太陽神についての学び(平成30年5月)資料その1

<研鑽資料>
太陽神についての学び(その1)

※今月は、庭山顧問の骨子を紹介しつつ、学びの視点を、(その1)の資料とし、お示しすることとし、お寄せいただいた皆様の学びや体験、該当する御教えなどを盛り込みつつ、来月は(その2)としてまとめ、実践に役立つ講座資料として行きたいと思います。

 

1 はじめに

皆様、5月5日の復興祭、大変ご苦労様でした。代表が帰幽されてから大変な一年でしたが、3000年に及ぶ夜の時代から昼への転換期に、よく分からないながら神様に使われつつ、大変重要な霊的役割を我々は果たさせて頂き、一つの中間点に辿り着いたようです。これまでは、神界からの御垂示を何とか理解し、その示されるところに、やっとの思いで辿り着くことを、繰り返していた状態でありましたが、何とか、大彌勒様、メシヤ様を御迎えし、桃太郎、千手観音様、最勝妙如来様の御働きをなさる、その家来として付き従う覚悟を、お届けすることができました。

たとえ話、おとぎ話的な言い方から、人間界的な、耳慣れた言い方に変えると、これは、要するに、この5月を期して、神様をお迎えし、神様とともに御神業を進めていく実践(実戦)の時代に入ったということであり、今迄の我々の学びや経験が、個人的な信仰レベルにとどまらず、真の意味で人類の救済に役立つものであるか否か、自分が真に神様とつながっているか否かが、はっきりと現実的な結果として現れてくる時期に入ったということです。

復興祭の「意義と想念のあり方」でも、申し述べましたが、我々の使命は「みろくの世、地上天国の建設であり、その途上の審判時期における人類の救済であり、その第一段階である世界救世(メシヤ)教の復興」であることは、何ら変わるものではありません。

神様をお迎えしたとは言っても、分かった上でお迎えできたというよりは、我々を縦横に動かし、御使いになられながら、神様が自ら御出ましになったに近い状態が、今ですから、お迎えする想念も準備も不十分な現状から、御猶予を頂いた一年を有効に使い、御神業のOJT(on-the-job training)を通じて向上に努め、御認め頂いた上で来年5月1日からの新たな御代を、一段と向上した姿で五月五日を、迎えたいと思います。

さて、その初めの一歩である今月と来月は、再び「太陽神に関する学び」です。

人類の救済は、昼の時代へと変わり、その太陽の光をもって進められて行く以上、神幽現三界の構造と、太陽神に対する理解を深め、その御働きと法則を認識して、御神業や実生活に具現していくことが、大前提となります。ここが合っていなければ、他の何ができたとしても、結局行きつくところが昼ではなく、夜になってしまう(夜の時代に合わせてしまっている)ということになりかねません。

思えば昨年の今頃、6月15日の地上天国祭の御神名を「天照皇大御神」様にと、御垂示頂き、太陽神であることは何となくわかるが、主神様や他の神様方や、はたまた観音様との関係など、ましてやその御働きがどう違い、どう補完し合っているか、サッパリ分からなかったのが実情でしょうが、この一年の御神業を通じ、少し分かりかけてきている方が、多いのではないでしょうか。

分からないが何となくありがたい、というのは、はっきりとは見えない夜の時代の宗教のあり方ですから、何でも見通せる昼にいる、あるいは昼の時代を担う我々が、学び直すのは、まさに今です。この一年の様々なことを振り返りつつ、そこに太陽神の御働きと法則がなかったかどうか、改めて考えてみてください。

最初に庭山教学顧問の骨子を紹介しつつ、講座を進めますが、OJTですから、身の回りにある皆様の現実(学びや体験、起きている現象とそれへの対処など)とも突き合わせ、御教えにある事がそこにどれだけ感じ取れるか、学びを深めて行きたいと思います。

 

 

2 庭山顧問の骨子から

(1)なぜ太陽神か

骨子はポンッと「太陽神」と言われても、何処かで一度書いてる筈なんだけど書き方が足りず再度の要請なのか、とまあ、とにかく書かせて頂いて出させて頂いたのはいいのですが、矢張り意に沿ったのもではなかったようで、その意図する処が判らないと書きようがないのですが、幸いに前に書いた「儂は化けているからな」を題材に書いたものの内容も盛り込みながら、

・「今の自分達は何を知らないのかを知って神様のお働きと共にそれを埋めていく地道な作業をする」

・「骨子に限らずメシヤ講座も信者さん方のあり方と学びが乖離しないように努めて欲しい」

・「霊界側から見た我々信者の弱い箇所の指摘と説明と、」

・「それを補っていく方向性として、現時点で霊界の構造を基礎にした霊主体従や霊体一致の法則を土台とした上で、日の宗教らしく太陽神の御働きを認識し着実に実になるように」

との具体的御指摘を頂きまして、少し方向性が見えてきましたが、今回からの骨子は来年の元号が変わり新たな御経綸に間に合わせるように、頂いた一年の猶予の間に学びと実践をセットにしたものにして、新経綸に対応した人間にならせて頂く事、それには「よそ見」をしないでひたすら主神様に照準を合わせ一定のライン(合格ライン)にならせて頂く事を目標にさせて頂く事との事ですので、担いだ荷は結構重そうですが、やらせて頂きます。

 

<余話1 太陽神あれこれ>

※この余話は庭山顧問提示の考察のヒント(全集抜粋)です。Kは講話篇、Tは著述篇、以下同じ。

太陽は一つですけど太陽神は何柱か居られます。

・天照大御神は日本では最高の神様としてますが、主神ではないのです。つまり太陽神です。宇宙というものは太陽ばかりではない。月もあるし星もあるし地球もありますから、その全体を握っているのが主神なのです。それで、私は主神の仕事をさせられている訳ですからそこでそういった今迄の偉い神様もこれからこのメシヤ教の為に大いに働くのです。(s27年9月27日・K8p121)

・観音様は日本の神様で伊都能売大神とも、天照皇大御神様にもなるんであります。(K1・p55)

・天照皇大神と観音様とは全然違う。天照皇大神は太陽を表現している。

天照皇大御神様の「御」を抜いています、天照天皇の事で、夜の時代とはこの神様が岩戸に隠れられて以後の時代を言う。太陽神で仏界では大日如来。妻神様が最初の天照大御神。(K1・p399)

 

(2)儂(わし)は化けているからな

前項(1)の要請があって提出した日がH29年6月10日でした。代表からの御下命3号となってますから、代表が亡くなられて割合早い時期で、6月15日前の慌ただしい時期だったかも知れません。

・どう化けているかが見えて来ると、メシヤ様がよりはっきり分かる。

・ゝが入った光りの玉との関係が掴める感じに纏めて欲しい

との要請でしたが、十分にはお答え出来てませんでした。と申しますのも「化けている」部分が主神の代表神ばかりで、七次元の世界から三次元の世界に来て漸く「天照皇大御神」に至るのですが、それでは尻切れトンボで完全ではないので、「観音様は日本の神様で、伊都能売大神とも国常立大神とも、天照皇大御神様にもなるんであります」を次項(3)から、もう少し補強させて頂く事にします。

<余話2 私は化けている>

夜昼転換という大きな転換時には観世音菩薩様は仏界の最高位に上られ、光明如来となられ、元の御位で在らせられる伊都能売神に戻られ、応身彌勒(日の彌勒)と化し、メシヤとならせですから、救世主でもあり、許し主又は裁き主の国常立尊様にもなられ、日月地大御神とも五六七大御神とも大弥勒大御神様とも、そして究極の天照皇大御神様、主之大御神様になられるのですから、「私は化けている」という表現はメシヤ様がそれぞれの役回りを演じられているという事になりますし、これだけの大きな転換時はセットとしてこれだけの御役が必要で、メシヤ様がそれだけの役を演じられるという事で実にハードな事とお察しし御同情申し上げる次第です。我々は最大限の感謝を申し上げますと共に、その時々のお役をしっかりと見極め、御経綸に添わせて頂く事こそ報いる術はないと思うものであります。

 

(3)伊都能売神(観音様)と無限

伊都能売神様は「五」と「三」で「火・日」と「水・月」で「カミ・日月」で日本限定の神様でも七次元から三次元否一次元まで網羅している神様ですから、化け方も尋常じゃないほど多岐に渡ると言ってもいいのではないかと思います。化け化けがバレバレになる位に我々は消化しないと神様の祭典を的確に執り行い、神様のお働きについて行けるようにはならず、何の懸念もなく御力の発動を頂けるように研鑽させて頂かなければならない事のようです。

そこでちょっと頭の体操で面白い事があります。イズノメとは五と三で八となりますから、8でもあり、8を横にすると「∞・無限」という万国共通の記号となります。∞の左の輪は左進右退(霊主体従・善・火・陽・求心力)、右の輪は右進左退(体主霊従・悪・水・陰・遠心力)ですから両方を併せ持たれている事から主神様という事が出来ると思います。

祝詞の「高天原に神留(つ)まります」とは「大宇宙(高天原)に火水・陽陰(神)が充実する(留る)」という事であり、潜在エネルギーたる天之御中主神が、顕在エネルギーとして発動された時、神漏岐(かむろぎ・高御産巣日神・たかみむすびのかみ)と神漏美(かむろみ・神御産巣日神・かむみむすびのかみ)の御働きが始まります。即ち高御産巣日神は無限(∞)の左側の左進右退の輪(渦)、神御産巣日神は右進左退の右側の輪(渦)で、産巣日(むすび)とは、抑々神(カム)というものは噛み合う事であり、それには直線では交わらないで噛み合う事もない訳ですからどうしても渦状にならなければ、正反対の者同士が結ぶ事にはならない訳で、神としての本分が果たされない訳です。この渦とは、微は素粒子のスピンから肇まって、DNAの螺旋、頭の巻目、台風の渦、そして大にしては銀河に至ってまで龍体であるのはすべからく神は結び、結合を本分とされる事を示されているのだと思います。

神漏岐・神漏美とは高御産巣日神・神御産巣日神から伊邪那岐・伊邪那美までの祖神を意味している事になるのではないかと思います。

そして8ばかりではなく、「八」も実は左進右退と右進左退を併せ持つ「∞」を表しています。八の末広がりを伸ばしていけば∞になります。そして八は富士山で上から見ればゝですから、主の下に八を置くと最近見た神界通信の絵に似ています。

又、観音様は光明如来の後に応身彌勒となられる訳で、弥勒は五六七(加えると18)、三六九で十八の数字と密接な関係があります。どこかで書いたのですが、「東」という字は十と八と日の組み合わせです。「西」は一と八と口の組み合わせです。東と西の共通点は観音様の数字「18」で、組み合わせの違いは東の日はゝで西はゝがなく〇ですから、東は朝日でこれからお働きになられるからゝが入り、西は日が暮れるのでゝもお休みという意味でゝは無くなりますから良く出来ています。東は日が上るから経で高さを感じますが、西は沈むから緯で平たい字形です。観音様は太陽との関係が深い事を示されているのでしょう。

(4)相対性理論と伊都能売神

興味のある方は読んで下さい。難しくはありません。

相対性理論等というとそれだけで眼を背けたくなりますが、結構単純な処もありまして面白く、自己流で解釈させて頂きますので宜敷くお願い致します。

抑々相対とは絶対の反対語で、二つ無ければなりません。例えば苦しい事があるから楽しい事が判る訳で、どちらか一本で行ったなら比較が出来ませんので変化がなくつまらないものになってしまいます。二つの対象形があるからこそ物事は進展していくのです。相対性理論というのは何の事は無い、二つの比較という事になります。

その相対性理論とはアインシュタインが1905年に特殊相対性理論として発表したもので彼の有名な公式「E=mc2」➝エネルギー(E)=質量(m)×光速(c)の2(本来はcの斜め右上に小文字で載せる)乗、2乗とは光速×光速ですから、➝エネルギー=質量×光速×光速となります。光速は秒速およそ30万キロと決まってますから定数で、この公式は中学生でも分かる単純な比例式だというのですから嬉しくなります。

この公式の意味を簡単に言えば、「エネルギーは物質質量に光速を二回×(かけ)たものに等しい」という意味で、「エネルギーが物質となり、又反対に物質がエネルギーに変換できる」ことを言っているのです。

とすればこの宇宙の全部の銀河系の物質の重さが分かれば、宇宙を形成した潜在エネルギーとはどの位なものか想像できる訳ですし、その潜在エネルギーが全て宇宙の物質に変化した事を意味するものとなるのです。

御教えには粒子が極微になる程稀薄になると同時にエネルギーは大きくなるという事ですから、無限微粒子のエネルギーが全宇宙の物質を造った事になり、つまり無から有を生じたものがこの大宇宙という事になります。そして無限微粒子が無限に大きな宇宙を形成するのですから、「極小と極大は一致する」という事は∞の左進右退の発動は宇宙意思の意念の粒子が求心力によってエネルギーとなり先行し、それが極まると右進左退に転じその遠心力はガス状の物質となり、そのガス状の物体が凝結し星となり天体が構成されて行きます。よく宇宙形成の写真がネットで出てますが、この事を証明しているように思えてしまいます。要するに陽極まれば陰となり、陰極まれば陽となりで、∞の記号こそそれを表し、左進右退と右進左退は交点で一致し、霊主体従と霊体一致もその記号に盛り込まれているとしたら、何か奥深いものを見る思いがするのです。これを神学的に言えば伊都能売大神様こそ主神という事も見えて来ますし、実に良く出来た記号であり、神様が造られたものとの思いが致します。この考えが正解かどうかは分かりませんが、我々は主神という御存在の計り知れなさを肝に銘ずるべきだと思うのです。

<余話3 宗教と科学の一致>

・私が書こうというのは物性論から先の分野です。

・無限微粒子というものが一番力があるのです。(K11・p119)

・浄霊の力というのは無限力です。(K11・p161)

・物性論が進めば要するに科学は宗教に入って来るのです。結局神霊、神様の所に行く訳です。

・科学はつまり霊界に入って来たのです。即ち受け持ちでない処に入りかけて来たのです。結局どこまで行くかというと無限界です。

・素粒子だとか物性論だとか言った処で、又そのものが発見出来た処で如何に人類に役立たせるかという事が最後の問題です。

・大空の広さが無限であるのと同じように小さいのもまた無限なのです。ですから黴菌と言っても病原菌の小ささも無限なのです。その小さいものが無限であるとしたら、矢張り無限な力でなければ病気を治す事は出来ません。

・無限である為分からないので、その分らない処に本当の面白さがあるのです。

・神様を解剖するなど・・・そこまで分らなければ信仰の神髄は本当は判る訳がありません

・「一切が無だ」と仏教は言いますが、一切無だというのは無限という意味を表した訳です。(K10・p353)

・無限境に入って行くのだから科学はおしまいになるのです。

・突き詰めていくと宗教と科学は同じ事です。むしろ科学が求めていたものが宗教という事になります。(K11・p141)

・無限境に入って行くに決まってます。そこ迄で科学はお終いなのです。こういった学問というのは必要が無くなって来るのです。無限力というのは「空」です。(K11・p148)

・今迄の如き物を対照とした考え方は前期的科学となり、霊のそれは後期科学として世界の舞台に登場する事になるから、ここに科学は180度の転換となり、宗教と一致せざるを得ない事になる。(T12・p258「私は宗教科学者だ」)

<余話4 ノーベル賞と神様の解剖>

今回の骨子は唯物的な科学を載せる事になりましたが、「神様の解剖」を書くという構想が出られたのはS28年に世界中の科学者が日本に集まって、国際理論物理学会開かれ、物性論という理論物理学の迷走が、理論神霊学の必要性を感じられ、それが「神様の解剖」へと構想が進展されたのでした。S24年に湯川秀樹教授がノーベル賞をもらった事が恐らくきっかけになったのでしょう。その4年後の学会だったのです。

それともう一つはマンハッタン計画(1942年に計画が実行され、1945年7月に実験成功、翌8月には広島、長崎に原爆が投下された)で原爆製造のトップとなったオッペンハイマー氏(ドイツに残っている科学者たちが核分裂エネルギーを用いて兵器をつくる可能性を危惧し,当時のアメリカ大統領ローズベルトにアメリカでもその可能性をドイツに先がけて検討する必要があることを訴えた)は目的を完遂するのですが、余りに多くの犠牲者と悲惨さに、自責の念に駆られ人との接触が無くなる程の情況に置かれていた時に、自分の作った原爆によって廃墟になった筈の日本からの書簡を目にしたのでした。それが朝永博士からの書簡で恐らく量子力学に就ての所感を尋ねたものらしく、オッペンハイマーはあの荒廃し廃墟の中で、よくぞこれ程の研究を行っている科学者がいたものかと心を打たれ、次第に心情も回復するに至った事なども影響したのであろう、S28年の学術会議はそういった神様の下準備があって開かれたものであり、神様の解剖の必要性を知らしめたという事も言えるのではないかと思うのです。神様の解剖は出版されはしなかったけれど、S29年発行の「信仰雑話の一番最後の御論文は「宗教と科学」となっており、ギリギリ神様の解剖の代替御論文として残されたものという事が出来るのではないでしょうか。

「霊子界の霊界(私は幽幻界と名付ける)である、この幽幻界こそ、最尊最貴の神々が御座(おわし)まし枢要なる経綸を行わせ給うのである。以上説く処の三段階の其の上に坐(ましま)すのが、独一真神則ち万能の神とも申し、大宇宙の主神で被在(あらせ)らるるのである。この主神に対しては、之を表現し奉る言辞もなく、文字もなく、唯無限絶対の力徳の中心であり、一切の根源であると申すより外はないのである」

何という名文だろうとつくづく思う。

科学者にしろ数学者にしろ、彼等は公式というのは美しいものでなくてはならず、美しくないものは却下される様であります。兎に角何の無駄もなく。研ぎ澄まされた所に美しさを感じるのであろうと思われますが、科学の最大の目的は「大統一理論」を見つけ出す事という事ですので、メシヤ様の御教えに気付かれる事が待たれてなりません。

結局原爆というものは浄霊と同時期に出現したものであり、破壊と建設の御経綸上のそれこそ相対性を示されたものであり、広島長崎の犠牲者にはお気の毒でしたが、それによって終戦も早まり多くの命が救われたのであり、北海道も分割されず日本が朝鮮半島化もせず、そういう見方をすれば大きな功労者とも言える訳ですから、感謝の念を送る事によって救われるので、「神様が原爆を造らせた」という御教えにより、オッペンハイマーも御用の一端を担った訳で救われる事は間違いないでしょう。

原爆のシュミレーションを行うには、より高速の電算機が必要となり、その結果コンピューターが生まれ、ベトナム戦争で傷ついた若者たちがチベットへ行って瞑想し、ヒッピィ族となり、それによって己が利益を出す事など考える事も、自分の事を顧みもせず、作ったものが現在の格安のパソコンに繋がったのですから、神様の御経綸というものは無駄がなく只々恐れ入るものがあるのです。

 

(5)天照皇大御神と伊都能売神(観音様)

天照皇大御神は宇宙を照らす主神様で在られ、太陽神の総大将の様なお方ですからゝ(日・火)で、力の根源は黒点のゝで、〇は観音様で(月・水)となってますが、ゝは火素そのもので余りにエネルギーが強く爆発するので、水を供給して恰度可い燃える太陽にするお働きですからゝと比較した場合の水という事で、生物を生成化育する太陽を保つお働きという事が出来るでしょう。この火素が無くなった場合一瞬にして生物は死滅してしまうというのですから、これまた大変なエネルギーで前項は七次元の天地剖別する処の∞のエネルギーとしたら、この項のエネルギーは生物にとっての死活のエネルギーと言ってもよく、心臓の鼓動がこの火素を取り入れて生命を保っているのですから、兎に角命を繋ぐ神様であり、更に宇宙、世界を経綸なさる元締めの神様ですから御縁を戴けたのは如何に尊いものかを我々は噛み締めなくてはならないでしょう。

今ご存じのように世界の動きが慌ただしくなって来ましたが、猶予期間も一年を切りました。怠りなく御教えの研鑽と実践が必須となりましょう。

<余話5 実践>

今回5月5日の「復興祭」での代表代行のお話の中に、「代表は問題解決を実践された方でした。皆さんの問題解決の実践が集まればどんな事でも突破できる筈です」との事でしたので、今回現在進行形の我が出張所での、あまり芳しいお話ではないのですが、一応ご参考になればと思うのです。

一人暮らしの婦人77歳、一人息子のSさんは60キロ離れた所に所帯を持ってます。本人もSさんも医療行為は一切せず、本人は一週間に2回のデイサービス(入浴)を受けていたのですが、去年の8月に脳出血になり、デイサービスが向かいに来た時に倒れていたのです。何かあった時はすぐに私の携帯に連絡が入る様になっていましたが、車に携帯を置いていましたので、介護の方からの連絡は10時の休憩の時に知った訳で、夕方Sさんと共に入院先に向かいました。管が一本鼻から入って、酸素吸入をしていまして、酸素吸入のマスクを外そうとしますし鼻の管も違和感があるようで、せめてマスクだけでも取ってやろうとしましたが、看護師に拒否されてしまいます。脳出血と脳梗塞は脳卒中という事らしいですから、脳卒中はほぼ回復絶望の病のようですので、お医者につかまってしまってはもう駄目かと自分の携帯の不所持を悔やむのでした。兎に角ここから出すには延命治療は一切要らない事、本人は医者にかかった事がない事、薬物は使用しないで欲しい事などを看護師に訴えても、自分のマニュアル通りに事を運ぶだけで、最初は医者も出てきません。結局鼻から入れていた栄養剤は胃に管を入れて胃瘻といって色んな食べ物をミキサーにかけて注入する事になったのですが、私も意を決し、胃瘻は半年に一回取り換えるのでその時にもう止めて自宅介護にする旨医師に言いましたが、胃瘻を止めたら殺人行為ですというのですから、未だにそのままになっているのです。そのくせ順番待ちがあるから別の施設に移ってもらいたい旨連絡が来るのです。初めから延命治療は要らないと断っているのに、追い出そうとするのですから無茶苦茶です。最初は私の顔を見て話しかけようとするのですが痰が詰まっているようで聞き取れないのですが、今では意識もかなり薄れてきています。本人は元気なうちから「医者にかかる様なら死んだほうがましだ」と常々言ってましたからSさんも十分分かってますので、そういう状態の方なら老齢になったら入院せぬように自分の「医療は一切要らない旨の自筆の書面を作っておくのが一番」と思いましたので提案させて頂きました。 近々胃瘻を外してもいいという様な終末病院が見つかるかも知れませんのでその時はまたご報告します。

<余話6 無神論>

5月5日の代表代行から岡山支部長に振られたお話がまた流石と思わされたものでした。今回の神界通信は冒頭にも述べましたように「太陽神」に対する評価というより今後のあり方についての方向性、心構えの様な御教えでしたから、その一番肝心な所を突かれたお話でした。それは

「メシヤ様の仰られる事を実行できない様では無神論者と同じである」

なかなかキツイお言葉ですが、その通りと思いました。

・・・・・・・・・・・

〇世代を越えて人類がお詫びの御神業に励み、神様にお使い頂きながら本物の神様の御手足としての万物の長になっていく過程の先駆けとして集められた我々は、芯・核の部分を担うべく今度こそ神様に認めて頂ける様に文字から本当の御働きを受け取らせて頂く一歩を今踏み出さなければならないそうです。

こうした方向に進む様に霊界側が現界の我々に求めており、実際に霊界側は現界の本格的活動期に向けて体制を整えて動いて下さっているそうですので、現界は霊的作用が増えて今までより御神業が進みやすくなりますが、こういった目に見えない御働きの援護を現実世界で実際に得ながら進ませて頂くあり方自体が神幽現一体となった今だからこそ出来る事で、有神論者であると思い込んでいる自分のズレ(無神論的要素)を自分で気付いて自分で正し、本当の有神論者に近づいていくのもその御働きによって可能になっていく

〇「よそ見するな」という意味で、視点がまだ主神様に向いていない事を示すものであり、無神論者か有神論者か問われるとまだまだ無神論者と判定されるレベルにある事を指しておりますが、最初の方に“今度こそ3度目の正直である一定のラインまで多くの方が達する様に”という話のある一定のライン(合格ライン)は有神論者になる事ですので、それにはメシヤ様の仰る事をただ頭で理解しただけでも足りず、感性だけでも足りず、本当の意味で修めていく歩みが必要になってきます。

 

3 皆様方の学びに向けて

頭の良い方は、大体、以上の項目立てとご紹介した内容で、我々が何を意図しているかお分かりになるかもしれませんが、庭山顧問の<余話>としているところに、いろいろなヒントが隠れていますので、自らの学びや体験に何か結びついていないか、皆様考えてみてください。

それらを、サポート役の方々を通じ、全国的に集めさせて頂いて、<余話>を単なる余話ではなく、他の人の実践力となる学びや体験の形にまとめ上げて行きたいと思います。人の体験や学びを、自分のものにして行くこと以外に、急速に向上する手立ては、どうもないようです。自分のペースでのんびりと全集を学び直すだけでも優に一年を過ぎてしまうでしょう。もうその時間はありません。いろんな学びや体験をした方が全国におられます。それを糾合することで効率的に大事なところを学び合いましょう。

と言っても、本資料の全項目を網羅しようとするだけでも、疲れてしまいますから、各人の気になる項目の所に限ってで、けっこうです(お若い時の先生の言葉で、40年近く過ぎても脳裏を離れない言葉ですが、「気になるということは、気になる人に、それをやる使命がある」そうです。)ので、どうぞ忌憚なくお寄せ下さいますようお願いいたします。

最後に、もう一度、今回出て来た学びの視点、ポイントを、列挙しておきますので、学びの指標として下さい。

これ以外にも様々な視点、ポイントがあろうかと思います。あまり話が発散しない程度に、収拾がつかなくならないように、月次祭、勉強会等で、話し合ってみてください。まずは、各拠点ごと、今回うちはこの視点を詰めようという感じで、一つずつ定めて頂き、寄せ集められたものを、ひとつの学びにして行く作業をやってみて下さい。

各責任者は、何らかの文章か何かのまとめの形にして、こちらに上げて頂き、また、お世話を通じて、次につなげていくように、適切なご指導をお願いします。

話題がポイントに合っているか否かは、太陽神に、つまりに光に真向かっている話か、そうではないところに行ってしまっているかで、容易に判断がつきます。

要するに、メシヤ様に向いている話か、他に合わせてしまっているかどうかだけを見ていれば、判然としますので、難しく考える必要はありません。

今年は、去年までの上からのお達し型だけではなく、参加型、発信型の要素を、メシヤ講座にも、どんどんと取り込んで行きたいと思います。

 

2(1)なぜ太陽神か

「太陽神とは何か」

「3000年前の昼から夜への転換で、太陽神はどのようなお働きでどう変わって行ったか(御隠れになったか)」

「3000年後の昼の時代の現在、太陽神はどうお戻りになったか」

※我々がこの一年やったことです。

「夜の時代、昼の時代で太陽神はどう変わられるか」

「そもそも太陽神の御働きとは」

2(2)儂は化けているからな

「メシヤ様はどういう神様に変わられるか」

「変わられた御姿それぞれの御働きは」

「時代と御姿御働きの相違は」

「メシヤ様を御降しになられた主神様の意図とは」

2(3)伊都能売神(観音様)と無限

「伊都能売神の御本体は」

「主神様と伊都能売大神さまとの関係は」

「伊都能売大神様、観音様、国常立尊様それぞれの関係は」

「時代ごとの伊都能売様の御働きの違い」

「みろく(日月地、火水土)神と伊都能売神の関係は」

「人間界(現界)における伊都能売とは」

「大乗・小乗と伊都能売の関係は」

※この項はたいへん難しくなると思いますので、簡単な視点からで結構です。

2(4)天照皇大御神と伊都能売神(観音様)

「日月地と天照皇大御神様との関係は」

「火素水素土素と天照皇大御神様との関係は」

「神幽現三界それぞれにおける天照皇大御神様の御働きと相互の関係は」

「人体(内臓)と日月地の関係、天照皇大御神様の御働きとの関係は」

 

[研鑽資料no.25  太陽神についての学び 資料その1 2018(平成30)年5月14日]

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