東京国分寺支部発会のご報告

東京支部 窪田宜昭

 

今日の佳き日に支部発会のご報告をさせていただけますことを大変嬉しく存じております。

発会に際しましては、鎌倉支部の菅谷支部長代理に一方ならぬご尽力を賜り、年末のお忙しいところを短期間で神床の改装まで、すべての準備を整えていただきました。

そして、発会式当日は鎌倉支部の皆さまをはじめ、川崎出張所の皆さま、大阪支部からは木原様、新潟出張所からは庭山様と遠方より多くの方々にご臨席いただき、三十名を超す大盛会となりましたことを心より感謝申し上げます。

これも偏(ひとえ)にメシヤ様の御加護と深く御礼申し上げます。

 

科学では説明のつかない奇蹟に神様の実在を確信

さて、支部発会に至りました経緯を概略お伝えさせていただきたいと思います。まず、私の父がメシヤ様と御縁をいただきましたのが、昭和二十八年、当時東京理科大学に在籍しながら医者を志していた父は、新薬が発売されるとすぐに購入しては服用し、自ら静脈注射を行うなど、薬漬けの状態でした。

その状況を見かねた中学時代からの父の親友が「そんなことをしていたら死んでしまう」と、メシヤ様のもとへ父を案内してくださったのです。父は当初、「そんなのは迷信邪教だ。俺が行ってつぶしてやる。」と乗り込んでいきましたが、当時の教会長から「あなたは科学を勉強しているのに、実験もせず、試してもみないうちから結果を判断するのは科学者として正しい態度ではない。」と、諭され、一年間「仮入信」という形で信者となりました。

すると、その一年の間に、科学では説明のつかないような奇蹟が次々と現れ、ついに神様の実在を確信するに至ったのです。

以来、子ども六人、孫十四人、曾孫十三人と一族が繁栄し、その大半が医療を必要としない生活を送ってまいりました。

その後、教団浄化により三派に分裂した時に「新生」から「再建」へと移籍し、やがてMOAが東京療院を建設する時にも建設献金を通じて積極的に参画させていただきました。

東京療院も当初はメシヤ様の御教えに沿った運営をされていたように感じたのですが、いつしか医学界との折り合いを重視し、古くからの信者にまで医薬を推奨するような誤った方向へと様変わりしてしまいました。

私は療院長と激論の末、御教えの受け止め方は御魂相応であり、療院長と見解の相違が生じても仕方がないということで、MOAに在籍はしていても東京療院との関わりを避けるようになりました。

 

急所を調べメシヤ教に繋がる

そうした中、昨年十二月に仕事で中国を訪問した折、訪問先の社長が痛風で苦しんでおられるとお聞きし、ぜひとも御浄霊のお取次ぎをさせていただきたいと思い、インターネットで御浄霊の急所を調べていたところ、メシヤ教のホームページに辿り着いたのです。そこには、私が長年「東方の光」教団で疑問に感じていたことへの答えがすべて網羅されていたのです。

帰国後すぐに、父と母、姉妹たちにメシヤ教の存在を伝え、皆がメシヤ教に興味を持つようになりました。ちょうどそのころ、一番下の妹のところには「東方の光」の専従者からご献金の催促の電話が入るようになるなど、急速に「東方の光」教団への不信感と相俟ってメシヤ教への興味が高まってまいりました。

そして、今年六月六日に鎌倉支部を訪ね、責任者の菅谷さんから縷々(るる)お話を伺い、まさに「眼から鱗」の思いで、六月十五日にはメシヤ教の地上天国際にご参拝をさせていただきました。

 

父が霊界で働く

それから僅か半年で、東京で初めての支部として発会のお許しをいただけたということは、まさに奇跡ですが、その陰にはちょうど三ヶ月前に帰幽いたしました父の存在がありました。父は高齢と腰痛のためメシヤ教のお話を直接伺うことはできませんでしたが、自宅をメシヤ教の拠点としてお使いいただきたいという願いは確固たるものでした。

発会式を誰よりも楽しみにしておりました父は、死後も父のご縁につながる方々を次々とメシヤ様のもとへとご案内しつづけております。

私は父の遺志を継ぎ、母と姉妹たちと共に支部を通じてメシヤ様の御教えと御力を一人でも多くの方々にお伝えしてまいりたいと決意を新たに致しております。

 

医学の誤りー肺炎球菌ワクチン

以上で、発会に至るまでの経緯をお伝えいたしましたが、楳木先生から医学の誤りについて気が付いていることをまとめるようにとのご指示がありましたので、少し発表させていただきます。

まず初めに肺炎球菌ワクチンのCMについてですが、肺炎は日本人の死因第三位で、特に六十五歳以上の罹患率が高く恐ろしいものだから、対象年齢の方は自治体の助成金もあるので積極的にワクチンを打ちましょう…というものですが、ほとんどは誤嚥(ごえん)性肺炎で亡くなっているのであって、肺炎球菌で亡くなっている方はほんの数パーセントに過ぎないというデータがあります。しかも、肺炎球菌は喉や鼻の粘膜にいる常在菌ですので、ワクチンで血液中に抗体を作っても身体から追い出すことはできません。そもそも健康な方は免疫力があるのでワクチンを打つ必要がありませんし、免疫力の落ちている方にはワクチンを打っても抗体が作られにくいという点を指摘している医師もいます。

 

医学の誤りーピロリ菌

第二に、ピロリ菌に関する情報です。ピロリ菌は胃潰瘍ひいては胃癌の原因であるということを盛んに喧伝して、発見者はノーベル賞まで受賞していますが、ここにも医学の誤謬があります。ピロリ菌の真の役割までは深くはわかりませんが、アルカリ性の代謝物(アンモニア)を産生していることが知られています。日本人では五十歳以上の八割近くが保菌しているともいわれていますが、もしピロリ菌が胃潰瘍や胃癌の原因であるのなら、保菌者はもっと罹患しても良いはずですが、ピロリ菌の保菌者が胃癌を発症する確率は一年間で僅か0.7%であるといわれております。その反面、ピロリ菌を除菌したら胃癌の発症が抑えられたというデータをもとにピロリ菌を犯人扱いしている医学者もおりますが、ピロリ菌の除菌率が高まっている日本において、胃癌の罹患数はずっと同じレベル(年間約五万人)で推移しており、除菌との相関関係は認められないとの意見もあります。ただ一つ、「除菌によって逆流性食道炎が増加している」という事実は疑い得ないもので、これは除菌推進者も認めていることです。つまり、「胃液の中和作用を持つピロリ菌を除菌することで、胃酸過多が抑えきれなくなり、逆流性食道炎が増加し、それによって食道癌のリスクが増大した」というのが真実で、そのことは大手マスコミにはほとんど取り上げられません。

 

医学の誤りー輸血に関する重大な嘘

第三に、輸血に関する重大な嘘があります。それは私の兄が獣医師をしており、兄から教えられた事実です。それは、「動物の手術をする際に、輸血は全く行われていない」という事実です。それなのに「どうして人間の手術にだけ、輸血が必要なのか?」という疑問です。これは、獣医師の立場から見れば常識ですが、人間のお医者さんは「輸血をしなければ助からない」と思い込まされているのではないか…と思われます。確かに大量に出血すると心臓がポンプとして送り出す液体が不足し、支障を来しますが、輸液さえ確保すれば問題はなく、フランスの生理学者ルネ・カントンが1897年に行った実験(※)がそのことを証明しています。それは、血液と同濃度の食塩水で全身の血液を入れ替えられた犬が、直後は具合が悪くなったものの数日で元通りに回復し、きちんと血液が作られていたとの実験結果です。(※「カントンの犬」として知られる有名な実験)

このことから、かつて「エホバの証人」の方が輸血を拒否して子どもが手術を受けられず死亡したという痛ましい事件がありましたが、これは医者の重大な誤りで、見殺しにしたも同然であると、兄は断じております。輸血事業は赤十字の莫大な利権であるため、誰もこの疑問に触れようとしないのが実情で、とんでもない話だと兄も私も憤っているところです。

この他にもまだまだ沢山医学の嘘や誤りはありますが、本日はこの程度にとどめて、発会のご報告と御礼に代えさせて頂きます。

ご清聴ありがとうございました。

[御蔭話(御神業の本筋)御降臨祭 2016(平成28)年12月23日]

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