどうぞ。」と行った時には御先祖の御玉串料を御上げしなければならないという事に繋がってくるかと思います。玖珠出張所責任者はそういうことに気付かれたのであれば、御玉串料に○○家先祖代々之霊と書かれて本部に届けられるようにして頂くと良いと思います。

 

先祖を通して頂かれた奇蹟

この事に通じるような報告が札幌の支部長代理からあったのですが、それは報告頂いた方の90歳を超えられた義母さんが、或る事情から子供さんと離ればなれになられていて、その子供さんの行方が60年間分からなかったのですが、ご自分も90歳を超えられ子供さんの事もずーっと気懸りなのでやはり“御先祖様と一緒に御参拝をさせて頂こう”と思われ、月次祭で御先祖様の御玉串料を御上げし始められました。そうして毎月参拝されていらしたら、東京の警察から「このような方がお亡くなりになられていますが、貴方の肉親ではないでしょうか。」と電話が掛かって来て、今回遺骨を受け取りに行く事が出来たそうです。この「先祖と共に御神業を担わせて頂く。」ということは大事な事ですので、12月23日の「御降臨祭」で発表して頂きたいと思い原稿をお願いしているところです。ですから、気付いたところからそうしたところを実践して行けるような出張所になって頂ければ、私達の先祖はより一層救われて行くと思います。

 

神性が蘇った人間は『神格をいただく道』の中の総ての項目が出来た人

又、『こうした取り組みをして行くと私達の神性が蘇って来る。』と御垂示頂いているのですが・・・。この「神性が蘇った人がどのような人か。」ということを現わしているのが『入門と奥座敷』の中にある、「朝拝の時に拝読して下さい。」とお願いしている『神格をいただく道』というところです。

この『神格をいただく道』は、実は私が世界救世教の主之光教団にいた時期に教団に在籍する中で色々とありまして・・・。

そのきっかけは、エルサレムにはここにあるような16弁の菊の紋章が刻まれた「開かずの門」というのがあるのですが、将来『地上天国』が建設される時にはユダヤ教とキリスト教とイスラム教の聖地がそこに在ります。その“「開かずの門」が開かない限り天国にはならない。”という言い伝えがありますから、「そこに行って天津祝詞と善言讃詞を奏上させて頂こう。」という事で当時の信者さん方と話し合いをしてエルサレムに行く計画を立て準備が整ったのですが残念ながら行けませんでした。その理由は私が親友だと思っていた人から教団トップに漏れて教団の中で大騒ぎになり「どうしてもエルサレムに行くのであれば辞表を出してから行くように。」と教団から言われました。しかし、その当時の私は、未だ教団を辞めるというところまでの気持ちはなかったので教団にお詫びをして、信者さん方には大変ご迷惑をお掛けしたのですが、エルサレムには信者さんだけで行って頂きました。

それと同時に教団の中での私の立場が非常に悪くなって行ったという経過があるのですが・・・。一番信じていた人間に裏切られ、事前に役員と直属の上司に細かく報告をしてエルサレムへ行く許可を取っていたにも関わらず、そういう問題が生じてしまったので、“どうしてもやるせない気持ちを抑える為に日々拝読をしなければならない内容とはいったい何か。”と考えていた時に、この『神格をいただく道』という項目の箇所を毎日拝読しながら“自分の気持ちを整えて行こう”というふうに思いました。そういう事でこの『神格をいただく道』は苦労した中で絞りだして来たような御教えなのですが・・・。

ところが、今回『ミクラタナの神様』から『この御教えの中の項目を総て出来た人間が神性を蘇らせた人間だということなのだ。』と御垂示がありました。私は“そんな事でしたら早くから私に教えて下さっていれば良かったではないですか。教団の中でわざと不利な立場に立たされて、そして、その状態の中で自分の気持ちを絶対に潰さないようにする為に数ある御教えの中から絞り込み、この『神格をいただく道』に決めたのに、今回『“覚り”を啓く中で神性が蘇った人間はこの全部の項目が出来た人間なのだ。』と一言で言われても、私としては立つ瀬が無いではないですか。”というような事を神界に対して不遜ながら文句をいったところ、要するに・・・、メシヤ様は神人合一の神の御立場から御教えを垂れていらっしゃるので、『人間が真にこれが大切だと思う所から絞り出して来たものでなければ、人間の指標になって行かないのだ。』と。ですから『お前に苦労をさせて、そして、それを絞り出す事が出来るようにしたのだ。』ということでした。

そして、そういう経緯で、この御教えに確定し、このような本にした事によって準備が整ったので、皆が「覚り」を啓く道を歩む事が出来るのです。それから、

『どこまでも人間の中から自然な形で生まれて来なければ、神様からの押し付けになってしまう。だからメシヤ様御在世中もメシヤ様は神として皆に御垂示していたのだが、それを人間側が分かった事しか実現して行っていないので、人間側が分からないといけないのだ。』

ということを、今回は先月に引き続き神様に歯向かっているのではないのですが、色々と心の中で訴えたりした中で、やはり“神様がメシヤ様として降りて来られて、ここまでの御教えを垂れて下さったので、自分はその事をうけて精一杯やらして頂かなくてはならないな。”と腹に落ちた朝拝の時にお腹が急に痛くなり途中でトイレに飛び込み(笑い)、水便のような下痢をしました。

そういうことで、私自身も覚ると言いますか、御教えが腹に落ちた時から身体が浄化し、事が進んでいますので、皆様方も色々と考えながら浄化を頂きつつ「霊性を磨く」という取り組みをして頂ければ有難いと思います。

 

『観音講座』が入信教修の原点

それと御神体を御奉斎された家庭には、全御論文、全御講話そして全詩歌、この御教えデータを御下付させて頂くという事を今年決めまして、先程○さんに御下付させて頂いたのですが、この御教えを拝読して行くと『メシヤ様』が昭和10年1月に『観音講座』を執り行われまして、それは著述篇第一巻P.225を開けて頂くと出て来ますので。この『観音講座』は七講あるのですが、この七講が実は最初の入信教修だった訳です。今は、それから80年以上時が経ち、段々『観音講座』から薄まったような話になって来ていますが、そこが一番の根本なのだ、と。しかし、同時に未だ戦争が待ち受けていて不敬罪というのが絶えず付きまとっていましたから、メシヤ様が『観音講座』の中で御垂示された内容には当時の皇室に対する御配慮がありました。口を噤まれていた、或いは言い回しを変えられていた所があります。

今までの話の中では『天之御中主大神』、『神御産霊神(体)』と『高御産霊神(霊)』この三柱の神様によって『主神様』の御働きがあるというような表現をされていますが、それは元々の古事記の中にある神様のことだけでふれておかなければ、いきなり『主神様』のことを出してしまうと「新しい神観だ。」ということで不敬罪に障って来るという理由で、そういうところを大分御配慮されながらお話されています。しかし、一番の根幹部分は何かと言うと、『天之御柱』を最初に『神漏美の命(女)』様が廻られ後から『神漏岐の命(男)』様が廻られた為に国造りや人間造りが失敗したので、今度は先に男の神様から左回りに廻られ次に女の神様が右回りで廻られたらこの創造が上手く出来た、と。この古事記の文言が比喩となり人類に示唆を与え、それから遺伝子の二重螺旋構造というところに科学者が辿り付いています。

ですから、そのような国造りや肉体造りなどの一番根本的な事が『観音講座』には書かれています。この事を人々が解って行かない限り神様に近付いて行くという事は出来ないので、その為に今回御神体を御奉斎された家庭にはこの御教えを御下付させて頂くと決定したのは、そこまで拝読をして行かない限り、この世の中に地上天国を建設して行くというところまでとても辿りつけないからです。その点、先ず著述篇の第一巻から拝読を始めて頂きたいと思います。(この後、御奉斎家に取り扱い方法に付いての説明がありましたが割愛します)。

そうして読める準備が整ったら、御教えの拝読をしながら“『観音講座』というものの現代版はどうあるべきか。”という事を考えて行くのが、これからの勉強会の主体だと思って頂きたいと思います。それの手助けになるような資料を篇纂委員に今作って貰っています。また、先程○○さんが持っていた『文明の創造』に解説が付け加えてあるのですが、その解説に対する最新医学の情報を加えていくような資料になっていて、大体それは3項目で100ページ位になり『文明の創造』の約三倍の文章量になると思われますので少々大変なのですが、誰が読まれても解り易いような資料作りに取り組んでいますので、そういう事もしながら“『観音講座』を現代でも解るような態勢を作って行こう。”と今思っています。

 

月次参拝は『利他愛』の結集の場

それから、○○さんが「自分の体を清く保つ為には、安全な食品を扱っているお店を探していかなくてはならない。」と報告されましたが、それぞれがそのようなお店を見つけられたら、それを皆さんに教えて上げるという『利他愛』を以て、この月次祭に参拝させて頂く、例えば「このような良い情報がありますよ。どうですか。」というように情報を持ち込める、そのような『利他愛の気持ちが集まる月次祭を今後も目指していって貰いたい。』という事が神界からの願いですので、お互いにそのような情報交換をして頂ければと良いと思います。

そして、実際今自然農法に取り組まれている方は、より良い自然農法に取り組めるように種苗会社や昔からの種を取り扱っている人を探して作物を作ることを志して行くようにして頂きたいと思います。ご自分は大きな畑で自然栽培をされているので、それを今度は家庭でされている方に教えて上げる。そういう「How-toもの」を皆さんに提供して頂けると大いに寄与出来るのではないかと思いますし、月次祭に集う私達がお互いに助け合っていけるような間柄にならせて頂きたいと思います。

そして、今後の事ですが、来月12月23日は箱根で「メシヤ様御降臨祭」を執り行わせて頂きますが、箱根まで行けない方はそれぞれの出張所やご家庭の御神体の前で執り行わせて頂き、力を頂いて下さい。

それから、来年の2月3日は節分祭で神様を押し込めたことをお詫び申し上げて、立春祭から更なる力を頂き、そして3月3日は「『メシヤ降誕本祝典』記念大祭」に『メシヤ様の御神格を理解された方々に出来るだけ結集して貰いたい。』ということですので、3月3日はなんとか箱根を目指して参拝をお許し頂けるように取り組む、そうして自分の中で大体のスケジュールを立てて頂き進んで頂ければ大変有難いと思いますので、宜しくお願い致します。

(この後、質問及び1月の予定に付いての連絡事項がありましたが、詳細は割愛致します。)

それでは、以上をもちまして終わらせて頂きます。

 

受講者一同

有難うございました。

 

<来月の御教え>

『人間と病気』文明の創造(昭和二十七年)

本文は『天国の福音書続篇(一)神観 主神様とメシヤ様』47ページに記載されています。

『人間と病気』文明の創造は平成28年12月に拝読し学び合う御論文です。

 

[メシヤ講座no.189 本部 2016(平成28)年11月6日]

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