日田市 佐藤直美
5月2日午後5時頃、私の住む大分県日田市の救急病院から連絡が入りました。兄の怪我の知らせでした。
急いで病院へ駆けつけると、兄はぐったりとしており、周りには予想以上にたくさんの看護師さんがいました。その様子を見て、私は、ただごとではないと思いました。
兄は、仕事中に電動ノコギリに左手を巻き込んでしまい、人差し指と中指を大怪我していたのです。
医者は、「人差し指は、骨までざっくりと切断して、皮一枚で辛うじて指が繋がっている状態なので、今すぐ手術が必要である」と告げると共に、「しかし、かなり難しい手術が予想されるので、他の病院へ転送しなければならない」と告げました。
「宜しくお願いします」と言う暇もなく、日田市から福岡市まで救急車で転送されることになりました。私も救急車に同乗して浄霊をさせていただきつつ福岡市へ向うように考え、すぐさま、楳木先生へ電話を入れました。有難いことに連絡が取れまして、浄霊を取り次ぐ場所、心得を教えていただきました。そして、御守護お願いをさせていただくこともできました。
救急車で移動する間の一時間ほど、私は兄へ浄霊を取り次ぐことができました。
下の写真は、福岡の病院の医師が手術前に撮影した写真です。直視することができないほど無残な姿です。指先は皮一枚で繋がっている状態で、切断部分には切れた骨も見えています。
医師は、診察してすぐさま3つのことを告げました。
1.怪我の場合、5時間以内に手術をしなければ、黴菌が入っているので危険である。
2.簡単な手術ならば、40分程度で終わる。
3.骨、腱、静脈、皮を繋がなければならないような複雑な手術の場合、4時間前後を要する。
とにかく手術してみないことには判らないとのことでした。
手術が始まって1時間、2時間と時間が経てば経つほど心配でなりませんでしたが、待合室から壁越しに浄霊を続けました。結局、手術は4時間以上もかかりました。
1.予想通り骨、腱、静脈、皮、全てが切れていた。
2.骨はボルトで固定して繋げた。
3.静脈、腱は切り口がぐちゃぐちゃだったため、繋ぐことができなかった。
4.静脈は皮の部分にもあるので、壊死しない可能性も残っている。
5.もしも皮側の静脈がダメな場合には指先から黒く変色してしまうので、その場合は切断しなくてはならない。
6.不思議だったのは、人差し指が手術中も他の指と同じように赤みが消えなかった。
最後に添えられた言葉は、奇蹟を医者の言葉で伝えられているように思えました。
私は説明を受けてから、すぐに楳木先生へ報告しました。先生は「浄霊をすれば、静脈も腱も繋がるから、大変だろうが根気よく浄霊を取り次いでください」と言ってくださり、兄に似た事例で実際に浄霊で御守護いただいた内容を話してくださいました。
私は、「切断」だけは避けたいと考え、3日間泊り込みで浄霊を取り次ぎました。「浄霊!」「浄霊!」と自分に言い聞かせる日々でした。兄は、浄霊中「なんかポカポカして気持ちいい」と言っては、眠り続けました。
しかしながら、浄霊を続ける中でも“大丈夫かなー”という少しの不安や心配がひたひたと押し寄せたことも事実です。そんな時に先生は次のように仰って励ましてくださいました。
「今回の怪我は大変なものであったけれども、怪我をしてすぐに妹である直美さんへ連絡が付いた。また、日田の病院で手術ができなかったお蔭で福岡へ転送することになり、手術前に長時間の浄霊ができた。それが何事にも変え難い神様の御守護である。その経過こそ良い結果に繋がる証し。」
このお言葉に力をいただき、とことん浄霊を続けることができました。そして、一週間が経ち、医師から「大丈夫。切断はしなくて良い」と言われ、兄を支えてくれた全ての人は心底喜びました。
また、医者からは「リハビリに3ヶ月を要する」と言われていましたが、怪我から丸一ヶ月で職場復帰することができました。大変有難いことです。(下の写真は6月29日に撮影したものです。7月5日には爪が剥がれ、その下に奇麗な爪ができていた、との喜びの報告がありました。)
今迄、私達家族は浄霊でたくさん救われてきましたが、今回の兄の怪我は最初から全てを見ていただけに、まさに「奇蹟を眼の当たりにした」という表現がピッタリの御守護でした。心から感謝申し上げます。
大御神様、メシヤ様、そして楳木先生、本当にありがとうございました。
[御蔭話(事故・怪我) 地上天国祭 2008 (平成20)年6 月15日]
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