メシヤ講座no. 180大阪(平成28年1月)

<今月の御教え>

「『文明の創造』天国の福音書 序文」(文創  昭和二十七年)
本文は『文明の創造』380ページに記載されています。

 

【メシヤ講座 大阪支部】

『天国の福音書・続篇』の『序文』について

楳木代表

さて、本日はこの『文明の創造』の、本当に最後のページを拝読させていただきました。ここで『天国の福音書』の序文として『救世(メシヤ)教とは何ぞや』という御論文を載せた訳は、これからメシヤ教として『天国の福音書・続篇』を順次出していきますが、もうすでに『主神様とメシヤ様』を発刊していますが、これの『序文』でもあるということです。そして2月に発刊する『入門と奥座敷』という本の『序文』でもあるということです。

これから医学革命、宗教改革・・・、それから『天国篇』を今回いろいろ整理していた時に、『天国篇』がもともとの昭和57年に作ったMOA研究所というところが編纂した論文集というのがあるのですけれど、そこのまとめ方がおかしかったために、『文明の創造』の中に『天国篇』がもう少しあったのに、無い形で編纂してしまっているために、これに『天国篇』を載せきれてないところがあります。また、今回12月23日の挨拶の中で取り上げた『九分九厘と一厘』という、そういう御論文もこれには載せてないので、もう1回改訂する時に、その『天国篇』と『九分九厘と一厘』も併せて、これに掲載していかなければいけない、と考えて、今整理をしている所であります。

そういう意味から、『天国の福音書・続篇』をですね、これからずっと発刊していくので、その中の「すべての『序文』がこれである」というふうに受け止めておいていただきたいと思います。そして本日拝読した内容というのは、『文明の創造』を最初からずっと学んできたからこそ、この『救世(メシヤ)教とは何ぞや』の内容というものがより理解できるということであります。

 

現在の世界情勢とメシヤ教

楳木代表

今、○○さんに拝読していただいたところにですね、メシヤ様は『有史以来夢想だもしなかったところの画期的救いの業』と、そういう『有史以来』というふうに歴史というのをずっと見つめておられます。この歴史というのを見つめていった時に、昨日は皆さん方も朝から大変な報道があったので、心を痛められたと思うのですけれど、「北朝鮮が水爆実験をした」というようなことが報道されて、その真偽についていろんな専門家が異議を唱えている所でありますが、非常に「動乱の年明け」になったという言い方をしている方もいらっしゃいます。

一方、アメリカの方では銃による犠牲者が非常に増えているために、オバマ大統領は涙ながらに「大統領の権限で銃規制を厳しくする」というふうに発表しましたけれども、大統領選の野党・共和党の支持率トップのドナルド・トランプ氏は「自分が大統領になったら、その銃規制を元の状態に戻す」というような発言をしたりして、世の中全体がやっぱり混沌とした状態は相変わらず続いているようであります。

しかし、メシヤ様はこの救世(メシヤ)教というのが発展していくと漸次地上天国ができていくということでありますので、世界救世(きゅうせい)教と名乗っている人達も世界救世(メシヤ)教と名乗れるようにしてですね、それからその他の派生教団も世界救世(メシヤ)教何々会とか、世界救世(メシヤ)教何々教とかいうような形に、すべて名前を変えていけるようなところまで運動を続けて行きながら、この御神業を進めて行けば、地上天国というのも絵に描いた餅にはならないのではないかなというふうに思って、この2月からより一層取り組みを進めさせていただきたいと思います。

 

メシヤ教本部の完成へ

楳木代表

そして、皆さん方への感謝の報告が遅くなりましたけど、一昨日上棟祭を終えて、そして出発してきました。御神床はもうすでに完成してですね、これよりももうちょっと高い框(かまち)を三段重ねて一段目に二間床を作って、それから二段三段と框を重ねてそして三段目にまた二間の神床を作って、勿論総檜で仕上げました。そして御神前の八畳間の半分がすべて御神床になりますので、この手前の間は今までの御神床の天井が屋久杉のこれ位の板をはっておりますので、今この幅のものがなかなか手に入らないということで枝の部分のこれぐらいの板を天井にはって、御神床の中は檜ですけれども、手前は枝の所の杉板を貼りました。板の目がものすごくきれいで、しかも目がそこにそろっておりますので、二月に参拝される方は楽しみにしておいていただきたいと思います。

私もこうやって檜を糠でふきあげていったので、昨日から腰を少し痛めてなかなか座っているのがつらいのですけれども、かなり高いところをずっとふきあげていったので、しかしふきごたえのある、そういう神床になったなぁ、というふうに思います。

そして、今度は一昨日から始めている増設部分なのですけれども、増設部分は中央に八畳の部屋を設けて、玄関から入って行った時に右側に信者さん方が使える台所をつけて、左側にトイレを3つつけてあります。2つは上から入れるように、一つは靴を履いたまま入れるような形で玄関からそのまま入れるようにします。ですから奉仕をする時、外の庭掃除とか草取りをした時に、そのままトイレに入れるような形で作るようにしております。

増設部分は全部杉でやろうと、大分県は杉の名産地ですので、そのいい杉を使って作ろうとしたのですけれど、大工の棟梁が・・・。そこを作るためにはまず庭を片付けて良い木と石だけを残して、あとは処分するということになるので、かなり大がかりな庭の改造になりました。それが、こちらの指示したとおりにスバッ、スバッと進んでいくもので棟梁も驚いて、こんな短期間でこれだけの庭が片付いて、そして基礎がきちんと出来あがって、その基礎をはる時も天気がですね、コンクリの乾きやすいように、冷え込み過ぎてもあるいは晴れ過ぎてもコンクリのためには良くないので湿りのある、そして適度な温度の天侯までしている。まぁ「こういうのを見ると、“やはり神館だ”ということを作っているとひしひしと感じるので・・・」ということで、「これは信者さん方の誠で出来あがっているので、その信者さんが集うその部屋だけはやはり檜にさせていただかないと申し訳ない」ということで、大工は打合せと違って檜の柱を、入り口の八畳には建ててくれて、「ここだけは檜に相談なしでしました。」と言ってくれたので、やっぱり皆さん方の誠と、それからメシヤ様が御導きをいただいている・・・職人たちが非常にそう感じながら進めているということを分からせていただく、そういう一事でした。

8人で棟上げをしたので、8人を従えて天津祝詞を奏上してですね、そしてお浄めをして、建ち上げ始めて棟木が乗ったところに、もう一度御神酒でお浄めをして、そして上棟祭を終えて来ることができましたので、順調に今進んでおります。重なりますけれども、2月3日、4日の節分祭、立春祭それから開教記念大祭を楽しみにしてご参拝いただければ大変ありがたいと思います。それから昨日は岡山の方で3日の青年会の打合せもすることができたので、3日、4日と大がかりな行事にはなりますけれども準備が整いつつあります。

 

生命の危機度

楳木代表

そういうことを最初に報告させていただいて、2月4日から新たな気持ちでスタートさせていただく御神業というのはですね、ちょうど『文明の創造』11月に拝読した内容及び12月に拝読した内容等を見ていくとですね、昭和27年当時は、ここにメシヤ様がふれらているのは将来的な人工妊娠の危険性をふれらているのですけれども、年末年始、皆さん方も新聞紙上で気になる記事を読んだ方もいるかと思います。中国の方で今ゲノム編集をしながら優秀な人間を作りだすという実験を始めているという噂が流れて来ているのですけれども、いよいよ欧米と中国の学者の代表者が、「人間だけはゲノム編集は止めておこう」という会議をしております。人間だけは止めておこうということは、かなり動物実験は進めているということになるかと思います。

それから昨日はIPS細胞を心臓に移植するという、そういうこともしておりますし、それから長野県の産婦人科(諏訪マタニティークリニック)の方では「減胎」を昨年は57例やっております。これは胎児がダウン症のようだとか、あるいは無脳症など身体に欠損があるとかいうのを検査してですね、親御さんと相談しながら始末していくという、「減胎」という言葉を使うと減らす胎児ですので、分かりにくい表現を使っているのですけれども実は恐ろしい・・医学が進んでいくと、人殺しに正当性をもたせるということですね。恐ろしい時代に入って来ております。

これは宗教界が大変出遅れております。ですから、そうボヤボヤしていられないので、2月4日から始める御神業というのは急ピッチで進めながら、そうしたところに神意を伝えていく、神様の意図を伝えていくということを一層しなければいけないし、メシヤ様という御存在を信じている教団の方々にもですね、どんどん伝えて目覚めさせていくような、そういう取り組みを進めていかなければいけないと思います。

そこで『文明の創造』はより一層そういう方々に知らせて、そして目覚めていくように取り組んで行きたいと思いますので、今年もより一層メシヤ教を支えていただけるようお願いをさせていただきまして、いつものように質疑応答に入りたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。(一部割愛)

 

脳ガン御守護報告

支部長代理

あの・・報告ですが、年末に父親とともに妹が来まして、妹は初めて来たんですが「旦那が御守護いただいたから一緒に来た」ということで、妹の旦那が脳の延髄辺りに3㎝くらいの脳腫瘍があるということで、医者は「これは危険な場所にあるので手術は出来ない」ということで、抗がん剤治療しかないということで入院したそうで、そこは関西医大という、関西では非常に専門的な大きな病院なんですね。そこで入院して本人は非常に落ち込んでいて、いずれにしても先が長くないと。それを聞いた父親がいつものようにどれどれということで、1週間ぐらいか病院に通ったそうです。抗がん剤治療は最初から決めていたので打ったそうなんです。それから再検査で撮ったら、「癌の腫瘍が消滅している」ということで、大変驚いてですね・・。医学で抗がん剤を打っていくら縮小しても良くて半分縮小ですから、医学ではあり得ないことです。そういうことで本人は・・まあ大企業の結構なポストにいるはずなんですけれども、非常に乱れた生活をして、毎日のように外食、暴飲をして、まあストレスもあったろうとは思いますが、分かっていてやっていたのを反省したようで「これから改める」ということで、それから「この命は神様にいただいたものだと捉えて、これから生活を変えて真面目に生きていく」というようなことを妹にしみじみと語ったそうです。それで本人が来れれば良かったんですけれども、・・妹がたまたま実家に帰ったときに、父親が「これから行く」というので、“そうだ御礼しなくちゃいけない、ちょうど良い“と思い、一緒に来たということで、大変ありがたい御守護であったと思います。・・実は、妹は教団浄化以降信仰からまったく離れ、結婚して、嫁ぎ先の旦那さんの実家は非常に熱心な○○学会のご家庭で、旦那さんはその気は無いのですが、親御さんたちは事ある無しに旦那さんの家庭をずっと世話してこられましたので、今回、脳ガンという事態になったことにたいして向こうは向こうで祈ったと思いますが、それで私から妹には、「本来無い命を神様から命をいただいた場合、その後私用に使ったら命が無い。」というような御言葉はまだ伝えませんでしたが、妹には「本人が神様から命を頂いたと言ったということだから旦那が神様に御礼に来るべきだったんだけどな・・、まあ、しかし神様に縁がなく命を頂けない人もいるので、命を頂いたということは旦那か妻に使命があるということなんだけどな。」とだけ話をしておきました。

 

楳木代表

そうですね。本当によかったね。

 

支部長代理

脳の腫瘍とかになると、癌がぼやけてしまって正常な脳との境界が分からないということがよくあってですね、いろいろ難しい所にあって、命にかかわる状況はあったんですけどね。

 

楳木代表

今の御守護報告は、消えた御守護ですけれど、私が “どうしてもメシヤ教を立ち上げて進めなければいけない”と思ったのは、教団が分裂して、主之光教団の前の教団護持委員会を拡げようとしている時に、私の直属の上司の役員がやっぱり脳にピンポン玉くらいの癌ができたのですね。それで体調を崩し始めたのですけれど、一緒に札幌にいって札幌を開拓していたので、浄霊し始めたら体毛が全部抜けていくのですね。その上司が先にシャワーを浴びて、次に私が入ると毛が一杯抜けているのですよね。これはもうインターフェロンが出ているので毛が抜け始めるのです。治療はしなくても、浄霊でインターフェロンが出始めるので、そしてその癌を小さくしていくのですけど・・・、この調子であれば、体を大事にしながら浄霊していって食生活を改めれば・・まぁ酒を相当飲んでいたので、「そうしたものを全部改めて行けば、いい方向に行くのじゃないですか」と言ったのですけれど、体力的に持たないので本部へ帰って、そして本部の上の指示で手術をして、癌をとっちゃったのですけど、やっぱりもう瞬く間に亡くなってしまいました。

それでもう、「浄霊に縋りきるか、手術をするか、という別れ目に、命をいただけるか、命を継ぎ足していただけるかの大きな境目がある」ということを、残念ながら教団の役員を通して・・しかも自分の直属であった上司を通して学びました。“こんなことをやっていては、せっかくメシヤ様との御神縁をいただきながら御守護にあふれる生活というのは許されていかない・・こんな状態では”と、そういうところからより一層教団改革に燃え上がるような、そういう気持ちになったのです。同じ脳の癌であっても、そうやって救われていく人と救われていかない人がいるので、やはりメシヤ様の御教え通りに精一杯取り組ませていただかなければいけないなぁ、と。先程木原さんから報告いただきながら、しみじみも自分も感じたところであります。より一層メシヤ様に直に繋がって、そして霊線を太くしながら私達も生活をさせていただきたいなというふうに思います。

 

宗教になぜ抵抗があるのか?

支部長代理

御守護いただいた方いらっしゃったら、どうぞご報告下さい。

 

楳木代表

○○さん、何か一杯御守護いただいたと噂を聞いて・・・

 

受講者

えーすごい御蔭さまで、仕事もそうです

 

楳木代表

素晴らしいことですね。

 

受講者

はい、不思議にね。

 

楳木代表

それで○○さんは宗教団体ということにはね・・・

 

受講者

う~ん、ちょっとね、抵抗があるんですけど。

 

楳木代表

抵抗があるでしょ?それで来月はですね。本当は来月から『主神様とメシヤ様』の本をスタートしようと思っていたのですけれど、2月に発刊する『入門と奥座敷』という本から始めたいと思うのです。出版がもし間に合わない場合は『「祈りの栞」に寄せて』を少し復習しておきたいと思います。『「祈りの栞」に寄せて』という本を持ってきてですね、そこで日本人が戦後教育の中で宗教に対する概念を間違った形で持たされているものを見つめ直すことを数回やっておいて、それから『主神様とメシヤ様』に入りたいと思います。どうか、来月また月次祭にお出でいただいて、そのことをしっかり見つめていただいて、そこで疑問のあることを徹底的に聞いていただきたいと思います。そして宗教に対する概念を修正していっていただきたいというふうに思います。

今イスラム国の問題とかが、地球上には大きく暗雲を垂れ込ませるような形で情報が絶えず流れて来ております。これはどこまでも宗教というものを政治に使い込んだ・・・、神道を軍部に利用した日本が陥った内容と全く同じなので、この利用された時に一体どうなるかということを分かっておかないといけないので、そうしたことも併せて考えながら、これが、メシヤ様が進められようとした『宗教改革』の中身の現代版の一つですので、そういうことをまず戦後教育の中で得た間違ったものを一旦払拭しておいて、それから『主神様とメシヤ様』という御論文に入っていきたいと思います。楽しみにして来ていただきたいと思います。

概念が払拭するというほど楽しみなものはないです。間違ったものを我々は植え付けられているので、その植え付けられているものを払拭するということが、実は最大の幸福なわけですのでね。体調の悪いのが健康になったというのは、これは幸福ですけれど・・・。しかし、間違ったものを植え付けられた、その概念を払拭できるという、これほど人間にとって喜びはありません。まさに私も小さい時から概念の払拭を積み重ねて今日まで生活してきたので、概念の払拭ほど幸せなことはないというふうに捉えていただきたいと思います。

 

支部長代理

環境とか・・やっぱり戦後の教育ですよね。よくおっしゃる日教組の問題ですね、戦後マッカーサーが朝鮮戦争の事態を見てですね、日本に攻めて来るかも知れないと、日本に予備軍を作れということで、それに対して当時あった日本教職員組合という団体とかが強く反対をして、反アメリカ、反軍国主義、それがとうとう・・国歌を捧げるとか、国旗を掲げるということを強く反対するという・・。そういう神道は利用されただけなんですけども、神道そのもの、宗教というものを軽んじるようになってしまったと。まあ、そういう組合員の中でもそういう人はわずかではあるんですけれども、ただ今から60年前ぐらいはそういう方々の教育をやっぱり受けて来てます。かつて教科書に憲法9条の解釈について日教組の影響を受けた設問を設けたりしたこともありましたけれども、宗教について広く見ると、教育とかマスコミの力というのが、そういう迷信とかというものを作っていっているんではないかと、そういう概念を作っているのではないかと思いますね。

 

楳木代表

それからマッカーサーは日本を占領統治して、その後アメリカで大統領になろうとしたという話は知ってますかね?大統領選に立って、優位に立っていたのです。その後大統領になる予定だったのですけれど、大統領になれなかった最大の理由となった「一言」があるのです。それ聞いたことありますか?

「実は日本の戦争は防衛手段だった」と言ったのです。「占領統治してやっと分かった、日本が戦争を起こしたのは、あれは防衛手段として起こしたのだ」と言ったので、アメリカ国民の最高の人気が、その一言でストーンと落ちで大統領になれなかった、と。だから真実を見て、アメリカが日本に対する石油の輸入を全部止めていったので、あの戦争をやらなかったら日本は太刀打たなくなったので、「あれは正当な防衛戦争だ」というふうに、アメリカに帰って言ってしまった。それで人気が落ちてしまった。

だから真実というのは歴史の表面を全部はぐって中を見ていかなければ、日本の戦争というものも厳正に評価することはできないということで、マッカーサーには2つのそういう面があったわけですね。日本にパイプをもって下りて来た時の姿と、天皇とお会いしたりしながら、日本の精神性や日本はどうして戦争に駆り立てられたのかということをつぶさに研究して、そしてそれを正直にしゃべったことが、実はアメリカの国民の感情には合わなかったというところがあって、大統領になれなかったという逸話があります。

ですから、日本人はそのマッカーサーの真実を見たことすら、教育の中では教えられてないわけです。今70歳までの人はそういうことは知らされてないわけです。80歳以上の方は薄々と見てきましたので、そのことは分かっているのですけれども、70歳までの方々は戦後に育っておりますので、私は終戦10年後に生まれてきているけれども、まだ70歳ぐらいまでの方は戦争後のことから精神性が育っていっているので真実のものは知らされていないで生きてきている部分があるのです。そうした点においてはですね、「自分達が生まれてからずっと積み重ねた内容というのは、すべて見直さなければ真実を見ることはできない」というふうに考えていただければいいと思いますね。

 

支部長代理

宗教が嫌いだという理由も本当に良く分かります。

 

受講者

逸話の話でマッカーサーが天皇陛下と会われて、五分の間、普通だったら天皇陛下にお付きの人とか通訳の人とかがいらっしゃるのに、その時離れられてマッカーサーと五分間だけ話をされて、そしたらコロッとマッカーサーが変わられたというお話を聞いたことはあるんですけどもね。テレビでやっていた事とごっちゃになっているんですけども、天皇陛下がマッカーサーに会われる時に、なんか風呂敷に包んだ石のようなものを持って行かれて、その五分の間にその石のようなものを包んだお話と何かがあったのかなということで、疑問のままなんですが・・・それはどういうことなんでしょうか?

 

楳木代表

それはですね、前段があって、何故たったそれだけの時間で変わるかというとですね、その前に今、全国にある消防署の前に消防団というのが日本中にあったでしょ?

 

受講者

はい、民間の。

 

楳木代表

民間の消防団。昔は、みんな民間ですから、この消防団の消防団組合長がマッカーサーに会って、「天皇制を残さなければ、この全国の消防団があなたの占領統治を真っ向から反対にしてめちゃめちゃにする」と。「しかし、天皇制を残してくれるのであれば、マッカーサーは最高の人だと言ってこの統治を大成功させる」と。「あなたはどっちを選びますか?」と言うふうに全国組織の長が談判した、と。“彼らはそこまでなぜ天皇制にこだわったているのか?”という疑問が前段としてあって、そして、その後天皇陛下にお会いしているので、“あっこういうことか”ということが、その短い時間に瞬時に分かったわけ。“この天皇によって、日本の精神が全て整っているのだ”とその時に分かったの。その談判に行った一人が笹川良一氏です。一日一善と言っていたでしょ?

 

受講者

はい。

 

楳木代表

あの人と何人かでマッカーサーに談判に行っている。民間が圧力をかけたというのは、消防団が圧力をかけたわけ。だけど、そのことはたぶんNHKも触れないのですよね。一応右翼になっているので、あの人達は。その右翼の形のガラの悪いのだけが、街宣車を今も活用してやっているわけなので、真の精神性を求めた人達は、日本国民を全員守るために消防団組織を結成して「日本を守る」ということでやってきた人達なのです。それがマッカーサーに圧力をかけたので、天皇制は残ったという方が有力なのです。その基礎の上に天皇とのご面会があった。“その精神性のトップがこういう存在なのだ”というのが分かったので、天皇制についてコロッと変わるという話になったわけ。

 

支部長代理

立派な方なんですけども、軍部のそういった取り巻きの人達がおかしいから、日本はおかしいというふうに見られてしまう。これは宗教も一緒ですね。宗教の教祖は立派なんだけども、それを取り巻きがおかしくするから宗教というのはおかしいというふうに見られてしまう。

そういったことは、やはり事実を調べないで、そういう話が出たものしかみんな吸収していかない、調べないので・・。一番面白いのは、サンタクロースかな(笑)。サンタクロースの赤い服がありますね、あの赤はコカ・コーラなんですね。もともとサンタクロースっていうのは精霊とかそういうもので定義は無く、昭和の始まりの前後ぐらいですかね、それぐらいにコカ・コーラがイエスの弟子の一人をモデルにしてひげを生やして、そしてコカ・コーラの瓶の赤と合わせてですね、サンタさんにコーラを飲ませて宣伝していった。だからそういうことも知らないで、サンタさんは何だか聖なる遣い者と思っている方も結構いらっしゃるんですね。まあ七面鳥の話をしたら長いですけど、・・アメリカ開拓のときに食べるものが無くってインディアンから施された七面鳥がその後目出度いときに使われるようになって、で今七面鳥ではなくて日本では鶏になって(笑)日本ケンタッキーですね、フライドチキンを売ってますけども、そういう色々な迷信というものが非常に情報社会に沢山あるのではないかなと。迷信が不幸を作っていっている部分が多いですね。

 

楳木代表

それが、メシヤ様が御指摘された『最上級の詐欺』と関連しているのです。まぁ、サンタクロースは最上級ではないけれど(笑)、詐欺に遭っているわけです、皆さん方はね。

 

受講者

フェイスブックにも載ってましたね。サンタクロースはサタンだよってね。二十五日に生まれたわけじゃないのにそういうふうにわざわざしていると、これは最上級の詐欺やなと思ってね。

 

支部長代理

サタンではないけど、それは。

 

受講者

いや、サタンって確か内海さんが書いていました。

 

支部長代理

“ブラックサンタクロース”っていうのがヨーロッパではありまして、普通のサンタさんは、いい子にはお菓子をあげるということ、しかしブラックサンタさんは悪い子に対しては子供の尻を叩いたりそういったことをすると。お菓子ではなくて石ころをあげると(笑)一面そういう教育上ではいいようにサンタさんを利用しているのではないかなと思います。

 

楳木代表

なるほど、まぁ、とにかく利用するから、商売にしてもね。利用して本来のものとは違った形にするのが実は、『最上級の詐欺』があらゆる角度で出てくるということなのです。

 

最上級の学びと御守護とは?

受講者

『文明の創造』の後半は増々高いといいますか、非常に難しい内容でして、今度からは基本的なことをもう少し勉強して、そして次に入っていくということなんでしょうか?

 

楳木代表

基本的ということではなくて、“最上級の勉強”をしていく。

 

受講者

“最上級の勉強”。

 

楳木代表

そうそう。みんなが概念を侵されているので、それを払拭するという“最上級の勉強”をする。『最上級の詐欺』にやられているので、それを払拭していく、そういう勉強会をしていくということです。

これは十分我々が気を付けて置かないといけないのは、例えばですね、今度は「真田丸」というのが始まりますけれども、戦国時代の最初のトップになった織田信長とか豊臣秀吉の実像というのは、今時代劇で見ている像は、織田信長はこういう人だったとかいうのは、誰の記録で作っているかご存知ですか?

 

受講者

・・・。

 

楳木代表

部下の記録ではないのです。織田信長が出てきたときは、甲高い声で、そして何事にも興味津々として、こう尋ねていって、そして結論をもって部下達をパスッとやっているでしょ?あの姿は部下は恐ろしくてとてもじゃないけど筆記できないわけ。それを筆記できたのはキリスト教の宣教師ですよ。キリスト教の宣教師が織田信長に拝謁して、そしてその時の印象を事細かくメモにしてポルトガルの地に持って帰って、そこの図書館に全て資料として残して、それを読んで日本人がやっと織田信長とか豊臣秀吉がこういう人だったというのを海外の文献でやっと分かった。それは何故かというと、上下があるとどうしても上司に対して客観的に色々書けないので、だから日本の資料はそういうものが残ってないわけ。

しかし、宣教師は珍しさもあるので、つぶさに庶民のことも書いて、そして帰って資料として残して、それを翻訳してくれた人が、実は100歳になってまだ現役の言語学者が京都に住んでいるのです。川崎桃太という人がまだ現役で翻訳しているのですけれど、その人がポルトガルに渡った時に、その王宮図書館に入って初めて見聞録を見たのだけれど、研究して行くと何ヵ所か欠落してたのです。“これを全訳して本にして出すということがちょっと難しいなぁ”と思っていたら、そこでぼや騒ぎがあって、研究室を国立中央図書館に移さないといけなくなって、そっちへ移ったらその欠落した部分があって、そこで全部埋まったという、そして全訳できたということです。今から四十年ぐらい前に翻訳できて、それが今の時代劇のドラマの人物像の原点になっているらしいのです。

だから、ずーっと研究を進めていると、火事を起こしたりしながら、全て研究者に資料がいくようになっていくということです。ですから、私達もメシヤ様を求めてですね、そして“浄霊と御教え拝読というのをずーっと突き詰めて、人々を救っていきたい、この地上を天国にしていきたい”というそういう気持ちで真っ直ぐにずーっと進んでいくと、必要なものがドンドン、ドンドン情報としては入ってくる・・・と。そういう信仰をですね、また今年は一段と高めていただいて進めさせていただきたいと思います。ちょうど三十三分ですので、終わらせていただきたいと思います。

それでは、今年もどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

 

支部長代理

それではメシヤ教大阪支部新年祭を終了させていただきます。

 

一同

ありがとうございました。

 

<来月の御教え>

「『天国の福音書続篇(三)入門と奥座敷』 世界救世(メシヤ)教 教義」