メシヤ講座no.108 日月地(平成22年1月その3)

楳木先生への質疑応答12〜本来の信仰の在り方

 

質問者  本日、鎌倉支部発会式という事もあり、菅谷さんの体験報告から強く感じた事を御伺いさせて頂きます。体験報告を聞いていると、メシヤ様の御教えとは正反対の事が神慈秀明会で行なわれている事が多い様に思われるのです。例えば、自分のグループ以外のものを認めないなどの脅迫信仰とか、これは人に言ってはいけない等の秘密主義であるとか、人の事を邪神と呼ぶなど、もし御教えの「神は正なり」や「大乗たれ」を拝読させて頂いていたとすればあり得ない様な出来事が起こっています。何故このような事になってしまうのかという事、しかも、それによって組織が成り立ってしまう事がよくわからないのですけど。

 

楳木先生  考え方によっては、人力で組織を運営しているという事でしょう。上手に、人を制限して、ある一定の方向に向けて皆を誘導している訳だから。そういう点では、人力によって組織作りをしていると言えます。高い神格の神様によって、という感じではありませんね。

 

質問者  皆様に、人力ではなく神様のお導きによる信仰を御理解頂かなければならない、と考えているのですけど。神慈秀明会の皆様は、とても感じが良く、信心深い方が多いので、余計それを感じます。

 

楳木先生  菅谷さんが求めていたのは、本来の道です。メシヤ様が示された本来の信仰というものを求め続けて、そして、いろいろな体験を積んで、鎌倉支部発会という事につながって来た訳だから、「本来の信仰の在り方」というものが主題ではないかと思います。

 

しかも、菅谷さんは「神慈秀明会は問題は多いが、自分をメシヤ様につないでくれた教団」として批判のみではなく、感謝しているところが尊いと思います。

 

質問者  「本来の信仰の在り方」を求めて、体験報告にある様に「メシヤ様と直に太く繋がらせていただく」という事ですね。

 

楳木先生  神慈秀明会の皆さんは「純粋」という素晴らしい面をお持ちになられている。その「純粋」さが本来の道になればものすごく生きて来る訳で、今は、まだその「純粋」さが生きていない状態だと思います。だから、勿体ないのです。この人達に本来の道を教えたら、どんなに大きな御守護に包まれて生活を送る事が出来るかという事です。

 

質問者  それには、菅谷さんが克服されて来た様に、自分の置かれている環境そのものが、本来の道へ向う為の一つの試練と考えて、何事も、前向きに取り組んで行く事が大切だと感じました。

 

楳木先生  鎌倉支部が、そういう場になって頂ければ、それこそ、天国化に繋がって行くんですね、本当に。

 

質問者  鎌倉支部は、ほんの一ヶ月前、まだ改装前に来た時、二週間前に引っ越しを手伝った時、そして本日と、三回御伺いさせて頂いていますが、準備、段取り、この年末年始の忙しい時期に、あり得ない程のスピードで完成して行くのを目の当たりにしますと、まさに御神力、奇蹟を見せて頂いているとしか感じられません。

 

楳木先生  これは、やっているご本人(菅谷さん)が一番感じているのだけれども、寸分違わぬ、ピタッ、ピタッという言葉が最も適切な表現の様に進んで行く。この、ピタッ、ピタッという事を考えると、メシヤ様が聖地建設をして行った時の、要するに、必要な時に、必要な石が出て来たとか、そのような、形は小さいけれども、メシヤ様が、地上天国の雛型を建設する時と、同じ状態で進んで行っているという事です。

 

だから、この形を大きなものに、あるいは、皆が、共有出来る様にして行けば、この場の周りから、地上天国建設という事が、具体性を持って、語れるのではないかと、その様に思います。

 

また、発会式でもお話いたしましたが、対談記は私達の進み具合に合わせるかのように掲載順序が一致しているのです。メシヤ様にお導きいただいているように強く感じるところです。今回メシヤ様は『人間で一番悪いのは、あせりだ、あせるから無理をする。一番心得るべきことだ』と御述べになっておられます。

 

いざ決まってしまうと寸分違わぬように進みましたが、この物件は昨年夏に見つかったのです。しかし、条件が合わずに契約を見送ったのです。あせらなかったのです。そして、様々な物件を広範囲で探したのです。そうしましたら、秋になって好条件で話が再度入ってきたのです。どの角度で考えても、神様に御鎮まりいただける場所だと思えたのです。菅谷さんご自身の努力とメシヤ様のお導きで、全て順調に進んだのです。それ故に、この場を通して地上天国建設の取り組みが更に進むと確信いたします。

 

[メシヤ教鎌倉支部にて 2010(平成22)年1月11日]