メシヤ講座no.98浜松(平成21年3月)

<今月の御教え>

「明主様(メシヤ様)とブレーデン博士」

【メシヤ講座 浜松支部】

「明主様(メシヤ様)とブレーデン博士」のご対談を拝読して

楳木代表

この御対談が行われた昭和27年6月15日は、箱根神仙郷の完成した日です。そのことを記念して毎年6月15日に地上天国祭を執り行うようになりました。その地上天国祭の原点になる日に箱根強羅の強羅ホテルでご対談されました。

しかも地上天国の雛型ができて、初めての御対談相手が宗教学の専門家であるということには深い意味があります。だからこそ、メシヤ様がお答えになっている短い文章は御心の結晶体のようなもので、我々にとって大変解り易いものです。そうした意味で、この内容を拝読することには大きな意義があります。

まず、内容から感ずることを少しお話いたします。終戦前には数百人しかいなかった信者が戦後数年で3、40万人の信者が活躍するようになったのです。

終戦後、発展した宗教の特徴はわかりますか?それは、先祖供養をする宗教です。戦地へ行って亡くなってしまった息子のことを思い、母親は泣きました。亡くなった20歳そこそこの息子が夢枕に立ったりして、どのように亡くなってしまったのか知りたいと思って落ち込んでいる母親は息子を祀ってあげたいと思っていたから発展したのです。

それと比べて、メシヤ様は先祖供養をすることを、御教えの中でも『仏のことは仏に任せる。』『生きている人間を救わなければいけない。』と仰っています。

ご対談の中で『戦後の混乱せる人心に最も強く光明を与えた』と仰っています。何が正しくて何が間違っているかが判らない、物はない、ヤミ市が横行している中で、“今までと180度違うことをやるのが民主主義だ”というように教育現場などで教えてしまったので、道徳心が無くなってしまいました。アメリカの民主主義は神の下に人類は平等という精神が背景にはあるのに、日本ではそのことを伝えずに民主主義と言うので、混乱が生じてしまったのです。メシヤ様は新聞「栄光」などを発行して人心を救おうとされたのです。

『メシヤ講座・特選集』もちょうどご奉斎10周年記念式典の挨拶を掲載する際に偶然100号になる予定です。これも何か意味があるように思えます。目出度いという意味で・・・。

《人の心を救う》、《医薬を使わずに浄霊で病気を治す》、このことによって、一気に信者が増えていったのです。ここが一番大事なことです。

ですから、ここからずれた分だけ力が出なくなってしまうのです。今、世界救世(きゅうせい)教がなぜ力が出ないのかというと、先祖供養中心にしてしまっているからです。『仏のことは仏に任せなさい』と仰っているのに・・・。そういうことをやっていると奇蹟が出にくくなってしまうのです。

なぜかというと、メシヤ様はこの2点にしぼってやってらっしゃったからです。ということを今回学ばせてもらっているのです。

次にクリスチャンサイエンスですが、これは今あまり言わなくなってしまいましたが、心が良くなれば病気を治すことができるという考え方です。そのことを特徴的に表わしているのがPL教団です。例えば天気のことにしても、雨が降っている日に「今日は雨が降っていてイヤだなあ」と不平不満を言うと頭が痛くなってしまう、また親のことを悪く言っていると頭が痛くなり、友人や自分の主人や奥さんのことを悪く言うと肩が痛くなり、親が子供のことを悪く言うと足が痛くなってしまうので、そういう心を持たないようにして自分で治すということで、教義を組み立てています。こうした考えの形態を自力宗教と仰っています。

しかしメシヤ教ではメシヤ様から御光と御力をいただいています。

メシヤ様は浄霊の力の弱い原因は手の力の抜き方が足りないからだと仰っています。質疑応答形式の御教えを拝読していると『急所がわかっていて浄霊しても治らないのは手の力が抜けていないからだ。』と仰っています。ということは、絶対他力であるということです。今回はよく読み取っておいていただきたいです。

マルクスの道ということを聞いたことがありますか?大学で習ったでしょう?これはマルクスが思想を構築する時に部屋の中を歩いて考えたので、そのときに床の上に道のように歩いた後ができたのでそう呼んだのです。それになぞられて京都にも哲学の道があるのです。こちらは、西田幾多郎が思索しながら小道を歩いたのです。思索の道と呼ばれていたそうですが、何時しか哲学の道と呼ばれるようになったようです。どちらにせよ思索をする時は頭を絞るよりも、歩きながら考えた方が、ふっと知恵が湧いてくるものです。

メシヤ様のご指摘されている『共産主義の根本は人類愛と相反するものです』という共産主義はマルクス思想だけではないのです。マルクスの考え方は教会と為政者が癒着して自分たち支配階級だけが豊かになる政治体制をとってきた事に対して反発を持って、すべての人は平等であると言ったのです。マルクスの思想の根本は教会に対する批判です。それを利用したのがレーニン、そしてスターリンです。

メシヤ様がご指摘されているのは、独裁者がマルクス主義を使って治めたことに対してです。日蓮宗と似たところがあります。夜昼転換の黎明期は日蓮上人の出現によってですが、仏教と為政者の癒着を仏教改革によって善人を救うために立ち上がったのに、あまりにも徹底的に攻撃してしまったために、迫害を受け完遂できなかったのです。

マルクス思想は民衆を救うために構築されようとしたのに、独裁者に利用されてしまったのです。こうしたことを知った上で『地獄に落ちている』という御教えを拝読しなくてはその意味ところを理解することができません。

大学にもせっかく授業料を払って行ったのだから、大学の本も引っ張り出して読み返して取り戻さないといけませんね。どうですか?大学の講義より分かりやすかったですか?子供達にもそういう話をしてあげられるようにならないといけませんね。大学では良い教授に恵まれなかったみたいですね。自分の考え方をもとに熱弁をふるってくれる教授、字づらを追いかけているだけではだめだということ、経済学はこういう形でできたということをわかった上で教えてくれる教授に恵まれるといいですね。

まだ親の徳がなかったのですね。親の徳がないと良い楳木代表に恵まれませんから親は徳を積んで良い楳木代表に恵まれるようになると良いですね。そして大学にいく時には基礎的知識を持っていくと良いですよ。

楳木代表

それにしてもこうやってお話をしていると部屋が暑くなってきますね。これはメシヤ様のお話をしていると光が強くなってくるからです。

 

子供のストレス

参加者

子供のある癖が最近ひどくなり、止められなくなってきていますが、ストレスが溜まっているのでしょうか?どうしたら治りますか?

楳木代表

小学校で集団生活をしていると、自分の思い通りにいかないことや、人に話をしたときに人の事を指摘する子もいるのでストレスが溜まってきます。また帰宅してからも例えば母親が「ばかねー」なんて言葉を言っていたりすると、学校でのストレスが倍増してしまいます。浄霊を知らない人でしたら、子供を抱きしめてあげてください。浄霊ができる人は、毎晩、後ろ頭、首、肩を丁寧に浄霊をして、ストレスをとってあげると良いですよ。そして、抱きしめてあげてください。親はストレスを2乗3乗と増やすのではなく、√でへらしてあげてください。

間違いなく帯状疱疹は浄霊で治るということですね。浄霊によって治るスピードは前より速くなってきています。

どこに所属するというのではなく、どれだけメシヤ様に繋がっているかということが大切です。

火素は強くなっています。しっかり取り組みをすれば、これだけ光が出ているのに、出しにくくしているのです。

メシヤ様と呼べば光は強くなるのに、強くなりすぎては困るので、明主様と呼んで力を押し込めてしまっているのです。メシヤ様を中心に動けば、力は強くなるのです。ですからメシヤ教のみなさんは幸せですよ。素直にメシヤ様とお呼びすることができるのですから。

 

真実を知る

参加者

楳木代表がいろいろ過去のことをメシヤ講座にのせているのは、裁いているということになるのでは、ないでしょうか?

楳木代表

ありのままの事実を知っておかなければならないということです。裁くのとは違います。

輸血や薬毒によってそれ以前どんなに素晴らしい人であっても、人格が変ってしまうのです。

 

[メシヤ講座no.98浜松支部 2009(平成21)年3月]