メシヤ講座no.181大阪(平成28年2月)

<今月の御教え>

『世界救世(メシヤ)教 教義』(昭和二十五年三月十一日)

本文は『天国の福音書続篇(三)入門と奥座敷』60ページに記載されています。

 

【メシヤ講座 大阪支部より抜粋】

 

自分に当てはめて御教えを拝読し、人生を構築する

楳木代表

『世界救世(メシヤ)教 教義』を過去に「メシヤ講座・特選集」に取り上げたのは、自分に当てはめてもらいたいということですので、『世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は』・・例えばAさんがここにいるから「A家の先祖は?」というふうに受け止めていただいて、A家を天国にすべくA家が生まれた時からずっと経綸を積み重ねて来たのだという、そういうことを信じないとね、えーと実家は何だったっけ?

受講者

Bです。

楳木代表

Bさん、B家からA家に嫁いだ意味が全くない。B家からA家に嫁ぐ時には「A家の先祖はA家を天国家庭にするべくA家が発生した時からずっと取り組みを続けて来たのだ」と。「それを信じるが故に私は結婚したのだ」と。もの凄い結婚の決意だけど(笑)・・・。しかし、実は結婚の決意とはそういうことが前提としてあるのだ、と。だから青年期、未婚の状態からそういう想いで、そこに嫁ぐという時にはそこの先祖のことを思って嫁ぐということを、・・相手が好きになるとか愛が芽生える、そういうこともあるのだけれど、「結婚というのはその延長線上にその家の先祖がそういうことを願って相手の家庭をずっと築こうとしているのだ」ということを信じられなければ、そんなところに嫁がない方がいい。そんなところに嫁ぐと不幸の連続になる。「先祖がそういうふうにその家を天国にするということが信じられるものがあるかどうか?」ということが一つは大事なことだということです。

そして『これに対して人間を神の代行者とされ給うと共に、一切万有は人間の為に造られたものである。』ということですので、Aさんの旦那さんは何ていうのですか?

受講者

○○です。

楳木代表

「○○は先祖の代行者として、家庭の一切は○○の為にあるのだ、ということを信じてそこへ嫁いで今仕えているかどうか?」ということです。どちらかというと自分の方が中心だったりするからね。人間ってね。旦那さんよりも(笑)

受講者

そうですね、まぁ親には「何事も○○のことを先にしなさい」と言われてきました。

楳木代表

それはB家の信仰が非常に高かったから良かったけれどね。そういう「家に嫁ぐ」という事をきちんと言ってくれたからね。だから信仰が分かった家から、嫁いだことによってA家はかなり天国化しているということだからね。だから今度は嫁がせた娘とか、それから奥さんを娶った息子とかにはこういうことを教えてあげないといけないわけです。

さらに、『故に今日までの人類史はその為の準備工作に外ならない事を信ずるのである。』と。だからそういうことを想って我が家系を見ていくと、「先祖がこういうことをやったので今我々は不幸なのよね~」という考え方ではおかしいので、「今までの起きたことはすべて現在から我が家が天国になっていく為の準備期間なのだ」というふうに受け止めていただきたいと思います。

じっと自分の家庭を見た時に、いろいろお互いにありましたよね(笑)・・・。その過去の夫婦生活や様々なことがずっとあったとしても、それは「これからメシヤ様に直結してしっかり繋がっていって、そして我が家を天国にしていくための準備期間だったのだ」と。いろんな辛いことも様々な問題があったとしても、それは準備期間だったのだ、というふうに受け止める。そういうことを信ずるという人が、また世界救世(メシヤ)教の信者さんであるわけなのです。

『従って、神はその時代々々に必要なる人間と、必要なる宗教を顕わし給い、それぞれの使命を遂行させ給うのである。』ということなので、A家にとっては、今度は○○さんが必要なる人間として天国をつくるために加わって、そして二人の子供が許されて、その生まれてきた子供達も必要なる人間として生まれて来た訳です。だから「必要なる人間として生まれて来たから、その使命が達成できるように母親として子育てに従事していくのだ」というのが、世界救世(メシヤ)教の信者さんの子育ての仕方だということです。

そういうふうに『世界救世(メシヤ)教教義』を拝読した時に、そこまでいけるように過去の指導者がしてくれなかったために、ちょっと手落ちが起きたりしてきた部分がありますので、これからそうした部分を改善していきたいというふうに思いますね。

そして『今や、世界の情勢は混沌として帰趨を知らず、この時に際し、主神は吾等の岡田茂吉教祖に救世主(メシヤ)の大任を下し給い』・・ここはこのような時にメシヤ様は○○が救世主になるのか?

受講者

主人が?

楳木代表

主人がそうなるのか?その辺が分からないのですけれど、今のところメシヤ様に近いのは○○なので、そこに「A家の救世主として大任を許されて、ここに今支部に通っているのだ」という姿勢をやはり持っていただきたいということです。そして『人類の三大災厄たる病貧争を根絶し』ということですので、A家の病貧争を解決、根絶していかないといけない。病気を根絶するという仕方は随分学んできたので、スーパーなり何なりに行って買い物した時にその買い物カゴにスーッと入れるのではなくて、“病貧争を根絶できるか?”ということで買い物カゴに入れていかないといけない。それが世界救世(メシヤ)教の信者の生き方だということです。非常に細かいことなのですけれども、まぁ、そういう姿勢をもっていかないといけない。仮に添加物が入っているものをどうしても使用せざるを得ない時には、それを使用して作った料理を家族に出す時には“大変申し訳ない”というお詫びで出していかないといけない。非常にマニアックな話をしていますけれども、実はこういう心の営みが無いと天国はできないということです。今のままの生活では天国建設というのは非常に難しいということです。だから「一つ一つが病貧争を根絶する取り組みになっているか?」ということでありますので、食べ物はそういうことに気をつけていく。それから着ているもの、それから家の中、そうしたものが「すべて病貧争が根絶していくような方向に進んでいるのか?」ということをいつもチェックしていきたいと思います。

「病気」というのは非常に分かりやすい。しかし「貧」というものは分かりやすくて分かりにくいです。今中国の方々が爆買いをしているけれど、この爆買いの方式がだいぶん変わって来たということを皆さんテレビ等で見ていると思いますね。今は日本の文化に触れようという人達がだんだん増えてきているということでありますので、買い物の仕方が随分変わって来た、と。質を求める方向へ動いてきていると。じゃあ受け入れる側の日本人が買い物をする時どうかということを考えていくと、大黒様という御存在がここにいらして、まぁ皆さん方のご家庭にも大黒様を祀っている方がいらっしゃいます。“大黒様がどう働くか?”ということを念頭において、これまた買い物しないといけないので、こういう上着を買ったりですね、中のシャツを買ったりする時に、“大黒様がどう働かれているか?”ということを念頭においてその品物を買おうとしないと、そういう「貧」の方向に行ってしまうということです。しかし大黒様の導きで買い物をしていくと富の方へずっと動いていきます。買い物一つ一つ、さっきは、「病気」というものを根絶するための買い物と、今度は大黒様によって「貧」を無くしていくような買い物の仕方という方向にいつも頭を向けておかなければいけないということです。

それから次は「争」が一番難しいわけです。「争」も根絶していかないといけないので、朝起きた時から挨拶の仕方から、それから若い時は「いってらっしゃい」と言ってくれたけど、「今全然言ってくれない」というご主人方が増えています(笑)。「ただいま」と帰っても家の中がシーンとしていたり、そういうご家庭もありやに聞いております。メシヤ教の信者さんの話をしているわけじゃないのですよ。もうメシヤ教の信者さんの家は「ただいま」と帰ったら中からもう太陽のように明るい声で「おかえりないさい。お疲れ様。」と「大変だったでしょ。」とか言って、カバンを持って、あるいはコートを取ってあげて「早く暖かいところに行って」というような気の利いた奥さんだと、おしぼりが出て来る。夏には冷たいおしぼりが出て来る。そういうことで「争というのが消えていくということに努力しているか?」ということが大事だということですね。

そして『真善美の完き恒久平和の理想世界実現を目標として』・・理想世界ですから「理想的な家庭を実現させることを目標として」、『精進邁進せん事を期するものである。』と。家庭生活では「そういうことに精進邁進するという生き方をいつも自分はしているか?」ということが家庭あるいは自分に照らした時には必要になるかと思いますので、どうか参考にしていただいて、この『世界救世(メシヤ)教教義』を、いつも自分に当てはめて拝読をしていただきたいと思います。そして、「せっかくメシヤ様と御縁をいただいているにもかかわらずこの教義に基づいて生活をしていない方々には働きかけをしてあげて、そして自分の家庭が天国になるように、そして国家社会が天国になるような働きかけをしていけるよう共々に歩んでいくことを期しているのだ」というふうに想っていただいて、世界救世(メシヤ)教を復興する活動に今年も一層取り組んでいただきたいと思います。今日は少し話が長くなりましたけども、『世界救世(メシヤ)教教義』をこのように受け止めていただきたい事をお願いとして話をさせていただきました。

 

 

<来月の御教え>

『開教の辞』 (昭和二十五年二月四日)

本文は『天国の福音書続篇(三)入門と奥座敷』55ページに記載されています。

『開教の辞』は平成28年3月に拝読し学び合う御論文です。

 

[メシヤ講座no.181 大阪支部 2016(平成28)年2月11日]