メシヤ講座・特選集no.178(平成27年11月分)

 

メシヤ様 御書『神人の力』

メシヤ様 御書『神人の力』

<御教え>
『文明の創造』後記
『天国の福音書』続篇の作成へ

(文創  昭和二十七年)

 本文は『文明の創造』371ページに記載されています。(『文明の創造』購入方法は「出版案内」を参照ください。)なお、「『天国の福音書』続篇の作成へ」は平成27年12月に拝読し学び合う御論文です。

同11月に学び合った基督(キリスト)教と善悪』については、HPアップしている各支部の内容を併せて参照していただければ幸いです。

≪解説≫
『文明の創造』拝読によりメシヤ様御降臨の理由と『最後の審判』の御神意が明確となり“悪魔の奴隷”となった大部分の人類を解放させることが可能となる

メシヤ教代表 楳木和麿

御書『幽玄力』の奉納

11月も、何時ものように巡行させていただき、全国の各支部・出張所・集会所で多くの高く深き学びを重ねさせていただきました。そして、メシヤ様御降臨祭に各支部・出張所・集会所から御祈願書をお供えしていただくことをお願いしました。多くの学びと対比して、御祈願書については過去所属教団の癖が出て「目標数を記入するのですか」という問い合わせがあるなど、初めてのことなので戸惑いも感じられました。

しかしながら、『文明の創造』369ページの御論文内容と相俟って一層メシヤ様の御導きと御守りを実感する出来事がありました。それは、御論文を通して『最後の審判』の御神意を明確に理解させていただき、『その為の福音書拝読で、その為の浄霊で、その為の幽玄力で、その為に私が生まれてメシヤ教を創立したのである。』ということを魂深く自覚させていただきました。この一文にある『幽玄力』という御記述は御教えの中でも希少なのですが、その御文字が本部に奉納されたのです。勿論、メシヤ様御神筆の御軸です。箱を開けて拝した際の御文字の迫力はこの上ないものでした。このような御書が学びを深めたその月に、本部へ奉納されるとは驚愕の一語に尽きるものです。これはまた、御論文の真贋が取り沙汰されたことに対する御解答でもあると受け止めさせていただきました。

並々ならぬ神界の御働きを感じさせていただき、新たな体制づくりに臨んでいます。絶対の御導きを賜っているという安心感と共に責任の重さを痛感しつつ慎重に進めさせていただいています。これも全国の信者の皆さんの誠に支えられてのことですし、それはメシヤ様御降臨祭に臨む姿勢づくりを全国で取り組んでおられる真摯な姿にも現われています。改めて、23日を目指して精進させていただくことをお願いします。そこで11月度の「メシヤ講座」内容を再確認していただきたいと思います。

月間では、ホームページ上に「メシヤ講座」をアップしている支部は出雲支部が最後になりますので、各支部でお取り次ぎしたことや質疑応答で学んだ内容の集大成的な話になります。その後に二会場はありますが、世界救世(きゅうせい)教の資格者や専従者であった方が大半を締める関係から、メシヤ様御昇天後の教団の変貌を整理しながらお話しに熱が入りました。御祈願書に関する責任者挨拶も元幹部専従者らしいものでした。

今回は、出雲支部の内容に目を通していただきたいと思います。

『最上級の詐欺』の現代版!

本日拝読をさせて頂いた『基督教と善悪』は、これは未定稿として分類されております。このクライスト教はキリスト教の事なのですけれども、メシヤ様の御在世中はクライスト教と口頭で言っておりましたので口述筆記された後、手を入れてない原稿だというふうに受け止めて頂きたいと思います。しかし御経綸上大切な御論文の一つですので・・・、それでですね、今回「メシヤ講座・特選集」を必ず読んで来て頂いて、そして「この御教えを勉強しよう」という事で皆さん方にお願いした所であります。

今回の「メシヤ講座・特選集」の中味というのはですね、北海道札幌市の定山渓温泉にある岩戸観音堂にですね、メシヤ様御描画の伊都能売観音様が御奉斎されてから80周年になりますので、その記念大祭を執り行わせていただき、その時の挨拶とそれに纏わる原稿です。

メシヤ様が昭和25年の2月4日に世界救世(メシヤ)教を開教された後・・・、御昇天後世界救世(きゅうせい)教に名称を変えると共に、進めている御神業が大幅に変更されましたが、その変更された原因というものをある程度知る事が出来るような事象が起きましたので、その事も併せて今回「メシヤ講座・特選集」の中に載せております。それを踏まえてですね、本日のこの御論文をもう一度確認させて頂きたいと思います。ご承知のように先の『夜の時代』を迎えるにあたっては国常立尊様が御隠退されて分身霊「艮金神(うしとらのこんじん)」として、北海道の芦別岳にお鎮まりになって、芦別岳から日本を中心にですね、清浄な霊気を送って下さっております。

『夜の時代』というのはですね、物質文明を発展させる為に人々を欲望に駆り立てるように急(せ)き立ててきますので、欲望に明け暮れます。しかし、一方で欲望を満たす事が出来ない場合はですね、欲求不満が溜って来るので、それが不平不満に繋がって来るという、そういう言わばおどろおどろしい方向へ全部持って行かれます。そうすると男の場合は特に仕事に出て、そのおどろおどろしい所で仕事をして家に帰ってきた時、もう魂は疲れ果てて帰ってくる訳なのです。その、帰ってきて夜休む時に艮の方角からですね、清浄な霊気が流れて来て、その疲れた魂を浄めて頂いて、そして次の日また元気に出て行くというそういう事を艮金神(うしとらのこんじん)様が担って下さっている訳なのです。ところが、そういう事で「家の鬼門(艮の方角)に不浄なものを作らないように」という家相方位を決めている訳であります。折角清浄な霊気が流れて来てもですね、そこで穢れてしまうと魂を元通り浄めて頂く事が出来ませんので、やがて運命が傾いていったりですね、主が大病を患ったり、という事が起きてしまう事も生じます。「鬼門の方角には不浄の物は作らない」と昔から家を建てる時や家を購入する時には、そういう事を条件にしていた訳であります。

また、約三千年前に日本を統治していた伊都能売神皇様がインドの方へ降って行かれて、そして当時お釈迦様が未だ皇太子であって悉達太子と呼ばれている頃にですね、日本が徳によって治めていた、その徳によって治める方法をお釈迦様に教えた訳ですね。そして、その教えに基づいて悟りを開いて仏教を作り上げた訳です。ですからメシヤ様は物質文明を発展させる時の教えなので、本当は「“物”教」が正しい言霊の発生の方法だと仰っているのですけれども、通称仏教、仏教と言ってきた訳です。ですから「物」中心の時代の教えと書いた方がいい位の訳なのですね。そういうふうに仏教の事については御解説されております。

それで、その仏教がですね、日本に逆輸入する時中国を通って来たので、中国でですね儒教を拾って来て、儒教の形が現在の御位牌の“黒塗りの板に金泥で文字を書く”という、その技法が一緒に入って来た訳です。そうするとですね、それ迄白木の位牌に墨で書いていた御位牌よりも、黒塗りに金泥で書いた御位牌の方が先祖を敬う為には非常に「形としては素晴らしい」という事で、一挙に日本にこの位牌の形式が広まった訳であります。こういう歴史を知らないと、取り分け浄土真宗などは、位牌はいらないとかいう話に・・・取り分けお西の方は、そういう話をしておりますので、これ自身は儒教が同時に入って来たという事を知らないお坊さん達によって進められている内容だというふうに解釈をしておいて頂きたいというふうに思います。(岡山支部HP参照)

さて、そこで国常立尊様という絶対的な裁きの神様と、それから観音様というですね、あらゆるものを救っていくという御働き、このお働きが一つになった御存在がメシヤ様でありますので、『メシヤ様』というふうに唱えた時から裁きの働きと救いの働きが同時進行で行われるという事です。しかし、この裁きの働きを断って行きたいという人によって、メシヤ様を認めないような組織が出来上がって来たというふうに受け止めざるを得ないのです。岡田茂吉教祖を教祖と仰ぐ教団も全て浄霊をして行きますので、人を救うという事については、観音様の働きは依然として認めているのですけれども、善悪を立て別けて行くという働きを認めない人達が『メシヤ様』と呼ばないという、そういう組織を作って行っているという事になります。

その事について一番分かり易い事がですね、丁度私がもう一度教団改革を一からやり直そうという事でメシヤ教を創立した同じ年に、川○氏(もうお亡くなりになりました、○○之光教団の元会長)がですね、芦別岳(北海道・夕張山地の最高峰)にお参りに行って、当時引き連れて行った信者さん方(北海道の人達が中心)に“この参拝によってこれからお詫びをしなくても現在進めている○○之光教団の御用に邁進すれば全ての罪が許される”という話を皆にしたそうです。これはですね、本日拝読をさせて頂いた367頁の『バイブルで悪魔と霊線を繋がれる最上級の詐欺を始めたのである』の現代版で、これが詐欺の内容です。ですからメシヤ様はお詫びをして、お詫びをしたら『お詫びの御神業』を進めないといけない、と仰っているのにも拘らずですね、最高最貴の御存在の御教えを否定して、“詫びなくても現在の○○之光教団の御神業に邁進すれば罪が許される”という、この最上級の詐欺の現代版を言ってしまったので、更に教団がおかしくなって行ったという事です。その事を私達に目覚めさせる内容が今回の『最上級の詐欺』を認識するという事に繋がっていくかと思います。(大阪支部HP参照)

霊的知識を知らずして

それでですね、366頁の1行目に戻りますと

『それから私は皆が覚えていないが、』

と。皆が覚えていないがという事に、このお言葉に物凄い深い意味があるのと同時にですね、

『一番重要な問題を説いてみるが』

という事で、この『基督教と善悪』をずーっと御記述になられております。“一番重要な問題”な訳ですね、“一番大切な事”というような事ではなくて、一番重要な問題としてこの御論文を書かれているので、その様に問題意識をもって拝読をして頂ければ、この『基督教と善悪』の中味がですね、より深くご理解いただけるものと思います。そして6行目に

『夜叉は片目の悪魔で闇そのものであるが、先頃の昼間の世界が終るに連れて世界を掌握する為には、先ずその時の人間が知っていた霊的知識を抹殺させる必要があったのである。』

とあります。この霊的知識を抹殺させる為に、この三千年間は動いて来たという事になります。そして物質文明が発展してきたという事であります。ですから、皆さん方が、浄霊の話とかを未だ知らない人に話してあげたり、それから御守護頂いたら「神様の厚い御守護で良かったですね」というふうに話しをしてあげても、サッパリ分からない人達がいます。「良かったね」と言っても「いや薬が効いたのかもしれない。浄霊で良くなったのかも分からない」とかいうような事を言ったりする、その人達は、霊的知識を抹殺させられた方々だというふうに認識してですね、お気の毒に思って、根気よくその人々を救い導いていくように働きかけをして行って頂きたいと思います。

しかも、この夜叉というのは、本来夜叉龍神なのですけれども、夜叉龍神が全てを『夜の時代』にして行こうとして取り組んでいるので、この善言讃詞の中にある『夜叉龍神も解脱為し』というのは、この事を御神前で毎回毎回唱えて、その眷属、あるいはその影響を受けている者達が『解脱』を認識する霊界を作って行かないといけないのですけれども、世界救世(きゅうせい)教の場合は、夜叉と龍神を分けて信者さん方に理解させた為に、夜叉龍神の本質を全く認識できない信者さんばかりを作っていってしまったという・・・、これがメシヤ様御昇天後のですね、指導者達の最も怠った内容であります。

私がこうやって批判しているのは、その人達を攻撃しているのではなくて、その事に気付かなければ地上天国を建設する事が出来ない為に、今こうしてですね、耳障りが悪いとは思いますけれども、メシヤ様御昇天後その様に教団を引っ張って行ってしまった為に、信者さん方にご苦労を更に掛けてしまったという事に繋がったという事を、強調したい為にこういう話をしている訳なのです。

この善言讃詞を、この御神体の御前で奏上する時には、この『夜叉龍神も解脱為し』という事を力強くですね、心を込めて発声して頂きたいと思います。そうするとですね、その部下達も“もう解脱しているのだ”という事が分かれば、その影響を受けない想念が生まれてきますので、根気よく知らしめる事によって、この世の中の夜叉龍神の影響が消えて行くという事・・・。この消えて行ってこそ、私達の地上天国建設が進んで行く訳なので、まだ影響を受けていると地上天国建設がずーっと実現しないままに進んで行くことになってしまいます。

N織さんが今度御神体御奉斎式を迎えたら、更にですね『善言讃詞』を奏上する時には、その部分を、一層心を込めて奏上して頂きたいと思います。それと同時にですね、今月は質問を受けた内容は、途中になりますけれども、お話しておきます。私が発声する時ですね『一天四海觀音の□仁愛(メシヤ)の御手に帰一され』という、この間を(□の部分)一呼吸おきます。“一呼吸を置く理由は何か”という質問を今月は受けたので、各支部でお話しているのですけれども、「一天四海觀音の」という間にですね「敬しく惟るに世尊觀世音菩薩此土に天降らせ給ひ光明如来と現じ應身彌勒と化し」が、ここに省略されているというふうに思って奏上して下さい。「一天四海觀音の」から「光明如来と現じ應身彌勒と化し」そして「メシヤ様」迄御出世された「仁愛(メシヤ)の御手に帰一され」という、そういう想念でですね、ここの所は発声して頂けると、より一層霊界が浄められてですね、天国建設のそういう霊界の形が整っていきますので、そういうふうに受け止めて頂きたいと思います。また御神体御奉斎式の時に確認をして上げて頂きたいと思います。(三重支部HP参照)

夫婦が自然に受胎できない場合の理を知る

次にですね3683行目に

『然し問題はそれで終るものではなし、医学の進歩に相俟って夜叉は人工授精を開発したので、その目的は神様の魂が宿っていない人類を創造するのであったのである。』

というふうに書かれております。そうするとですね、現在は相当不妊治療が進んでおります。不妊治療はですね、今生まれてくる子供の17人に1人が不妊治療で生まれているという時代を迎えていると言われているのですね。それでこの場合ですね夫婦で取り組んだ不妊治療の場合と、それからいわばシングルマザーを目指してですね、結婚はしたくないけれども子供を産みたい、と・・・。この場合ですね、今「あさが来た」(NHK朝ドラ)の中でですね、あさに辛いセリフを言わせましたよね。“旦那様お妾さんを囲って下さい”とこういうふうに言わしたじゃないですか・・・。奥さんにとってあんな辛い発言というのをよく言わしたなというような、そういうセリフが出ていますけれども、そういう事で生まれるシングルマザーではなくてですね、精子バンクから精子をもらって受精した話を、ここに当て嵌めて頂きたいというふうに思います。精子バンクから精子を提供してですね、そこで関係性のない人に子供を産ました時に、これは来月拝読して頂く『講話録』の所にですね、非常に先祖が怒るという事が出ております。(『文明の創造』後記参照)そうした所で又確認して頂きたいのですけども、ここでは先ず夫婦で不妊治療した場合の話をもう一度ですね再確認しておきたいと思います。

夫婦で不妊治療した場合は、これには当て嵌まらないというふうに受け止めて頂きたいと思います。しかしですね、自然に受胎できない場合はですね、未だその霊統、血統の中、先祖の中で浄化が充分出来た魂が用意されていないので妊娠が出来ない訳ですね。それと又その母体なり父親になる者の体力が弱い為に妊娠が出来ない訳です。このどちらかで妊娠できないのですけれども、無理やりに妊娠させた場合ですね、浄化不十分の魂を執着によって引っ張り出した、という事になって来ます。これは他の御教えの所で理解して頂きたいのですけれども、可愛い子供を亡くしたので悲しくて、悲しくてしょうがなくて、もう一度生まれて来て欲しいという事を強く願った為に、浄化不十分の魂を引っ張り出して来たので、非常に不幸なふうになった、という御教えを拝読した事があると思うのですけれども・・・、それと一緒で、浄化不十分の魂を無理やり執着によって引っ張り出すので、浄化不十分で生まれて来るという事になります。

浄化不十分の魂の場合は、大きく二つに分かれます。事故で死んだりですね、それから手術をして肉体的不具者となって死んで、浄化不十分の場合は障害を持って生まれて来るというのは、一つの形として出てきます。もう一つの形はですね、何かよからぬ事をして死んだ場合、その罪穢れが精算されないで浄化不十分のまま出て来ますので、その浄化不十分の魂は運命が閉ざされた状態で生まれて来ます。そうやって子供をつくってしまった以上は徹底してその子供の魂が浄化されるように、浄霊をしっかりして行かないといけないのです。浄化すると病気症状が出て、様々な事が出てくるので、それに耐えてですね、しっかり浄化させてしまうという事に取り組んで行くのと同時にですね、運命が開かれる為には親がしっかりと徳を積まないといけないのです。

徳を積む方法はメシヤ教に入会して浄霊をして行くというのが一番良いのですけれども、それが家庭の事情とか様々な事情で出来ない場合は、先ずですね、お寺からお布施の依頼が来た場合やお経上げがあった時には、お布施が今迄三千円也包んでいたのであれば、四千円也五千円也を・・・「必ず多くお布施を包みなさい」というふうに、アドバイスをして上げて貰いたいと思います。それから1年に一度ですね氏神様の寄付が来たりした場合、通常お札が千円とか二千円とかという形できますので、「その倍は必ず寄付をするようにして徳を積んで行ってくれ」と、それからその地域の寄り合いとか色んな役とかを貰った場合は、誠心誠意ですね、地域の事とか、あるいは子供が通っている学校の事とか、そういう地域社会の為に一層貢献して、徳を積むようにアドバイスをしてあげて頂きたいと思います。

そして、先程の精子バンクから優秀な学校の学生の精子を貰うとか、それからスポーツ選手の優秀な精子を貰うとかいうような事を考えているご婦人がいた場合には、必ず“それは止めるように”というふうに言ってあげて下さい。そうしないとここに該当してきますので、そういう方々にアドバイスをして上げる時には、この頁をですね一緒に読んであげて辛い現実ではあるけれども、“こういう事が真実なのでそういう事はしないように”というふうにアドバイスをして上げて頂きたいと思います。そうした所をここではですね、しっかりと学ばせて頂きたいと思います。

メシヤ教に許された深奥なお導き『文明の創造』369

そして、この『文明の創造』の発刊が“本当にメシヤ様のお導きで許されたなぁ”と思える所はですね、369頁です。この369頁はですね、ひとつ前の御教えは『ミロクの世の実相』という所を拝読しましたけども、三六九というのはミロクですので、『今迄は五六七であったがこれからは三六九になる』という御教えに基づいて、369頁を見ると“ミロクの頁”にですね、これから私達が御神業として取り組んで行く中味が明確に書かれております。1行目から

『右の如く悪魔の経綸の中心はクライスト教であるから、最後の審判はそのクライスト教と眷属(けんぞく)を抹殺して悪魔の奴隷になっている大部分の人類を解放させるのでなくてはならないのは当然であろう。その為の福音書拝読で、その為の浄霊で、その為の幽玄力で、その為に私が生まれてメシヤ教を創立したのである。何故なら皆は霊と心を浄め、正守護神の霊力を強くして、邪神の頭目と闘って勝たねば天国人になるのは出来ないからである。』

と。ですから、私達がこれから進める御神業というのは、この中に全て含まれて、しかも一、二、三、四、五、六、七行で書かれておりますので、七は「成る」ですので、この御神業を進めて行けば地上天国建設が成って行くという、行数もこの様にピッタリ当て嵌まっております。これ、こじ付けの様に受け止めないで頂いてですね・・・、私がページ立てをして、ここ369にこれが来るようにページ立てした訳ではなくてですね、ずーっと最初から組んで行って校正をずーっと重ねて行って、ここにピッタリ当て嵌まっている訳です。ですから、メシヤ様のお導きによってですね、そして御力を頂きながら、この『文明の創造』を発行出来たというふうに、強く思わせて頂ける頁数であります。

そして、これから『福音書』をドンドン発行して行きますので、今『主神様とメシヤ様』とこの『祈りの栞』が福音書の続篇の一号になって来ます。次の続篇を24日に発行してですね、それを基にメシヤ教の体制を新たに造ってですね、御神業をより進展させようと計画を、今、しております。この計画をして行っていると益々メシヤ様が進められようとした“御神業を進める事になって行く”なと思わせる事が・・・。(御神業進展に伴う数多の事象を述べられました。以下この学びは参加者のみとし、割愛致します:HP担当者)

「曲のさやり」とも闘っていける体制作りを

クライスト教というのは当時の口述筆記のままなので、手を入れてないのでこうなっているのですけれども、現在ではキリスト教になっております。そうすると『キリスト教と眷属を抹殺して』という事になると、えらい乱暴な表現に聞こえますけれども、このキリスト教の中に夜叉龍神はじめ仕込んだですね、内容というのを、皆に目覚めて貰えばいい訳なのです。

例えば処女受胎がありますね、処女受胎というのはあり得ない事なので、そういう事を信仰の世界に入って来ると信じてしまうという、そのあり得ない事を信じてしまうという事を気付いて貰うという事ですね。そういう事を色々お話しながら進めて行く。それから断頭台という磔をされる訳なので、磔というのはご承知のように、ここ(掌)にですね杭を打ち込んでいきますので、生きている人間のここ(掌)に杭を打ち込んだらどうなるか位は、誰でも想像出来る訳で、そこから血がタラタラ降りるし痛みに耐えているのと、足首にも杭を打ち込んで、そして身体が落ちないように止めて行きます。ロープなりで括(くく)り付けるのではなくて杭で差し込んでいきます。その痛々しい姿を祈らせるという事が実は罪を崇めて、其処に霊線を繋がせるという夜叉龍神の企みでありますので、そんな痛々しいものを祈りの中心におくという事はおかしいのではないか、という事に気付いて貰えばもうそれで済む訳なのです。この『キリスト教と眷属を抹殺する』という事は、その中に仕込まれている詐欺に気付いて行くという事だ、というふうに認識しておいて頂きたいと思います。“そういうやり取りって中々難しいよね”という話になって来ますので、その難しい事をする為に、これからより一層御教えを中心にして作る『福音書』を拝読しつつ、『浄霊』をしつつ頂きつつ、そして、こういうお祈りをして『幽玄力』を頂きながら「御神業を進めて行くのですよ」という事が、この後半です。

その為に『メシヤ様が生まれてメシヤ教を開教した』のだ、と。そして、この三つに取り組んで行くと我々の『正守護神』に霊力を頂けるので、どのような「曲のさやり」とも闘っていける、と。そういう体制をですね、作って頂ければ有難いのです。そういう事を中心にですね、どうするかというのを、“立石さん、話し合って頂いて”・・・。そういう事を本日はお願いさせて頂いたり確認させて頂いて、いつものようにですね、質疑応答に入らせて頂きたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

世のさまを見る

今日も朝から地震があったり、フランスの方でテロがあって、大勢の方が犠牲になっているので・・・あのテロとかの原因もこの中に込められた内容です。十字軍の話が出ていますけれど十字軍はキリスト教圏が、当時のアラビアの諸国よりも学問が低かったので、十字軍によってアラビアを攻めてですね、そこの学問体系や宝を全部取って来る為に十字軍が組織されまして、その取って来た内容が、今のロンドンの大英博物館に陳列されている物がその取得物だという事です。中心はですね、今私達は数学をやる時にアラビア数字を使っているけれども、このアラビアが数学の一番元だという事です。キリスト教圏が作り上げたものではなくて、アラビア諸国でずーっと積み上げて来た数学が基になって現在の数学の体系が出来ている。だからアラビア数字を使っているという事です。この十字軍も映画などだけで理解して行くと、十字軍が正当なる占拠をずーっと繰り広げたというふうに映ってくるのですけれども、アラビア諸国から見ると全て略奪されていったものなので、その残存されたものが現在のですね、IS(イスラム国)などに反映されているという事であります。そうした事も共々に情報を集めながらですね、御神業をして行く時の教材にこれからもして行きたいというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。

責任者の話

責任者:今、先生から色々お話があって、ミロクの頁の7行目までの話を皆さん方一緒に聞いて頂いてる訳ですから、一つどうこれから取り組んで行くかという事を、一か月間考えて頂いて次の月次祭の時には、しっかりお話し合い頂きたいな、と思います。私が皆さん方にお願いしておきたい事は、次の月次祭が今年の最後の締めくくりになります。その時にですね今年1年を振り返って、どう変わって来たのか、自分が何をしたのか、という事もしっかりと反省しながら何をしようと心掛けて進んできたのかとか、それが出来なかったとか、色々あると思います。

だけどそういうものを含めてですね今後の御神業、要するに『メシヤ様に直に太く繋がった』と。そこから繋がって行くという事が今年のテーマで始まって来た訳ですから、それによってどう変わって来たのか、それで地上天国建設という事にどう自分が取り組んできているのかとか、それから『伊都能売の働き』から、今度は『メシヤの働き』ですね、『メシヤの働き』というその立て別けという働きなんですけれども、立て別けの働きに自分自身がどう取り組んで行くのか、そして御神業に対してそれをどう広げて行くのか、これは大きな大きなテーマではないかなと私は思っておりますけれど、そういう事を含めてひとつ12月には皆さん方のご忌憚のない意見とか反省点とかをお聞かせ頂いて、新しい御神業にどう取り組んで行くかという事をですね、考えて頂いたらと思って今日聞いていた訳ですけども・・・如何でございましょうか。

代表先生:それで結構だと思いますので、やって頂きたいと思います。

責任者:本当に難しい話で、自分自身が反省しながら色々考えて、常日頃考えておる事ですけども、本当に地上天国建設と言葉では簡単に言っていますけどもね、どれだけの事が出来ているのかという事を考えると、何かこう分らなくなって行く事があります。本当の話がね・・・。

真の宗教性

一部誤解を招いてしまった部分を補足します。『最上級の詐欺』の現代版として取り上げた内容ですが、○○之光教団の故○川氏が最初から薬容認を指示したとは思われませんが、「千丈の堤も蟻の一穴から」の諺通り大きな方向転換を余儀なくさせられてしまうものです。療院構想の最初に携わった医師は薬を使用しない姿勢を貫いたのですが、構想が拡がるにつれて招き入れた信者以外の医師も増え、多数決の原理からその医師も排除されたと聞き及んでいます。次第に「仕方ない」という姿勢から「今は薬を飲んで浄霊をする時代だ」的な極論に至ってしまっているのです。

ここで、宗教の指導者が心得ていなければならないことは「宗教の世界は数の論理で進めてはならない」ということです。議会制民主主義と宗教の機能との明確な違いを理解した上で運営に当たる必要があるのです。その基礎知識がなければとんでもない事態が生じるのです。今東大の世界比レベル低下が叫ばれていますが、以前社会迎合を焦点に教授陣の紛争がありましたが、その結末が現在を招いているとも言えるのです。それと同じで、宗教は真理の具現ですから、真理こそが全てなのです。療院構想の拡がりで医師が増えたとしても、御教えに沿って運営しようとする医師を排除しては元も子もないのです。もっとも、「教団改革の精神」で触れているように、嘘の上塗りを主導したリーダーなので、今日を招いてしまったとも言えるのですが。

現在法人化の作業でも、宗教性を失わせるような圧力がかかります。ここでも、宗教の原則を心得ていないと組織は出来上がっても宗教のそれではなくなってしまうのです。何時もお伝えしていますように、宗教性とは必要な時に必要なように人と物が集まるという大原則の上に成り立っており、また、それがなければ神の御加護があるとは言えません。

冒頭述べました御書の奉納が正にそれを意味します。来年2月の節分祭、立春祭並びに『世界救世(メシヤ)教』開教記念大祭でお披露目させていただきます。