メシヤ講座no.99浜松(平成21年4月)

<今月の御教え>

「明主様(メシヤ様) レモン・カルティユ氏夫妻と御対談」

【メシヤ講座 浜松支部】

「明主様(メシヤ様) レモン・カルティユ氏夫妻と御対談」を拝読して

楳木代表

今回は長いので今月と来月とに分けて掲載するようにしてあります。来月に載せた時に、この内容については細かく解説したいと思います。

皆さんは箱根にもご参拝になったことがあるので、天然の美と人工の美ということは文章を読むとよくわかると思います。

もっともわかりやすいのは、熱海の美術館の方です。MOA美術館のあのガラス張りのところに立つとどういう景色がひろがりますか?両側に3つの岬が出てきています。晴天の時には左側から房総、三浦、真鶴、右側にも3つ岬が出てきているのが見えます。

西洋に

〈両袖に3つの岬が見えて小島が浮かぶところは天国の型である〉

という言葉が残っています。日本ではなく西洋に残っている言葉です。

熱海ですと、中央に初島、向こうに大島が浮かんでいます。ですから熱海のあの場所は天国の型なのです。だからメシヤ様は『地上天国の雛型』と仰っています。

そういうことを御存知で仰ったのかどうかは定かではありませんが、“神定めの地”ということは美術館建設に携わった業者の弁で確認できます。斜面に美術館を建設するという事から地盤調査をした折に、誰かが敷き詰めたように小さい石から下層へ行くほど大きい石になっており、理想的なものだったようです。天然の美と人工の美ということで考えれば、天国の型が景色の中のみならず現れているのです。

 

宗教史

楳木代表

次に2ページ目に『兎に角文化の高い国から先に解らせようと思う。そうすると、文化の低い国は自然に解りますからね。』とメシヤ様のお言葉が書かれていますね。

大学では宗教史は教わりましたか?

宗教学上の分析では「宗教が国境を越える時には、文化の高い国から低い国に流れる」というふうになっています。

メシヤ様は宗教学を特別に勉強された訳ではないのだけれども、「文化の高い国にメシヤ教のことを解らせればおのずとすべてにわかっていくのだ」ということを承知されていてこのようにお話になったのです。

そういうことを心に留めておいてください。

 

伊都能売神皇様の絶対平和主義

楳木代表

ちなみに、アマゾンの奥地に1万年前の生活をそのまま続けているという種族のことを、この前NHKカメラに収めた番組をやっていましたが、見ましたか?

そこは保護地区で、鳥や野ブタ等の収穫物は抱えて村へ持って帰り、各家庭に均等に分けています。獲った人がたくさんもらう訳ではありません。その生活を一万年続けています。

それを見たとき縄文時代の生活を感じることが出来ます。

日本の場合は、縄文時代は動物、特に鹿を獲っていましたので鹿を殺すことはありましたが、人を殺すことはありませんでした。

それが弥生時代に中国や朝鮮半島から渡来人がやってきて、日本を武力によって制圧していきました。それから人を殺すようになってしまいました。

だから神代というのは、人と人が殺しあうということはありませんでした。

ですから御教えの中にある伊都能売神皇様の絶対平和主義というのがそのときに定着していたということは、こういう遺跡や資料を見ると解ります。

 

吉野ヶ里遺跡

楳木代表

今、佐賀県の吉野ヶ里遺跡がさらに新しく発掘されています。その一つには、吉野ヶ里遺跡を中心にして周辺の部族の人たちは一年に何回か集まって、その年の田植えの時期や稲刈りの時期のお告げがあって、それをみんなに交付すると言う儀式をやっていた、その様子を偲ばせる館跡があります。

そしてそれを復元したものが昨年出来上がりました。

3階建てになっていて、2階が集会場所、3階は祈祷師や巫女とそこの集落の長だけが入る部屋があります。そこで巫女が祈っていました。何に向かって祈っていたかというと、真後ろに渡来してきた大先祖の眠っているというお墓が見つかっています。素焼きにした甕に亡くなった人を斜めにして座らせふたをしてあるその頃のお墓が、そのまま復元されています。

墓の上をガラス張りにしていて、その上を歩きますので失礼に思いますし、遺骨もありますので少し気もちが悪いです。

時間のある時に吉野ヶ里遺跡を一日かけて見ると全部見ることができます。

縄文時代の人の骨格と弥生時代の人の骨格を比べると、弥生時代の人は渡来人であることがよく判ります。

 

なぜ病気が無くなってない

楳木代表

それから今回、一番皆さんにとって疑問が湧くのは、メシヤ様が御在世中に病気をなくすと仰っていたのに実現していないということではないかと思います。

メシヤ様は120歳まで生きると仰っていたので、今から7年くらい前までご存命であれば、世界中の病気は無くなっていたということです。

しかしメシヤ様は73歳で御昇天になってしまったので、それでこの世の中から病気が無くなっていないのです。

ではなぜ病気が無くなってないのでしょうか?

先日、「インフルエンザ・ワクチンは打たないで」(母里啓子著・双葉社)という本を読みました。

前橋市でインフルエンザの予防接種を打った子と打たなかった子との罹病率の統計をとってみたら、どちらも同じくらいであったということは、予防接種は全く意味を持たない、そしてそのことを厚生省(当時)に報告をしましたがうやむやになってしまいましたので、前橋市では予防接種を打たなくなったという書き出しでした。

インフルエンザは人にうつっていく時にいろいろな型に変異してうつっていきますので、いくら型を予測してワクチンを造っても意味をなさないとのことです。

ではなぜ老人ホームや介護施設では効かないとわかっているのに予防接種をみんな打つようにしているのでしょうか?

それにはからくりがあるそうです。なにかわかりますか?

参加者

お金儲けのためですか?

楳木代表

それが一番背景にあります。もう一つは官僚です。

今、鳥インフルエンザが流行るという危険があり、流行ると60万人の人が亡くなると言われています。 官僚はそんな大変な事が起こるとわかっているのに、何もしていないでいると責任が問われるからです。だから何かやっているということを残さなくてはいけません。

予防接種のワクチンを日本で生産し、みんなに与えていると言う実績を残さなくてはならないというのが、日本の官僚の考え方です。それを後ろで操っているのが製薬会社です。

こういう構造になって全く無意味なものが私達に与えられているということが書かれている本です。字が大きく、わかりやすく、読みやすい本です。是非読んでみてください。

またそういう背景が官僚世界にはあるということです。

なぜメシヤ様が73歳で御昇天になってしまったのかということは、繰り返し話していますように、御法難に遭われたときに脳貧血で何度もお倒れになったからです。脳貧血で倒れた時に一番恐ろしいことはご存知ですね?

癲癇と一緒です。癲癇で倒れた時にはなにが一番恐ろしいのでしょうか?

癲癇自体は恐ろしくはありません。

癲癇で意識をなくしたときに何が起きているのでしょうか?

それは意識がない間に脳細胞が破壊されているのです。脳貧血で倒れ、意識のない間に脳細胞が壊されてしまうのです。その後遺症はだいたい5年後に出ると言われています。

しかしメシヤ様は昭和25年5月にお倒れになり、昭和29年4月より浄化に入られていますので約3年11ヶ月で後遺症が出ていらっしゃいます。

平均より早いですね。

そして、それによって現在で言う髄膜炎といわれる症状で御昇天になっています。

そうなってくるとどういうことかというと、弟子達がメシヤ様のことをわからなかった為に、世界救世(メシヤ)教をつくった時に権力闘争が起きて、御法難に遭われてしまったのです。

今回掲載の対談記中の矛盾というのはこのことです。

 

今回のメシヤ講座の10ページに「次回後半部を掲載した時点で詳しく述べたいと考えています。」と書いていますので、今月は触りだけを報告しておきます。

 

トラウマについて

参加者

トラウマについて書かれていますが、「弱点の意味付けとしては都合が良い言葉ですが‥精神の不安定化を促進しています」と言うのは「トラウマ」という言葉で不安定な気持ちになってしまうということですか?

楳木代表

そうです。「トラウマになっているね。」と言っても何も解決する訳ではありません。

昔は「そんなことを考えていたら人生つまらないよ」と言って打ち消してあげていました。

しかしトラウマと言って、いかにも分析したように解析はしているのだけど、それは解決には全然結び付いていません。

もう少し勉強すると、トラウマはどうして起きるのか、それは精神への刷り込みによって起るのだということがわかります。ですから刷り込まれたものを消していくという取り組みをしていけば、ゼロになって消えていくのです。勉強不足のためにトラウマという収まりの良い横文字を使っていると、自分がそこに固執してしまって精神病になってしまうのです。

ですから「どうしたら良いのかね~」というような会話にしていかなければなりません。

「そんなこと気にするなよ~。人間生きていればいろいろあるよ。」と言ってあげれば、「あ~、そうなんだ。誰でもあるんだ。」と思えば軽く受け流せることも、 「鬱ではないの?」と言われると「私は病気なんだ」と思ってしまい、悪い方、悪い方へ行ってしまい、本当に鬱病になってしまいます。

テレビで病気の解説をやっている番組を見ると、症状が自分も当てはまっているような気がしてしまい、自分も病気ではないかと思ってしまいます。

そして気になってしまってその晩よく眠れなくなってしまうことがありますよね。気持ちがそうなってしまい、自分で病気を作ってしまうこともあります。

ですから中途半端な勉強では駄目です。優秀でない人の解説を聞くとそのようになってしまうのです。その一方で優秀な人の解説を聞くことは良いことです。

参加者

歩いていると足が痛くもないのに、ガクッと落ちるような感じがするのですが‥。

楳木代表

やはり年齢を重ねると共に緩衝材みたいなものが減ってしまっているのと、筋が固くなってしまっているからです。若いころのように柔らかくなくなってしまっているのです。

昔、鶏の足首のスジを食べていましたが、親と子ではぜんぜん硬さが違っていました。(笑)

参加者

鹿の肉も歳をとっているのは硬くなってしまいます。若くて子供を生んでない雌鹿が一番おいしいですよ。(笑)

楳木代表

今は鹿のお肉が一番安全でしょう。野生ですから。飼っている鹿は食べ

ませんからね。

参加者

野生の鹿の肉は臭くないですよ。

 

おまもり、おひかり

参加者

今でもおまもり、おひかりをつけているところがあるのでしょうか?

楳木代表

あります。そちらのほうが多いです。

おひかりをはずしても、浄霊ができるという事はありがたいことです。

 

いわしの頭は信じてはいけない

参加者

磁気アクセサリーを首と足にやっていました。また、夜寝る時には、磁石の入った腹巻をしていました。ある日、その腹巻をするのを忘れて寝てしまったところ、いつも朝起きる時に痛いはずの腰が全然痛くありませんでした。今まで自分はその磁石が無いと調子が悪くなると思ってずっと手放せなかったのですが、これをきっかけにはずすようになりました。

楳木代表

それが分かってよかったですね。強制的に磁石を体につけるのは一番よくないです。なぜかというと、私達は磁石の中に生きているからです。地球の北や南からの磁気や、中心から出てくる磁気があります。ハトはその磁気の交わりを感じて自分の巣箱へ帰ります。そういうのを野生の生き物は感じます。人間はその中に生きているのですが、それを強制的に体につけてしまっては、自然のバランスを壊してしまいます。ですから早く気がついてよかったですね。

参加者

自分が信じているものはなかなか気付きにくく、やめられないからいけないのですね。

“イワシの頭も信心”と言うように

楳木代表

メシヤ様は“いわしの頭も信心”というようなレベルのことをやるなとおっしゃっています。

最高神を信じていかないといけないと仰っています。いわしの頭は信じてはいけませんよ(笑)

参加者

御垂示録を読んでいると、「霊的はいかがですか?」とよく質問が出ていますが‥。

楳木代表

その質問に対してメシヤ様はどのようにお答えになっていますか?殆んど『霊的には関係ない』と仰っています。霊的なことはそう滅多にありません。余程の時だけです。それをよく読んで勉強してください。ほとんどの病気の原因は薬毒です。それを捉えてください。霊の話をすると唯物的ではないような気になりますが、霊がかりはほとんどが唯物的な考え方です。なぜかというと自分の責任ではないからです。霊が悪いから私の具合が悪いと言う考え方で、すべて自分に何か原因があるという考え方をしていかないと霊主体従の法則で解決が出来ません。

面白い話をすると色々な職業の中で、学校の先生が一番占い好きだということです。

それが唯物教育を教えているからです。

原因をよそに見つけてこれが原因しているという唯物的な説明を受けると安心してしまうのです。だから占いや霊がかりというとみんな霊的に思えるかもしれないけれど、それはほとんど唯物論者のやることです。そういうことわかっていないといけません。

先祖が悪いとよく言いますが、ほとんどの原因は自分です。自分の前世でやったことが、今自分にふりかかっているのです。自分の何代か前の先祖が悪かったから自分がこういう目にあっているということはほとんどありません。

だからテレビで「先祖がこういうことをやったからこうなっている。」と言っているのは疑わしいことだと思っていいでしょう。

仮に先祖が原因で問題が生じているのであれば、自分にその問題を解決する使命がある、と受け止めていただきたいですね。

そして、その場合御神体のご奉斎が解決のためには不可欠です。御教えに沿って取り組めば、やがて解決に向かいます。しかし、それもやはり自分のことと同じですね。

すべて自分のやったことで問題が起きているというように考えていかないといけません。

そうしないと先祖のせいばかりにしてしまい、慰霊祭をしましょうということになってしまいます。

だから○○○○教は慰霊祭にどんどん傾倒してしまっています。

ですがメシヤ様は今月のメシヤ講座にも書いてありますように『仏のことは仏に任せろ』と仰っています。徹底的にその人に浄霊をして、『ここに毒素が溜まっているからこの病気が出ている』とご説明をされています。

参加者

自分が徳を積むことによって先祖も救われるのですよね。

楳木代表

そうですね。

だけど、まあ、うちのお母さんが悪いと言う事はありますよ(笑)

それは関係があります。それは子供の時に、毎日声を掛けているからです。

朝おはようと起きた時から子供に小言を言ったりしているのですから‥。

「本当に私の宝物よ」と言ってくれて育ててくれたところは別として、「馬鹿ね~、駄目ね~」とか言って育てているとそのように育ってしまうのです。

参加者

最近子供がなかなか動かないのですが、やはりそのような言葉ばかり言ってしまっているからでしょうか?

楳木代表

夜寝ている時に、後ろ頭、首、肩をよく浄霊すれば、学校でのストレスが消えるので、変な方向に行くことはありませんよ。

子供の学校での勉強も段々難しくなってきますし、テレビを見たり、ゲームをしたりもするでしょう。そうすると後ろ頭、首、肩が凝ってきます。凝りの具合が昔の子供より断然大きいです。

よく浄霊をして下さい。

参加者

子供が遊びながら宿題をやっていますが、遊ぶ時は遊ぶ、宿題をやる時はやるとメリハリのある生活をして欲しいのですが?

楳木代表

両方をやっていれば良いのです。中途半端なときだけ叱れば良いのです。私達の大学受験のときは、ラジオを聴きながら受験勉強をする、“ながら族”だったのですから。それでも成就していけば良いのです。ただ中途半端に宿題を残した時は叱ります。やり方はいろいろで、きちっとやる人あり、だらだらやる人もあり、人それぞれ好みがあるのですから。

参加者

そういえば私も周りがにぎやかな方が勉強に集中できました。

楳木代表

それはパチンコと一緒ですね。あの大きな音を聞いていると落ち着くというのはストレスを抱えているからです。学校か家か友達関係でストレスを抱えていると、周りがうるさくないと勉強が出来ません。ストレスがないと静かなところでも大丈夫です。

参加者

今は静かなところでも大丈夫と言うのは、ストレスが無くなったのでしょうか?

楳木代表

メシヤ様に直に繋がらせてもらったお蔭で、ストレスが随分減って集中できるのです。ストレスや欲求不満があると、パチンコの中でガンガン大きな音を聞いていないと落ち着かないのです。そういう人たちがいるので、パチンコ屋さんは維持できるのです。

 

天国的生活

参加者

今までやることが面倒で嫌だと思っていたことが、最近楽しくて仕方がないと思うようになりました。

楳木代表

楽しくて仕方がないというのは天国的生活ですよ。

メシヤ様は天国というのは忙しくても、忙しいのがさらに楽しいと感じるのが天国であると仰っています。天国人に近づいてきていますね。そうすると腰が軽くなり、いろいろ動けるようになりますよ。

 

兄弟げんか

参加者

兄弟げんかで兄が弟に土下座をして謝る必要はありますか?

楳木代表

その場合は必要ありません。

親は兄弟げんかの仕方をよく見て、物を持ってたたくのを止めさせなくてはいけませんが、素手でたたくことは或程度させれば良いです。素手でたたくことを止めさせてしまうと、たたかれることの痛さがわからないですから。“けんかをするときは素手で”という条件を親はもっていけば良いでしょう。物を使ってたたいた時は叱り、取り上げるようにして。土下座は会社を倒産させて社員を路頭に迷わせた時には必要ですが、兄弟げんかでは必要ありません。

 

[メシヤ講座no. 99 浜松支部 2009(平成21)年4月]