御典医の然毒

越谷市 宇賀村龍佐(元世界救世教東方之光教団所属)

 

地上天国祭を迎えるに当たりまして、メシヤ様との霊線を結ばせていただいたことへの感謝を申し上げると共に、メシヤ様との霊線を結ばせていただくことが許されなかったら、どんな人生を送っていたかを考えると恐ろしいくらいであります。

入信以前の病気、貧乏に苦しんでいた状態が嘘のようであります。私の母方の先祖が加賀(石川県)前田家の御典医であることから、然毒は相当に入っており、知らぬこととは言いながら人々に薬毒を施しており、相当因縁深く罪深いことをしてきた訳であります。

私がメシヤ様との御縁を結ぶきっかけは、昭和46年5月31日の夜、埼玉県の杉戸町から越谷市に引っ越してからになります。昼間ではなく夜に引っ越したのは、ある事情のためです。翌日、信仰の導き親である、故高橋弘子様と出会えたことが、私の家、私の人生を変えました。

私は、昭和49年1月に当時の世界救世教埼玉県本部越谷布教所へ参拝、初めて御浄霊をいただきました。この頃は、教団一元化後間もなくの時期であったと思います。因みに、越谷布教所は一元化以前は東京都新宿区高田馬場にある宝生教会の支部であったところで、宝生教会は渋井総斎先生が晩年に関わられ、その後を小泉守之助先生が教会長をされたと伺っております。

振り返りますと、教団浄化以前は、教団としての良い点はまだ残っていたと思います。

浄化作用という認識もしっかりしており、信仰の先輩からは、浄化をいただいた時など「おめでとうございます」とよく言われました。また、「昔は、死を覚悟するほどの御浄化を家族がいただいたら、赤飯を炊いて祝ったものだ」とか、「死を覚悟する程の御浄化を3回乗り越えたら、霊体の曇りを相当に浄めていただき、罪穢れを取っていただき、家の因縁を許され、よりメシヤ様との距離を縮め、近づかせていただける」と言われました。

このように、当時はまだ浄化を乗り越える喜びを味わうことが可能でありました。私自身も、赤痢的浄化(下痢の症状及び体温が38~39度台の症状が二週間以上継続)をいただいたり、40度近くの熱が一週間以上続き、咳、痰、下痢、寝汗等、面白いように毒素排泄を許されまして、その都度御守護賜りました。

その後、教団浄化が惹起いたしまして、東方之光・MOAは、メシヤ様から離れていく様子が目に付くようになりました。天津祝詞の奏上は廃止になり、教団施設内での朝夕拝も廃止になりました。

また薬毒論も廃止に近い形となり、信徒でありながら平気で薬を服用するような具合です。また、自然農法においても動物性の肥料まで使用するような有様です。御教えを曲解している教団に籍を置き、疑問を持ちながら日々を送っている状況でした。

私は、教団がメシヤ様の御教えと反対の方向に進んでいる中、社会一般で薬毒を認識している人は一人もいないのだろうかと考えるようになりました。その中で、平成11年、「医者が患者をだますとき」(ロバート・メンデルソン著、草思社)に出会いました。これは、薬毒、手術の危険性、病院出産の危険性、予防接種の危険性、レントゲンによる被爆、西洋医学及び製薬業界の危険性について書かれた本です。

また、平成18年、「病気にならない人は知っている」(ケヴィン・トルドー著、幻冬舎)に出会いました。この本にも同様の内容が書かれてありました。

メシヤ様の御神書の中に、イシヤ、フリーメーソン、マッソン秘密結社、パリサイ人という言葉があり、これらが医学と薬を作ったと書かれている箇所があります。

それらを証明している本も近年出版されており、そのことを研究している民間の研究者がいることも知りました。このことからも、『昼の時代』が近いことは明らかであり、信徒でない方々でも、御教えに書かれている内容を理解できる人が増えつつあるように感じます。そのような時に際し、吾々がもっと声を大にして薬毒、肥毒を世に知らせるべきではないかと考えるに到りました。

その頃の東方之光・MOAがメシヤ様の御神書と相反する方向へ進んでいる中で、私はどのような気持ちで信仰させていただけばよいのか、と悩みました。「岡田茂吉全集」の御神書に求めたり、御昇天後の教団史、教団一元化や教団浄化の真相、各教団の状況等をできる範囲で勉強させていただきました。東方之光・MOA以外の教団も同様、メシヤ様から離れている状況であり、疑問を持っている人が多々いることを知りました。

そうした中、メシヤ教のホームページを知り、勉強させていただき、“メシヤ様の御教えを実践している教団は、ここだけかも知れない”と思いました。「おひかり」なしの浄霊についても、メシヤ様の御言葉があり、私自身も実践し、御光が出ていることを確認させていただきました。

メシヤ教への入会をお許しいただくまでに5~6年の期間を要したのは、東方之光・MOAへ縁をいただき、そこでの人間関係を大事にしたかったこと、真の一元化完成にあたり、“正しい方向へ変化するのでは”との期待があったためです。

平成19年になり、「メシヤ教へ参拝させていただきたい」と決意しました。そして3月に参拝させていただき、メシヤ講座をいただきました。「メシヤ様の御教えを実践できるところはここだ」と判断し、入会をお許しいただきました。

その後、東方之光を脱会しました。それから、メシヤ様の御教えを深いところまで追究した話を聞き、また、数々の体験を伺い、充実した信仰生活を久しぶりに送らせていただくことができるようになりました。

現在、世界の状況を見ても、ミャンマーのサイクロン、四川大地震、それから昨日の岩手宮城内陸地震等々、大浄化時代の様相を呈しております。これから浄霊を求めてくる人が増えてくることと思います。その時に際し、一人ひとり浄霊力を磨くべく、精進し、メシヤ様に求めてまいりたいと思います。

 

[御蔭話(御神業の変遷)地上天国祭 2008(平成20)年6 月15日]

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