メシヤ講座no.148岡山(平成25年5月)

<今月の御教え>

御教え『文明の創造』科学篇 『肝臓、胆嚢(たんのう)、膀胱の結石』(本文は『文明の創造』174ページに記載されています。

 

【メシヤ講座 岡山支部】

 

肝臓の役割

 

楳木代表:本日はですね、肝臓、それから胆嚢(たんのう)、膀胱の結石ということについて触れられておられますけれども、肝臓はですね、皆さん方、大体肝臓の役割というのは最近ではいろんなテレビの番組とか、それから医師達も割りと細かく説明をしてくれるようになってきているので、肝臓の役割というのは大体承知していますよね。

 

参加者:分からないですね。

 

 

楳木代表:肝臓はですね、一つは小腸から吸収した栄養を体に必要な形(各部で使いやすいように再合成)にして全身に送り出すという化学工場のような役割があります。それから、余った栄養を貯蓄するという倉庫の役割りが一つはあるのと、それからもう一つは、貯蔵したものを取り出して、そして全身に栄養素を行き渡らせるのと、それからもう一つは、解毒をしていくと。異物が・・・毒物が入ってきた時に解毒をしていくと・・・。

 

お酒は強い方?

 

参加者:飲まないです。

 

楳木代表:飲まないの?

 

お父さんは飲むのに、飲まない・・・それではお母さんの方に似ているのかなぁ。そうするとお父さんとあなたの肝臓内にあるアルコール分解能力というものの倍率は、20倍お父さんが持っていて、20分の一しか持ってないという事なのでね。だからお酒を飲んだ時にすぐに酔いが回ってくる。で、お父さんはずうっと飲んでいても調子が良くなるだけで(笑い)その差があるんです。肝臓のアルコール分解能力が高いということです。自分は残念ながらそういうのはないと。

 

しかし、フランスとかに行くと、小学校の時からワインを飲ませ始めるね、そうして鍛えていく。そして、ヨーロッパの場合は、パーティーとかを中心にして社交していって、事業とか様々なものを展開していくので、ある程度アルコールが飲めないとそのパーティーに対応できないので、小学校の時から鍛えていくという、そういう文化の違いが・・・日本でビール強くなっとけとかで、小学校の時から飲ませる家庭はまずないけども、ヨーロッパではそんなことをやっているということですね。だから、肝臓の場合、その解毒能力が非常に差があるという事です。

 

それから、割と薬を飲んでも平気な人がいるでしょ。あの人よく薬飲むけど、御教えに沿って考えると、すぐ浄化しそうだけど浄化しないとかね、ちょっと飲んでもすぐ浄化するとか。

 

これは肝臓の解毒能力の個人差というものがやはりあるということですね。異物が入ってきても割と分解して外へ出す力がある人と、異物を外に出す力が中々ない人が、こういう差が肝臓の場合にはあるということがね。

 

(このように、肝臓の主な働きは、代謝、解毒、胆汁の生成の三つにあります。)

 

人間は全ての生物の能力を保有している

 

楳木代表:それから人間というのは生物の中で・・・学生時代に人間がどの時代に出てきたかということを習ったでしょう。

 

参加者:・・・忘れました。

 

楳木代表:大体、猿人と人間とかが別れた時期が、600万年くらい前に分かれて、そうして道具を作り出すようになったのが数万年前から作り出すようになったんだけれども、人間が生物の中で最後に出てきたわけ。

 

今日読んでもらった『世界救世(メシヤ)教 教義』というのを拝読していくと、主神様がこの地球を造られて、45億年前に造られて、そして、それから45億年かけて、人間が住むことの出来る、そういう惑星に仕上げていっている。大体出来上がったので人間を造って地上に住まわせたわけなんです。

 

で、人間を最後に造ったというと、ポツンと出来た訳ではなくて、生命のあらゆる能力とか特性をずうっと・・・よく神様を表現する時に「全知全能」とかいう表現があるんだけれども、・・・人間の場合は「万物の霊長」というふうに言われているんだけれども、万物の霊長というのは、全ての生物の能力を保有しているということ。

 

だから例えば、蚊に刺されても痒いだけですみますが、蜂に刺されると非常に痛いし、もっと強烈な毒素を持った蜂に刺されると、ショックを起こしてしまうこともあるわけですね。これは、毒にやられるからショックが起きるというふうにみんな考えているけれども、我々の肝臓にも蜂と同じ毒素を持っているわけですね。作り出す能力を持っているわけです。

 

しかし、それは消化とかに使う時の毒素毒物というのは、ほんの少しの分量でいいわけなんで、変換・合成する蜂の毒素というのは、ほんの少しだけ出して色んな・・・春には木の芽とか一杯出てきて我々もたけのこを中心にタラの芽とか、色んな苦味のあるものを食べるけれども、ああいうものが入ってきても消化できるのは、そういうものを肝臓で変換・合成するので消化することができるんだけれども、蜂が刺した時に入ってくる毒の量が、我々が消化に使う量より非常に多いので、体が対応しようとするんだけれども対応しきれないので、ショック症状が起きるということです。

 

肝臓自体は悪くない

 

楳木代表:だから、毒にやられたというふうに我々は観念的に持っているんだけれども、人間もあの毒と一緒のものを肝臓から作り出すことが出来るという、これが自分の肉体をはじめとして、人間を理解する上で持っておかないといけない考え方があるので、メシヤ様が今日、肝臓に触れられて、肝臓の病気は肝臓が悪い訳ではないと、しかし、その周りに毒素が固まって肝臓の動きを止めてしまうのと、それから最近では脂肪肝と言うのがあります。肝臓の周りにべったり脂肪が溜まって・・・私みたいな腹になるとそういうのが多少出来てくるんだけれども、しかしこれは、肝臓に溜まった脂肪ではなくて腹に溜まった脂肪なんで、今の所酒飲んでもなんでもないので、この脂肪は徹夜をするために溜めているといつも言ってるんだけれど(笑い)。

 

徹夜すると3kgくらい痩せるでしょ。食べながら徹夜しても痩せませんよ。根を詰めて、ものを書いたりしていると大体3kg~5kgくらい、一晩で痩せますね。それはその脂肪を絞って肝臓へ送って、肝臓から栄養素を作り出して、取分け頭を使う時には糖分を作り出して、頭に送って回転を良くさせるためにするわけなんですけどね。

 

まぁ、そういう働きが肝臓にはあるんだけれども、脂肪とかが溜まってくると動きを止めてしまうので、機能が劣ってくるという。で、今日のメシヤ様がお書きになったのは、肝臓の外部に薬毒が固結しているのを間違えたものを肝臓病というふうに解釈しているというのは、そういうことがあるんですよということを、最近はやっと医者達も気付いてきて脂肪肝とかいうことを言い始めたというふうに考えておけばいいのではないかと思いますね。(この他、最近では血液製剤などによるウイルス性の肝臓病も急増しています。)

 

胆汁の役割と胆石について

 

楳木代表:それから、胆汁とかいうのが、我々の体の中ではどういう役割になっているのかとかいうことは、子育てやってないから気付かないかもしれませんけど、赤ちゃんが灰色や白の便を出したりしますよね。便が灰色になって出てきた、そんな子を育てたことはないですか?

 

参加者:ないですね。

 

楳木代表:信者さんの中でも、そういうことを聞いたことはないですか?黄色は普通ですよ。黄色の便は何の色ですか?

 

参加者:胆汁・・・。

 

楳木代表:胆汁の色でしょ、で、胆汁が出なくなるとね、灰色の便が出てきます。赤ちゃんの便とかね。そういう便が出て来るんですね。だからそういう時は、胆嚢をよく浄霊すれば又元に戻ってくるんです。

 

で、我々は、この胆汁が出るお蔭で消化(脂肪の分解や脂溶性ビタミンの消化吸収を助ける働き)がより促進されていくということなのでね、大変こういうところは大事なところであります。

 

それから、今回は胆嚢や膀胱に結石が出来るという話を書かれておりますけれども、石が出来たことがある人は居ますか?

 

参加者:若い頃、胆嚢に小さい石が沢山あると言われました。

 

楳木代表:その石は出たんですか?

 

参加者:痛みも無いのでわからないです。時々、膀胱にチクッと軽い痛みを感じる時がたまにありますが・・・。

 

楳木代表:おしっこが出た時、砂が出ましたか?

 

参加者:そうですね、そういうこともあったと思います。

 

楳木代表:砂になって出てくる時には、便器を流れないんで便器の上に砂が溜まるんですよ、最後に。それが石ですね。私は、石が出来てそれが出たのを取っているんですが、皆に見せているうちに段々角が取れて小さくなってしまったんですね。(笑い)

 

結石と腎臓の関係

 

楳木代表:それで、これもやはり腎臓が原因でこういう石が出来てくるということですけど、皆さん方に記憶に留めて置いていただきたいのは、例えば腎臓に結石が出来たり尿道に結石が出来たりした時に、それが動く時に痛い時にはですね、腎臓が直接痛んだようには感じないです。胃の後ろくらいが痛い、ちょっと上の辺りが痛いと感じます。

 

で、胃が悪いのだろうかと思って浄霊してみても、いくらしても良くならないのでこれは腎臓かもしれないと思い、腎臓をしていると段々石が砂状になって動き始めて、その動きに沿って浄霊しているとどんどん下っていっておしっこで出てきますので、こういう人に出会った時には、痛みの起きる場所だけでは判断が出来ないという事だけは分かっておいていただきたいと思います。

 

で、全体を浄霊すると、大体どの辺りを浄霊した時に痛みが強烈になったりとか、或いは楽になったりとかいうことがありますので、それに沿って、その反応に沿って浄霊していくと、意外に早くよくなってきます。ですから、ちょっと判断が判らないなぁと思った時には、出張所の責任者や支部の責任者にすぐに電話を入れて、それで聞きながら浄霊していくといいと思いますね。

 

腰痛の原因も

 

楳木代表:それから最近ですね、腰痛の人が非常に増えていますね。腰痛の人がもの凄く増えているんですけれども、この腰痛の原因ではですね、腰の脊髄の所には大切な神経が一杯通っているので、骨にちょっとでも異常があるとその神経に触って痛みが出てくるんですけど、もう一つはここに、心臓からですね、足とか全身に送る大動脈が、臍の裏側の方を大きいのが流れてきてますね。この大動脈に大動脈瘤とか大動脈乖離ができると、それは腰の痛みとして出てくるそうです。

 

だからお腹の中の大動脈が悪いんだけれども、個々の痛みとして出てこなくて、圧迫すると腰の痛みとして出てくるということが、最近の・・・腰痛学会というのがあるらしいんですけど・・・腰痛学会の研究ではそういうことがわかっているという事ですので、ただ単に腰が悪いということで腰を浄霊していて変化のない時にはですね、そういうことも疑って浄霊していかないと、大きな病気に繋がっていくことがありますので、痛みというのはその場所が悪いだけで出てくるものではないんだと。

 

神経の影響と勘違い

 

楳木代表:よくですね、職場でこっち(右)にもの凄く嫌味を言う上司がいて、ここで仕事をやってて、ある時急にこうなった(首が左に向いて右に向けない)人がいるんですね。(笑い)これから戻らなくなって、そして医者に行って、「首が曲がってどうにもなりません」と言って色々調べたけれども原因が判らなくて、今度は精神科の方へ行った時に非常に優秀な専門家が居て、「あなたの職場はどうなってますか」、「家庭はどうなっていますか」と聞いたら、「実はこちら側にもの凄く嫌な上司がいるんです」と言って、それでこうなってしまったというのが判って、席の配置を換えただけで治ったんですよ。だから、神経が人間の体に与える影響というのもあるわけですよね。

 

それから皆さん方が誰でも感じているのは、夏になってカキ氷を食べますね。カキ氷を食べた時に頭が痛くなるでしょ、この辺が・・・。

 

これは、痛いわけじゃないのに何故痛むか・・・これは勘違いです、神経の勘違いなんです。本来は冷たいと感じないといけないのが、痛いと感じる。これは神経が過敏に反応して痛みが出てくるわけですね。だから、神経も勘違いすることがあるんだという事を判っておかないと、自分の精神と肉体というのは・・・こういう繋がりの中では時々勘違いを起こすということですね。

 

だから、夫の思いを勘違いするのと一緒ですよ。夫は一生懸命愛しているのに、「私のことをこんなことを言う」とかいう話になるでしょ。(笑い)だからその時には、勘違いかもしれないと一度思って、そして相手の真意を聞くとかいうようなことをやっていかないと、夫婦というのはですね、末永く幸せに暮らすことは出来ないということです。

 

で、自分の体もそうで、精神と肉体というのは時々勘違いを起こすということがあるので、本当にそこが悪いのかどうかということを自分に問いかけながら浄霊をしてみて、変化がない時にはここが悪いんではないんだということで、もう一度御教えに返して、浄霊の仕方を確認しながら浄霊をしていくということをさせていただければですね、変わっていけるのではないかと思いますね。

 

本日拝読をした、『肝臓、胆嚢(たんのう)、膀胱の結石』というところを通して、そうしたこともですね、併せて心に留めて、これから1か月間ですね、毎日拝読をしていただければ大変ありがたいというふうに思います。最初にそういうことをお願いさせていただきたいと思います。

 

本部参拝の感想

 

楳木代表:それから、5日の日に本部までご参拝に見えた方はですね、続けてのご参拝で大変ご苦労様でございました。非常にお蔭ですばらしいですね、御神体御奉斎記念式典という御祭りが許されたことを大変ありがたく思います。それではいつものように質疑応答に入りたいと思います。

 

参加者:この度、始めて本部へ行かせていただいて、余りにも廊下なんかがぴかぴかで、皆で後で我が家と大違いだなぁと話し合ったんです。(笑い)

 

楳木代表:冨山さんは去年から見えてね、1年ぶりだったから、去年はまだ庭とかがね、まだそのままの状態だったから、庭はあんまり良くなかったんですけど、今年は枝打ちをして色々と整備しましたので、庭が大分よくなりました。

 

参加者:私もこの度始めて本部へ行かせていただいたんですが、塵一つ落ちてなくて、水晶世界に入っていったような感じを受けました。前の門もいいですね。

 

楳木代表:あれは祭典の時しか開けないんですけどね。日頃は閉めているんですけどね。

 

参加者:あの敷地全体が輝いていて・・・光の中に入らせていただいたような感じでした。感覚的にしか判りませんでしたけど・・・。

 

参加者:私も始めて本部へ行かせていただいたんですけど、廊下が光っているのにはびっくりしました。カーテンが写っていてこれは何?・・・と思いました。(笑い)掃除のお手本を見たようでした。

 

参加者:私は本部へ入った瞬間に「違う」という感じがしたんです。全ての霊気が・・・。どこを歩いても、私は余り感じるほうではないんですが、凄いなぁと思って。そして、玄関を入った時の清々しさ。メシヤ様の館だと感じました。ありがたかったです。

 

掃除の重要性―心を込めて

 

楳木代表:あの時にですね、私が挨拶の中で、色々言おうと思っていた中身があるんですけどね、時間の関係で、はしょって話したもんで飛ばした所があって、あの家はですね、12年くらい空いていた家なので入った時にですね、天井を掃く箒(ほうき)って知ってますか?・・・それで私も毎月、御神前の天井をはじめとして・・・やっぱり十数年間溜まったものとか、木が乾燥していくとですね、木自体が出すものがあるので、それをずうっと掃いていくんですけど、去年から1年ずうっと掃除してきたんで、最近はもう落ちなくなったんですね。

 

月に一度、お額とか全部外して、そして御神前の天井をずうっと掃いていくんです。そうするとやっぱり、最初は目を開けられなかった。細かいものが落ちてくるんでね。だから凄い格好をして掃いていたんですけど、先月くらいからほぼ落ちてこなくなってきました。だから1年間くらいは、掃除というのは期間がかかるわけですね。

 

で、前の家もずうっと私が帰ってなかったので、布教所として貸してはいたんだけども、掃除が行き届いてなかったために長押の隙間に埃が一杯溜まってたんですよ。この長押の埃だけはね、2年かかりました、毎月1回掃除をしたけど。でもそれが全部取れた頃からメシヤ教が実はね、増えてきたんです。だから最初の1年とかいうのはほぼ増えなかったんですけど、その掃除が行き届き始めてから、段々メシヤ教が広がっていったんですね。やっぱり中心になっているところが、神様が御気に召す形にしない限りですね、神様のお働きようがないので。

 

ですから、今月御神体を御奉斎したら、毎日御神床のですね、拭き掃除を精一杯やっていただきたいと思います。御神床の掃除を毎日拭き掃除していると、他も気になりはじめますから。

 

そうすると、一日に全部するというのは大変なので、少しずつ日を分けて掃除するようになると、非常に家が一段と輝いて来るんではないかと思いますね。

 

で、何故掃除が必要かというと、数ヶ月前に美術館の話がありましたよね、で、MOA美術館のすばらしいのは、メシヤ様が1点1点吟味されるということは、御入霊されたということなので、一段と名作がさらに光ってくるわけですね。

 

私達がこういう床柱とかを磨くとかいうことは、メシヤ様には及ばないんだけれども、人間自体が柱や床を拭くことによってですね、入霊しているようなものなんですよ。だから家が輝いてくるわけですね。

 

だから私達が信仰して、「メシヤ様はすばらしかったんだ」と口にします。で、メシヤ様が、お光の場合は一体一体御入霊されて、そして我々に救いの力を授けて下さっているんだということは、話を聞いて判るんだけれども、その信者である我々は、そのメシヤ様がなされたことを日常生活では、どのように実践していったらいいかという方法を教えられてない為に、掃除もさささっとやってしまうわけです。

 

掃除というのは、家を大事にしていくということなので、家に自分の霊を入れて、この家がですね、長持ちして、そして訪れる人達を温かく迎えるとか、そういうような思いがこの家には、掃除をすることでしか籠っていかないわけです。お金をいくら使っても家というのにはね、自分の思いが籠っていかない。掃除をしてこそ、家に自分の思いが籠っていくわけですからね。そういう思いで、今までとはまた違った思いでですね、掃除に取り組んでいただきたいと思います。立派な家を持っていてですね、その家を一層光らせるというのは自分次第なんだという思いでやっていただければね、いいと思いますね。

 

目の悪い人に対して

 

参加者:目がある程度見えるようになったかなぁと思うとまた悪くなって、そういうのを3回繰り返しているんです。

 

楳木代表::そういうのを積み重ねてですね、繰り返しながら毒素が排泄されて視力が戻ってきますのでね。で、目の神経は人間の中で一番最後に出来るところなんです。だから子供が早産で出てきた場合は、目の神経が出来てないので、だから昔は保育器なんかに入れると保育器の青い光で目が傷んだんです。それは神経がまだ出来てない時に出てくるので・・・。

 

だから、人間の中で目の神経が一番最後に出来るんだという事ですので、この神経を元に戻すというのは時間がかかるんだという気持ちでいて下さい。そうしないとね、焦りが出てくるのが一番よくないですから、そういうもんだと。十ヶ月間お腹に居て、九ヶ月目くらいに最後に目の神経が伸びてきて、人間というのが完成するわけですので。それまではね、目の神経は出来てないんです。

 

浄化作用の意味するものは

 

参加者:最近よく緑色の痰が出るんです。

 

楳木代表:それは素晴らしいことですね。しかし、それをどのように受け止めているんですか?

 

参加者:耳鳴りをはじめとして、体に溜まったものが出てきて、いつか治っていくのかなぁと。

 

楳木代表:何が治るの・・・そこの所を、「その思考を変えてくれ」ということをこの前話ししたけど。治るんじゃなくて、そういう緑色の痰が出るということは、一番根っこのものが出ている訳なんで、ありがたいと思わないといけない。

 

参加者:言われるんですけど(爆笑)

 

楳木代表:言われるんじゃなくて、自分自身がね。ようするに、その緑色の痰が出るということほどありがたいことはないわけで。そんな色の痰が出ないからみんな困っているわけで、いつまでたってもね。しかし、それが出るということはこんな素晴らしいことはないし、ありがたいことはないから。その事に感謝していかないといけない。

 

「ですけど」とか「でも」と言う、こういうのを、無くしていかないといけないですね。

 

これからは、きちっと感謝をしたらきちっとこの感謝で止めておこうと、「でも」とか、そういうのを出さないようにしようという心掛けをしていかないと。これがね、自己教育というんです。自己教育は大人は自分でしていかないといけないわけです。

 

私はこういう癖があるとか、考え方がすぐ変わってしまう癖があるので、きちっと一回感謝したらそれで止めていこうという、そういう自分作りをしていかなければ、私自身は”駄目だ”と思って、そうして自分に教育をしていかないといけない、ね。だから目が覚めた時に、自己教育一、「でもね」は言わない(爆笑)・・・これね、大事なことなんです、皆さん。どなたも大事なことなんです。自己教育というのはそういうことなんですよね。一つ、来月会った時には、それが消えているように・・・ね。

 

参加者:分かりました。

 

楳木代表:とにかく、緑は、緑まで出ると、一番根っこが出ている訳なんですからありがたい。そこまで出せるということは、自分の体はね、非常に健康なんだということです。体力があるということなんです。みんな体力がないから出てこない。

 

だから、最近の子供が美しすぎるのは、体力がないから美しすぎるんです。昔の子供は体力があるから、全部出せたわけです。一見汚く見えるんだけれども、それを出す体力があったから汚く見えたわけなんです。だから自分は体力があるということなんで、ものすごく健康だということなんです。

(午前の部、終わり)

 

午後の抜粋-昔のお坊さんの役割

 

楳木代表:日本全体に国分寺ってあるでしょ。国分寺は何かというと、都の文化をね、お坊さんが地方へ伝える役目をしたので、国分寺に寄って泊まっては周辺の人達に、「今中央(都)ではこういうものが流行っている」と、「お召し物はこういうものを着なさい」と、ずうっとお坊さんが指導して回っているんです。お坊さんというのは、そういう役割だったんです。

 

そして、教えて、皆の生活を見て、あそこの藩はこれくらいの財政があるとか、報告とは違う財政があるとかいうのを、逆に探索しているんです。それでそれを持って帰って報告しているんです。坊さんがそれを担っていたんです。その代表格が、松尾芭蕉ですよ。あれは全国で句を詠みながら風流な旅をしているけれども、皆を観察してあそこの財政というのを全部調査して・・・真実は違うんです。

 

天才だからそれが出来るんです。歌も詠みつつ、人の姿を見ただけでこれくらい毎日食べてるなぁとか分かるから、観察眼が優れているから、だから句も詠めるわけですね。

 

だから、国分寺というのはね、日本を支配するために造ったお寺なんですよ。奈良時代から支配するために。(同時に、地方の文化を高める、という願いもありました。)

 

お寺のそういうのは、みんなを精神的に豊かにするために都の文化を伝えて、そして庶民の生活のレベルを探るために調べて回ってたわけですから。そして、国替えさせたわけですから、あの城主は搾取しすぎているということで替えていったわけですから。あれは、徳川幕府に睨まれたから替えたわけだけではなくて、水戸黄門みたいなね、あそこの城主はちょっと良くないですねぇと探って回っていたんです。

 

だから坊さんは頭が良くないと出来ないんですよ。昔の国分寺の坊さんはね、頭が良くて、ここ(顔)がよくないと駄目だったんです。そうしないと皆集まってこないでしょう。日蓮上人は男前だったそうですよ、ご婦人方がうっとりしていたと言うんだから。(笑)

 

小さなことに喜びを持てる心を

 

参加者:この頃はみんなが幸せになったらいいなぁということしか思わないね。昨日も信号待ちで待っていたら、救急車の音が聞こえてきてみんな信号で待っていたんよ。そうしたら青になったんで行けばいいんだけれど、救急車がくるからどの車も動かずにその車が通り過ぎるまで待っていたんよ。行けばいいけど行く車もないんよ・・・それを見た瞬間に「わぁー」こういう人間にならないといけない、こういう人が増えないといけないなぁと思ったんよ。そういう場合でも行く人一杯いるでしょう。それが向こうもこっちもみんな待っているんよ。たったそれだけのことだったんだけど、なんか凄く幸せに感じたわ。そういう待てる人がいたということが・・・。昨日ね、それを見た時にすっごい幸せを感じて・・・いい人もいるなぁと、捨てたもんじゃないなぁと思ってね。

 

参加者:そういう状況だと、みんな待たなくてはいけないことになっているんだけど、そういう状況を見て、そういうふうに理解するというか、そう思えるということがすばらしいと思います。

 

参加者:最近、人のそういう姿を見ると凄くうれしくなるんよ。今まで、○○Aの中でも今でもそうだけど、人のあんなことばっかり嫌だなぁと思い聞いてきているから、早くそういう時が来たらいいと思うんですね。

(以下省略)