英文サイトのご奉仕を許されて学んだこと

本部直属 光の森出張所 京都支局 H.N

 

地上天国祭、誠におめでとうございます。
この度、熊本光の森出張所 京都支局の担当を拝命いたしましたH.N.です。

私がメシヤ教とご縁をいただいたのは、2011年のことです。

実はその10年ほど前、メシヤ様の御存在を知る機会がありましたが、宗教、特に新興の宗教に対して良い印象を持っていなかったこともあり、メシヤ様のご浄霊と御教えを深く学ぶには至りませんでした。

しかし、メシヤ教は違いました。なぜなら、初めてお会いした際の楳木代表のお話が、少しも宗教臭くなかったからです。

楳木代表とは、メシヤ教とご縁をいただいた年の12月、メシヤ様御降臨祭に出席する折、初めてお会いしました。正直なところ、「一体どんな方なのか。」と内心疑心暗鬼だったのですが、私の相談に対してとても常識的なアドバイスをしてくださいました。そして、この方のご指導ならば耳を傾けていけると思いました。

さて、メシヤ教とご縁をいただいた私がまず最初にした事は、メシヤ教HPのメシヤ講座を最初から読むことでした。メシヤ講座は、私がご縁をいただく10年以上前から始められていますので、この過去10年分のメシヤ講座を学び始めました。また、読み進める際、特に印象に残った部分はノートに記録もしていきました。

10年分のメシヤ講座に目を通した後、今度は「岡田茂吉全集」を日々少しずつ拝読していきました。

楳木代表は、私が初めてお会いした際に、この全集に言及され、「読めば分かる。」とおっしゃいました。ところが、最初は意味がわからないところばかりでした。メシヤ様ご自身が御教えでおっしゃっているように、あまりにも世間の常識と異なることが書かれているからです。また、今から50年以上も前に書かれていますので、そのまま現代に合致しない状況もあります。御教えの理解を少しでも深めるため、メシヤ様ご存命当時の社会情勢なども併せて調べながら拝読し続けました。

分からないながらも、なんとか全てを拝読し、またはじめから拝読を続けノートをとっておりますと、あることに気付きました。

前回拝読した際、印象に残ってノートに記入した内容を、また記入しているという箇所が多いのです。この内容こそ自分の課題なのだと気付かされました。

そのような中、英文サイトを立ち上げるお話を楳木代表から伺い、その担当者の1人として役割を担わせていただくことになりました。

皆さまのお力を借り、無事2012年12月英文サイトをアップし、また翌2013年6月には、お蔭話を英訳しサイトにアップすることができるようになりました。

 

御神体御奉斎を許され生活が整い、新たな宗教観が

そしてその年の12月には、御神体御奉斎が許されました。

日々の祈り・自己浄霊・御教えの拝読と、月ごとのメシヤ講座・英文サイトの更新。生活が少しずつ整っていくことを実感していく中で、改めて英文サイトの目的、また、私自身の役割について考えておりました。そんな折、メシヤ教の日本語サイトを開いた際、下の方に掲載されていた趣意書に目が留まりました。

皆さまご存知の通り、趣意書は、事業を推進する趣旨や目的を開示し、事業に参加する人たちが共通の認識をもって行動するための大切な書面です。私はこの大切な項目にずっと気付かなかったのです。

なぜ、楳木代表が毎月メシヤ講座を行い、現代社会の事象と照らし合わせながら、また歴史を遡りながら分かりやすくメシヤ様の御教えを解説してくださっているのか。その有難さと、学ぶことの意義を深く感じずにはいられませんでした。

また、趣意書の最後尾に「教団浄化の真相」という項目があり、初めてその内容を知ることとなりました。

この内容は、昭和59年当時世界救世(きゅうせい)教(きょう)の総長でいらした中村力(つとむ)氏の所信表明で、私はこの文章に大変感銘を受けました。

勿論、当時世界救世教で起きたことを私が知る由もありません。私が感銘を受けたのは、中村元総長がこの所信表明の中で、宗教人としてまた宗教団体としての姿勢を時代性・社会性という視点をもって説いていることです。

中村元総長は、所信表明の中で以下のように述べています。

「宗教団体とは言え、社会的存在意義をもつからには、法治国家に於いては、その本旨を逸脱してはならない」

「時代と共に生きる宗教であるならば、当然、時代性、社会性を備えてしかるべきである」

冒頭で申し上げましたが、私は宗教に対して長い間良い印象を持てずにいました。

信仰によって人々が救われていくことは素晴らしいことなのですが、個人的なことでもあり、またその意義が所属する団体内部で終始していて、内部の常識と外部の常識がかけ離れているように感じていたからです。

しかし、中村元総長は所信表明の中で、当時の状況を「全てのことが社会の常識や世間の目、また反応をあまりにも無視しております。」と警鐘を鳴らしています。

また、「健全な教団を次代に引き継ぎ、メシヤ様の御心に叶い、教主様にご安心頂ける教団づくりをお誓いし、私の所信表明といたします。」と締めくくっています。

このような考えをお持ちの宗教人が存在したことに私は感動を覚えたのです。

そして、その所信表明をサイトで紹介し、当時起こった事の問題点をその発生時にまで遡り明確にし、「世界救世(メシヤ)教」の復興を推進するのがメシヤ教であるのだと、遅まきながら気付くことができました。

 

「世界の道」を一歩一歩確実に進ませていただく

先月から、英文サイトに教団概要のメニューが加わりました。

日本語よりも厳格な文法をもつ英語で「第2の開教」を訳しますと’the second foundation of “Sekai-Meshiya-kyo”’となります、すなわち「『世界救世(メシヤ)教』の第2の開教」です。

このように、日本語ではあいまいな表現が英語では明確に訳されていきます。英文サイトの担当を許されたことで、何気なく拝読していた日本語の一言一句を、深く考えながら読むようになりました。大変ありがたいことです。

メシヤ様は、「宗教行動主義」を推奨していらっしゃいますので、この学びを活用しなければ価値がありません。

先月開催された「『本部御神体御奉斎』・『新本部竣成』祈念大祭」で、楳木代表は御神業推進の意義として「光の道は世界に通ずる道」ということばを引用されました。

私自身が御心のままに「この世界の道」を一歩一歩確実に進ませて頂くことが許されることを祈念し、体験報告を終わらせていただきます。

ご静聴いただき、ありがとうございました。

 

[御蔭話(御神業の本筋)地上天国祭 2015(平成27)年6月15日]

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