メシヤ講座no.189三重(平成28年11月)

<今月の御教え>

「『最後の審判』文明の創造」(昭和二十七年)

本文は『天国の福音書続篇(一)神観 主神様とメシヤ様』42ページに記載されています。

 

【メシヤ講座 三重支部】

楳木代表

まず三重支部の支部長代理からですね、先月から今月にかけての学び、「覚り」を報告して頂いて、それから私の「覚り」、それについての取り次ぎをさせて頂きますので、一旦私は下がらせて頂きます。では宜しくお願いします。

 

『最後の審判』を拝読して

支部長代理

月次祭おめでとうございます。どうぞ宜しくお願いします。

今回は『最後の審判』の御教えでございました。世の中を見てもこの審判の時をすでに迎えていると思います。

『最後の審判』について、恐怖時代 昭和23年に、

『世界が夜から昼に転換する結果として、人類に対しいかなる変化が起こるかという事である。それは現界の昼夜と等しく「暗黒は全く消滅し、明々白々たる世界となるのである」――という事は、霊界における火素の大増量である。それは人間霊体に対し徹底的浄化力の発現となり、霊体に堆積固結せる毒素が固結の力を失い、剰(あま)す所なく溶解作用が行われる事になるので、すなわち肉体的には病気発生となる事は言うまでもない。しかも夜の世界の期間は浄化作用は局部的であるが、昼の世界におけるそれは全部的であるから、大多数の人間は全身的極度の浄化作用発生し、到底堪え得られずして罹病後短期間、恐らく数日を出でずして死亡するであろう。この場合医学的浄化停止方法を行う時は、反って逆効果となり死を早める結果となる。人々は恐れおののき、戦争や飢餓以上の恐怖時代出現は最早免れ得ない決定的運命であって、その前夜としての現在の時である。この結果として、全人類は何分の一あるいは何十分の一、またはそれ以上に減少するかもしれないであろう。キリストの予言せる「世の終り」または「最後の審判」とはこの事であると私は信ずるのである。』

と御教え頂いております。

私の頂いた浄化は全身から膿が吹き出しました。医学的浄化停止方法を行っていたらどうなったかと思うと背筋が凍る思いでございます。

46ページに『神は先づ第一番に医学に対して審判を開始された』『人間生命の解決こそ、文明の根本条件である』とありますように、正に御教え通りで、身を持って『最後の審判』の型を見させて頂いたのだと感じずにはおれません。新しい地の、新たな御神前で、新たにメシヤ様と御神縁を結ばれる方々がこうして集ってきております。今こうして元気に御神業を許され、“新文明の創造の一端を担わせて頂いているのだ”という自覚を持たせて頂けたことをメシヤ様に感謝申し上げます。

 

「喜ばして返報返しをいたすぞよ」

支部長代理

日経新聞の夕刊に「悟りの道」という特集がございまして、タイトルに惹かれて読んでみましたら、白隠禅師が自筆の達磨像について「まっすぐに自分の心を見つめよ。仏になろうとするのではなく、本来自分に備わっている仏性にめざめよ」と白隠禅師の伝えたいことを達磨像の左上に書いたという解説がされていました。

呼応するかのように、10月26日に祭行された伊都能売観音様入仏記念大祭の代表挨拶では、

「『夜の時代』に私達はこの神性を無くしてしまった訳です。今、私達が取り組ませて頂いているのは、この本来の神性を蘇らせるという取り組みなのです。」

とお話いただきました。

この「神性を蘇らせる取り組み」をしていく中で、『夜の時代』の相当の癖を持つ人達に酷い目に遭うとか、裏切られたとかいう、やりきれない心の葛藤ということが誰しも起こってくると思うのです。そんな時に、「喜ばして返報返しをいたすぞよ」という次の御教えを読んでみてください。先ほど紹介した白隠禅師の話からの御教えです。

御教え集18号昭和28年に、

『それからもう一つは白隠禅師の話ですが、当時の立派な名僧智識としてたいへん崇拝されていた坊さんです。それが土地のたいへんな豪家の娘に恋人ができて妊娠したのです。それで本当のことを言えば、親にどんなに酷い目に遭うか分からないというので嘘をついて、相手は誰だと言われ、白隠様だと言ったのです。それで親父は、白隠禅師といってたいへんに偉そうにしていてそんなことをするとはとんでもない、あんな者を寺の住職だなんてとんでもないと 追放したのです。それで乞食坊主になって、その辺を托鉢(たくはつ)していたのです。ところがなにかの動機で娘が本当のことを言ったのです。実はこういうわけで苦しまぎれに禅師様に罪をきせたので、申し訳なかったと言ったのです。それから親父は無論のこと村中の評判になって、いよいよ名僧として有名になったという話ですが、これはみんなよく知っているでしょう。

そういうようで酷い目に遭って仇を討つ場合に、すぐに仇を討とうとしないで、時期を待って、逆に出世をして見返してやるという態度に出るのが一番いいのです。どうせ良いものは良いし、悪いものは悪いのですから、いつかは知れるに決まったものですし、まして神様を信ずるものとしたら、神様がほうっておきません。私はそういうように思っているから控訴もしなかったのです。それは向こうの方が、話にならないくらいの酷いやり方ですから、かえってそういうようにした方が、仇討ちといっては変ですが、向こう様は苦しむに決まっているのです。ただ時だけの問題です。大本教のお筆先に「艮(うしとら)の金神は大勢から 押し込められて、あるかあらぬ苦しみをいたして居りたが、今度は喜ばして返報返しをいたすぞよ」というのがありますが、その“喜ばして”というところに神様らしいおもしろいところがあります。やはり神様も知情意は人間と同じなのです。ただ人間は返報返しをする場合に、先方を傷つける、先方を酷い目に遭わせる、というのが人間のやり方です。ところが神様は喜ばせるのです。向こうに被害を与えないで仇を討つというやり方なのです。その点が人間の考えからいくと ちょっと違うわけです。』

 

御神夢

支部長代理

さて、三重支部におきましても、御遷座祭より御神業発展の兆しが見え始めております。神界が大きく動いている。働いておられると感じずにはおれません。

そういった動きの中で、10月の『伊都能売観音様入仏記念大祭』の直前に、名古屋市から三重支部に、ご参拝されましたHさんをご紹介いたします。Hさんはメシヤ様を教祖と仰ぐ他教団の一つに所属しておられます。平成15年に観音様の御神夢(ごしんむ)を見られまして、『夜昼転換』、『国常立尊様のお出ましの証(あかし)』と受け止められ、この御神夢を“より多くの人々に伝えたい”との切なる願いがございますが、所属教団では叶わず、悶々とした日々を過ごされていたそうです。

この御神夢については楳木代表に報告し、「本人が参拝されるなら発表して下さい。」とお許しいただいております。

観音様につきましては、後背と白毫が、丸にチョンであり、三重支部発足の重要な意義を持っていたということが解りましたので、非常に共鳴するところがあります。

今からHさんに直接発表していただきまして、私の今月の覚りのご報告とさせて頂きます。

それではHさんよろしくお願いいたします。

受講者

本日はご縁を頂きまして、このメシヤ教に伺わせて頂き、体験させて頂いたことをご報告申し上げます。仕合わせでございます。ありがとうございます。

 

『夜昼転換』の御夢(みゆめ)

平成十八年皐月(さつき) H.S

平成十五年一月二十九日早朝五時三〇分頃、私は図らずも観音さまの御夢(みゆめ)をお見せ頂いたのです。

それは闇の夜のこと、私は縁側のような所で何かをしていたのです。すると外のほうがまひるまのようにパーッと明かるくなったと思ふまにキラキラキラキラキラ輝きながら真(まこと)に大きな天女のようなお方が頭巾をぬがれたお髪(ぐし)は風にゆれ、よこたえたお姿は衣(ころも)をひらひらなびかせながら東から西のほうへ、キラキラキラキラキラと流れていかれたのです。それはもう、えもいわれぬ美しさでございました。思はず私は「観音さま。」と叫びました。

するとふたたび観音さまは西のほうから東へ舞ふようにいかれたので私は不意に飛び出して大声で「観音さま。かんのんさまー。」と叫びました。そしてその辺りを見ますと左の奥の東の方から古い日本家屋が立ち並び家每に裸電球のような灯りがあり窓より人々が「観音さま。かんのんさまー。」と叫んでいて、片や右の東の方には大きな岩のような小高い山のような所に、アメリカ人、イギリス人、フランス人、黒人その他の国の人々が同じく「観音さま。かんのんさまー。」と片言の日本語で叫んでいる内に観音さまは三たび東から西のほうへ、ましろい衣をなびかせながらキラキラキラキラキラとお消えになられました。

この御夢(みゆめ)は誠に筆舌につくし難いほどの私一人だけのものにするには実にもったいなく皆さまへも是非と云ふ切なるものがございましたが、時期尚早だったのでしょうか、おゆるしが頂けませず、今に至りました。

数霊学的に見まして平成十五年一月二十九日をプラス致しますと四十五となり、明主様御年(おんとし)四十五才にして見真実とお成りあそばされました、明主様(大メシヤさま)の御夢(みゆめ)と拝察致しました。

それは正(まさ)に御教えにございます『夜昼転換』すなわち暗い夜の霊界より明るい昼のリズムの霊界へと移りゆく様相さながらの光景でございまして、国常立の御神様のお出ましあそばされました証(あかし)と理解させて頂きました。

真(まこと)にこのような素晴らしい御夢(みゆめ)を御見せ戴きました責任上、神様への礼節として誠をもって御報告させて戴きました。誠にありがとうございました。

 

正に最後の審判に入っている

楳木代表

どうもありがとうございました。本日御教えを拝読させて頂いた中に・・・、『主神様とメシヤ様』の御本の46ページ3行目にですね、『最後の審判は目睫に迫りつつある』と書かれておりますが、これは昭和27年の事を『メシヤ様』は御書き頂いております。現在は平成28年になっておりますので、もう『最後の審判』は目睫ではなくて、正に『最後の審判』に入っているという風に受け留めておかなければ、世の中の見方を私たちは見誤っていくのではないかと思います。

 

アメリカ大統領選挙

楳木代表

それの一番分かり易い内容は、今アメリカが大騒動ですけれど、トランプ次期大統領に決まりました。しかし、トランプ次期大統領は大統領選には勝ちましたが、得票数はクリントン氏の方が20万票ほど上でありました。ゴア対ブッシュの時も、ゴア氏の方が得票数では多かったのですが、選挙人の獲得数がブッシュ氏の方が多かったので、ブッシュ大統領が生まれました。今回もそういう現象が起きております。そして、アメリカというのは世界一の民主主義国家と自負しているにも関わらず、200年経っても未だに200年前の建国時の大統領選のやり方で、大統領を選んでいます。ですから、そこに“民意が果たして反映されているかどうか”ということは何回も課題として浮かび上がっているのですが、(文盲率の高かった)200年前のやり方を未だに続けています。“果たしてこれは民主主義国家と言えるのか?”という事であります。

そして、クリントン氏は正式に敗北宣言をして「これからはひとりの大統領の下に結集していく。」というように挨拶をしましたが、若い人たちはそれに反発をして大騒動が今起きております。「大統領選は民主主義で選んだのではないか?」と彼らに聞けば、「こうやって反発するのも民主主義だ。」ということで今大騒動をやっております。この実態を見た時に、正に何が正しくて、何が間違っているかという事が、「サッパリ判らないような状況を迎えているのではないか」という事が、日本人である我々にも手に取るように見えている訳ですね。

しかし、一方では大統領選の投票が始まってからずっとテレビで実況放送の様な事をやっている。その現状を見ていくと日本は「アメリカの1州に成り下がっている」という風な状態を今迎えています。まあ、“今回トランプ氏が大統領になるだろう”と私は思っていたのですけれど・・・。それは、アメリカ自身がグローバリゼーション(※)をレーガン政権以降打ち出して世界を巻き込んで来ました。その為にアメリカでは更に格差が拡がっていますし、現在のアメリカのやり方では、一部の所に富が集中して大半の方々が15万円以下で月々生活をしなければならなくなっている。まあ、そういう事に対する不満が相当拡がっているために、トランプ候補に票が集まって行って、結果的には選挙人を多め(290人)に確保できたという、それ程アメリカは今大変な状況になっているということであります。

[※グローバリゼーション(英: Globalization, Globalisation)とは、社会的あるいは経済的な関連が、旧来の国家や地域などの境界を越えて、地球規模に拡大して様々な変化を引き起こす現象である[1][2]。グローバル化ともいう。(ウィキペディア)]

 

精神病患者の増加

楳木代表

そして、そのように大変な状況になっていく中で、精神病患者が非常に増えていってるということであります。日本も同じような状況で、日本は世界の中で僅か数%の人口比率になるのですが、世界の3割の薬を日本人が使用しております。これが飽和状態になって行こうとしているので、この東海地方、中部地方の方ではまだその飽和状態の現象が我々の目には映って来ていませんが、東京の通勤電車を中心に、通勤電車の中で突然意識がなくなる人が激増しているようであります。

今裁判沙汰にもなっておりますが、仕事に追われて、電通の新入社員の方が過労のために自殺で命を落とすということが起きています。疲れ切って帰って、栄養剤を飲み、パソコンとかスマホをずっと見ているために中々寝付くことができないので、睡眠薬を服用して寝るというような事が飽和状態になっていくと、精神異常を起こすと同時に薬毒が頸に固結を作ります。

自殺する人はそこに死神が憑く訳です。今日「死神」というお酒がお供えされていますが(笑)、この死神は美味しくて(取り憑かれるように)飲み過ぎるからという例えで死神なのでしょうか。(笑)

私も過去に何度か死神が憑り付いている人から死神を取った事があります。丁度この首筋の所にこれ位の固結があって、そこに死神が憑ってきて死ぬ方へ死ぬ方へ追い遣っていきます。その時にはそれを摘まんで、その固結が取れるまで、まあ、私がまだ若い時・・・。一番強烈だった、自殺をしようとする人から死神を外した時には、20代後半だったので、浄霊力も未だ不十分だったので7時間その人を部屋に閉じ込めて交代でそこから出ないように見張って貰いながら、その固結に向かって浄霊をし続けました。死神が憑いている時は、こう肩が、いかり肩になって、「私はもう死ぬんだ。」という風になるのですけれども、その固結が溶けて外れた瞬間、普通の肩にすっと戻ります。そうすると、もうその人は自殺の心配はないのですが、それは正に薬毒がそこへ固結としてある為に起きてくる事なので、そうした事がこれから起きて来ます。死神が憑いた時には自分で自分を殺していくのですけれど、他の霊が憑いて来ると家族であろうが、そういう人たちを殺していくという事態も起きてきますので、これからこの薬毒が生み出す社会の混乱というのは大変なものがあるのではないかと思います。

 

これが本当の浄化作用

楳木代表

早くからメシヤ様と御縁を頂いた方々というのは、メシヤ様と御縁を頂いた自分であるからこそ、今、三重支部の支部長代理が報告してくれたように、「責任があるのだ。」という風にお互いに思って大勢の方々に御教えを伝えつつ、浄霊の素晴らしさをお伝えして行っていただきたいと思います。

今日は「天恩地恵」という季刊誌を持ってきましたので見て頂いたと思いますが、あの支部長代理の写真は大変好評で・・・。(笑)去年の10月26日に『伊都能売観音様』が御奉斎されている札幌定山渓温泉・岩戸観音堂の玄関に支部長代理が奥さんと一緒に立っている所をみんな、支部長代理と親しい人たちも素通りして、「おはようございます。」とお堂の中に入ってくる訳です。それはもう、奥さんが恐らく“お舅さんを連れて来たんだろう”と、奥さんは今日“義理のお父さんを連れて来ているんだろうな”と思ってみんな通っていたのですけれど、よくよく見ると支部長代理だった、と。「大体82歳位に見えた。」とみんな言っていましたけれど、それくらい、疥癬の浄化を頂いて、皮が何回剥げ落ちるかという位の浄化を頂いて、奥さんも毎日シーツの洗濯をしないといけないくらい大変だったと思います。

これは正にメシヤ様が御在世中・・・、御神業を許される人たちはその当時の先達は殆んど疥癬をしておりますので、「疥癬の浄化を頂かなければ、本物の布教師ではない。」と言われるくらい、その当時は疥癬をされていた様です。それと同じように支部長代理がその浄化を許された後ですね、ずっと願っていた、“もうちょっと大きい所に支部を移転したい”と思っていたことが実現しました。そして、ここに移って来ると同時に「ミクラタナの神様」の御垂示も始まったので、大きく御神業が進展して参りました。そういう姿を見た時に「これが本当の浄化作用」というのが良く分かるのではないかと思います。

世界救世(メシヤ)教から世界救世(きゅうせい)教になってしまってから・・・、「浄化を頂いたらお赤飯を炊け。」と昔の先生は仰っていたのですけれど、段々と“浄化というものは怖いもの”と受け留められるようになりました。指導者がそういう方向に持っていったのか、或いは組織運営に重きを置いたために成果第一主義になっていった中に専従者が巻き込まれていったため、成果を出すためには浄化というのは脅し文句にして信者さん方をコントロールするように押しやられた為なのか・・・。例えば献金なども、「あなた、そんな程度では浄化してしまうわよ!」とかいうようなことを口にしてしまうことが専従者にも出てしまった訳です。段々と浄化作用というのが有難いものよりも、怖いものとの受け留め方をしてしまうような教団になってしまった所があります。

しかし、本来の浄化作用というのはこのように素晴らしいものだという事に、支部長代理の浄化中と浄化後の写真の変化が教えてくれるのではないかと思うので、少し余分に『天恩地恵』はここに持って来ております。大いに活用して頂ければ有難いと思います。

 

参拝の仕方

楳木代表

そして、本日は初めてご参拝された方々もおられますので、参拝の仕方というのが今までの教団とは違う形式をとっておりますので、初めての方の為に説明しておきます。

メシヤ様御在世中の当初はメシヤ様御一方で祝詞を奏上されておられました。そして最後に祝詞が終わってからみんなで、「念被観音力(ねんぴかんのんりき)念被観音行(ねんぴかんのんぎょう)念被観音心(ねんぴかんのんしん)。」とお称えしていた訳です。ですから、メシヤ様の時代はそういう参拝の仕方をされていましたが、箱根が完成した時に“みんなで祝詞を奏上しよう”という方向にお弟子さんたちの声でそういう形に変更して来て、又同時にメシヤ様が神人合一の境地になられなられたことから御自身が神様への御参拝をなされなくなったという事も重なって、みんなで祝詞を奏上するようになりました。

しかし、正式な祝詞奏上というものは、この祝詞の文面を見ながら上げることを奏上という訳なのですね。そういう作法というのをなおざりにしてしまったということに対して、メシヤ様に私たちは少しでも近付きたい願いから信仰をする為に、こうしてその場所その場所の責任者が、あるいは時所位の一番上の者がメシヤ様を目指して祝詞を奏上して、そして、御神名をみんなで奉唱する形式の方が信仰の高まりを目指すことができるということから、メシヤ教ではそういう参拝の形式を採っております。

ですから、ご家庭に帰って御神体にお参りする時はそこの家長が祝詞奏上を一人でする、と。そして、その家の霊界を整える重大責任を以って臨むという、それ位の想念に高めて参拝するという事を志すためにメシヤ教の場合はこういう参拝形式をしております。その意図するところを受け留めて頂いて、昭和29年にメシヤ様が御浄化に入られて、最期の最後に『これからは想念が大事だ。』という風に仰ったその想念を高める為にこの参拝形式というのを一番基本に置いて、自分自身の想念が我が家の霊界を整えていくんだ、と、あるいはこういう支部の霊界を整えていくんだ、という思いを一層高めるということの為にも、この参拝形式を取り入れて頂ければ大変有難いと思います。

 

断然違う根の長さ

楳木代表

そして、一方では先ほどの『最後の審判』に突入しているということを考えてみると、こちらへ向かう途中に岡山支部の方で、慣行農法の稲と自然農法の稲のそれぞれの穂から根までを並べて写真を撮りましたが、その下の方が自然農法の稲の根です。上が隣の田んぼの人に事情を伝えて分けて貰った、慣行農法、農薬と化学肥料を使った稲です。

稲の根(上は慣行農法、下は自然農法)

稲の根(上は慣行農法、下は自然農法)

見て判るように、根の長さでこれだけの差があります。自然農法の稲の方が根が長いです。根の長さが断然違います。これはどういう事かというと、これを我々の人体に当てはめて考えて行くと、サプリメントを常用している人と、普通の食事をしている人との差はどこに出て来るかというと、腸に出てきます。腸の実態がこの差に出て来るという事ですね。サプリメントを常用するとですね、腸は働かなくても良いのです。スッと栄養素が入ってきますので、腸が働かなくなる。小腸が働かなくても良くなるので、その腸が働かないとですね、人間の肉体のバランスが崩れると同時に、大腸に大きな影響を及ぼしていくので、日本人は今大腸がんが物凄く急増しておるというのは、こうした栄養剤、サプリメントが非常に大きく影響しております。そうした、人間の肉体の中を比較するというのは中々難しいですけれども、こういう稲の根を見て根の長さを比べればそういう事が解るのではないかと思います。

また、北海道でですね、今年は台風が3回上陸したので、かなりの作物が被害を受けているのですけれども、その時に埼玉県の人が北海道の北見で栽培している自然農法のトウモロコシを分けて貰いたいという事で注文した時に、“今年は大被害を受けたので駄目だろう”と思ったけれども、一応注文を入れたら、自然農法の畑だけはトウモロコシが倒れていない。それはどういう事かというと、この稲の写真の様に根の長さがこれだけ差があるように・・・、トウモロコシの畑が根こそぎ水を被ったので殆んど流されていったのですけれど、自然農法の畑だけはトウモロコシが倒れずに、他の畑のはべったり倒れているので、この違いというのをその周辺の方々はまざまざと見せられていたのです。やはり今の農法でいくと化学肥料と農薬で育てていくので、化学肥料というのは我々の身体にしてみれば、栄養剤・サプリメントみたいなものですから、スッと栄養が入って行くので、もう根を張らなくても済む。その為に根が短い。そういう差が出来て来る。だから、これからは農業というのを考え直さなければいけないという事をその周辺の農家の人たちは口々に言っているそうです。そうした事が分るような世の中に段々変わって来つつあります。

 

浄化作用を円滑に

楳木代表

ですから、今年ノーベル賞を受賞した大隅良典氏。受賞した理由は我々の細胞の中の、平たく言えば、「私たちの新陳代謝の構造が遺伝子のレベル迄で解った」ということから受賞しましたので、通常我々がタンパク質などを摂った時には自分の身体で必要な部分の半分以下しか食べたものからは摂り込むことができないけれども、細胞の中で要らなくなったものを再生する能力が細胞の中にあるので、それで必要分を作り出すことができるという事を発見して下さっている訳なのです。

これを御教えに照らして考えて行くと、浄化作用という事が円滑に執り行われておれば、我々の身体を正常に維持することが出来る訳なのです。浄化作用というのはいわば、薬が主体となっているので、それを溶かして外に出そうとすると、西洋薬品は、ちょっときつめの痛みが出るし、それから漢方の薬を溶かして出そうとすると、鈍痛が伴ってきます。それから前世からきている、あるいは先祖から来ている親から引き継いだ毒素というのは痒みをもって出てきますので、非常に辛い面があります。その辛さを伴うために早くそれを抑えようとして薬を飲んでしまうという事で、メシヤ様の御教えを知らない人たちの身体というのは悪循環を重ねて行って、今飽和状態になっている訳なのです。

支部長代理に読んで頂いたメシヤ様の御教え『恐怖時代』の御論文を読むと、やはり大変なことが起きて来るのですけれども、そこでもメシヤ様は『目前に迫っている』という表現をされておりますので、メシヤ様の御在世中は直ぐに始まるという状態ではなかったのですけれども、今はその中にずっと入り込んでいっております。私たちがウカウカしておりますと、この日本人の人口はどれくらいになってしまうのかというのが心配な状態です。

 

昼のリズムに

楳木代表

それで、今年の6月15日から頂いている御垂示というのは・・・、実は外国人と日本人の会話とかモノの見方の差というものを皆様方は聞かれたことがあるかと思います。例えば、「今度○○さん頼むよ、あれを」と言うと「分かりました!」と大体話の流れからは分るのですけれど、外国の方々には「あれを頼むよ!」と言ってもサッパリわからないですね。具体的に「この様にして、こういう風にして、この時期にやって貰いたい。」という風に言わないと分からない。しかし日本人は大体、目を見て「今度頼むよ!」というと大体わかってきます。

実はこういう人種はですね、『最後の審判』の真最中に残っておかないと世界の人たちを救うということは中々難しいらしいのです。それでですね、メシヤ教は早く求心力を作って、メシヤ様にいったんは繋がった方々を『覚醒するような動きをやって貰いたい。』という事で、御垂示を頂いたので、我々の6月以前までの勉強会は、拝読する御教えに沿って社会の動きをどのように捉えていくかという観点で私がずっと説明していたのですけれど、6月からはそれぞれの責任者が御教え拝読をするのと、1ヶ月間御神業に臨んだ上で、どの様な事を学んだり、覚ったりしたかという事を明確にしながら進んでいかないと、その求心力というのが生まれて来ないので、そういう風に『取り組んで貰いたい。』という御指示だったので、責任者の方々には非常に負担をかけておる訳ですが、幸い支部長代理は大浄化を乗り越えているので、(笑)頭が非常に冴えて、この様にまとめてくれているので大変有難いところであります。

それと同時に、私たちが「地上天国を建設して行く。」ということをずっと言葉では言ってきましたけれども、「地上天国を建設していく時に『昼のリズム』になっていくのだ。」と。それから「『夜の時代』の癖をなくしていくんだ。」と。自分たちは取り組んでいきますけれど、取り組んできた時に、『昼のリズム』になった時というのは、自分自身が“『昼のリズム』になったなあ”と、「『昼の時代』に相応しい魂になったなあ。」と言った時に、周辺に何が起きて来るかというと、同じ思いの人が増えて行くとか、そういう考え方が拡がっていくとか、人々に与えることが出来るという事が現象としては起きるという事をひとつ、基準にしておいて頂きたいと思います。

 

『医学に対する審判』

楳木代表

そうすると、支部長代理が大分覚って来たので人が集まるようになったのかなって(笑)。それぞれみなさん三重支部に行こうとした動機は様々あると思いますが、見えない世界では三重支部の責任者が真面目に御教えの拝読をして、そして自分を高めて行こうという事を真剣に取り組むから、そこに光明を見出そうという事で、未だ確信を持っては三重支部に来られてない方もおられるかもしれませんが、そういう風な気持ちを呼び起こすような事が起きて来ます。皆さんお一人お一人の周辺でも自分自身がメシヤ様の御教えに沿って高まって行ったというのは、結果に出て来る時にはそういう事が周辺に起って来るんだ、という風に受け留めて頂きたいと思います。その事が起きる為には、やはり『最後の審判』ではメシヤ様は一番最初に本日の御教えから行くと『そこで神は先づ第一番に医学に対し、審判を開始された』この『医学に対する審判』というものを明確に持っていかないといけない。その明確に持っていく時に、私たちが薬毒という時に言っている、この薬毒論がメシヤ様の御教えを十分拝読して行かないと勘違いが起きる事があります。それはどういう事かと言いますと、メシヤ教に救いを求めてくる相談の中には、統合失調症の方で安定剤を服用しながら何年も経っているので、ある教団、○○○○教団に入信して、薬はいけないという事を読んだので、薬を止めてしまったら、又暴れだしたという。そして、浄霊に取り組もうとしても暴れるので怖いので又薬を飲ませるようにして20年間来ている人の相談にきていました。

 

依存をとる

楳木代表

この時に薬毒の中身というのをさっぱり判ってないと対応の仕方がまずくなってくるのですね。それは何かというと、一つは安定剤の場合は人間の依存が付いているという事を理解しておかないといけません。薬毒がただ、身体に悪いという事だけで理解して行くと、こういう方々の対処方法が間違ってくるので、本来人間の身体の中、取り分け大脳の中に、小学生が一番分かり易いと思うのですけれど、100問の漢字を、難しい画数の漢字を覚える為には初めて見る漢字の場合は、20回書くと、最初覚えた時には電気信号で覚えるのですけれど、20回書くとタンパク質の様な形に物質化してくるという事が脳化学では解っておりますので、20回書くと大体覚えるという事です。100問あると、2000回書かないといけない訳ですね。そうして書いて100点満点取ると、非常に爽快感を味わいます。これは脳の中に快感物質が出て来るから、非常に達成感というのが出て来る訳です。この時に味わったものは自分の身体の中で自ら生成された快感物質ですので、自分でまた分解して外に出すことができます。しかし、同じようなものが、この前も女優が大麻とか使って逮捕されておりましたけども、大麻を使って同じ快感物質が出て来るのですが、これは外から入れたものなので、分解できない為にこれが身体の中に残って行ってしまって、次の依存というのが付いて来る、中毒症状が起きて来るということです。中毒症状が起きるだけでなくて、肝臓とか腎臓を傷めてくるので、次は肝臓と腎臓の薬を処方しなければならない、対症療法をしていかなければならないという事が起きてきます。

だから、自分の頭の中で作り出した物質は自分で分解できるけれども、外から入って来た物質というのは自分では分解できないのだ、という事が一つ。そういう事がある為に、精神安定剤も本来自分の中から出すことが出来る訳ですね。例えば、イライラした時に小さいころから楽観的になるように母親が育てておけば、“こんなこと考えてはいけないなあ”と思って気分を転換することが出来るのですけれど、「だめよこんなことじゃ!」だけで育っていってると、それができなくなってきて、そして、自分の中で努力することが出来なくなる訳です。ですから、それができない為に安定させる物質が頭の中に出て来ないので、医学的には薬を処方して安定させる訳です。この安定させる薬を入れ始めると、これに依存が付いて来るので、自分の脳の中から自分の心をコントロールする物質が出難くなってくる。だから、浄霊をして気分が良いからと言って直ぐこの依存の付いている薬を止めてしまうと、大変なことが起きるので、依存を取る作業をしていかないといけない。だから、半分に減らすとかして、1ヶ月、2ヶ月過ごすとか、また、それを4分の1にして、1ヶ月とか2ヶ月過ごすという風にして、長期計画で浄霊をしていかないといけないのですけれど、ただ薬毒論をそこへボンと当ててしまうと、“薬は毒だから直ぐに止めないといけない”ということになっていくと、長く飲み続けて来た人というのは依存が付いているので、難しい部分があるのだ、という事を解っておかないと、直ぐに薬を止めさせるという方向でいくと、大きな事件が起きたりします。

そして、どうにもならない様になって、昭和59年に教団分裂が起きたので、教団護持委員会として立ち上がり、全国を廻って行って信者さん方の悩みを聞いた時に、精神病院で「明主様!」と叫んでいる人がいかに多いかという事を実際に相談を受けたことがあります。それはメシヤ様の御教えをキチンと理解した上で、取り組まないのでそういう依存が付いたまま薬を止めさせてる為に来ていることが有る訳です。そういう人たちに対しては、そういう事をキチンと理解した上で対応して行かないといけないいう事も起きております。これが○○○○教団の場合ですと、昔、世界救世(きゅうせい)教として、『神示の健康』という御教えを出した事があったと思います。『神示の健康』の御教えの中に栄養学について御説明をされております。栄養学の説明をした時に“栄養素を入れると人間の身体は怠惰になってしまうので、却ってよくないですよ”という御説明があります。その御説明を受けてあらゆるものを見ていかないと薬に対する認識を明確に持つことができないという考えに立って、次の段階に行った専従者がお世話してくれれば、上手にそういう人を救って行けるのですけれど、ただ単に「薬は毒だ。」という事で対応している専従者の世話を受けて行くと中々問題解決に進まないという事がありますので、色んなことが・・・。

メシヤ様の御教えというのが、『岡田茂吉全集』というものを見ていけば、33冊の大体畳1畳行かない位の厚さの全集ですけど、2万ページの文書量があって、それは昭和29年迄の御教えですので、現在の医学とか薬理学とか様々の物が、そのメシヤ様の御教えを裏付けるような研究が進められているので、それをその御教えに当てはめて考えていって、私たちはこれからメシヤ様の御教えを頂きながら“どのようにして人々を救っていくか”という取り組みをしていかないといけないという事が課題としてはあります。そうした具体的なことは支部長代理を中心にして、三重支部では取り組んで頂ければ有難いと思います。

そうした事を課題として取り組みつつ、この2~3ヶ月間取り組んでいる様に、私たちの魂というものは主神様からの分け御霊として我々の身体に頂いているので、この本守護霊という魂の本体は本来神様の分け御霊なので、『昼の時代』は輝いていたのですけれど、『夜の時代』になってズッと続いて来た為に、この発光体としては、発光体に成り切れない状態になって、同時に私たちに憑いている副守護霊がやはり跋扈(ばっこ)していく訳です。動物霊の癖が出て来るので、その癖が出て来ると自分の言葉で人が不快に思ったり、人を怒らせたりと・・・、自分が動くことで問題が生じたりという事が起きてきます。この発光体が本来の光を取り戻していくと、動物霊は委縮して行くので、自分が動いた先から人々が幸せになっていく、あるいは問題を抱えている人の問題が解決していく、という、そういう話のやり取りができるようになります。

ここ2、3ヶ月の御教えは幾重にも自分たちに取り入れて頂いて、これから人を救わせて頂ける根本に置いておくべき大きな御教えだという風に捉えて頂きたいと思います。それをメシヤ様は、本来神様の分け御霊なので『神性そのものなんだ』と。「入門と奥座敷」の中に御論文『神懸かり宗教』というところから『神格をいただく道』という御題で載せております。この『神格をいただく道』には、読む方によっては色々と課題を見付けることができるのですが、大体13くらいの課題が出ております。その課題が自分に備わって来た時に、主神様から分け御霊として頂いた魂が“本来の神性を取り戻した時だ”という風に受け留めて、進ませて頂ければ、メシヤ様から御教えを頂いている自分たちが御教えを実践できたなあ、というところまで行けるんではないかと思いますので、その様な鑑に『入門と奥座敷』をして頂ければ大変有難いと思います。

 

入信教修

楳木代表

そして、メシヤ様が一番最初に入信教修として行われたのは、昭和10年に『観音講座』として執り行っておられます。『観音講座』というのはですね、当時の信者さん方が筆記して作った物なので、筆記者によって随分と文章が異なったような『観音講座』が出来上がっているのですが、一応そういうものを問題のないように纏めているのが、今の『岡田茂吉全集』に出ておりますので、その『観音講座』をこれからの入信教修の一番根本に置いておきますと、宇宙の構成とか・・・、主神様の認識を理解する為に、宇宙がどうやってできたか、という事が分って行かないといけないのです。宇宙が分る為には、今宇宙工学とか非常に進んでいるので、それを映像化したものを我々は手にすることができます。我々の銀河系だけを見てもですね、この宇宙には銀河系が2000位あると言われておりますけれど、その一つの我々が所属している銀河系だけを見ても、これから非常に夜空が綺麗になったりするので、天の川が見えた時に、この天の川は銀河系の内側を見ている状態です。その中を太陽がずっと蛇行しながら銀河系を廻っております。その周りを地球が廻っており、その地球の周りを月が回っておりますので、この全体の動きから見ると二重螺旋で回っている様に見える訳です。その周り方を一周するのに2億年かかっているのですけれど、地球が出来てから45億年と言われておりますので、45億年の中で、2億年かけて一周しているので、45億年を2億年で割るとその回数、何周もする中で、我々の遺伝子の形が二重螺旋形になって来た、ということ・・・。それが我々の生命の一番根本になっているという事を理解できる所まで、『観音講座』と現在解明されている科学的なデータというのを合わせながら、主神様が執り行われた経綸というのを理解できる人を一人でも増やしていきたいと思います。

「そんなこと言ったら、私もまだ分かってませんわ。」(笑)ということが言えるかも知れませんが、そういう取り組みをし始めるということ。そうすると少しずつ“成程なあ~”という事が分って来ますので、そうした所を一緒にこれから歩ませて頂きたいという事です。

 

平成3033

楳木代表

そう歩む時に力を頂けるのが、聖地での祭典でありますので、12月23日の「メシヤ様御降臨祭」にはそういう事を取り組むための“御力を頂きに行くのだ”という事で、箱根の参拝を心掛けて頂けると大変有難いと思います。そして、こういうような勉強をしていきますと、『夜の時代』を形成してしまったのは、ある意味人間側の想いで『夜の時代』にしてしまった所がありますので、それを2月3日の節分祭でお詫びして、そのお詫びした分だけ御光が強くなるので、神様が揮われる神威が弥増してきますので、それを2月4日の立春祭で更に頂いて行って、この取り組みを更に進めていきながら、来年の3月3日に「『メシヤ降誕本祝典』記念大祭」により一層結集して頂いて、更に来年この取り組みを重ねながら平成30年の3月3日にメシヤ様の御神格を認識できる方を一人でも多く作らせて頂いて、その方々が平成30年の3月3日に結集して頂いて、真にメシヤ降誕本祝典というものを執り行なえるようにして頂きたいというのが「ミクラタナの神様」の人間に対する願いであられます。そうしていって、もう始まっている大浄化を乗り越えて行く人々を作っていく、そういう取り組みをして貰いたいという事です。

ただ、今生前退位を法制化しようということですので、平成30年3月が存在するかどうかという瀬戸際になっています。そして、この生前退位の真の意味は何かというと、実は天皇陛下というのは、別名、職業で言いますと、祭祀王です。神社とかに神主とかおりますけれど、その神主たちのトップが天皇陛下である訳ですね。ですから烏帽子がどんな偉い人でも後ろに垂らさないといけないが、天皇陛下だけは真っすぐな烏帽子を被られる。これは天皇御一方だけが被ることを許されている訳です。それが祭祀王という地位、お立場であります。この祭祀王としては賢所で毎日参拝をして人類の幸福と繁栄をお祈りするという行事を日々しないといけないのですけれど、国事行為が多過ぎる為に、実はその祭事行為が行われない状態があって、一年間の間に随分出てきている様です。それを皇太子ご夫婦が代理で祭事を執り行っていってるので、その分担をどうするかということが真の意味ではあるようです。諸外国、取り分け『夜の時代』を温存して行きたいグループからすると、その祭事行為が復活してくれると困る訳で、世界の平和を祈られると・・・。だから天皇陛下がその祭事に携われない状況を世界は作くろうとしているところがあって、そのような事で世の中は今動いておりますので、なんとか、メシヤ様が『神界、霊界は儂が執り行う。現界は(当時)明仁親王殿下によって将来執り行う。』という風に仰っている通り、今上天皇によって御神業はかろうじて進んでおりますので、そうした事を霊界、現界をキチンとしていくのが3月3日という事になって行きます。その3月3日にはメシヤ様の御存在というのを認識して、御神格を十分解る人ができるだけ結集して頂きたい、と。その祈りによってそういう事が可能になって来るという事であります。

今トランプ氏が大統領になって非常にみんな右往左往しておりますけど・・・(中略)。実際的には良い状況にこれからはなってきます。まあ、深刻な問題はこれから大浄化時代なので起きてきますけども、一つの最悪の所からは一歩良い方向に今行っていると受け留めておいて頂いて、地上天国建設ができるような祈りをお互い結集させて頂ければ大変有難いと思います。

時間がかなり押してきましたので、これ位で終わらせて頂きたいと思います。12月は月次祭には出席しません。支部長代理を中心に月次祭を執り行って頂きたいと思います。そして、12月23日のメシヤ様御降臨祭に万障繰り合わせてご参拝して頂くことをお願いさせて頂いて、メシヤ講座を終わりたいと思います。ありがとうございました。

司会

以上を持ちまして、月次祭並びにメシヤ講座を終わらせて頂きます。ありがとうございました。

受講者一同

ありがとうございました。

 

<来月の御教え>

「『人間と病気』文明の創造」(昭和二十七年)

本文は『天国の福音書続篇(一)神観 主神様とメシヤ様』47ページに記載されています。

「『人間と病気』文明の創造」は平成28年12月に拝読し学び合う御論文です。

 

[メシヤ講座no.189 三重支部 2016(平成28)年11月11日]