メシヤ講座no.159三重(平成26年4月)

<今月の御教え>

「『文明の創造』科学篇 擬健康と真健康」(文創  昭和二十七年)
本文は『文明の創造』259ページに記載されています。

【メシヤ講座 三重支部】

安心立命の生活

楳木代表

『文明の創造』の拝読をズーッと続けてきまして科学編ももう来月で終わりになります。それで、今拝読していただいたところは科学編の纏(まと)めのような文章になっています。

ですから拝読していただいた一行目に、

『今迄詳しくかいた如く、病気は浄化作用であり、医学は浄化作用停止を、治る方法と錯覚して来た意味は判ったであらう。』

ということですので、医学は折角体の中から出そうとして起こって来る浄化作用を〝停止させることを治る″というように錯覚しているのだ、と。と言うことをメシヤ様はみんなにわかってもらうためにズーッとここまで論を進めて来たということですので、ぜひこの点は確認しておいていただきたいと思います。それから昭和27年当時、世間の人たちが感じていることを、メシヤ様の事例を入れて〝病気の心配をされていた″ことを書かれています。

病気をいつも心配しながら生きている人は『安心立命の生活』ができないということに陥っているわけです。私たちはメシヤ様から病気の真の意味と『浄霊力』を授かっておりますので、安心立命の生活を許されているということです。安心立命と言うとやはり〝病気の心配がいらない″というようになることが安心立命の生活だと思いますので、私たちは一歩ずつそうしたことを確認しながら安心立命の生活に入っていけるということは〝大変有難いことだな″と思います。

 

真健康に一歩ずつ近かせていただく

楳木代表

それから264ページを開いていただきますと、

『茲(ここ)で標題の真健康と擬健康に就(つい)てかいてみるが、擬健康とは前述の如く、固結毒素があっても浄化が発生してゐない状態であり、真健康とは毒素が全くない為、発病しない状態である。』

と纏めていただいておりますので、私たちは『毒素が全くない為、発病しない状態』に一歩ずつ近かせていただくことが大切だと思います。真健康と擬健康ということについてこのように理解していただきたいと思います。

そして最後のページに

『従って之程の文化の進歩発達も、其(その)恩恵に浴する事が出来ず、病床に悩んでゐる人も少なくないのである。』

と書かれていますが、これは昭和27年当時の状態です。現代はこの文化の進歩発達と共に健康になっていける寸前まで来ております。

 

人間の体の仕組みと細胞の関係

楳木代表

この前NHKスペシャルで、iPS細胞の山中教授といろんな分野で活躍している人たちが出ておりまして、人間の体の仕組みと細胞の関係について詳しく話をしていました。

私たちの肉体は60兆個の細胞で出来ているというのは習ったと思いますが、一番最初は一個の細胞で、それが細胞分裂します。細胞分裂する時にiPS胞とかSTAP細胞とかありますが、卵子は万能細胞なので、それが分裂して増えてくると手になったり、骨になったり筋肉になったり皮膚になったり役割が分かれて細胞分裂します。

それでSTAP細胞はどうやって作るかというと、万能細胞は何にでもなる細胞なのですけども骨になる細胞の場合は、骨になる以外の能力を全部ストップさせて骨にしています。皮膚になる場合は皮膚になる能力以外を全部ストップさせて皮膚になります。筋肉になる場合は筋肉になる能力以外を全部ストップさせて筋肉になります。というのが我々の細胞の仕組みになっています。STAP細胞というのは〝凡ゆるものになる細胞の蓋みたいなものをとっぱらっていけば万能細胞になるであろう″という仮説に基づいて、蓋をとっぱらうために〝弱酸性の刺激を与えましょう″というところからスタートしているわけですね。

これは浄化作用の原理と一緒であるわけです。浄化をいただくとダメになった細胞が元に戻るというのは万能細胞になっていくから元に戻れるわけなので浄化作用の裏付けということを〝彼女たちが中心となって研究してくれている″と言えるのです。

子供を産む時に十月十日を迎えて陣痛が起きたでしょう。陣痛はなんで起きるの?なぜ体の中で陣痛が起きるのでしょう?陣痛とは一体何でしょうか。陣痛とは何の痛みでしょうか。

 

受講者

子宮が収縮する痛みです。

 

楳木代表

なんで子宮が収縮するの?

 

受講者

押し出す力が必要だからです。

 

楳木代表

そうです。押し出すために収縮するのです。それではどうしてその収縮が始まるのでしょう。わからなくなるよね。それを山中教授達が説明してくれたのです。

脳下垂体のところからオキシトシンというのが分泌されます。それが体中に充満してくると陣痛が始まるというところまでわかってきているそうです。

オキシトシンが出てくると収縮を開始して、いっぺんに収縮してしまうと子供を押しつぶしてしまいますので。何回も収縮を繰り返しながら産道を緩めていくのです。

それでいざ産み終わったらオキシトシンが止まるかというとそうではなくて出し続けるのです。それでオキシトシンはどういう作用を起こすのかと言いますと、子供は愛おしいものですがその愛おしいという感情が出るのもオキシトシンの作用によるのだそうです。

赤子が夜中に泣くと母親は起きますよね。なぜ起きられるのでしょうか。

 

受講者

オキシトシンですか。

 

楳木代表

そうなのです。オキシトシンが出ているから、物凄く聴覚が敏感になっているのです。

赤ちゃんが少しぐずっただけで直ぐに起きられるようにオキシトシンが作用しているのです。男にはオキシトシン細胞が出ないので赤ちゃんが泣いても中々目を覚まさないのです。

そのように説明をしていました。そうしたら作家が「そうしたら愛おしさも子供を愛する気持ちも全部オキシトシンが出るからなのか、人間の心は物質で導かれるのですか。作家としてはストーリーを組み立てる上で精神こそ中心だと思っているのに、オキシトシン細胞で愛情が豊かになったりするというのはどうも納得できない」という質問をしていました。

山中教授は最初は臨床医になろうとして、手術が苦手だったので研究医になったのですが、臨床研修の時に一番最初に教えられたのが「まず患者の目を見なさい。目を見つめるだけで気持ちが通じるので医者に対する信頼感が生まれてくる。その次に触診を中心にしなければならない。昔から手当と言われたように、手が触れることで私のことを健康にしてくれるために働いてくれていると思い安心感が生まれてくるので医者はそれが一番大切なんだ。」と教えてもらったことを山中教授は研究者になっても覚えているのです。人間は努力をすると必ず報われていくのだという、そういう分泌物が余計に出てくるのだそうです。

ですからオキシトシン細胞も親がきちんと子供を育てていると、その人が生まれ今度は妊娠して子供を産む時にもオキシトシン細胞がいっぱい出てくるのだそうです。

だから親がきちんと子供を育てているとその子供もまたきちんと子供を育てるのですが、親がきちんと育てていないとその子供が子供を産んだ時にきちんと育てられないということが起きてくるのです。だからどこまでも精神が大切なのだということを強調していました。分泌物が中心ではないということです。分泌物を誘導するのは努力とか心がけが中心になってくるのだそうです。「努力は報われる」ということを強調していました。

それからもうひとつ説明があったのは60兆個の細胞自体はそれぞれが独立していて何かが起きた時にはそれに対応するように動いているのだそうです。ですからこの60兆の細胞は非常に素晴らしいものだということです。

「それではその素晴らしい細胞はどうして出来たのですか」と出演者が質問しました。

そうしたら「神様が作ったとしか思えません」と答えました。

ですから科学者でも頂点まで行くと〝神様が見えてくる″ということでしょう。ボーッとした人には神様は感じられないのです。科学者は緻密な実験を積み重ねて行ってこれ以上いけないというところまで行くと神様の存在を感じることができるのですね。

ですからメシヤ様の御論文を裏付けるような科学者の研究成果というものがこれからどんどん出てきますので、専従者は良くチェックしておいてみんなに紹介してあげてください。

これほどの文化の進歩発達のその〝恩恵に浴する時代を愈々迎えた″のだと。ですから我々が学んでいる『文明の創造』を中心にしてそれを裏付ける研究成果がこれから続々と出てきますので、愈々この文化が実りを得る時代になってくるかと思いますので、

そして、末尾に

『右の如く病気の種を有(も)ってゐる擬健康を無毒者となし、真の健康者を作り得るとしたら、之こそ真の医術であって、人類にとって空前の一大福音であらう。』

ということですから、この一大福音をこれからも三重支部を中心に出版していくということですので、これからも作業が大変ですがよろしくお願いいたします。

 

【オキシトシン:オキシトシンには末梢組織で働くホルモンとしての作用、中枢神経での神経伝達物質としての作用がある。末梢組織では主に平滑筋の収縮に関与し、分娩時の子宮収縮させる。また乳腺の筋線維を収縮させて乳汁分泌を促すなどの働きを持つ。このため臨床では子宮収縮薬や陣痛促進剤をはじめとして、さまざまな医学的場面で使用されてきており、その歴史は長い。最初は女性に特有な機能に必須なホルモンとして発見されたが、その後、男性にも普遍的に存在することが判明している。また、視床下部の室傍核 (PVN) や視索上核 (SON) にあるニューロンから分泌され、下垂体後葉をはじめ様々な脳の部位に作用し機能を調節している。(Wikipedia最終更新 2014年4月5日 (土) 14:08より抜粋)】

 

『擬健康と真健康』資料説明

支部責任者

『擬健康と真健康』という同じ表題の御論文がいくつかございましたので資料にしてみました。『文明の創造』では『擬健康と真健康』となっておりますが、それ以前の御論文では

『真の健康と擬健康』と真健康が先になっております。ほとんどの人が擬健康ですので、擬健康を中心に御説明されたと拝察します。また、『文明の創造』ではメシヤ様の体験談も交えてより詳細に説明が加えられております。

重要点を読ませていただきます。(以下 資料抜粋拝読)

『真の健康と擬健康』「結核問題ト其解決策」(昭和17年12月13日)、「明日の医術(再版)第二編」(昭和18年2月5日)

私はさきに、日本人の全部がほとんど病人であると言った。そういう事をいうと、それは間違っている。世間いくらも健康で活動している人があるではないかというであろう。なるほど外見上だけでいえば、いかにも健康そうに見えるからそう思うのも無理はないが、私はこれに対し、詳細説明してみよう。

私の発見した――病気は浄化作用である――という、その浄化作用という意味は、言い換えれば、一旦固結したところの毒素に対し、自然的に溶解作用が起るという事である。従って、溶解作用発生以前は、何ら病気症状はないから健康体と同様である訳である。即ち、毒素保有者といえども、それが固結していて、いささかの溶解作用の発生がない時は、健康体として自己自身もそう信じているし、且つ顔色も体格も健康そうであるから、たとえ、医家が健康診断を行うといえども、今日の医学の診断では、浄化発生以前の固結毒素を発見し得られないから完全健康と誤るのは致し方ないのである。故に、医家の診断において、模範的健康とされたものが、間もなく発病して死に至ったというような実例がよくあるのは、右のごとき理によるのである。

従って、毒素を保有しながら、浄化未発生の人に対して、私は擬健康というのである。しかるに、本医術の診断においては、右のごとき擬健康である毒素保有者に対し、保有毒素のことごとくを知り得るのである。医学において、病気潜伏と称するのは、この保有毒素を想像して言うのであろう。そうして医学の診断において、血圧計とか、ツベルクリン反応、赤血球の沈降速度、梅毒の血液検査等に表われたる症状を以て、潜伏疾患を予想するのであるが、それに対しいかなる臓器又はいかなる局所に潜伏病原があるかを適確に知り得ないのであるから疾患の発生を防止し得ないのは当然である。この意味を以てすれば、近来唱うる予防医学などは全く意味をなさないのであって、結局空念仏に過ぎないと私は思うのである。

昔から、人は病気の器といい、いつ何時病(や)み患(わずら)いがあるかも知れないと案じ、又釈尊は人間の四苦は生病老死であるとし、病は避け難いものとされているが、それらはいずれも擬健康であるから、いつ浄化作用が発生するか判らないという状態に置かれているからである。故に、真の健康者が増加するに従い、右のごとき言葉は消滅してしまうであろう。

右のごとくであるから、真の健康とは、全然無毒の人間でなければならないのである。そういうような完全な健康体は、今日の日本人には、恐らく一万人に一人位であろう。何となれば、九拾歳以上の長命者は、右のごとき健康者であるからである。しかるに本医術によれば無毒者となり得るのであるから、完全健康体となり、九拾歳以上の長寿者となる事は、易々たるものである。』

 

『真健康と擬健康「天国の福音」(昭和22年2月5日)

私は現在世界人類少なくとも文化民族のほとんどは病者であると言い得るのである。ただ既発と未発との相違だけで、すなわち現在の病者は既発者であり、現在の健康者は未発者であるまでである。

既発者については説明の要はないから、未発者についてのみここに説明するが、さきに説いたごとく未発者とは保有毒素がありながら、固結に対し浄化未発生のためである。そうして真の健康とは全く無毒素で浄化発生のない身体の持主であるに引かえ保有毒素がありながら、ともかくも健康を維持し得て、立派に日常業務に携わり、労働にも堪え得るという訳で、誰が眼にも健康に見え、また医診においても現在の医学では保有毒素の発見は困難であるから健康者と断定するのである。こういう人を私は擬健康という。従って現在爆弾を抱き乱舞している人のいかに多きかを想う時、慄然(りつぜん)たらざるを得ないのである。昔から人は病の器という言葉があるが、これは全く擬健康を指したのである。

また医家のよくいう言葉であるが、病と寿命とは異(ちが)うとしているが、この言葉などは実に馬鹿馬鹿しいのである。何となれば病気と寿命程切っても切れない密接な関係はないからである。これらも治病無力に対する一種の遁辞(とんじ)でしかない。また近来予防医学などといい、治療医学と別箇のもののように云々するが、これらも理屈に合わない話である。これらも治病無力を蔽(おお)うべく左様いわざるを得ないのであろう。』

 

『真の健康と擬健康 自観叢書10編「神示の健康法」(昭和25年4月20日)

前述のごとく、誤謬から出発した医学は、全然病気の真因も健康の要諦も未知であるから、病理の説明などは全然コジツケとしか思えない。すなわち漢方医学においては、病気とは五臓六腑の不調和からといい、西洋医学は「黴菌の侵犯である」とされている。これを吾らからいえば、前者は反対である。五臓六腑が不調和としたら、浄化作用発生の力が出ないから、発病はしない訳である。また後者は微生物の侵犯というが、それも一面の理はあるが、微生物の侵犯のみが病原ではない、黴菌に関係のない病原も沢山ある。また黴菌が侵入するや、発病するという事は、健康体ではないからで、真の健康体なら黴菌が侵入しても病気発生はないはずである。近来非常に黴菌を恐れ、黴菌防止に苦慮し、あらゆる方法を施行しているのは、真の健康体が少なく、黴菌侵犯による発病者が大多数であるからである。吾らはこれを別けて、前者を真健康といい、後者を擬健康というのである。しからば、いかなる原因によって真健康と擬健康との区別が生ずるかを説明してみよう。

前項に述べたごとく、せっかく自然浄化作用発生するや、医学はこれを反対に解釈するため、極力鎮圧する事を可とし、あらゆる方法を行う。元来浄化発生という事は人間が健康であるからで、弱体であれば浄化力発生はないのである。たとえば、人家に塵芥(じんかい)が溜るとする、家人が健康であれば掃除が出来るが病人ばかりでは掃除が出来ないのと同様である。もちろん浄化作用は苦痛が伴うので、それを間違って解釈し大病の発端(ほったん)のように恐怖し、一刻も速く止めようとする。それには浄化力を微弱にする事で、それには弱体化しなくてはならない。すなわちまず薬剤を用いる。元来薬なるものは一つもない。全部毒である。これは薬物学者はよく知っている。すなわちまず毒によって衰弱させようとする。近来注射が流行するのはそのためである。これは毒が強烈であるから呑むと中毒を起すので皮膚から注入するのである。その他絶対安静も氷冷も湿布もことごとく衰弱法である。光線放射はせっかく溶解し初めた毒結を元通り否それ以上に固める。このようにあらゆる衰弱方法のため注文通り、浄化は微弱となり、毒素は浄化発生以前の固結状態に還元するから一時的苦痛がなくなる。これを病気治癒と錯覚するのである。しかし治癒でない証拠にはしばらく経つと再発する。これはせっかく固まった毒素が、健康快復によって再び浄化作用が発生するからである。するとまたしても衰弱法を行う。すなわち薬毒使用であるから漸次、薬毒は累加する。ここで薬毒について概略説明してみるが前述のごとく、病気の原因が固結毒素の浄化作用であるとすれば、その毒素は一体何であるかというと、これがほとんど薬毒であるから驚くのである。すなわち先天性毒素とは、祖先や両親からの薬毒遺伝であり、後天性毒素とは生れてから入れた薬剤である。この事実によって先天性毒素に後天性毒素が加わるにつれて漸次毒素の量は増し、多量の毒素保有者となる結果、一時に大浄化が起る。これが肺炎、脳炎や一切の腫物初め、あらゆる重難病の原因となる。しかるに医療は相変らず浄化停止を可とし衰弱法を行うが、そうなるとよほど強力な衰弱法でなくては効目がない。この点医学はよく証明している。それは肺炎の特効薬などそうである。その際医家のいう言葉は非常によく効く薬でうまくゆくと短期間に治るが、まずくゆくと生命がないといわれるのはそのためである。言うまでもなく猛烈な浄化を停止するには生命に係わる程の猛毒性薬剤でなければ効かないからである。

以上によって、病気は浄化作用である事、医療とは浄化停止方法である事は判ったであろう。ゆえに一言にしていえば、医療とは病気を治さない方法で、医学進歩とは治さない方法の進歩である。ゆえに医家は病気を治すとはいわない、固めるというにみて明らかである。もちろん固めるためには前述のごとく衰弱法を行う。それが無理をしない事、風邪を引かない事、大切にする事、睡眠を充分にとる事、薬剤をなるべく用うる事等々である。これが消極的健康で浄化微弱の結果、病気発生が少なくなるので、これを健康法と誤認したのが今日の予防医学である。

以上のごとく消極的健康者を吾らは擬健康といい、今日の青白いインテリや、腺病質の小児などこの種の代表的人間である。何よりも今日の医学衛生を忠実に守る者程この種の擬健康者が多い事である。こういう擬健康者に一度黴菌が侵入するや、必ず発病し、生命の危険に及ぼすのである。これが今日黴菌を極端に恐れる原因でもある。右に対し吾らの発見した神霊医学は全然右とは反対で病気発生するや浄化をより旺盛にし不純物を出来るだけ速に体外へ排泄する、従って真の全治であるから予後は罹病以前より健康は増すのであるから、黴菌が侵入しても発生しない健康体になる事はもちろんで、これが真健康である。何よりの証拠は本教入信後数年を経たものは全然黴菌など問題にしなくなる。何となれば伝染の恐れがないからである。かような幸福こそ吾らのみに与えられたる神の賜(たまもの)というの外はない。

以上のごとき真医術の発見こそ人類救済の根本義たる事を知るであろう。』

 

『結論「結核問題ト其解決策」(昭和17年)

浄化作用という事を知らない西洋医学は、その療法のことごとくが、折角溶解し始めた毒素を再び固むるのを目的とし、それ以外の何物でもない事。即ち浄化発生以前の擬健康に還元させる事を以て、唯一の治療目的としている事。故に、その結果として多くは再発の危険がある事。又、固結法を行うについては、絶対安静法、薬剤その他の方法等により、多額の費用と長事実を要するを以て、国家にも個人にも、莫大なる負担を蒙(こうむ)らせる事。』

 

『此事実を考えて見よ「栄光」115号(昭和26年)

このような病気の起らない弱体人を、私は擬健康というのであるが、日本人も今の内に覚醒しないと前途は思いやられるのである、これに反し吾々の方は、薬毒を入れないで、無病者を作るのであるから、これが本当の健康法である事を知るであろう。』

 

【「健康な人」の血圧やBMIの基準値変更!?人間ドック学会が発表(HUFFPOSTより):

日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は、血圧やコレステロールの値などについて、現在の健康診断で正常とされている数値の範囲を大幅に緩めるべきだとする調査結果をまとめました。】

 

質問の部

支部責任者

連絡事項ですが、来月より11時~12時30分の開催とします。11時祭典開始ですので間違わないようにお願いいたします。

 

みんなで『文明の創造』を読破するのは凄いこと

受講者

『文明の創造』の最後の方を拝読していて漸く〝理解したかなあ″と思えますが、まだまだ信者さんでもそのあたりは〝浄化の捉え方がわからないのだなあ″と思います。

ですからどのようにお話をさせていただいたらよいのかと悩むところです。

 

支部責任者

今回の御論文で以前の御論文に加え、メシヤ様の体験を交えてより詳しく御説明をされておられるのは、やはり一般の人が手にとってわかるように心を砕かれてお書きになられたのかなあと拝察されます。

 

受講者

『天国の礎』では詳細なところはでてきませんからね。

 

楳木代表

『真の健康と擬健康』については『神示の健康』には出ています。前の布教所にはあったでしょう。

 

受講者

ありました。このような深い読み方はしていませんでした。自分で体験して御教えと照らして考えてやっと分かるのだと思います。

 

楳木代表

やはりこのように一項ずつ読んで確認していくということを勉強会ではやっていかないといけないですね。

しかしみんなで『文明の創造』を読破するということは凄いことだと思いますね。

 

受講者

浄霊中心になりがちで御教えを疎かにしている人が多いと思います。

 

楳木代表

私が昔やっていた頃は、青年会や学生会で『天国の礎を読破する会』などというような勉強をしていました。

全部読んで確認していくというやり方です。

 

胃下垂について

受講者

「胃下垂はどうしたら治るでしょうか。」という質問をある方からいただいています。

 

楳木代表

その人は浄霊をいただいたことがある人ですか。

 

受講者

いいえ、ありません。

 

楳木代表

浄霊してあげると良いですね。

背中を良く浄霊してあげてください。そうすれば胃下垂は治っていきます。

 

受講者

背中に毒素が溜まっているのですか。

 

楳木代表

だから胃が下がっていくわけなのでね。

 

受講者

猫背も関係しているでしょうか。背中が圧迫されているので猫背になるのでは?

 

楳木代表

猫背は姿勢が悪いのです。しかし、猫背も背中に毒素があることも原因かもしれませんね。肩甲骨の間から胃の後ろあたりまでですね。

 

受講者

胃下垂かどうか判断するのはどうしたらよいでしょうか。

 

楳木代表

ご飯を食べた時にどの辺が膨らむかですが、胃下垂の人は下腹が膨らむでしょう。

食べた時の満腹感はどこかということですね。いっぱい食べる人は胃がせり出て裏まで垂れ下がっている人がいます。

 

受講者

その人もいっぱい食べます。

 

楳木代表

それは胃下垂だけではなくて胃が大きいのでしょう。ギャル○根さんは背中側に胃が下がっているそうですよ。だから細い体でいっぱい食べられるのです。

 

【「ギャル○根は胃下垂じゃないの?」と言う意見が多く聞かれますが、以前なんかのテレビ番組でギャル○根の身体を精密検査してドクターの見解を出した番組がありました。
★その時のドクターの答えは「身体(胃・腸)等に異常は無く、ギャル○根さんの場合は食べたものが胃に留まらないで腸に素早く移動してしまう為に胃がいつも満タンのの状態では無いのでいくらでも食べられる」との事でした。

★胃であまり消化せずに腸に行くので太らないとの事です。

★その代わり、腸には物凄い量の食べ物が短時間で移動するので、下っ腹は凄い膨らみようで、本人も言ってました(トイレで出るものも多い!と・・・)(ヤフー知恵袋より)】

 

『御教え 「文明の創造」(昭和27年)

此(この)例として彼(か)の胃下垂であるが、之は胃が弛緩する病気で、全く人間が造ったものである。といふのは消化のいい物をよく?(か)んで食ひ、消化薬を常用するとすれば、胃は益々弱り、弛緩するに決ってゐる。何と愚かな話ではないか。』

 

猫背について

楳木代表

そういう人はしばらく続けて浄霊をいただいた方が良いと思います。猫背も治していかないといけませんね。ぶら下がり器を使えば良いでしょう。

 

受講者

ジムとかでもぶら下がり器はあるでしょう。それを使えば良いのでは。

 

受講者

ジムにあります。

 

楳木代表

猫背はそれで治りますよ。ぶら下がると筋肉がつきます。筋肉で体を支えるわけですからね。筋肉を鍛えていかないといけないのです。猫背の人は手が真っ直ぐにあがらないでしょう。

 

受講者

・・・手を真っ直ぐに上げてみる・・・

 

楳木代表

それをやると肩甲骨のところが鍛えられて、そこに筋肉がついて弾力性がつきますので、猫背でなくなっていきます。それから、以前話したテッポウをやると良いですよ。股割と共にね。

股割りの時には足の五本指に力を入れて地面をしっかり掴むような気持ちでやってください。それからお風呂に入った時に足の5本の指に手の5本指を全部組んで解(ほぐ)してください。足の甲のところが皆凝っているのでそこを解(ほぐ)すにはこれが良いのです。

 

受講者

足の甲が痛いのは凝っているのですか。

 

楳木代表

凝りなのです。ですから解さないといけないのです。みんな踵で歩くので凝るのですね。指先で歩くと血行が良くなるので良いのです。

タオルを足の指で畳んでは延ばすのを繰り返す運動をすると良いですね。

 

受講者

足の指が靴にスッと入らない時があります。

 

楳木代表

それは浮腫んでいるのでしょう。そういう時は足の指一本ずつ引っ張って曲げてゆけば良いです。

 

掃除は魂を磨く

受講者

特選集の《そこで、最高最貴の御神霊に御降りいただくに相応しい、そういう霊域と、そこにお使いいただく人間としての魂の高さを自らに着けていかない限り、メシヤ様の進められようとする『本筋の御神業』というのは担うことができないという思いで、ひたすら掃除に取り組んでまいりました。》とは体の掃除、御浄化のことでしょうか。

 

楳木代表

両方ですね。

 

受講者

御浄化とは体の掃除ですからね。浄化を浄化として受け止められない人が多いですね。有難いことだとは思えない人が多いのですね。

 

受講者

掃除をする時に何を意識すればよいのでしょうか。

 

楳木代表

綺麗にするという意識です。例えば御神前のお掃除をする時に柱の掃除ですが、柱はもともと綺麗です。乾拭きしても一発で汚れが取れるという感覚はありません。

柱を磨くときに自分の魂を磨くという意識を持ってお掃除をしてください。掃除が終わるとその空間が変わるでしょう。なんとなく清々しい気持ちになると思います。

御神前は特に掃除をした後の清々しさというのは格別なものがあります。こういうことは自分の魂自体が掃除を通してどんどん磨かれていくということに通じますので、そういう気持ちで掃除をしていただければ良いと思います。

 

受講者

結構神経質になってしまうところがあります。

 

楳木代表

家の掃除ばかりでなく太陽の光も浴びないといけません。

眠り酵素の話を以前にしたことがありますがメラトニンというのですが、これは太陽の光を浴びると急激になくなっていき眠気が少なくなるのです。周囲が暗くなるとまたメラトニンが出てくるのです。

ですから昼間でもカーテンをしているとその人の体内時計が狂ってしまいますので不健康になっていくのです。人間の体というのは分泌物質で支配されているということがあります。そういうことも判かり始めていますので非常に良い時代になっていますね。ですから子供が昼間外へ出て遊ばないと心配しないといけません。

 

御教え拝読し、〝『夜の時代』の癖″を矯正する

受講者

自分は『夜の時代』の癖が非常にあるのではと思います。

 

楳木代表

昔は「ご飯を食べてすぐ横になると牛になるよ」と言って育てられました。これは脅かしているわけです。脅かして躾(しつけ)ているわけです。

こういうのが『夜の時代』の癖になっているのです。罰があたるというように考えてしまうわけです。

現代人は食べてすぐ横になると胃が横に向いてしまいます。人間は2本足で生活するのが基本ですので脊髄を真っ直ぐにしておかないといけません。

そうすると脳が脊髄の上にきちんと乗っかっているので、だからこそ呼吸がきちんと出来て、呼吸がきちんと出来るから発声がきちんと出来るのです。これで人間が出来上がってきたのです。

そういう進化の過程においてはそういう姿勢を保たなければいけないのだということが、『昼の時代』を形成していく上で大切なことなのです。

ですから「ご飯を食べてすぐ寝ると勿体無いよ。背筋を伸ばしてお互いに今日の一日を報告し合いましょう。」と少し自分自身の考え方を見直していくと良いですね。

そういう時に参考になるのが、小説とか朝の連続ドラマとか大河ドラマとかですね。今の大河ドラマは『夜の時代』を集大成しているようなものですね。

〝凋落″ということがよく出てきますからね。部下に上司を殺させて自分は中立でいようとするのですからね。そういう〝凋落″をあの時代はしていたのです。それが『夜の時代』なのです。

それぞれの立場で『夜の時代』の癖のつき方が違っていますのでそれをメシヤ様の御教えを拝読しながら矯正していくのが〝『夜の時代』の癖を取る″ということなのです。

そういうふうに考えて生活していけば改善していくのです。

私は、良いドラマやNHKスペシャルなど見るときにはメモを取りながら見るようにしています。人間というのは忘れてしまいますからね、メモをとると忘れないでしょう。

 

受講者

文章を読んでタイトルを付けますがタイトルは要点を纏めないといけないのでその作業をすると内容が頭に入ります。

 

楳木代表

タイトルを付けることができたら大したものなのです。

 

受講者

ある御教え研鑽会で一つの御論文を何十回も拝読して要点を整理して〝自分が信者さんに話をするつもりで簡潔にまとめる。″ということをやった覚えがあります。

 

楳木代表

相当鍛えられたね。

愈々農業の春が来ましたね。頑張ってくださいね。それでは時間になりましたので終わらせていただきます。

 

受講者

ありがとうございました。

 

<来月の御教え>

「『文明の創造』科学篇 種痘」(文創  昭和二十七年)