メシヤ講座no.186本部(平成28年8月)

<今月の御教え>

「『本教の誕生』世界救世(メシヤ)教早わかり」(昭和二十五年十一月二十日)

本文は『天国の 福音書続篇(一)神観 主神様とメシヤ様』19 ページに記載されています。

 

【メシヤ講座 本部】

 

「『本教の誕生』世界救世教(メシヤ教)早わかり」を拝読して

楳木代表

いよいよ本日から皆様方と覚りの旅を始めるわけですけれども、前もってですね、先月の終わりに短期間に4,200Km走ったものですから、右膝を痛めて一寸皆さん方には見苦しいところをお見せしますのでご了承ください。この上に出来物が出来た時にそれを小学1年生の時に手術をしてその時の薬毒が足を使うとそこに溶けて集溜して来るので、それが痛みとなって長時間正座が出来ない訳なのですが、大分その薬毒も取れてきたのである程度長く正座出来るようになりました。それが今日の私が不自然な動きをしている最大の理由であります。

それでは今月からですね、先ず玖珠出張所の責任者から今日の御教えを拝読して覚った内容を報告して頂きたいと思います。

 

玖珠出張所責任者

覚りとは難しいですけれど、しかし、この御教えを頂いて私共は常々日常生活の中で見たり聞いたりする事の中で、この御教えが分かり安くなって来ていると思うのです。身近な事なのですが、一般の方々はすこし身体が悪くなったりしますと直ぐ病院に行くのですけれども、行ってみて「良くなるという事が無いという事」がハッキリし始めた事がこの主神様の御教えの中で私共が覚っていく事ではないかと思うのです。今日もお誘いした新しい方ですけれども、認知症に罹りまして大分御浄霊を頂いて良くなっておられたのですが、やっぱり薬に頼るのですね。やはり化学的な物に頼るという、そういうその人類が非常に、何ていうかしら頼り安いと言うか、そちらに頼っていれば気安いと言うか、何かそういう風な危害が見えて来て、入院されたと聞き勿体ない事だなと思っていた反面、御淨霊を頂いた訳でもないのに『入門と奥座敷』の本を頂いて、手術が出来ない所に出来ていた脳腫瘍がその本を読ませて頂けた事で、大学病院に行ってみたところ医者から「腫瘍が小さくなっているので、3ヶ月後に診察に来て下さい。」というような状態も出て来まして、こういう事を私共がメシヤ様の御教えによって知らされて来ている、又その知った事を伝えて行かなければならないという、そういう使命を私共にメシヤ様は与えて下さっているのではないかなと思いながら今日の御教えを頂きましてつくづくと感じる訳ですが、それが私の覚りでしょうか。如何でしょうか、先生。

 

楳木代表

はい、分かりました。有難うございました。それでは、光の森出張所責任者お願いします。

 

熊本光の森出張所責任者

『本教の誕生』を読んで覚った事。この御論文は今から66年前に書かれた物ですが、書かれている一つ一つの事柄が不思議と現在に当てはまりますし、現在の私達の方がその時代の人々よりも御論文の内容をより深く理解出来るのではないかなぁと思いました。

そして、先ずこの御論文を通じてメシヤ様は私達に何を仰りたいのだろうか、御論文の内容を頭の中で整理してみましたところ、『本教の誕生の理由は、何であるか』、主神様の御目的である真善美完き理想世界の建設=地上天国建設であるという事です。そして「その時は?」、総ての条件が具備され(メシヤ様御昇天後、今メシヤ教に起こっている色々な事柄と照らし合わせ)「ミクラタナの神様」の光が地球を覆っている今だと思いました。そして、「誰が理想世界を建設して行くのか?」、その事を知らされている私達メシヤ教信徒だと思いました。

それから、メシヤ様が私達信徒に最も仰りたい事柄が、冒頭の抜粋してある文章だと思いました。その文章を現在メシヤ教に起こっている事象に当てはめて考えてみると、「主神様の御目的は、真善美完き理想世界を造られる事にあるので、神様は総ての条件が具備されるのを待たれたのであり、理想世界を造られる時とは現在であり、私達メシヤ教信徒は今、これらの事を認識すると共に自己自身の考え方を根本的に変える事こそ差し迫って重要である。」という事ではないでしょうか。

最後に、先月代表先生が出雲支部でお話された事柄は、この本の140ページに書かれている御論文の内容だと強く感じています。以上を私の覚りとさせて頂きます。

 

楳木代表

140ページという事をメモしておいて下さい。そこをさらに感じたという事ですね。はい、有難うございました。

 

有史以来の御啓示

楳木代表

地上天国祭から、「ミクラタナの神様」からの御啓示を頂くようになって、その内容が有史以来と言える位大変な内容でしたので、先月の月次祭では皆様方にかなり硬く伝えてしまい、早速その夜「ミクラタナの神様」から『今日の話し方は非常に硬すぎた。』と御注意が来まして、『3回位は笑わせてくれ。』と、要するに『非常に大変な内容なので硬く話すのは分かるけれども、硬く話してしまうと聞く側も硬く捉えてしまい、総ての内容がスーッと入らないので聞く側の心をほぐしながら話していって貰いたい。』と御垂示されました。

私も常々、例えば大黒様にお参りする時には「お金を運んで下さいとお祈りしてもいいですよ。」と、しかし「大黒様は、皆様方の腹を見られているので、この人に本当にお金を運んだ時に御神業に使うか、というその腹を見られているので、御神業に使いそうに無い人にはお運びになりませんよ。」というような事をいつもお話していますが、そう話している私が、いつも神様から腹の底をみられているという自覚が言葉上はあるのですが、心底腹の中を見られているという実感というものがそれ程あったわけではないのです。今回は悉く腹の底を見られておりまして、それで『メシヤ様が進められた御神業の第二の御神業を担わしても良い。』というような御垂示があったので“それでは、メシヤ様と同等の光の玉を授けて頂けるのかどうか。”とかをチラッと思っただけで『今、光の玉は授けてやりたくても授けられない程大きくなっているので、「ミクラタナの神様」がメシヤ様の腹中の光の玉に御宿りになられてよりズーッと御成長されて、その光の玉は今地球全体を覆っているので光の玉を入れてやりたくても入れてやれない程の大きい御存在になられている。だから、何処の国へ行っても、どういう人種であろうと、どういう宗教を持っている人間であろうとも、メシヤ様の事を認識するだけで浄霊力をはじめとして大変な恩恵を賜れるような時代を今迎えているので、どうか此れからは、組織とかそういうものを越えてメシヤ様の御存在を皆様方に伝えて、そして御守護を頂けるような、そういうお世話をして貰いたい。』という事でしたので、此方が一寸でも疑問を持つと即刻答えが出て寄せられるような状態なので、私はやり難くてしょうがないのですが・・・。

それでこの『主神様とメシヤ様』の本を勉強して行くと皆スーっと霊性が高まって行くので、此れからの御神業は今までよりも、この本部を造るまで非常に苦労した事柄があったので、『此れからは非常に簡単に御神業が進むようになる。』と仰られても果たして如何かと思ったのですが、“此れ位の人数で果たしてそういう大任を担って行く事が出来るのだろうか。”と思っていたところ、その夜『人数が少ないから、この主神様とメシヤ様の教えを徹底出来るのだ。』とそして、『今の人数が丁度良い人数なので、教えを皆に浸透させて行くように。』という御指示でした。

それから、“浸透させなさいと言われても、全員が理解出来るだろうか。”と少し疑問を持ち首を傾げていたところ、『信者を見縊(みくび)ってはいけない。今、現時点で繋がっている者達は解る魂しか集めていないので、この学びを続けて行けば解る魂だけなので、解らない魂を持った人間は来させないようにしている。』と仰ったので、私が一寸考えただけでもたちどころにそうやって御注意が来るので、今寝不足気味になっているところです。

 

『夜の時代』と「ミクラタナの神様」の関わり

楳木代表

そこで、先月ここでお話しさせて頂いて更に各支部を回る中で、光の森出張所責任者が出雲支部での話をしてくれましたが、出雲という所は謂わば素盞嗚尊が年に一度10月に朝鮮半島に帰国をするその場所でして、ですから日本の暦の中では10月を神無月と書きますが、この神無月は素盞嗚尊が朝鮮半島に帰っておられるので「神様が無い月」であると日本の暦ではそうなっているわけですが、しかし出雲地方だけでは「神有月」と10月を呼んでいます。それは全国の出雲系の神様(素盞嗚尊の配下の神様方)が出雲へ集合し大半の神様方が朝鮮半島に帰られ、そして留守居の神様方が出雲大社に残っておられるので神有月と呼ぶという、そういう因縁のある土地である出雲支部で月次祭を執り行わせて頂いている時に“果たして『夜昼転換』の夜が三千年前に始まった真の理由は一体何か。”と考えてお参りをさせて頂いていましたら、“実はこれが「ミクラタナの神様」と非常に関わりがある事なのだ。”と・・・。

三千年前の当時の日本を分かりやすい縄文遺跡で見て行くと三千五百年前から更に遡ること三千年間は殆ど争いのない生活が営まれていたという事は青森県の三内丸山遺跡を見れば充分分かるような状態になっています。それは全国にある縄文遺跡を見てもそういう事が言えるわけです。それらの遺跡からは一切人を殺傷する武器が出土していないので全く争いが無かったという事が分かります。しかし、青森以外の場所では工業化が進んでいた為に遺跡が発見されても遺跡が無かった事にしてしまった為に貴重な遺跡を総て壊してしまいました。そのような訳で、比較的に発展がなされなかった三内丸山遺跡だけが貴重な遺跡として残っているわけです。そして、そこを見て行くと戦争というものが全く無かったという事が分かって来ます。

そして、その当時の最後の時期に日本の天皇として即位されていた御方が伊都能売神皇という御方だったのですが、この伊都能売神皇様に対して、朝鮮半島から素盞嗚尊とそれに従った中国の瓊々杵尊という両柱を中心とした軍勢が山口県の萩に上陸して来て、伊都能売神皇様に皇位を譲れと迫ったのですが、その当時伊都能売神皇様は徳によって国を治めるという事をなさっていたので「ミクラタナの神様」が御宿りになられていたのですが、素盞嗚尊が「貴方が皇位を譲らなければ、毎日日本人を何十、何百人と殺して行く」と脅迫をして来たので「日本人を犠牲にしてしまっては申し訳ない」という事で急遽、御位を天照天皇に御譲りになりインドへ降って行かれ、その後に観音様になられた訳です。その時にミクラタナの神様が御宿りになっていた象徴の物が御頸珠(みくびたま)という首飾りでありまして、その首飾りを天照天皇に御譲りになられそして日本を抜けて行かれたのですが、その次に素盞嗚尊は天照天皇に「皇位を譲れ」と迫り天照天皇も御断りになられたので遂に天照天皇を崩御させてしまいました。後で、毒殺されたとお知らせ頂いたのですが、天照天皇が崩御された後、素盞嗚尊は御頸珠を奪ったのですが、その御頸珠を奪った瞬間にそこに御宿になられていた「ミクラタナの神様」は御本体の主神様にスーッと吸収されて御戻りになられたようです。

 

『夜昼転換』の真相

楳木代表

そして、その瞬間から『夜の時代』になったという事ですので、“あぁー、そうだろう”と・・・。私が出雲支部の月次祭の中で、今まで組み立てていた御教えの組み立てに“確かにそういう事に「ミクラタナの神様」が深く関わっている。”と確信を持って御参りしたので、初めて出雲支部でその事を御取り次ぎしたのですが、その夜又『今日の見解は正しいので、この事をこれから順次残りの支部などで皆さんに話をして行くように。』という事でした。『間違いは無い』という御垂示を頂いていたので、こうして御取り次ぎをさせて頂いています。

ですから、メシヤ様が昭和六年六月十五日千葉県鋸山で天照天皇を御迎えされて、それから東京の日枝神社に御鎮座申し上げられた事によって、「ミクラタナの神様」が本来宿る事の出来る御本体が現界に御出坐されたので、その時からメシヤ様が御神業を進められ、そして昭和二十五年六月一五日に「ミクラタナの神様」がメシヤ様の腹中の光の玉に御宿りになられ、そこから御成長され現在66年目を迎えているという事です。このような事が分かったならば、現○○○○教は本来この事に基づいて御神業を進めて行かなければいけないのですが、この事の捉え方が非常に弱い為に『宗教改革』と『医学革命』が進まずにいて『医学革命』の方は、医者の方に引っ張られる形で本来のものでは無い形で御神業を進めざるを得ない方向に進んでいるというのが現状です。今、全体の○○○○教の在り方を見た時には、“このような根本義が充分に分かっていない為にそのような形をとっているのだ。”と受け止めて頂き、今まではどちらかと言えば批判的に話をして来たのですが、今からは“やはり物事が分かっていない為に本来の道からずれた形を歩んでいる。”と解釈しながら、“手を差し伸べて行くような取り組みを進めさせて頂かなくてはならない。”と思わせて頂きました。

 

『世界救世(メシヤ)教教義』から『文明の創造』発刊に至るまで

楳木代表

それから、今日は○○さんに『世界救世(メシヤ)教教義』を拝読して頂きましたが、私自身の人生というものを見て行くとこの『世界救世(メシヤ)教教義』を暗記したのが中学生の時だったのですが、その時『世界救世(メシヤ)教教義』にその当時の○○○○教を照らし合わせて見つめてみると、○○○○教とは“本来の教祖の方針とは違った方向に進んでいる。”という事を感じたが為に学生時代からずーっと教団改革の精神で成長して来ました。

そして、その時に前半の『抑々、世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は、此の地上に天国を樹立すべく、大初より経綸を行はせ給いつつある事を吾等は信ずるのである。』という、その一文の『信ずるのである』という人間は“宇宙を果たしてどのように見つめたら良いのだろうか。”というところから、宇宙に対する見解を深める取り組みをしてメシヤ講座の中でも宇宙に対する考えかたを話して来たのですが、後半部分の“此れから地上天国を建設して行く”という点においては、やはり一番中心になるべき事は『医学革命』と『宗教改革』にあるのですが、それを進めて行く上に置いてはより一層積み上げて行かなくてはならない事があるので、それをどうして行くかと考えていって愈々『文明の創造』を発刊し、それから『文明の創造』に基づき現在最も進んでいる医学界の論文を初めとし生理学上の人間の肉体の構造、例えば○○○○教は『薬毒』という点に置いては、「毒」という点ばかりを重視して来たが為に「薬を飲んではいけない。」という事だけが強調されて来ました。しかし、薬が怖いのは毒の部分だけではなく、「人間の身体が、薬に依存していくという事」が実は一番恐ろしい訳なので、今医学界でも随分気づいて来ているので時々発表されています。

例えば、女性の方々は生理痛が激しい場合○ン○とかその他の生理痛の薬を飲んでいる方もいらっしゃいますが、この生理痛の薬は生理があがった後も生理痛を起こすという現象が起きています。それは、脳が○ン○を欲しがる為に生理痛を起こして○ン○を飲ませるという、脳の中に薬に対する依存が出来てしまうという事が最近の医療の中では分かって来ました。この『薬毒論』とは、『毒素』の部分だけではなく人間の身体が薬に依存してしまうのでこれが恐ろしいところです。また、メシヤ様はこの依存に付いては、栄養ということで『栄養剤を摂るとすれば、栄養剤は完成したものであるから体内の栄養生産機能は、活動の余地がないから自然退化する、栄養機能が退化する以上、連帯責任である他の機能も退化するのは当然で、身体は漸次弱化する事になるのである。(「栄養の喜劇」光13号昭和24年6月18日)』と御記述されています。

栄養剤を飲んだ瞬間、胃から吸収した物で総て栄養が行きわたり小腸が働かなくてもよくなるので、人間の身体のバランスが壊れてしまいます。それで、人間を一番単純化していくと謂わばミミズですので、ミミズが小腸になるので、このミミズがズーッと成長して行くと小腸がズーッと出来上がって来て、その先端に脳が出来て来るのと段々と足が出て来るので、我々の一番原始的な物というと小腸になって来るわけです。ですから小腸が働かなくなると、人間の身体のバランスが全部壊れてしまうという事が、まぁそうした事は生命誌の研究の中から段々分かって来ていますので、そうした事を今度は『文明の創造』にくっつけていって、メシヤ様の御教えに基づいて現代の最先端の学問はどのように裏付けとなっているのか、或いはその学問が進んで来た為に人類を間違った方向に導いてしまった部分はどういう所からかということを整理して次に本を出そうとして準備をしています。

 

『主神様』と『ミクラタナの神様』の御意図

楳木代表

そうしたところに、根本的な事の主神様の御意図と「ミクラタナの神様」の御意図というものを、今回頂く事が出来ましたのでこれで大きく御神業を進めて行くことが出来るのではないかと思います。祭典時に拝読をして頂いた『世界救世(メシヤ)教教義』の後半部分を力強く進めて行く為の、そういう御垂示である、と私は今のところ受け止めていますので、これからこの頂いた御垂示を更に自分の中に入れて進んで行きたいと思います。

そこで、今日拝読をさせて頂いた内容を二人の出張所責任者から覚りの部分をお話いただいたのですが、皆さん方はどうだったでしょうか。ある程度心の中で“成程なぁ”というものが出て来たのではないかなぁと思うのですが・・・。

 

そして今後の取り組みとして…

楳木代表

今日拝読をした最後のページ(P.29の3行目)に『何よりも一度本教の信者となるや、何人と雖も一宗の教祖位の救いの力を現わし得る事である。一信者にして奇蹟を現わすなどは、日常茶飯事といってもいゝ、実に素晴しい現当利益である。』と、この事は過去の○○○○教も入信したての頃は皆淨霊を取り次ぐだけで奇蹟を頂けていて凄いなぁと思っていたのですが、社会性というものの認識を間違って捉えてしまった為に、御教えの解釈を間違って信者さん方に取り次いだ為に信者さん方が最初味わった奇蹟が段々出なくなって来ているのが現○○○○教の状況です。

しかし、信者さん方の中で、ひたすらメシヤ様を求め、明主様として求めている方々には大きな御守護を頂けているので、組織上の指導と個人の信仰によって此処が別れて来ているという事を一つは見つめさせて頂ければ有難いというふうに思います。

そして、その次に『そうして本教の教えによれば人生の妙諦を会得し』・・・、“果たして人生の妙諦を会得した人が幾人今日まで出ただろうか。”と思わされます。

『真理に目醒め、日常生活は改善され、心中明朗となり、確固たる信念の下、未来に渉って迄も透見されるので、真の安心立命を得るのである。』・・・、“こういう所まで、過去の○○○○教は何処まで導く事ができたのか。”と考えると甚だ寒いところがあるかと思います。

これから私達が一層自分達の霊性を高めつつ皆さん方をこのような境地に御導き出来るように共々に取り組んで行かせて頂きたいと思います。取り分け『日常生活は改善され』という所は、私が学生時代からずーっと信仰して来た中で日常生活がなかなか改善されていない方々ばかりでした。浄霊という素晴らしい力は授かるのですが、授かったところから次に日常生活が改善されて行っているかというとなかなか改善されていない。そういう信者さん方ばかりでしたので、その点をこれからより進めて行かなければ、○○○○教の信者さんでこの前も相談をお受けしたのですが、「白内障の手術をしても良いでしょうか。」というような相談が平気できます。要するに『霊体一致の法則』によると、水晶体を入れ替えるという事は人工物の水晶体を入れるので、霊界に行った時にはおそらく全く見えなくなるという事を想像出来ない、それ位の信者さんの状態にこちらが愕然としてしまいます。そうした事一つを取ってもこの『日常生活が改善され』というところには、中々御導き出来ていない状態であろうかと思います。

それから、随分と自然農法には取り組んで来てはいますが、○○○はバーク堆肥を使用しているし、○○○○教団はEM菌を使用しています。そして、○○○教団も新たな堆肥を使っていますので、自然栽培というのは教団外の人達がやっている自然栽培の方がよりメシヤ様の教えに近い状態で進められています。そうした事を見つめて行くと、この『日常生活が改善される』というところが、中々実現が難しいところを今日迄の○○○○教は歩んでまいりましたので、これからより一層私達の発信を高いものにしながら、メシヤ様と御縁を頂いた方々の日常生活が好転して行くように働きかけをして頂きたいと思います。

そして、『何よりも本教信者は時の経るに従い、人相がよくなる事である。』・・・、この人相がよくなるのは浄血者となるからなのだ、血が浄まるからなのだという事なのでこの血を浄めるという事が日常生活の中で多いなる課題となって行かなくてはなりません。

それから、『前途の不安は消え、品性も向上するので、世間の信用は高まり、人々から敬愛されるという有徳者となるからである。』この『有徳者となる。』という事が三千年前の伊都能売神皇様の統治のあり方なのです。そして、その統治のあり方に対して御力を下さっていたのが「ミクラタナの神様」なので、今回「ミクラタナの神様」から強くメッセージをいただいている事は、「我々一人一人が有徳者になって行くような、そういう方向で生きて行く事。」を強く要望されているという事だと受け止めています。しかも、これが『本教のモットーである地上天国を造る其の基本条件』という事ですので、私達はそういうところを目指させて頂ければ大変有難いと思います。その事を通して私の纏めとさせて頂きたいと思いますます。

ここ迄の話で、何か質問事項等ありますか。

 

受講者

先生、一つ質問をさせて頂いても良いでしょうか。先程、「ミクラタナの神様」の象徴が「御頸珠である。」と仰っていたのですが、「勾玉」ですか。

楳木代表

「勾玉」とも呼ぶのだけれども、勾玉は勾玉だけなのでその装飾全体を御頸珠というふうに呼ぶのだと。

受講者

という事は、勾玉の形ではない物もあるという事ですか。

楳木代表

それは、一つしかない。御頸珠は一つしかない。勾玉は幾つもある。色々な種類があって、御頸珠だけはこの世の中に一つしか存在していない。

受講者

そして、それは勾玉とは呼ばないという事でしょうか。

楳木代表

勾玉のような物とは言うのだけれども、やはり御頸珠と呼ぶと。だから、今の皇室に残っている物はそれではないと。もう少し加えると、素盞嗚尊の治世が乱れた時に宮崎県の高千穂から瓊々杵尊の孫が統制をして行って、そして制覇をして神武天皇が即位された時にはその御頸珠はあったのだけれど、その御頸珠には「ミクラタナの神様」の御宿りはなかった。それは武力によって制圧したので御頸珠は、形としてはあるのだけれども「ミクラタナの神様」の御宿りのお許しはなかった。

それで、現在までズーッと皇室が続いていて、その中で南朝と北朝の戦いがズーッとあるので出雲側に移ったり天孫側に移ったりしながら皇室が現在まで来て、今上天皇がやっと大和系(霊統)の天皇として御出坐されているのですが、今また生前退位というような話が明日発表になるので、かなりの圧力がきているのか・・・、崇高なご判断でご発表になられると思われます。

大和系の皇室は・・・、皇后は光明皇后とかで奈良の方で日本で初めて蒸し風呂を造って、そして観音様が癩病患者に化けられて「自分の体を洗って下さい。」といって来られた時に、光明皇后が癩病患者の身体を洗って差し上げた、その瞬間に観音様が化身されていたという事が分ったという事で、「本来の慈悲」とは、現代人が考えているような慈悲ではなく、「見た目には醜い物の中に貴い人間の魂が宿っている」という見方が出来て御世話をするのが本来の慈悲心だと大和系の皇族は世の中に示されて来られたのですが、それは時々日本が少し、大きくずれてしまう時に大和系(霊統)の天皇が御出坐されて修正をされつつ今日まで来たというふうに見て頂ければ良いのではないかと思います。

 

受講者

もう一度だけ、済みません。勾玉とは総称でしょうか。形の事をお聞きしていたのですが、形はそれに似ているかもしれないけれども、固有名詞として御頸珠があるというふうに考えたら良いのでしょうか。

 

楳木代表

はい、それで良いです。

(この後大黒様のお祭りの仕方と、御参りの仕方の説明がありましたが詳細は割愛いたします。)

それでは終わらせて頂きます。

 

受講者一同

ありがとございました。

 

 

<来月の御教え>

「『悪と守護霊』文明の創造」(昭和二十七年)

本文は『天国の福音書続篇(一)神観 主神様とメシヤ様』30ページに記載されています。

「『悪と守護霊』文明の創造」は平成28年9月に拝読し学び合う御論文です。

 

[メシヤ講座no.186 本部 2016(平成28)年8月7日]

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