学びの資料(平成29年10月)

<研鑽資料>

本資料は、「平成29年10月度学びの骨子」と対をなす事前学習資料です。
メシヤ講座で更なる学びを深めるため、熟読玩味していただければ幸いです。

 

メシヤ教 執行部

 

はじめに

“こちらからみんなの様子をじっと見ているからね”と代表からのお言葉を頂き、庭山教学顧問が作成した「平成29年10月度学びの骨子」をもとに、メシヤ講座の資料を作成することとなりました。

 

執行部のミーティングを終えて寝転がって伸びをして、ふと天井を見上げたら、「大」のお文字が浮かびあがって見えます。霊界からの視線を感じたのでしょうか?額にじんじんと何か感じるが、はっきりわからないのがもどかしい。霊界の監視の下の作業であるということで、半端ない緊張が襲ってきます。正に霊界と現界との共同作業なのです。

 

最近メシヤ講座をさせて頂いて感じることは、非常に内容が高度となってきており、お伝えしたいことが山ほどあるのですが、参加者の信仰の度合いにも格差があるため、中には消化不良を起こしている方がおられるのではないかということです。

このままでは、折角メシヤ様と御縁を頂いて、メシヤ講座に参加されているすべての方々を、救われる側から救う側へお導きすることが、果たして許されるものか甚だ心もとなく、一人でも多くの人が地上天国の住人となれますように、参加者目線での資料作成を決意した次第です。

 

今月は「9月の学びとそのまとめ」「真の大乗宗教とその働きについて」「世界救世(メシヤ)教の復興について」をテーマに学ばせて頂きます。

 

1. 9月の学びとそのまとめ

9月は、仏教に於ける小乗・大乗・如来乗の解説が主となり、それがメシヤ教復興とどういう関係があるのかについて抜け落ちていた感がありましたが、霊層界の上位に魂をおく修行の存在を、既存宗教の教えをもとに知ったことでは意義がありました。

同じ信者さんでも只のお客様でいる限り、御用にお使い頂けないばかりか、神様に見放される存在になりかねません。これから来る大変な浄化の厳しい時に、救われるかどうかあやふやな存在、そういう霊層界の位置を自らが選択してしまっている事に、まず気づくべきでありましょう。

とにかく御用にお使い頂くことを念じ、霊線を太くし、最高神と繋がることで、霊層界における自分の魂の位置を上げ、救われる側から救う側に回っていただきたい。お世話をされる側ではなく、お世話をさせて頂く側に回っていただきたいのです。

 

そして、お世話する側が、お世話をさせて頂く上で心がけて頂きたいことは、『神格をいただく道』『天国的生活』の内容です。この多くの課題に取り組み、拝読と実践を通じて教えを自分のものにした時こそが、主神様から分け御霊として頂いた魂が“本来の神性を取り戻す時”なのです。

 

2. 真の大乗宗教とその働きについて

(1)真の大乗宗教、その停滞と隠された神意

宗教とは、人類相互の親愛、平和協調精神が命であるので、本来目標は一つでなければなりません。別れ別れになってしまったら善の力は分断されてしまうのですから。メシヤ様を教祖と仰ぐ教団も未だに分断されているままですし、隙を見せれば邪神は切り込んでくるので、善の方の苦しみは並大抵ではありません。

主神様は、かつて釈尊を出し『苦の娑婆』や『諦めの言葉』を、キリストには『贖罪と隣人愛』を唱えさせました。しかしまだ『夜の世界』であり、日の力が出ていなかったこと、善の力が分散されていたことから、邪神の力に対抗する事ができなかったのです。

宗教は邪神以上の力を有たねばならないのですが、それには『真の大乗宗教』がなければならないのです。

 

『真の大乗宗教』とは、『宗教、化学、政治、経済、芸術、悉くを包含した超文化運動』であり、『超人的力と知恵とを有する巨人』が、『指導的役割を担う』ものですから、その巨人とはメシヤ様しかありえないのです。

だからメシヤ様を世にお出し申し上げる、お迎え申し上げることが必要なのですが、昭和の時代に、先達の先生方は、メシヤ様から明主様に御尊称を戻してしまい、メシヤ様とその教えの核心部分を隠してしまった状態を、長く続けて来てしまいました。しかしこれもまた神界の仕組みだったのです。

 

メシヤ様は『神意を骨とし人間生活を肉と見る人達を育て、本当の神様に帰依していく人で構成された機関』を作りたかったのですが、昭和の時代では時期尚早で、到底実現出来なかったからです。

『神様をお出しするという具体的な使命を持った人間達が、適した時期にそれを行う事によってなされる事で、すべてはその時に必要な人間をもって事に当たらせる。』と神界で決められていた事だったのです。

大きな事を成し遂げるには、『時』と『人』が揃わねばなりません。神様は時を待たれ、平成の今の時期に、神意を受け取れる人間、神様と因縁の深い人間を生まれさせたのです。

ですから我々は、メシヤ様と直接にお会いしたことはなくても、自分の魂に向けて直に教えて頂ける時代が来ていますので、神界との共同作業で救いの業を広めていくことが出来るのです。

 

(2)これからの真の大乗宗教、『世界救世(メシヤ)教の復興』について

『真の大乗宗教』が、その本来の働きである超文化運動を推進していくために、『世界メシヤ教復興推進教団』として名乗りを上げたのが「メシヤ教」で、このこともメシヤ様がお仕組みになられた大神業の一環です。

昭和25年、メシヤ様の腹中に鎮まられていた光の玉の中に、御倉板挙之神様の『魂が宿った』ことによって、新たに『メシヤ』様が御生まれになられましたが、この光の玉は、平成の今、地球大にまで大きくなられています。

井上邸での御神事として執りおこなった、この『魂が宿る』御神事の時に、メシヤ教の御神体「〇にゝ」と、主催者が楳木代表である事が、神界において決定され、メシヤ様御昇天後五日(五は主神様の数)にして楳木代表が誕生されたのです。

 

そして、私達は『神様をお出しする』という天職使命を頂いてこの世に生まれ、楳木代表のもとに集められました。御教えに『人間の考えと御神意は違うもので、その人の天職使命は霊層界で決められる。』とありますので、これは逆らいようがないのです。

 

(3)万教帰一に備えて

皆さんは天職使命を頂いてここに集っており、『世界救世(メシヤ)教』を復興するということは、メシヤ様の下に万教帰一する核心になるということなのです。

 

メシヤ様の下に万教帰一がなされるのですから、お釈迦様やキリストの聖者や、縁のある霊性の高い方々も、馳せ参じることは、間違いのないことでしょう。

 

私達メシヤ教の信者は、万教帰一と本教復興の中心として、強固な自覚を持たなければなりません。

『とにかく“本気で世界メシヤ教を復興しようとするのだったら”、一人一人が自分の魂をもっと大きくして、神様の御心に適う人間の集団になっていかなくてはならない、そして多くを包み込める大きい存在になれる様に、それをもっともっと意識』していかなくてはなりません。

 

(4)大浄化の時代に備えて

最近浄化が次第に強くなってきていることを、皆様も感じていることと思います。自己浄霊はさせていただいているでしょうか。浄化を頂くのも今の内で、大浄化時代にダウンしてしまうことなく、救う側に回らせて頂くためにも、日々自己浄霊をさせて頂いて、魂を磨いていかなければなりません。

 

メシヤ教では『浄化自体が報酬でありがたいもの、神様から頂くものであって、それによってその人の魂が目覚める』『一人一人自分の曇りが表面化する』とのありがたい御垂示を頂いております。浄化によって霊が浄まれば霊層界の上段に登れ、幸せになっていきますので、浄化が『最大の報酬』だということがお分かりになるのではないでしょうか。

 

3.『 世界救世(メシヤ)教教義』について

主神様は、「この地上に天国を樹立すべく太初より経綸を」行われました。教義は『御経綸』を絶えず認識させていただき、ものの捉え方、見方、考え方の根本を、ここに置くためにあります。なにより地上天国の実現を信じるのが信者なのです。

 

天国とは『天国篇』によりますと、宇宙一切の構成は日月地が根本となっており、火水土の三位一体の力によって、万物は生成され、化育される、調和に富んだ理想郷です。この実現に向け、世界は無限の発展を遂げつつあるが、今までの霊界は夜であったため、日が隠れており、正しい順序ではなく、調和に欠けた地獄世界でした。

この地獄世界の存在の意味は、地上天国における最高度の物質文明までに、この世を発展せしめるためには、『善悪の軋轢が必要であった』からなのです。そして、夜の世界が昼の世界に転換する現代において、大自然の形である『日月地』の正しい順序になって完全な形となり、一切の機構も三段階になり、『三六九』となって地上天国が実現すると御教え頂いております。

しかし、この世が天国篇のようになるには、三千年の夜の時代の清算、すなわち『審判』を乗り越えねばなりません。『霊界が昼間になるに従って、中ブラ党では許されない事になり、どっちかに決定されなければならない運命が来ます。それが善悪の立別けであり、最後の審判』なのです。

 

メシヤ様は、検査と薬物療法と手術を主とする現代医学の誤りを指摘されましたが、薬価薬害を説いたとしても、医学を上回る力を示さなければ、その誤りの証を世に示すことができないため、その証として浄霊力を授けて下さいました。これはキリストやお釈迦様にも勝る最高の力なのです。

『魂の籍が上になっている様にすれば天国の住人になれ、現実もそれに伴って変化し、次に生まれ変わった場合は今以上に昼の世界で、そういう人間の集まりの世界で生きる事になる。こうした流れは時代というものが大きく作用していて、世界救世(メシヤ)教教義の「神はその時代々々に必要なる人間と、必要なる宗教を顕し給い、それぞれの使命を遂行させ給うのである。」に繋がってくる。』と御垂示頂いておりますし、そのために『人間を神の代行者とされ給う』と、教義の冒頭に書かれているのです。代行者である人間と『神界との共同作業』が必要なのです。

 

私達は、今こそ神界との共同作業により、世界救世(メシヤ)教教義の内容を信じ推し進める、世界救世(メシヤ)教を復興していく中核となっていかねばなりません。

 

[研鑽資料no.8 学びの資料 2017(平成29)年9月23日]

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