メシヤ講座no.140浜松(平成24年9月)

<今月の御教え>

『文明の創造』 科学篇 無機質界(昭和二十七年 文創)

 

【メシヤ講座 浜松支部】

科学の進歩と神霊学

楳木代表

今日、拝読していただいたところは、昭和二十七年の御論文です。で、このときには顕微鏡が6万倍ですけれども、現在は何万倍ですか?

参加者

1000万倍。

楳木代表

1000万倍ということですね。大阪では100万倍といっていたのですから、もっと日々その倍数が広がっているということです。(立体原子顕微鏡では200億倍を超えると言われている。)

メシヤ様は昭和二十七年当時、こういう顕微鏡の倍数にいつも注意を注がれながら、科学の進歩とそれからメシヤ様が御唱えされている神霊学というものを関連付けられつつ進んでおられたということがよくわかると思います。

 

今までの素粒子とヒッグス粒子の違い

楳木代表

それから次に湯川博士の中間子論ということがでていますが、この中間子論では『素粒子が乾板に印影されたので』と書かれていますよね。この素粒子と今年7月に発見された素粒子の違いは何かっていうと、わかりますか?

先月のメシヤ講座を持っているよね。そこの一番最初に書いてある囲みを読んでごらん。

 

「素粒子はいかに質量を得たか(ヒッグス機構について)

楳木代表

ビッグバン直後のヒッグス粒子が無い状態では、あらゆる素粒子は光速で動き回れた。しかしビッグバンの1000億分の1秒後の宇宙で「真空の場になにか存在するという期待」(真空期待値)が生じた。その後、一部の素粒子が「そのなにか」に当たり、抵抗を受けて速度が速くなり、物質を構成したと考えられている。この抵抗、動きにくさが「質量」であり、その原因を作っているのがこの「ヒッグス粒子」のせいだとされている。しかし「ヒッグス粒子それ自体」やビッグバン直後に存在したとされる「右巻きニュートリノ」※4はヒッグス機構と関係なく質量を持つことが出来る。(Hatena::Keywardより)《メシヤ講座・特選集 No.138 平成24年7月分》より」

楳木代表

その説明の後の私の説明の中に、素粒子というものを前は何と捉えていたかというのが書いてあったと思うけれど・・・。見せてごらん。

その次に、

「科学の進歩のお蔭で物質界の解明は分子、原子と進み、かつては原子を構成する電子・陽子・中性子が素粒子とされていましたが・・・。 《メシヤ講座・特選集 No.138 平成24年7月分》より」

とありますが、この電子、陽子、中性子とされていたのがという、この部分が、湯川博士の時代のことです。で、つい最近まではこれを素粒子と考えていたのです。ですからメシヤ様の時代から、最近までは電子とかそういうものを素粒子と考えていたのです。しかし、今年確認された17番目の素粒子であるヒッグス粒子はそれらをさらに大きく拡大したときに見える素粒子だというそういうふうにみて、今回は御論文を拝読していただきたいと思います。

それから、この御論文の中では、まだ当時では極致点に達していないので、『先ず現在の程度から推(お)しても、ずっと先の事と見ねばなるまい』とありますが、いわばもう少し先だといわれていたのが、じつは今年だということです。今年17番目のヒッグス粒子を確認できたわけなので、メシヤ様がこの御論文をお書きになったとき、今年のことを書いているのだというふうに受け止めていただきたいと思います。だから、我々はメシヤ様がこの御論文をお書きになって科学的に極致点に達するというその年に、今生きているということの喜びを実は持っておいていただければ大変ありがたいと思います。

 

一新紀元を劃する

楳木代表

それから最後のほう、後ろから5行目に『現代文明の一大転換を捲き起し、人類史上空前の一新紀元を劃(かく)する事となろう』と。

この『一新紀元』ということが21世紀であるということ。

そして、皆さん方に21世紀になったときに、「おひかり」がなくて、『宗教宗派を超えて浄霊力を授ける』ということを、浜松支部を出発点に始めましたね。これが一新紀元をかくしたということです。○○さんわかりましたか?一新紀元をかくしたのは、「おひかり」がなくても『メシヤ様にお祈りすれば宗教宗派を超えて浄霊力を授けることができる』という、その新世紀を迎えたのだという意義付けをもって生活していただきたいということです。

で、最初にできたのが、この浜松支部なのだというふうに意義付けして進んでいただきたいと思います。

今回のところはそういうふうに受け止めていただきたいと思います。

そして、この御論文はどこまでも昭和27年にメシヤ様がお書きになったのだけれども、そのお書きになったことが平成24年によって科学的には極点に達しているのだということです。それから新紀元というのは21世紀になったときに、宗教宗派を超えて浄霊力を授けられるようになったということですので、“これからいよいよ一大転換を迎えていくときを迎えているのだ”というふうに受け止めていただいて、今日のこの『無機質界』というのを毎日1回は読んでいただきたいと思います。

そして他のところも読んでいただければありがたいと思います。

 

1ヶ月繰り返し御教えを拝読するということ

楳木代表

昔、世界救世教時代に12歳になってから「おひかり」をいただける時代と、それから、小学校1年生になったら「おひかり」をいただけるという時代がありました。でも、小学校1年生の人に『霊主体従の法則』 や『夜昼転換』の教えとか、話しているとこうやってうなずいて聞くんだけれども、「じゃあ夜昼転換って何?」と聞くとなかなか説明は難しいね。本人に説明してもらうということは。それで「おひかり」をかける条件として先ほど拝読していただいた『世界救世(メシヤ)教 教義』を暗記してもらいました。で、暗記できた人には「おひかり」を御下付しますという取り組みをしたときに、おおよそ1ヶ月くらいかかると、△△くんみたいな子も暗記できるのです。

そうするとみんなの前に立って、『世界救世(メシヤ)教 教義』を『抑々(そもそも)世界の創造主たる主之大御神(エホバ)はこの地上に天国を樹立すべく、太初より経綸(けいりん)を行わせ給いつつある事を吾等は信ずるのである』と小学校1年生の子がスラスラと言えるようになっていくのです。

1ヶ月かかるというのはどういうことかというと、難しい言葉が並んでいると口が回らないので、センテンスを更に分解してフレーズごとに覚えてもらいます。

『抑々(そもそも) 』『世界の』『創造主たる』というふうに覚えてもらうためには母親が一生懸命言わないと覚えないので、おおよそ1ヶ月で覚えたとき、母親も覚えているということになります。

しかしながら、1ヶ月間拝読をするということは丸暗記をするということではなくて、メシヤ様が『無機質界』についてお書きになったことは“だいたいこういうことだなあ”ということが頭に入るのが1ヶ月間繰り返し読むということですね。そういうふうに考えて、毎日ここを読んでから他のところも読んでいくというような生活をこころがけていっていただきたいと思います。

それではそういうことを最初にお願いいたしまして、いつものように質疑応答にうつりたいと思います。

 

理論神霊学と実験神霊学

楳木代表

理論神霊学と実験神霊学というのは、実験神霊学は皆さん方が日々浄霊をすることによって、御守護いただいたり変化があったり、性格が明るくなったりだとか、そういう事例が実験神霊学に入ります。

一方では『霊主体従の法則』によって「いろいろな問題は霊界に原因があるので、霊界を浄めてそして問題を解決していくんですよ」という論理が『霊主体従の法則』ですので、この『霊主体従の法則』にそって人々の問題を解決したり、御救いしたりするということが理論神霊学に基づいて行う方に入りますので、ここに書かれているのはそういう内容だということですね、解釈しつつ進んでいっていただければ良いのではないかなと思います。

 

メシヤ講座の御守護談について

楳木代表

それでは今回のメシヤ講座8月分は難しいという感想が多いのですが、だいたい読んでわかっていただけましたか?わからなかったところは質問していただければ良いと思います。

まあ、岡山支部の御守護談はわかりやすいですね。AさんBさんのいただいた御守護談はわかりやすいので、これについては質問はないのではないかなと思いますけれど。

Bさんについては、5月5日に発表した冨山さんが「メシヤ様、焼ききらしてください」と言って浄霊をさせていだいたら、2回の浄霊でこんなにでっかいイボがポロッと取れたのです。ポロっと取れて、顔がものすごくスッキリした人で、そういうお蔭があったので、自分の娘が出産のとき、結構おおきな子宮筋腫ができていたのでね、で、医者は「帝王切開しないとこれは危険だ」ということで、帝王切開ということを迫られていたのですが、早めに実家に帰って産む準備をしたので、お母さんが毎日ずっと浄霊していたところ、この子宮筋腫がどんどん小さくなって、無事安産にいたったのです。

だから非常にその子も喜んでいるのですよね。30歳のその人はまだ産後の日がきちんとあけていないので、参拝には来なかったのですが、この霊憑りになった次女のほうは御礼参拝をしたいということで会社を休んで月次祭に御礼参拝をしました。その下の三女もお参りに来て、この2人は浄霊力を拝受して、それで岡山支部の月次祭で力をいただいて帰りました。この人たちがいろいろ一生懸命することによって、またどのような変化があるか、非常に楽しみですね。

 

『文明の創造』の書籍について

楳木代表

で、岡山で『文明の創造』を置いてある本屋さんでは「もう売り切れた」ということなので、また本屋さんに持っていったので、その本屋さんで10冊売れたようです。それから札幌支部でも、地下鉄の真駒内の本屋さんに置いてくれるようになって、写真も座談会のほうにアップしましたので、機会があったら見ていただきたいと思います。

 

霊憑りについて

参拝者

霊憑りというのは、自分でわかるものですか?

楳木代表

具合が悪くなるからね。

参拝者

霊がつくというのは、曇りが多いからつくのですか?それとも霊が救ってほしくてついてくるのですか?

楳木代表

両方あります。で、その上に寝不足のときが多いです。睡眠時間をきちんととっていて、いきいきしているときにはそういう霊はかかりません。寝不足のときとかに、そういう場所を通ると憑りやすいのでね。だから睡眠時間をいつもきちんととって、元気でいればそんなものは何ともありません。それからいつもブーブー怒っていたり、グズグズ言っていたりするとかかりやすいから・・・。

参拝者

曇りがあるということですか?

楳木代表

そうそう。曇りをいつも発生させながら生活しているわけだから。そうすると憑りやすいからね。そういう点を、気をつけておいてもらえれば。

参拝者

子供もそうですか?

楳木代表

子供はたいしたことはないから。自分が気をつけておけば。

 

メシヤ様の夢について

参拝者

楳木代表の夢にメシヤ様が出てこられたというのは、最近のお話で・・・?

楳木代表

そうそう。先月です。メシヤ講座を作るときだから。この文章を作り始めるときの初日に出てこられたのですから。

参拝者

夢の中で楳木代表が書きとめられたのですか?

楳木代表

夢の中で口述筆記をして、清書しようと思ったのだけど、『まだか』と言われたときに目が覚めたのだから。まあそういう非常に短い夢ではありました。

 

『時局と霊界』

楳木代表

それと関連して、この昭和26年の『時局と霊界』という御論文を拝読させていただくと、『○○龍神』『○○○之尊』と書かれているのが、こちらの『文明の創造』の最後のところ(『基督教と善悪』)の366ページの冒頭に、3行目から『兇党界の親玉夜叉龍神が立てた計画の下、私の兄であった国武彦尊に憑依(ひょうい)した時から発生した』と明らかにされていますので、まだ昭和26年の2月25日の段階ではまだ時期がきていないということでまだ名前を伏せられていますけれど、この27年に『文明の創造』をお書きになったときには時期が来たということでお書きになっているのです。まあそういうふうに繋いで拝読していただけるとわかりやすいのではないかなと思いますね。

 

『善言讃詞』の『夜叉龍神』の解釈と日常生活

参拝者

『私の兄』ということですが、この方はどういう方だったのですか?

楳木代表

メシヤ様の兄だったということです。

そうしていくと、善言讃詞にも『夜叉龍神』がでてきますね、これを今までの解説としては『夜叉』と『龍神』をわけて解説してあります。世界救世(きゅうせい)教を長く信仰している場合は、「善言讃詞の手ほどき」という本がずっと昔に出ていますが。この「善言讃詞の手ほどき」の中には『夜叉』と『龍神』をわけて説明をしているので、『夜叉』の説明と『龍神』の説明をしております。しかし、メシヤ様がここに『夜叉龍神も解脱爲し』というふうにお書きになっているのはどういうことかというふうに善言讃詞も解釈しなおさなければいけないということになります。

そうすると、わかりやすい説明をしますと、ある組織団体がありますよね。小さい団体ではなく大きな団体にいくとその代表に会っても、その組織とはわからないくらい非常に紳士的に対応をしてくれます。しかし、下の小さな団体に行くほど、話しにならないくらい対応が悪いですよね。

そうすると、『夜叉龍神』というのは一番の大元ですので、この『夜叉龍神』はメシヤ様の御出現によって改心したから、『解脱』したわけですね。しかし、その下の眷属は『夜叉龍神』が『解脱』したことはわかりませんので、いまだもって権力を奪うように、いろいろな大きな人間に憑依しながら、問題を起こしたり、画策したりしているのです。そういう状態だということです。ですから、御神体の御前で夕拝をするときに唱える『善言讃詞』とそれから家庭月次祭のときに上げる『善言讃詞』のときには、この『夜叉龍神も解脱為し』ということを言霊界に響かせるということが大事になるわけです。

この言霊界の中では《夜叉龍神は解脱したんだ》ということが行き渡りますので、行き渡ると《トップが解脱したんだ》と眷属わかり始めることが大事なことなので、この御神体の前で『善言讃詞』 を唱えるときには、そういう想念をもって『夜叉龍神も解脱爲し』という言葉を唱えていただきたいと思います。

これがなければ、夜昼転換というものが進んでいかないということです。

そこへいくと、〇〇教団とか〇〇教団の人達は、この天国を作っていくという『善言讃詞』の意味がわからない為に改ざんしてしまっているということです。ここが言わば〈弟子といえども大きな間違いを犯しているということ〉に繋がっていきますので、その下でズーッとやられている人達は非常にお気の毒だということです。

ですから、救ってあげる対象であるということを、こうした勉強を重ねるごとに、より一層そういう気持ちを持って進んでいただければありがたい、というふうに思います。

メシヤ様の御法難の時のことも書かれていますけど、その『夜叉龍神の眷属が私を随分責めた』というふうに書かれていますけどね。メシヤ様は、『トップは改心しても眷属にやられてしまった』 ということが言えるのではないかなと思いますね。

ただしかし、自分自身はその眷属にやられないために、夜叉になってないだろうかというのをいつもチェックしておかなければいけません。家で夜叉になってないかなぁ、と。(笑)ね、ここに眉をよせて「何やってんの!」とか、こうなった時にはもう夜叉の眷属にやられているということなので気をつけておいていただきたいと思いますね。

参加者

自分の中にあるということ?

楳木代表

そう。だって自分がカカカッときたとき、そこにフッと乗っかってくるわけだから。シメシメと思って。そして言わんでもいいことを言っちゃうでしょ。

参加者

じゃあ、それはもうやられちゃっている…

楳木代表

うん。もうそれはやられている。その時は。だから言わんでもいいことを言った時は「しまった」と思ってもうすぐ口を押さえてやらないと、それが憑依したままになってしまうから。

参加者

押さえると止まるんですか?

楳木代表

そりゃ、あっ、こいつはもうこれ以上できないなと思うから、スッと抜けちゃう。

参加者

そのままにしているからいけないんですか?

楳木代表

そのまま言い続けると、「よしよし、しめたしめた、よしよし」って言って今度は太鼓を叩きだすから。ダンチャラ、ワイワイやらして、もう家の中で怒りまくるようになってきて、そうするともう乗っかっちゃっているわけだ、その人に。だからその時にこれはマズイと思って口を押さえると、あ~ここはダメだなと思ってヒューッと逃げていっちゃうから家庭が治まっていく。

それにやられると家庭がひっちゃかめっちゃかになっていく。

参加者

□□、笑ってるら。

楳木代表

はははははは。

参加者

一部当たるとこもあるんだけど。

楳木代表

はははははは。一部ね。

参加者

あ~、止まらなくなるのは乗っちゃっているんですか…

楳木代表

そりゃそうよ。普通の理性があれば、“あっ、これ以上言っちゃいかんな”ってすぐ理性が働く。

参加者

働くはずなんですけど止まらないんです。

楳木代表

だから、言い続けるってことはもうフーッと引っかかっちゃってくるわけ。そうすると音楽なんか鳴らしちゃってね。それに踊らされながら、「ピースカ、プースカ」言い出す。

参加者

わかりました。口を押さえてみます。

楳木代表

そういうことを知っただけでも、もうそういうのにやられなくなくから。

参加者

あっ、知っただけでも?

楳木代表

うん。

参加者

じゃあ、忘れそうな時には、子供とかにお母さんとちょっと…

楳木代表

だったら、これを毎日読めばいいよ。

参加者

あっ、読めばいいんですね。

楳木代表

ああ、ああいう話しだったなあと思えばすぐ…

参加者

はい。

楳木代表

繰り返しますけど、メシヤ様によって夜叉龍神はキチンと解脱したんだけども、その下の眷属たちがまだ何とかしてこの世の中を滅びさせようとしているので、それに乗っからないように、引っかからないように注意して生活をしていってもらいたいということですね。

だからまあ、家庭の中を揉めさせるというのが邪心界の常套手段です。

結束を緩めさせるのはね。みんなで家庭を天国にしていこうという思いを崩していくのが向こうの常套手段なので、揉め事を家庭の中にどんどんどんどん入れてくる。それとあと、中心になる人を不安にさせるというのがありますね。それで何とかして薬を飲ませよう飲ませようとしてくるので、それを飲んでいくとどうしてもまた首筋が凝って憑かりやすくなるので、そういうのがないように自分を守って家庭を守るようにしていかないといけない。だから時々、お母さんが怒ったら、ね、鏡を持って目の前にこう持っていって「夜叉になっていませんか?」って言って。

はっはっはっはっ。(参加者一同笑い)

参加者

今の問題が解決しました。ありがとうございました。

参加者

私なんかも、今はちょっと落ち着いているんですけど、8月とか7月にものすごい腹が立ったことがいっぱいあったんだけど、それがある日急にパッと何事もなかったように忘れるんですよね。その時にね、毎日メシヤ様にお参りしたりとかしているから、その気持ちの中のあれがパッと消えるんですかね?

楳木代表

そうそう。

参加者

もう嘘のように自分が和やかになるんですよね。

楳木代表

だからまあ、家に御神体があって、朝『天津祝詞』を奏上する、夜『善言讃詞』を奏上するということは、そうしたものを浄めて取り除くということになるので、しばらくムカムカしてもね、その御光によってスーッと向こうは離れていきます。

何とかしてね、折角みんなで慰霊に取り組もうとしているのに、主張が違うので揉めてくるわけだけど、この揉めることが向こうの企みなわけ。みんなはきちんとした慰霊をしたいと思っているのに、中が揉めるというのはそれぐらいにやられているっていうことだから。だから揉めさせないようにということを心がけていくしかない。まあでも9月になって落ち着いたから良かったですね。

参加者

慰霊祭が済んでから何かすごく気持ちが落ち着いた気がするんですけど。

楳木代表

ああ、なるほど。

参加者

そんなに怒ってるんじゃないって言ったのかなあと思って。

楳木代表

うんうんうん。まあそれもあるね。御先祖の方が働いてくれたっていうこともあるね。

じゃ、その他はいいですか?

参加者

『時局と霊界』っていうのは『天国の礎』に載っていますけれども、ここの『最後に私のことを・・・』っていうところは入ってませんですよね。

楳木代表

うん、そうだね。

参加者

すごいありがたいです。こうして繋がるところまで拝読させていただくことができて…

楳木代表

でまあ○○さんなどは、前の関係者の人と話す時には、最後の御論文『宗教、哲学、科学の一致』の中の四つ目の段落のところの

『又宗教であるが、之も御多分に漏れず行詰ってどうにもならない。というのは宗教の本領である奇蹟が、寔に少ない実状である。そこでやむなく理論によって、それを補おうとしたり、種々の社会事業等によって、存在の価値を意義付けようとしている位で』っていうようなところを読んであげて、いま○○○が陥っているのはこういうところですよというふうにして改心を促すようにしてあげるといいと思いますね。まあそういう場面で活用していただきたい御教えですので、これも参考にしながら進んでいただきたいと思います。

で、△△さん、お父さんは調子いいの?

参加者

調子良さそうですけど心配性は心配性なんで、ちょっとしたことがあるとすぐ心配になっちゃって。

楳木代表

ああそう。で、トイレにも行きやすい?

参加者

行かない時は行かなくて、「夜寝てから昨日は3回もトイレに行ったから調子が悪い」って言ってるから、その日は冷えてたんで、「それは冷えてたからだよ」 って、「大丈夫だ」 よって、「何ともない時も浄霊を自分でやったほうがいいよ」って言ってるんですけど、忘れちゃうんです。

楳木代表

なるほどね。まあこれからだんだん朝晩ちょっと冷え込むようになってくるのでね、布団のところに寒くなったらスッと羽織るようなものを置いとかないと、トイレに敏感な人はね冷えるとすぐ行きたくなっちゃうのでね。まあその辺は生活上気をつけるように言ってあげて。そうして乗り越えていかないとね。顔色は非常に良くなってきているので、何とか浄霊をしっかりしていって乗り越えていってもらいたいです。

 

中学生の勉強

楳木代表

◇◇ちゃん、二学期が始まってどう? 調子いい?

参加者

ちょっと勉強頑張っているって。

楳木代表

ああ、頑張っている。さっきも英語を一生懸命やっていたからね。

参加者

数学がわかんないって。

楳木代表

ああ、数学がね。いま数学は何やっているの?

参加者

えーと、平方根?

楳木代表

平方根。

参加者

間がないんで、真ん中が。今年からやり始めたけどここがないんで中々…

楳木代表

1、2年の教科書をペラペラめくっとくといいよ。何回も読めば分かるから。そうして埋めていかないとね。

参加者

ちょっとずつやるって言っているんですけど、苦手なんで。

楳木代表

まあその辺埋めるの大変だね。お母さんもちょっと協力してやって。覚えているやろ?

参加者

▲▲っていう教材とっているんですけど、あれだとやり方も解説も付いていて教えやすいですね。それもちょこちょこやっているんですけど、いつものテスト範囲をやるのに精一杯で昔のまでやる暇がないというかね。

楳木代表

ああそうか。じゃあテスト範囲のところはやりながらこなせているわけ?

参加者

うん。

楳木代表

何とかね。

参加者

こなせてない。

参加者

こなせてない?こなせていると思います。点数悪いけど。何とかやっている…

楳木代表

いや点数悪くてもね、点数取れているっちゅうことは取れた分はわかっているわけだから。

参加者

人よりは悪いけど、頑張っている。

楳木代表

そりゃ間(あいだ)抜けているからしょうがないからね。数学の上達する方法は「こうだからこうなんだ」と、「だからこうなんだ」というのを自分に口に出して言う。「こうだからこうなんだ、だからこうなんだ、だからこうなんだ」っていうのをいつも自分に言い聞かせながらやっていくと、段々頭の中に数学の考え方が入ってくるから。「こうだよね、こうだよね、こうだよね」っていうふうにして覚えてって。

小学校の時とちょっと違うのはねそういうふうな論立てをきちんとしてかんといかんので、だんだん中学になって高校になっていく時にそういう違いが出てくるので。で、そこに公式が当てはまってくるから公式を覚えといて、だからこうなんだというふうにしていくと段々頭の中に入っていく。言葉で言ってかんといかん。「だからこうなんだよね」っというふうに言葉で言わないと自分の中に入ってこないから。

難しい、何でこんな授業があるんだろうとかね、世の中に何でこんな学科があるんだろうとか思っちゃうともう頭の中に入ってこんようになるから。そういうふうに思わないようにしてかんと。

参加者

いつも口に出して言ってて…

楳木代表

ああそう。「何でこんなのがあるんか」って?

参加者

こんなの、こんなの役に立たないとかって。(笑)

楳木代表

まあ実は平方根とかっていうのがね役立つんだ、これがね。道を作ったりするでしょ?道を作る時の傾きとか曲げ具合とかいう時に平方根がわかっとかんと、次のタンジェントとかコサインとかそういうのをそこに当てはめないと、何度の角度で曲げてくるとかっていう計算が出てこないから。だからもうちょっとした時に数学をやっとかないとわからないことがあるんだっちゅうこと。

そういう理論が分かっていると美容師になったときにカーブの付け方が普通の付け方と違う付け方を計算しながら切ってくっちゅうことができる。そういう時に数学の考え方が基礎にあるとそういうことができるようになるから、何でもやっとくと将来仕事に就く時にその頭の考え方が生きてくるんだというふうに思って、今の所はね何の役に立つんだと思っていても、繰り返し繰り返し自分に言い聞かせながら勉強していって。

無駄なことはこの世の中にはないんだと。それで何て言ったかな、その参考書?

参加者

▲▲です。

楳木代表

▲▲か。▲▲をお母さんに一生懸命勉強してもらって、分からないことはお母さんから…

参加者

あの~説明しているんですけど、親だと苛つくんで途中で逃げちゃう。説明している間に怒れてきて。

楳木代表

ああそうか。こりゃねしょうがないよね。親子っちゅうのはそんなもんなんだと。(笑)まあしかし、そういうこと言って聞かせないといけないのでね。そうやって挑戦しているっちゅうことはいいね。良かったね。

 

キリスト教の聖書

参加者

最後の方に夜叉龍神がキリスト教の聖書を作らせたっていうこともあるってことですか?その聖書を悪魔が入ってる人間にこうあてると、悪魔が苦しがって出るっていうのをエクソシストの番組で映像でやってたんですけど、それでもやはり効果があるってことで…

楳木代表

あれはエクソシストの世界だから。エクソシストは存在しないやろ?

参加者

ローマ法王がこれから悪魔の行動が活発になるからエクソシストを増やせって話しだしたみたいですね。エクソシストは存在しないんですか?エクソシストって悪魔払いじゃないんですか?

楳木代表

エクソシストは実質的に物語として作ったものだから、存在するかどうかっていうのはわからない。で、聖書の中で一番の問題点は〈懺悔をすれば全ての罪が許される〉というところが夜叉龍神が作ったところだと。

参加者

懺悔をしても他は違うっていうこと?

楳木代表

懺悔しても許されるものじゃないでしょ?「ごめんなさい」って言っても中々みんな許さんやろ?

これが真理になると。やっぱり罪は発生しているから、その罪が許されない。しかも、それが霊界に行った時には、霊界へ行って「ごめんなさい」と言っても中々許されないわけだよね。〈犯した罪は霊界に行ったら厳正に裁かれるんだ〉ということがわかっておかないと、もう「ごめん」って言えばすぐ全て済んじゃうから“何やってもいいんだ”というそういう理論が出来上がってくるから、これでは世の中が天国にはなっていかない、と。

で、そこにいかにもね美しく書き上げたのが、夜叉龍神とかの流れの中でひっくり返ったような心理的な話しを書き込んでいっているのが聖書の一部分にはあるという、そういうふうに解釈していったほうがいいと思うね。キリスト教が悪いとかっていうのではなくて、その根本的な考え方の一つにそういうふうにものの捉え方をしているところがあるんだというところだけはね気をつけておかないといけないということです。

じゃあ、後はいいですか?パーフェクトに覚えました?完璧に・・・。

 

人間の霊は素粒子で神様の霊は微粒子とは…

参加者

著述の中で10巻のところで『力』(栄光 151号)というところの御教えなんですけど、そこのところに人間の霊は素粒子であって神様の霊が微粒子であるというふうなところがあったんですが、それは微粒子ってことは今もこうして光をいただいている時にその微粒子をいただいているっていうふうに捉えたらいいのでしょうか?

楳木代表

そういうことではなくて、我々が取り次ぐ浄霊の光の細かさ。だから霊の世界よりも細かい世界の光なので、どこまでも浄霊をすると光が入っていくということ。小さい存在だから光が入っていくということ。

だから、この手に指を差し込もうとしても刺さっていかないでしょ?これは同じ細胞同士、同じ組織同士だから入っていかないわけ。しかし、こっちが細くなれば通過していく。だから神様の光の方がより大きさとしては小さいので、どんなところも通過していくというふうに捉えていった方がいいね。

だから浄霊をすると魂の中まで光が入っていくんだ、と。それから原子爆弾が爆発しても、原子の世界の粒子よりも神様の粒子の方が小さいから、今度は逆に食い止めることもできると。威力を発揮すると。この場合は小さいから通り抜けるというのではなくて、そういう働きもできると。だから広島に原爆が落ちた時に、浄霊で随分ね、救われた人達はケロイドが一切残らんで良くなった、と。で、医療にかかった人は残ってしまったというね、差がそういうところに出てくるんだと。

 

【御教え『カ』栄光 百五十一号(昭和二十七年四月九日)より】

力に就て世の中の人は深い事を知らないから茲にかいてみるが、之を科学的定義でいうならば、目に見える形ある力程弱く、見えない力程強いという原理である。即ち前者は何馬力とか、何瓩(キログラム)とかいうように限度があるが、後者に至っては無限である。つまり人間の想念と同じで、目には見えないが恐るべき力がある。偉い人の力は一人で世界を動かす事さえ出来るのは人の知る通りである。

右は人間だけに就ての説明であるが、之を押し拡げたのが神様の力である。之を科学的に説く事も出来る。即ち科学で唱える粒子説がそれで、之によると人間の霊は素粒子であって、神様の霊は微粒子である。

勿論神様でも神格が高まる程、微粒子の度は益々高くなりそれと共に稀薄にもなるのである。此様に力学的にいっても素粒子程力が弱く、微粒子程力が強い事を知るべきである。

此理によって最高級の神様の事を、神道では幽の幽とか、又は幽幻微妙などとも言われるのは全くそれを表現した言葉である。此理によって私に与えられている神力は、最高級の神霊であるから、絶対力といってもいい位のもので、此力は本当に揮(ふる)われた者は、昔から一人もなかったのである。彼のキリストにしろ、言い難(にく)い話だが割合弱かったのは事実がよく示している。即ちキリストの行った奇蹟といっても御自分だけのもので、弟子達にまで分け与える事は出来なかったのである。其他の聖者にしても、悉く限られた力であった事は其事蹟が示している。

茲に私の事を少しかいてみるが、私の発揮する力の大きさと強さは、無限絶対と言ってもいい位で、現在行使してる力は一部の発揮でしかないがそれでも知り得た人は驚嘆する。信者は勿論だが信者の中でも熱心な人で何分の一位しか分り得ないのである。言う迄もなく何(いず)れは本当に発揮する時が来るから、其時は開いた口が塞(ふさ)がらないであろう。故に今から腹帯を確(しっ)かり締めておく必要がある。そうして私が現在現わしている力だけでさえ病気を治す人間を作り、農業の増産法を教え、神の実在を分らせる奇蹟を現わしているばかりか、大規模な地上天国や美術館をも造っているのだが之等はホンの小手調(こてしら)べで時と共に段々押し拡がり何れは世界的に天国を造る事になろうから、本当の神力は之からである。

其様な訳でもっと詳しく知らせたいが、今言った処で到底信ずる事は出来ないし、神秘でもあるから、ホンの一部分だけ時に応じ、進むに従い発表するのである。之を要約すれば善言讃詞にある通りの世界を造ってゆくのである。特に一言いっておきたいのは、最大の争いである国と国との戦争であるが、之も私は時が来れば、一挙に無くす事が出来るだけの力も有(も)っているから、安心して貰いたいのである。

 

【『原爆恐るるに足らず』栄光 百五十三号(昭和二十七年四月二十三日)より】

現在の世界で最も怖るべきものとされているものは、何といっても彼の原子爆弾であろう事は今更言う迄もないが、それというのは其驚くべき破壊力に対して、防止する方法が全然ないからである。併し止(とど)まる処を知らない科学の進歩は、何(いず)れは防止手段の発明も考えられるがそれは何時(いつ)の頃か見当がつかないとしたら、それ迄の人類の不安は大変なもので、之以上の悩みはあるまい。処が私は原爆を免れ得る力を、神から与えられているのであるが、之を聞いただけでは到底信ずる事は出来まいから、事実を以て解説してみるのである。

元来、原子爆弾の原理というのは何万度か分らない程の灼熱である。此灼熱によって凡(あら)ゆる物質が、一瞬にして焼尽されるのであるから、之を防ぐとしたら其熱以上の力でなくてはならないのは勿論である。だがそれ程の力なるものが現在地球上にありやという事であるが、実は立派に存在しているのである。今それを説明するに当って、先ず知っておかねばならない事は、私がいつも唱える処の霊体の真理である。言う迄もなく万有一切は霊と体との二原素から形成されているのが実相であるが、それに就て特に知っておくべき重要事は、霊と物質との力の強弱である。それは体即ち物質の力よりも霊の力の方が、何倍或いは何百倍勝(まさ)っているか判らない事実である。然るに之が何故今日迄分らなかったかというと、近代文明の基本が唯物科学から出発している以上、不可視の霊の存在は到底信じ得られなかったからである。

之を最も卑近な例で説明してみるが、先ず人間である。即ち科学は人間の肉体だけを対象とし、見えざる心即ち意志、想念を無視している事である。処が実際は肉体を自由自在に駆使している力は意志、想念である。言わば無形の力が有形の力を左右している訳であって、此無形の力こそ絶対支配者である以上、此理を原爆に当嵌めればよくわかるのである。即ち原爆と雖も根本は物質であり、只極致的偉力なのである。従って之を防ぐとしたら、それ以上の力即ち霊的原爆ともいうべき力の発揮によればいい訳である。といっても霊的原爆などというそんな素晴しいものは、今日ある筈はないと思うであろうが、それが確実にあるのだから大問題である。即ち其力というのは原爆を受付けない程の超科学力であって、此力こそ神霊から発揮される絶対力である。処が此力は何によって発現されるかというと、之こそ私の身体を通じて発揮される神力である。それは今日迄小規模乍ら実験によって確実にされている。

彼の広島、長崎に於ける原爆を被(こうむ)った際、私が作った御守を掛けている人達は、悉く助かった事実である。今その中の数種を本人手記による報告を掲載(紙面の都合で分割)〔略〕したので、読めば如何なる疑い深い人でも、信じない訳にはゆかないであろう。

本教は常に言う如く、病貧争絶無の世界を造るにあるので、病貧の方は眼に耳に絶えず其解決法を教え、実行もしているから信じられるであろうが、争の方は今迄充分解いていなかった。勿論争の大なるものが戦争であるから、結局戦争が解決出来なければ、真の平和は実現しない訳で、之こそ原爆を無力ならしむる方法である。従って此力が地上に顕現されたとしたら、他の如何なる武器と雖も知れたものであるから、此世から戦争を絶滅する事は、敢て不可能でない事を私は断乎として言い得るのである。(自観)

参加者

そうなんですか。ありがとうございました。

楳木代表

それじゃあ、これで終わらせて頂きます。ありがとうございました。

参加者一同

ありがとうございました。

 

[メシヤ講座no.140 浜松支部 2012(平成24年)9月]