大阪支部 W.M
この度いただきました御守護の報告をさせていただきます。
今年一月中旬より突然左の外側歯茎より歯が出てきました。最初は「親知らず」かと思っていたのですが、〝それにしても随分と変わった処に出てきてるなあ〟と思いながらもその箇所と腎臓を自己浄霊していました。その歯は二週間ほどで姿を現したのですが、薄くて先端が尖っていて内側の頬を刺激するものですから痛さと共に食事もし辛い状態でした。
そんな状態で先月、節分祭・立春祭にご参拝させていただきました。
三日の節分祭には、武力による覇権主義を受け入れてしまった「罪」、薬を容認してしまった「穢れ」日々の心言行の至らなさ等を一つ一つ整理して、心よりお詫び申し上げました。そして〝どうか神性を取り戻せますように〟と祈らせていただきました。
翌立春祭には〝結びの働きができる魂を目指して、日々御神業に取り組ませていただきます〟と今まで以上に決意を固めて祈らせていただきました。
そしてご参拝後、ご本部からいただいたお弁当を食べている間に、突如その歯が抜けたのです。おまけに何の痛みもなく、出血もなく。幸いに飲み込むこともなく取り出して眺めて見て吃驚しました。まるで何かの動物の牙のようでもあり、小刀を縮小したものの様でもあり、メスのようでもあり、どちらにしても、自分の中に潜んでいた獣性をはっきりとした形で見せていただいたように思います。
自分の性格を分析
そこで、自分の性格を分析しますと、やはり良い面と悪い面があります。
良い面は、ある一つの信念かと思っています。それは、例えば、以前いた教団で貫いてきたある事を思い出します。当時私は布教をして多くの方々をお導きして、一支部をお預かりして、毎日信仰実践に明け暮れていました。地区の本部長はとても威圧的で荒々しく、 私が神様からお預かりしている信者さんは金銭的にも時間的にも厳しい状態でしたが、各支部を地区本部に召集して信者さんに重い負担を強いるような参拝が度々ありました。
そのやり方に疑問を持った私は御教えに照らし、ある日御神前で真剣に祈りました。「私は本部長には従いません。お預かりしている信者さんにも自由にしてもらいます。私は人の命をお預かりしているのでとても不安です。もし私の判断が間違っているのならどうぞ教えてください。形に示してください。」と。
地区本部に行かなかった私は、案の定こっぴどく叱られ、罵詈怒号を受ける始末。でもその時、何故か暗く落ち込むこともなかったのを思い出します。そして一人で支部にいると突然見知らぬ人が訪ねて来られ、布教させていただくと入信される、という形をいただいたように思います。
そうしたら本部長は手の平を裏返したように私をべた褒めされました。本部長に従って地区本部に行った他支部は入信者0でこっぴどくられたようです。結局その本部長は、教団の方針を信仰して、御玉串料を稼ぐのと、脅迫・強要して入信者が欲しかったように思います。いったいこの教団、この方の信仰は何なのかと腹が立ったものです。
私はその時感じました。人を守ろうと本気で考えて御教えに照らし真剣に祈ったなら、神様は必ず答えを出してくださる神様は何でもご存知だと〝正直に精一杯一日一日を生きていこう!〟と確信したときでもありました。
私自身お金がなくご本部や箱根にも参拝できない時もありました。そんな時こそメシヤ様が近くに感じられました。
しかし、一方、実は、私は普段は穏やかにいるのですが、理不尽なことや我よしの人に出会うと、私の心は穏やかにはなれず、ムクムクと爪を伸ばし出し、獲物を打ちのめそうとする厳しいところがあります。時として人を裁いたり、こだわりも強く、違う角度から見聞を深める所まで至ってはおりません。怒りを鎮めるのに「鳩尾」を浄霊するも、またムクムクと。
正義を貫くことはいいのですが言葉で人を傷つけてしまったり、一度裏切りを受けるとなかなか許すことができなく、心を閉ざすところがありました。狭量な自分を認めざるをえません。そんな性癖も、もし大和民族であったとしたら素戔嗚尊や瓊瓊杵尊に染まっていった証ではないのだろうかと思わされました。
悪を否定するのではなく自分も含め皆悪い部分を持っているので、話し方一つをとってみても、言葉を練って、共感を得られるように努めていきたいと思います。
何とも言えぬ恥ずかしさでいっぱいですが、この体験を謙虚に受け止め、今まで以上に努力を重ね、神性を蘇らせる事ができますように一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
四魂の調和を目指す
思えばこの数年、私にとってとても辛い年月でしたが、一年ほど前に、離婚が成立し新たなスタートを切りました。元いた教団からの反省もあり、楳木代表、支部長代理のご指導のもと、焦らずに、決して周りに翻弄される事もなく、着実に心を整えながら一つ一つの整理をして、そしてお位牌を新たに設え、いよいよ御神体御奉斎に向けての準備が整い、桜が咲き誇る四月に主神様をお迎えすることができます。
新しく移り住んだ家はとても素晴らしい所で、花鳥風月、百鳥の声、紅白梅の老木が形よく向かい合い、まさに尾形光琳の世界に癒され、感謝の日々を過ごさせていただいております。心から湧き上がる喜びと、感謝は言葉に言い尽くせない思いでいっぱいです。
この恵まれた環境をご用意してくださいましたメシヤ様に心より感謝申し上げ、この度いただいたご守護に心から感謝して、日常生活の中で今まで以上に自分を見つめ、魂の癖に気付いて直していく努力をしていきつつ、四魂の調和を目指して神性が蘇って、充分に御力をいただけるような道を歩ませていただきたいと思っております。
そうした神性を取り戻す努力をしながら、我が家がメシヤ様の御神意に適うご神業の場として、たくさんの人が許されるように願いつつ、今日新たな出発をさせていただきたいと思います。
皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
[御蔭話(その他) メシヤ降誕本祝典記念大祭 2017(平成29)年3月3日]
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