竣成記念大祭(平成28年5月)

メシヤ様御書

メシヤ様御書

決意表明

「資格を許されて」
岡山支部 原田穣

「編集出版部長を拝命して」
編集出版部 濵口博幸

 

代表挨拶 楳木和麿 

本部大祭おめでとうございます。

本日は、大分県玖珠町の地に初めて主神様の御神体を御奉斎させていただいた記念の日でありますと共に、新本部を竣成させていただいた記念の日でもあります。そうした記念の日を皆様と共に、盛大に執り行わせていただけましたことを心より感謝申し上げたいと思います。

 

地震に関する報告と御礼

はじめに、このたびの熊本・大分の地震では、皆様方からご心配の電話やメールをいただき、ご支援の申し出もいただきまして心から感謝申し上げます。幸いなことにメシヤ教の信者さんの関係では大きな被害を受けた方はいらっしゃらなかったのですが、光の森出張所は二階に上がる階段が少しずれるという保険の対象にならない程度の被害を受けています。けが人はないのですが、皆さん睡眠不足状態です。

ご参拝の皆様方も被害の様子はテレビや新聞でご覧になられたと思いますが、目を覆いたくなるような状況が広がっているようであります。しかも耐震補強の場合は一回の地震に対しては耐えられますが、二回目からは耐震基準というのはないらしくて、二回目の地震で大きな被害をもたらしたようであります。

今後支部出張所を通して新たに支援のお願いもしたいというところでありますので、その際はご協力をお願いしたいと思います。

この地震というのはどうしても地球表面の自転とマントルの自転の速度が違うために、プレートがズレていくことが起きているために、このプレートに乗っかっているさらに断層が少しずつ少しずつ・・・九州の場合は太平洋の方、別府から熊本にかけて、それから北の方は、福岡から佐賀、熊本の方にかけて地表が少しずつ入ってきておりますので、ある程度エネルギーがたまるとそれを戻さないと地表を維持することができないために、どうしても地震というのが起きてしまうのですが、本日も祭典前に地震がありました。報告では大分県西部は震度3だったようです。かなり驚かれたと思います。震源地が浅いために瞬間的な揺れしかないような、変わった揺れであります。これも地表を守るためには仕方のないことではあるのですが、メシヤ様の御教えによると『地表がさらに固まっていけば地震が無くなっていく』ということでありますので、こうした被害を少なくするためにも、私達の霊性を高めて、そして、その霊性の高まった人に繋がる霊線を通して大勢の方々が浄まっていって、“被害の少ない日本にしていかなければいけない”と強く思うところでございます。

一方では、私が第二回目の地震が起きた時には松江で夜中に起きたのですけれども、出雲支部の月次祭を執り行い、次に広島支部の月次祭をさせていただいて、それから愛媛県の丹原集会所の月次祭を終えて帰る時には、私も随分本部のことを気にしながら車を運転していたのですが、追い越すか競り合うかという感じで、堺ナンバー、大阪ナンバー、それから神戸ナンバーのガス会社のトラックがどんどん、「災害派遣」という幕をして大挙して列をなして九州へ向かって走って行かれました。勿論自衛隊の車列が最も多かったのですが、“この人達のお蔭で、インフラが復旧していくんだな”と思いながら、日本人の助け合う・・・“そういう人達がこういう場にいてくれるなあ”と感謝ながら車を運転しておりました。専門家でなければガス管の復旧や水道管の復旧というのは不可能でありますので、そういう人達が駆けつけて、そして、あの惨状を少しずつ復旧してくれるという、その取り組みは、政府の対応の遅さに比べて、民間業者の人達は“逸早く要請に応じて動いてくれているなあ”と感じて本部へ帰ってきたところであります。

本部は幸いなことに新しい御神前からこちらは、ほとんど被害はございませんでした。住まいにしている古い部分の壁が多少落ちたり、木組みが数cmズレたりしている程度でありました。このあたりも震度5強揺れておりますので心配していたのですが、それくらいでおさまることが出来まして、まずはメシヤ様に感謝申し上げました。そして被災地がまだ余震が続いておりますので、なんとか被災された方々が、住まいとかそういうところが復旧して元の生活を取り戻すことが出来るようにお祈りをさせていただきながら日々を過ごさせていただいております。

これからも余震は続くようでありますが、中央構造線によって北東の方角へ地震は広がっていく可能性はありますし、随分前から東南海の地震も言われておりますので、どうか普段の備えということをしっかりとさせていただきながら日を送っていただきたい、と、まず最初にお願いさせていただきたいと思います。

 

資格付与

それから本日、祭典の前に大きな揺れが来たので非常に緊張感の中で祭典をさせていただく

ことになった訳ですが、初めに資格付与をさせていただきました。

メシヤ教の中で助師の資格を持っている方々はたくさんいらっしゃる訳ですが、教導師第三位の資格は初めて付与いたしました。敬称も何も入れずにメシヤ様が御在世中に、付与された書式に基づいて資格者証を謹製して本日渡しました。

メシヤ教はお蔭さまで、善言讃詞の奏上に象徴しますように、本部からお願いした祝詞の奏上の仕方等を真摯に取り組んでおられる方々ばかりであります。こうしていらっしゃるということは、地上天国を建設していく霊の世界に非常に大きく貢献しているというふうに思っております。またお世話をさせていただく上において資格を付与するためにはまず、入会者を50人いただいて、それから初めて資格審査を受ける資格をいただく、という取り組みをしておりまして、皆さん方には真摯な姿勢で取り組んでいただいております。

4月に岡山支部が入会者50人に達しましたので、月次祭の時に資格審査を面談によって執り行わさせていただき、本日の原田さんへの教導師第三位の資格付与という運びになった訳であります。

この教導師第三位から集団浄霊が許可されますし、さらにまた私の代理で動いていただくような、そういう御神業も担っていただきたいと思っております。原田さんも今設計事務所の経営者ですので、そちらの仕事があれば中々私の代行という時間は取りにくいところではありますけれども、御神業に一層精進していただければ大変ありがたいと思います。

 

『数字は神様だ』

この教導師第三位については・・・、私の母親も長年世界救世(きゅうせい)教および主之光教団において布教所長として御用を担っておりましたので集団浄霊が出来ていた訳ですが、「お光」のない、このメシヤ教で集団浄霊の許可は許されませんので、息子からきつい話になりますけれども、「メシヤ教の中では教導師第三位の資格を得るまでは集団浄霊は許可出来ない。」と言い渡してあります。“冷たい息子だなあ”と、今までやってきたのにそれが許されないということほど冷たいことではないかと思いますけれども、メシヤ様という御存在は我々に布教に対しては一つは『結果が全てだ』ということと共に『数字は神様だ』というふうに私達に御垂示されております。

ですから、この数字が現れない限り、どんなに良いことをしゃべっても、あるいは話し合いをしても、数字が出て来ない限り、それは御神意に沿った内容ではないということです。いくら良い話をしてもそれは御神意に叶った内容ではないということです。

御神業をする上において私はズーッとかけてきたことがあります。そして、こういう大祭についても御教えを知ったことと・・・。

(審査基準の一つである「入会者50人」の謂れの一つ=青年専従者時代に資格審査で苦い思いをしたことがあります。自らの実力ではなく上司と同僚の狭間で合否を決定されたというものです。この時に公正さと本来の資格の在り方を模索しました。ちょうどその時期に、武見太郎氏の発言が大きなインパクトを持って私に迫ってきました。ご承知のように1957年から25年間に渡って日本医師会会長を務めた人です。“自分が患者の状態を把握できるのは50人までである”という認識の下に医療に従事しており、それが官僚にもの申す「けんか太郎」との異名の反面、クリニックでは治療代を患者に決めさせるなど「情けと涙の太郎」と言われた理由でもありました。医療に関する見解は異なっていても、患者を思う姿勢は尊いものだと受け止めました。そのことから、メシヤ様に繋がる自分達がその姿勢に勝るものがなければ「救い」という言葉を口にするのもおこがましい、と強く思えたのです。まずは50人の幸せを願いお世話のできる自分にならなければ資格というものを口にはできない。しかも、落下傘部隊的な、できた場所に赴いてのお世話ではなく、零から切り開いた場所で許されるものでなければならない、と意を決したのです。)

写真を撮っておいてね。写真がどうしても法人化する上で必要なことで・・・。これはもう信仰上、中々許しがたい内容なのですが、この神聖なる霊域に写真を撮る時間を設けるということは許しがたい内容なのですが、官庁を相手にしている以上それを提出していかないといけないので、今月官庁とのやり取りをして、「○○に審査を行いましょう」というところまでなんとかこぎつけて、まだ一層長い時間がかかるのですが、写真だけが証拠としてあるということですので『文明の創造』や『主神様とメシヤ様』も過去こういう日付で発行しているということを、いくら持って行っても中々・・・、大分県は6~7年宗教法人を認可していないということですので、今後も認可しないという方針を力強くたてているようであります。そうした証拠写真をさらに撮って行きたいと思っております。

それから今、前と後ろでデジカメで写真を撮っていただいておりますが、撮った時に日付が入っていなくても、今は機械でプリントしてくれるところに持っていくと、カメラ通りの日付を復刻してくれる、そういうソフトがあるそうなのです。皆様方、今まで写真を撮った中から日付を復刻できるものがありましたら、その写真をプリントしていただければ・・・、行事の写真をプリントして本部の方へ提出していただければ大変ありがたいと思います。

横道にそれましたけども、そうした数字に対しては、非常に強くメシヤ様の御教えに基づいて進めてきた岡山支部は見事達成していただいたので、これから原田さんが発表してくれたような姿勢でもって御神業を担っていただきたい、と思っています。

 

辞令交付

それから次に、特別に編集出版部長という肩書きで濵口さんに辞令を出したのは、これも法人化の関係でもあります。それは、全て私が本を出しているとか、季刊誌を出してるということでは、どこまでも個人的な宗教活動と見なされますので、違う人の名前で出版物を出していかないといけないということが足かせのようにあります。受付の机の上に置いてあります『天恩地惠』の最後の裏表紙のところでは、編集者は濵口さんとしてあります。こういうものをこれから一つずつ増やしていきながら皆で教団を運営しているというふうにしていきたいと思います。

(濵口さんの浄化については三重支部遷座祭代表挨拶を参照ください。また、編集出版事業はメシヤ講座の願いと同様、教・論・律を明確に提示して衆生(しゅじょう)を済渡(さいと)することにあります。つまり時代に移写する御神意を覚ることにより、抱える問題を解決して、時代に生き生きと生きることができるように導く、という本来の宗教の役割を果たすことを目指す取り組みです。)

 

メシヤ様の恩恵に与(あずか)る人を

そういう意味では濵口さんをはじめ、今回この季刊誌を一緒に補佐してやっていただいた本江さん等には、さらにホームページの御用を担っていただいております。その中で強くお願いしているのはメシヤ教全体でのホームページを幾つも開設している、このような教団は今のところまず無い訳なのですが、非常に貴重な情報を発信しているにも関わらず、実は覗く人達がストレスなく欲しい情報まで辿り着けるかというと、中々辿り着けない状況があります。これはメシヤ様の合理性に合致しない点であります。これは本部のこれまでのホームページからしてそうなのですけれども、それをみんなが欲しい情報をストレスなくスーッと入っていくようなホームページに整えていきたいために、まず、本部からやり直しをしております。

それに先立って昨年から、本江さんには私が契約しているGMOというところのコンサルティングを受けてもらっています。ホームページのページを構成していくやり方を学んで、それをメシヤ教の中に反映していくという取り組みを昨年から始めています。

それと同時に、こうした大祭の時の体験発表の方々の原稿とか、私の代表挨拶とか、が一か月遅れぐらいでアップされる・・・、これも、メシヤ様の御精神の即時性に合わせて、できるだけ早い機会にアップできるような、そういう体制をとっていくために、今日は昼食の時間に各支部のサイト担当、皆さん責任者がやっているのですが、サイト担当の方と執務室で昼食しながら打ち合わせをしたいと思いますので、後で集まっていただきたいと思います。そうしたものとそれから、私達が信仰をさせていただく一番の願いはメシヤ様の利他愛の精神をズーッと進めていくのですが、その利他愛を進めていくという時にやはり情報が整理されていなければいけないので、“こういう体験記はないかしら“と思って開いた時には、すぐにその情報に辿り着けるように整理をして、そして、皆様方がメシヤ様の恩恵に与(あずか)れる、そういうページづくりをしていきたいという願いで、今、進めております。

今後、そういうメシヤ様の恩恵に与(あずか)る人が一人でも増えていくためにご協力をお願いしたいと思います。

それから、これからの活動の中では、運営方法とかを一層充実していくために、この7月からは私の姪が庶務係として九州に帰ってきて、庶務全般をやってもらおうというように、話が纏まって準備を今進めています。

そして、そうした事務関係を私の手から放して、もっと、メシヤ様のことを知らない人達に会って、メシヤ様の恩恵に与(あずか)れる人々を増やしていくような取り組みを、一層進めさせていただきたいと思います。

 

治政に貢献する形で示す取り組み

それから、今年から入会の条件が非常に厳しくなって、御神体を申し込んでいただくということが条件になって入会を受け付けております。これは将来入会と同時にメシヤ教の健康保険組合に入っていただく、という、そういう組合を作っていきたいということがもう一つは願いとしてあります。そして、健康保険組合に入ってすぐにやめてしまうようなことでは健康保険組合が維持出来ませんので、これが将来の目標としてはあります。この健康保険組合の運用によって“メシヤ教の在り方ですると「医療費をほとんど使わない」”という体制を世に知らしめて、そして、これを以て政府に訴えていきたい。という遠大な計画を持っております。これには社会労務士等の資格を持った人が必要なので、今幸いなことに広島支部で一人試験に挑戦している人がいますので、そういう人達の力を得て、そうしたものも整えていきたいと思います。もし信者さんの関係で御神業意欲を有していて、そうした資格をお持ちである方は申し出ていただければ、いろんな形で・・・これから『宗教改革』と『医学革命』を進めていくのですが、政府に「これは有用だ」と示すためにはそういう形でしか示していくことが出来ませんので、そうしたことも今後運用していきたいと思います。

しかし、あまり時間を置くと私もあっという間に70歳を超えてしまいますし、80歳くらいになってしまいますので、次世代の方々に育っていただきながら、そういう体制を整えて政府に訴えていけるような、御論文の整理と共にそうしたことも進めていきたいと考えているところであります。

今日の本部記念大祭というのは御神業上、非常に大きな節目の時であります。この御神体をこの地に初めて御奉斎させていただいたという意義深い日でありますし、大勢の方々が前の本部からこちらの本部に移った竣成祭の日にメシヤ様の御働きを強く感じていただいた日でもありました。

そしてまた、昨年の暮れから今年にかけてこういうふうに、本部を改修することによって社会の人達の・・・、こういう材木などを世話している人達が“今までの建て方というのはどうもおかしかったけれども、今回のことによって、この家の建て方は完璧なものになった”というふうに評価をしてくれるようになりましたので、そうしたものの上で祭典を行うことが出来たことを心からメシヤ様に感謝申し上げると共に、皆様方の誠の奉仕に心から感謝申し上げて、今日を新たなスタートとして御神業を一層推進させていただくことをお願い申し上げて、私の挨拶とさせていただきたいと思います。

本日は誠にありがとうございました。

 

[本部祭典 竣成記念大祭 2016(平成28)年5月5日]

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