メシヤ講座・特選集no.161(平成26年6月分)

 <御教え>
『文明の創造』宗教篇
霊的病気 
癌病
(文創  昭和二十七年)
本文は『文明の創造』276ページに記載されています。(『文明の創造』購入方法は「出版案内」を参照ください。

また、研鑚資料『文明の創造 三』では10ページです。)なお、『霊的病気 癌病』は7月に拝読し学び合う御論文です。6月に学び合った『最後の審判』に関する内容は各支部ホームページを併せて参照していただければ幸いです。

≪「地上天国祭」特集≫
<報告>
脳溢血の麻痺に御守護をいただく
岡山支部 T.K.

肝腫瘍切迫破裂の余命宣告に御守護
広島支部 船井竹子

生活習慣病と自然食・浄霊法の効果
札幌支部
 S.Y.

<代表挨拶>
『文明の創造』拝読によりメシヤ様から絶大なる御導きと御力を賜っていることを覚る

メシヤ教代表 楳木和麿

メシヤ教一大慶事の報告「箱根参拝場建設用地入手」

皆さん「地上天国祭」おめでとうございます。

本日は、三人の方に体験報告をしていただきました。非常に感動させていただく中で、まずはメシヤ教としての一大慶事を報告させていただきたいと思います。

ここから程近いところに、参拝場建設用地を入手することが許されました。登記の申請等が総て今月11日に整いました。当面の間はそこを整地してこの会場で行事を執り行う際の駐車場に使いたいと思います。

そして、やがて皆様方から誠が集まった時に参拝場を造りたいと思います。駐車場を確保しても二百畳近い参拝場を造ることができますので、広い御神前ができる予定になります。

この話が浮上した時に、私が全国を回っている関係と本部に一週間居るために、実際の交渉は鎌倉支部責任者の菅谷さんに当たっていただきました。

土地入手の条件としては、

第一は、参拝場を造った時に“神山に向かって参拝できる”ように御神前を設えることができる場所。これが第一です。

第二は、参拝者や御奉仕に上がった方々が温泉に入って帰れるように“温泉権が確保されている”ということです。

第三は、「公園上」ないし「中強羅」の駅から歩いて行ける。

この三つの条件を基に菅谷さんに細かく業者さんと視察していただいて、「全ての条件に合致します」という連絡をいただきましたので、「それでは具体的に話を進めてください」ということで話をまとめました。11日に総て整いまして「地上天国祭」の佳き日に登記が完了することになっております。

皆様方の御神業に対する誠と信仰の深さによってこうした事が許されましたので、まずもって、最初に報告させていただきます。

メシヤ様御描画観音様の御奉斎形式を定山渓温泉観光協会へ申し入れる

それから次に、毎年10月26日に札幌の定山渓で伊都能売観音様の入仏記念式典を執り行わせていただいておりますが、この岩戸観音堂の改修という話が浮上しておりました。札幌支部には「できるだけ推移に注意していただきながら、いざ改修工事が始まる時にはメシヤ様御描画の“観音様が中央の祭壇に位置する形になる”ように、何とか申し入れをしていただきたい」ということを依頼していました。

ちょうど先月の26日の参拝日に、管理している定山渓温泉観光協会と札幌支部の代表者3名との間で会合を開くことができました。

こちらの希望する祭壇の理想像を資料を基にお伝えすることができました。現実にどのような形になるかはまだ回答を得ておりませんが、“メシヤ様が御描画された観音様が中央に御奉斎される”という切なる願いが通じて実現すれば有難いことだと思います。

そのような会合が持てたこと自体が大変有難いことですので、この話が順調に進んでくれることを願っているところであります。

『天国の福音書』続篇(一)『主神様とメシヤ様』発刊

そして、順序が逆になりましたけれども『天国の福音書』続篇(一)を校了することができまして、本日が発刊日になっておりますが、今回『観音講座一、二』を全文入れることになりましたので、ページ数が30ページ余り多くなりました。そのため校正がずれ込みました。

製本所から23日着で全国の支部、出張所、会場へ発送するという連絡が昨日入りましたので報告申し上げます。

皆様方の日々の誠によって、こうした御神業が推進できますことを大変有難いと思います。

振り返りますと、4月は私が大きな浄化を許されたために皆様方には随分御心痛をお掛け致しました。

札幌で4月26日の行事に臨んだ際には、帰途空港で車椅子を使用しなければいけないところまで症状的には悪化しましたので“このまま全国を回り続けることが果たしてできるだろうか”という少々不安な気持ちと三大疼痛の一つを含めた三つの浄化が重なった“この浄化を乗り越えれば相当に身魂(みたま)を浄めていただけることは間違いない”という思いがありました。

“必ずメシヤ教にとって良いことがあるだろう”と考えておりました矢先に箱根強羅の地に土地入手を許されることになりましたので、これから更に“御神業を推進する体制が整う”という思いになっております。

宗教法人「メシヤ教(世界救世メシヤ教復興事業教団)」設立の準備

そこで、今日から行事の際には写真撮影をして記録を残すことになりました。これは、箱根の地に参拝場が建設される時には、それを管理していくためには宗教法人を取得した方が良いということになりました。その準備作業の一環で進めることです。

宗教法人「メシヤ教(世界救世メシヤ教復興事業教団)」という名称で宗教法人設立の方向で進めていきたいと思います。

そして、世界救世(メシヤ)教を復興したいと願う教団やその指導者の方々、信者の方々、心ある方々と手を取り合って『メシヤ様が本来進めようとされた御神業』を推進できるように進めていきたいと思います。

準備の期間、各支部の方々にも色々書類を出していただかないといけませんし、準備期間の間にやらなければいけないことが数々ありますけれども、どうか協力をいただきながら新しい御神業体制が築けるようにお願いしたいと思います。

三名の発表者から学ぶ内容―御守護いただく姿勢づくり

さて、その御神業の中身と言いますのは、本日の3名の方々の発表内容に凝縮されている通りであります。直(じか)にお一人お一人の声で皆様方はお聞きしましたので、私が重複して説明することはありませんけれども・・・。

最初に御報告していただきました岡山支部のT.K.(34才・職場の関係で名前を控えます)さんは、支部責任者とメールのやり取りをした後に私に送って下さったメールでは、絶望的な文面でありました。“このような想いで過ごしている人が、30代でいるのだなあ”という想いがあったので、岡山支部の原田さんと連絡をとって「手術をしているし御守護をいただきにくい状況ではあるけれども岡山支部で受け入れてくれないか」「受け入れましょう」という話になりまして、このように大きな御守護をいただきましたので大変有難いことだと思います。

ところで“『浄霊』だけで御守護をいただいたか”と言いますと、『浄霊』がなければ御守護がいただけないのですが、メシヤ様を信仰する人達が陥ってしまっているところがあります。

それは『浄霊』があまりにも有難いために“人間的な努力を怠る場合がある”ということです。そのために原田さんの方から「医者に言われて、そんなに落ち込むのだったら『浄霊』を受けに来なくて良い」という返答をいたしましたし、改善がストップした時にご本人に対して私も人のことを言えた立場ではないのですが・・(笑い)「やせるように」と言いました。それは今の発表の姿を見ていますと標準的な体型になっておりますが、少し改善し始めたので気が緩んで体重がかなり増えておりました。ウエストが一センチ伸びると毛細血管は相当伸びます(体重が1㎏増えると血管は3㎞伸びると言われている)ので、本来体を痛めたところを修復しようとするところへ血液が行きにくくなります。そのために回復が止まってしまう訳です。メシヤ様から御守護いただいた以上は“人間として努力を重ねなければ御守護をいただき続けることはできないという意味において、そういう話をいたしました。

人間が自分で自分の体を改善する方向で努力をしていった時に、メシヤ様から多大なる御守護をいただくということで、本人も努力をしてくださいましたのでここまで来ることができました。しかし、ご本人が抱えている精神的な癖と言いますのは中々取りづらいところがありますために・・・原稿はできたのですが、「参拝はできません」ということで、私も困ってしまいました。私が御守護談を幾ら説明しても本人が出て発表していただかなくてはその真実性は伝わりませんし、代読してもらってもそれは変わりませんので、「なんとか参拝していただけないか」という話をしまして、幾つかこちらから問いかけをしておりますと、考え直すことができまして「参拝できるように取り組んでみます」という返事をいただくことができました。

こうしたことの積み重ねで“精神的な癖が取れていくのではないかなと、これから大いに期待するところであります。本人から報告はなかったのですが、お亡くなりになられたお母様は○○○○会の専従者でしたので“箱根にお参りしたいという気持ちはあったのですが、「墳墓の奴隷にならぬ」という方針の下“箱根に参拝できないという状態がズーッと続いておりました。今回、彼が参拝されることによって“お母様は安心されたのではないかな”と思います。そして、メシヤ様の御神業を“これから霊界と現界で手を携えて取り組ませていただけるのではないかなと、そのことが非常に有り難く、込み上げてくるものがあります。

肝臓がんを小さな浄化を重ねながら御守護いただく

2番目に報告していただいた船井さんは、昨年の9月に肝臓がんを宣告されて“大変不安な日々を過ごされた”と思いますので、時折不安な言葉を責任者の方に伝えるために責任者の方が胃を壊すような、そして、激痛に襲われて食欲が無く過ごしながら、浄霊一本で御守護をいただいてまいりました。

しかし、過去に漢方薬をはじめとしてかなりの量の薬を服用している関係で、それを溶解・排泄しなければ、完全な健康体を手に入れることはできません。そのため、病院で検査をすれば、その都度様々なことを指摘されるということは当然に起きることであります。

その都度不安な気持ちを抱えるのは人間の自然な心情であります。その心情を大きく包み込んであげて共々にメシヤ様から“御守護をいただく道を歩む”ということが信仰の仲間であります。浄化をされている方々に寄り添ってあげることが大事であろうかと思います。

そして、何よりご本人が懸命に御教え拝読に取り組みつつ“支部の御神業を支えさせていただきたい”という気持ちを膨らませながら御守護をいただいたことであります。皆様方が船井さんのお顔を見ましてもふくよかで癌の相は微塵も感じないことと思います。

メシヤ様の御力の偉大さをこの御守護報告で感じない訳は全くないと思います。本当に有り難いことだと思います。

成人病に関する貴重な資料を作成しての報告

それから、3番目に札幌支部で入会して現在は鎌倉支部で月次祭などに参拝されているS.Y.さん(現職幹部官僚のため名前を控えます)から報告がありました。これは私が報告する余地は全くありませんので、その資料を参考にしておいていただきたいと思います。

ただ一点言えることは、今、世の中には成人病を患って食事療法に取り組んでおられる方々は大勢いらっしゃいます。何々療法というのもたくさんあります。

今回の数値をつぶさに確認していただければ食事療法だけでは難しいところがあります。それはコレステロールの数値が変わっていかないということがあります。世の中には言い方に語弊がありますが“無農薬無肥料の食事しか駄目だ”ということで、これに固執してしまって取り組んでいる方々がおりますけれども、固執して取り組んで行きますとコレステロールは増えていきます。何故かと言いますと、「あれは食べられない、これは食べられない。これしか食べてはいけない」と凝縮して取り組んで行きますとストレスが溜まってしまうために、中々その部分だけ改善に向かわない場合があります。

その改善できないところを『浄霊』で御守護いただけたという良い例ではないかなと思います。世の中で努力していらっしゃる方は大勢おられるのですけども、その努力が中々実りづらい状況であります。

そこへいきますと、私達のように『浄霊力』を拝受している人間というのは『浄霊力』を手にしているだけで“大変な救いをいただいている”ということが良くわかる、そういう体験談ではなかったかなと思います。非常に整理されておりますので、数値表とその隣の文面を突き合わせながら、お帰りになったら確認していただければ大変有難いと思います。

『最後の審判』をどう受け止めるか

今月、各支部、各出張所及び各会場で拝読させていただいている『文明の創造』では『最後の審判』という項目となりました。

この「地上天国祭」に合わせて、この項目をメシヤ講座で拝読させていただけるところにメシヤ様の多大なる御導きをいただいていると強く思う次第であります。しかも『文明の創造』を発刊する所以(ゆえん)まで御記述になられておりますので、今回参拝場建設予定地を入手できたことと「地上天国祭」の6月に合わせてこうした御教えを拝読させていただくことが、私達メシヤ教信者にとりまして多大なる御導きと御守護を賜っているということを強く思うことができる出来事であろうかと思います。

これから更に皆様方ご自覚を持っていただいて御神業を支えていただきたいと思います。

御神業を支えていただく時に、もう一度T.K.さんの発表に戻りますけれども、○○○○会の新しい支部長から「全財産を献納しなければこの症状は治らない」という文言やS.Y.さんが報告の中で述べた「『最後の審判』は『天国の福音』を普く宣べ伝えられた後起きてくるという文言の『最後の審判』という言葉を使った時に『最後の審判』が教団の取り組みに人々をかきたてる、あるいは、みんなをその活動の中に入れていく、そういう手法に使用する脅し文句的に使っていくということが過去の教団の中にありました。

もう一つの面では、○○Aは社会性ということを言っておりますが、この社会性はどこから出てきたかといいますと、メシヤ様御昇天後に体制が様々変遷しましたが、その端緒はメシヤ様の御神格を下げてしまって、後継者の方針に沿って御神業体制を進めたことによって「専従者の資質が落ちてしまったということがあります。大先輩の方々に対して大変申し訳ない言葉ではありますが、専従者の資質は何かと言いますと『浄霊』をする時にまず第一点は「急所がわかるということであります。第二点は「体力が続くかということを見抜くことであります。

この「体力が続くかということを見落としてしまいますと、先頃の○○○○会で起きたような警察沙汰の事件が発生してしまう訳です。それと同様に、御昇天後の教団では裁判沙汰になる事件が非常に増えてまいりました。ですからこの〝裁判沙汰になる事件を無くしていくということで社会性ということを言い始めました。

しかし、本来の社会性はメシヤ様の教えを“現代の科学的な説明で補足できる”ということが本来の社会性である訳です。

ところが、当時取り組んだ社会性というのは問題を起こさない、裁判沙汰にならない、ということが社会性として、その頃の教団が取り組んだ内容であります。

その問題を起こさない社会性が更に進んで“医療界の言いなりになる”という社会性になってしまったのです。これでは、本来メシヤ様が進めようとされた『医学革命』というのは一歩も進まないということになってしまいます。そうした教団の過去の流れの中から受け止め方の間違っていたところを改善して『本来の御神業』を進めるというのが過去教団改革という名の下にズーッと進めてきたことでありますが、未だに進められずにきております。

こうしてメシヤ様から絶大なるお導きと御力を賜っている私達がそのことを大いに進めていかなければいけないということであります。

そして『浄霊』については三つ目があります。

この三つ目は何かと言いますと『御神意を覚る』ということであります。御神意に適っていないことでやっていきますと、急所が合っても体力を見ていても御守護をいただいていけない場合があります。この『御神意を覚る』ということを支部の勉強会でお互いに学び合っていかなければいけないところであります。

それは、時には自分の耳に痛い内容が入ってきても『御神意を覚る』という一点において“どのように受け止めていくか”という姿勢がない限り、御守護の生活をズーッと営んでいくということはできにくくなります。個人の信仰の中ではそうしたことを心がけておいていただければ大変有難いと思います。

「教導師第三位」取得を目指して支部全体の協力を

全体としてはこれから宗教法人「メシヤ教(世界救世メシヤ教復興教団)」として組織を整えて行きますので、支部責任者に様々な報告書を提出していただいたり、煩雑な作業が重なっていきますので、どうか支部に所属している信者さん方は一層支部責任者を支えていただいて、協力いただきながらその作業を順調に進めて行きたいと思います。

それから、もう一度私の浄化になりますけども、私が全国を回れなくなった時に代わりに動いていただける人がこれから許されていかないといけないのですけども、代わりに動いていただける人には「教導師第三位」という資格を取得していただかなければ動いていただく訳には行きません。

「教導師第三位」というのは入会者を50名以上許されて御神業を進めている支部の責任者から資格をいただきますので、そういう方がこれから一人でも二人でも増えて行きますように、どうか支部を支えて取り組みをしていただきたいと思います。

そうして、もう一度T.K.さんの報告に戻りますが、実は入会者と浄霊力伝授の大きな違いは、浄霊力を拝受するのは無料でいかなる人でも申し込んでいただくことができます。

しかも、一旦手にしたならばメシヤ教から離れてもメシヤ様にお祈りすれば浄霊力はズーッと許され続けます。

しかし、入会者というのは入会の教修をきちんと受けて『文明の創造』を発刊して、次に『天国の福音書』続篇(一)を発刊して(二)(三)・・・というように続けて発刊する取り組み、あるいは一人でも多くの人を救っていくという取り組み、そうしたことを支える側に回る人であります。「私、もう今月から支えたくないわ」と言ったら離れていただいて結構です。離れた時には入会者という資格、束縛を無くしてます。

入会する時には大変な決意で入会してくることと思いますが“永遠に縛り続けるということはないという思いで、メシヤ様がお示しいただいておりますように『御神業というのは道楽なんだ』というような心境で御神業に臨んでいただければ大変有り難く思います。

大変時間が押してきましたけれども、本日「地上天国祭」を皆様方と共にこうして盛大に執り行わせていただきましたことを心から感謝申し上げて、私の挨拶とさせていただきます。

ありがとうございました。(要旨)

[print_link]