<今月の御教え>
「『文明の創造』科学篇 喘息」(文創 昭和二十七年)
本文は『文明の創造』172ページに記載されています。
【メシヤ講座 三重支部】
楳木代表
今回は『喘息』のご論文ですが非常に短いので楽に毎日読んでいただけると思います。
しかしながら、メシヤ様が今回のご論文をお書きになられた時期と平成25年との差は随分あります。
ですから一行目に『喘息に関しては、医学では全然判ってゐないのである』とお述べになっておられますが、現代では随分わかってきております。
中国で騒がれている光化学スモッグとか化学物質ですね。この辺りでは四日市喘息ということで古くから喘息の名前をよく聞いた事と思います。
この四日市の方で出てきた光化学スモッグを吸引した人達が肺から吸って一旦横隔膜から出るのですけども、そこへ溜めていると具合が悪いので、もう一回肺が吸引して外へ排出していったのが四日市喘息ですね。
【Wikipedia 最終更新 2013年4月11日 (木) 16:15 より:
【四日市ぜんそく(よっかいちぜんそく)は、三重県四日市市(塩浜地区を中心とする四日市市南部地域・四日市市中部地域)と、南側に隣接する三重郡楠町で、高度経済成長期の1960年(昭和35年)から1972年(昭和47年)にかけて政治問題化した四日市コンビナートから発生した大気汚染による集団喘息障害である。四大公害病の一つ。漢字では、四日市喘息と表記する。水質汚染を含めた環境問題としては、四日市公害と呼ばれている。四日市公害が発生した当時は別名では塩浜ぜんそく(四日市市内で使用された名称)の名称や、大気汚染が原因で発生した健康影響事件として四日市のぜんそく事件(国会内で使用された名称)の名称で呼ばれていた。
(原因)日本初の本格的な石油化学コンビナートである四日市コンビナートが建設された事によって、1960年代に四日市市は急速に工業化された。工場の生産活動で大量の亜硫酸ガス(硫酸ミスト)が大気中に排出された。地元三重県の三重大学医学部公衆衛生学教室に所属していた吉田克巳教授などの医学者や環境学者は、原因不明の喘息などの疾患の原因について学術調査を行なった。公害患者が発生した塩浜地区が、四日市コンビナートの亜硫酸ガス排出源の風下の位置であり、地理的に亜硫酸ガスの着地点でもあることから、亜硫酸ガスの濃度が高い塩浜地区で喘息発作が多発したので、四日市ぜんそくは亜硫酸ガス(二酸化硫黄)や二酸化窒素や二酸化炭素の増加が原因であるとした。昭和30年代に三重県四日市市で(塩浜地区)に第1コンビナートが操業を始めた事を発端とする。公害対策として排出量の規制が行われた。四日市公害(四日市ぜんそく)によって悪名の意味で四日市市の知名度が向上した。
(症状)気管支炎や気管支ぜんそくや咽喉頭炎など呼吸器疾患になる。大気汚染による慢性閉塞性肺疾患であり、息苦しくて、喉が痛み、激しい喘息の発作が起こる。症状がひどいと呼吸困難から死に至る。心臓発作や肺気腫(肺がん)を併発する場合もある。】
日本人の精神性が崩され道徳観が変容
楳木代表
それから時代がズーッと進んで占領政策のために日本には二つの大きな問題が生じてきました。一つはキリスト教という宗教がバックにあることによって〝民主主義が成立している″ということを後回しにして〝民主主義だけが入ってきた″ということと、もう一つは日教組を作って〝日本人の精神性を崩す″策略を占領軍が行ったために我々の道徳観が随分変容してしまいました。
そのため、父親とか母親が神経質な躾(しつけ)の仕方をしたり、小言を言いますと子供にとっては非常に辛いので、それに対して〝親から優しくしてもらいたい″〝自分の防御のために喘息症状を起こす″ということも起きてきております。
政治家で例えますと野党がいろいろ質問をしますよね、それで核心に触れてきますと答弁する政治家は咳をしたりしてひと呼吸入れるのです。〝嘘を言う時に咳をしてから話す″という癖が人間にはあるのでしょう。もっと神経が太い政治家はニコッと笑ってひと呼吸入れたりします。
自分を防御するために喘息を起こすことがある
楳木代表
小さい子供は咳をしていくと自分で苦しさを作っていけるので、「大丈夫かい?」と親が声をかけてくれて執拗な神経質な小言が無くなるので、〝自分を防御するために喘息という症状を起こす″ということがあるということもわかってきております。
これは母親が原因の場合は〝母原病″と言われております。父親が原因の場合は〝父原病″と言われています。このような喘息も出てきているのです。
それからアトピー性皮膚炎がひどい場合、薬を塗って抑えてしまいますと内向して喘息が起きてきます。ですから昭和27年頃と平成25年の喘息というのは随分発症の仕方が変わっているということをまず念頭に置いておいていただきたいと思います。
それから生まれてくるときに産道で呼吸をしてしまうと悪露(おろ)を吸い込んでしまうのでこれが肺から染み出て横隔膜に溜まっていきます。それをそのまま置いておくと成長過程でいろいろ問題点が起きてきますので小児喘息を起こして全部排泄してしまいます。
こういうことを考えていきますと喘息というのは大変ありがたい浄化なのです。
『御教え「文明の創造」(昭和27年)
小児病
先(ま)づ百日咳であるが、此(この)原因はヤハリ出産前母の悪露(おろ)を呑んだ為で、それが一旦吸収され保有してゐたものが、時を経て浄化によって出るので、何よりも此(この)病(やまい)に限って、猛烈な咳と共に、必ず泡を吐くのである。』
喘息は毒素を排泄するありがたい御浄化
楳木代表
体内に溜まった毒結を肺が逆に吸収してくれて外へ出していくという浄化なので大変ありがたいのですけども、しかし、ここに書かれているように『猛烈な運動の為、肝腎な空気を吸ふ力が減殺されて、窒息状態となるのである。』というように大変苦しい状態になるので、周りからするとあの独特な呼吸ですね。「ハアー」という、吸い込むより吐く量の方が多いと言われているぐらいの呼吸なので、聞いているだけでもこちらも苦しくなるような、そういう呼吸になっていきますので、症状が非常に苦しいので大変な病気のように感じるのですけども、毒素を排泄するということにおいては大変ありがたい浄化だということになってきます。
それから皆さん方がお腹の中にいるときの肺の状態と生まれてきてからの状態の映像を見たことがありますかね。
胎児の時には呼吸をしませんので肺が折り畳まれたような状態になっています。ペッチャーとなってね。セミとか羽を持った昆虫が孵化した時に羽を広げるでしょう。白っぽい羽がズーッと延びて行ってそれから色がザーッと出てくるでしょう。あれは一(ひと)呼吸した瞬間にフワーッと膨らんでその時初めて肺になっていく訳です。
受講者
生まれてすぐに泣くのはそういうことですか。
楳木代表
そうそう、ですから泣かない子はすぐに背中とかを叩いて泣かせる訳です。それで泣いた時に瞬間に肺になるわけです。それまでは呼吸してない訳ですから。肺というのは不思議ですね。呼吸をできないから刺激を与えて呼吸をさせるわけです。そうしないと肺としての機能が誕生していかないのでね。例えば肺が膨らんだままだったら産道を出て来られません。頭と同じ大きさに体をしていることによって出て来られるのです。みなさんの肺は結構大きいでしょう。これが膨らんだ状態だったら産道を出て来られないのです。苦しくてしようがないのです。
受講者
肋骨の中に肺がありますよね。肺がしぼむということは肋骨もしぼむのでしょうか。
楳木代表
そう。畳まれたようになっているのです。だから肋骨でも生まれてくる時には小さくなっています。生まれてきて呼吸をすると肋骨も広がって中の肺も膨らむわけです。心臓とかはかっちりしているのですけども肺とかはぺちゃんこ状態ですから。
受講者
肋骨は伸びるのですか。
楳木代表
そうしないと太っていけないでしょう。肋骨が広がらないと脂肪を蓄えられないでしょう。
受講者
浄化している時に肋骨のところが膨らんでいるとか言われるのですが・・・
楳木代表
肋骨は動くのです。肋骨は後ろまで広がっているでしょう。ですから人間の体は実にうまくできているのです。
頭だけ通る穴であれば忍者は穴を通り抜けることができたのです。それは関節を外してね。私は忍者であった訳ではないのですが研究をしたことがあるのです。頭蓋骨が通る穴であれば関節を外して抜けるのです。それで抜けたらまた関節を戻すのです。中国雑技団を見てもわかるでしょう。物凄く体の柔らかい人がいるでしょう。鍛えていくとあのようになるのですね。
忍者が忍び込んで絵図何かを写し取る場合、頭の中に焼き付けたそうです。ですから東大生に発達障害の方が多いそうですが抜群に記憶力が良くて円周率を200桁とか覚えている人がいるでしょう。そういうような人を鍛えることによって忍者にすることができたのでしょうね。
人間の体は素晴らしい
楳木代表
話が横道に逸れましたが、人間の体は非常によくできていますので、肺も毒素を吸い込むだけではなくて逆に毒素を吸引して咳で出すということもやっているのだなということです。
人間の体は素晴らしいということでは、ある支部に○○教の方で、脳の病気で半身不随になってしまった青年がいるのですが、「専従者だった母親が亡くなって自分もそのようになってしまって、生きる希望がなくなった」とメールが来まして、支部と繋がって、今で、2ヶ月間浄霊に取り組んでいただきました。それで手が大分上がるようになったのです。それから歩行補助具を家の中では使わないで歩けるようになったそうです。
半身不随になったということは不随になった反対側の脳で障害が起きているということですが、そこを浄霊することによって他の脳がズーッと補いながら動けるようにしてくれているのです。立ち上がるスピードも早くなってきたようです。大変ありがたいことだなと思いますと共に、私たちは『人格を磨く』とか『信仰即生活』ということを大切な取り組みとして行っていただきたいと思います。
今日は『喘息』というところを拝読させていただきましたので、今言ったことを確認しながら毎日拝読していただきたいと思います。
それではいつものように質疑応答に入りたいと思います。
(支部長代理の補足エピソード:
〝人間の体は素晴らしい″ということで思い出しましたが、先日〝脳梗塞″で倒れて救急車で運ばれた方がおります。その人は普段から薬は嫌いでほとんど飲まない人です。
脳の血管が詰まって危うかったのですが、自然とバイパスができて機能を補って助かったのです。現在では退院しております。
自然食弁当について
楳木代表
五月の本部御神体御奉斉記念式典の後の直会では人数が多くなってきましたので、家で料理を用意するのが難しくなってきました。それで〝道の駅″とかで鳥飯を出している農家の人達がいるでしょう。その人たちに片っ端から電話をいたしまして「こちらから持ち込む自然農法のお米とナチュラルハーモニーの醤油と自然の塩と砂糖を使って、それから自然に飼育している地鶏を確保して頂いて安全なお弁当を作っていただけませんか」と交渉をいたしまして「餌にも気をつけて卵を出荷しています」という農家が受けてくださいました。
高菜も自然栽培で作っている施設がありまして、そこで分けていただけるようになりました。それをお弁当と一緒に出せるようにしたいと思います。五月五日も来られる人は楽しみにして来てください。
だから良い時代になったなあと思います。交渉すればそういうことがわかる人が増えてきたのですからね。昭和三十年代とかですと『自然農法』とか言ったら受け入れてもらえませんでしたから。今はいろんな人が取り組んでいるお蔭で理解者が増えてきていますので、“大変良い時代になったなあ”と思います。
それから喘息についての話になりますが、ある会場の勉強会に参加しておられる方に小学校三年生のお子さんがおられまして、二年生の時から不登校ですね、学校へ行けなくなってしまいました。それでお母さんがメシヤ教に入会して、不安なことを取り除いていくということに素直に取り組んでいただきまして今は保健室まで登校できるようになりました。
その子は夜眠れないのでなかなか朝起きられないとかいろんなことがあります。それで「布団に入ったら寝付くまで後ろ頭を良く浄霊するように」とお話しまして、それを実行してくださいましたら子供はよく眠れるようになりました。
ですが、お母さんが仕事で週の何日かは夜が遅くなります。それで遅くなる日は浄霊がなかなかできなかったそうです。そして、子供が「浄霊をいただけない日は眠れない」と訴えるようになりまして、「自分で浄霊する」と決めてくれまして、先日『浄霊力伝授』をさせていただきました。それで自分で浄霊するようになって今は眠れるようになったそうです。
先ほどの半身不随の人とか今のお子さんとか、御守護をいただいているのを見ますと、浄霊というのは本当にありがたいなと思います。
それでその会場へ三十代前半の人が来ているのですが、その人は小さい頃小児喘息だったそうです。それでお話を聞いておりますと、どうも〝産道を通る時呼吸をした″ような気の早い性格のようなのです。それでそのことを聞きますと「自分も早まることがある。気が早くて早まって失敗することがあって、バイクで事故を時々起こしたことがある。」と言うのです。それで、「御教えに照らしていくと喘息になったということはやはり、焦ったり早まったりする癖があるので一(ひと)呼吸おいて物事を進めていくように、これから人間として成長していかないといけないので、浄霊をいただくときには健康面だけではなくて、自分の性格上の欠点を修正するために力をいただきたいという、御浄霊のいただき方とか参拝をしましょう。」とアドバイスいたしましたら物凄く得心してね、「これから進むべき課題が明確になりました。ありがとうございました。」と言われました。
やはり、メシヤ様の御教えに照らして自分の生き方を明確にしていくという指導の仕方が大切なのです。メシヤ教にご縁をいただいて良かったと思います。
『信者たるもの、常に魂を磨き、言葉を練り、上魂の人間たることを心掛けるべきである。』
楳木代表
メシヤ様がいろいろ我々に課題をくださっていますよね。『祈りの栞に寄せて』の
『信者たるもの、常に魂を磨き、言葉を練り、上魂の人間たることを心掛けるべきである。』
信仰の長い人はこの御教えが身についていないといけません。もう十年もやっていたらね。
『御教え「言霊の偉力 」(昭和二十五年)
信者は常に魂を磨き、言霊を練り、上魂の人間たることを心掛けねばならぬ。』
受講者
すみません。上魂ってどういうことですか。
楳木代表
魂がね、高いということです。
メシヤ様が『信者たるもの』と御教えくださったこのことをね、身につけていっていただかないと信者とは言えないということです。
それで、『魂を磨き、言霊を練り、上魂の人間』であればその人が〝やったこと、しゃべったこと、あるいは手を打ったこと″が全てうまくいくということです。
その人が何かひとこと言って〝問題になったりする″ということは上魂の人間ではないということです。問題になったりするのは言葉を練ってない訳ですからね。その人がそこへ出て行ったら全て物事が解決していく、という人間にならないといけません。
練った言葉がスーっと出てくると、それによって物事が解決していく、と。〝そういうような人間になっていかないといけない″ということが、メシヤ様が信者に与えている課題なのです。
私達はすごい課題をいただいているのです。しかし、これは〝自覚した人″からできることなのです。
自覚しない人は浄霊をズーッといただいて支部へ御参拝をしても全然変わっていかないでしょう。しかし自覚した人は変わっていくのです。
〝ああそうだなあ、言葉を練らないといけないなあ。上魂の人間を目指さないといけないなあ″と魂を磨こうとすると、どんなに嫌な言葉をかけられても、あるいは嫌なことを聞いても、〝これは魂を磨くために聞いているのだ″と聞こえれば腹も立つこともないし、いつも笑っていられるのです。そういうところをお互いに目指して参りたいと思います。
受講者
他の教団の方のご主人がとても良い方で、信仰も一所懸命やっておられたのですが、息子さんが喘息だったのです。浄霊に取り組んでおられたのですが、なかなか治りませんでした。
それで先ほどお話を聞いていて気付いたのですが、結構細かいことを言われる神経質な方でした。もしかしたらそういうことが原因にあったのでしょうか。〝どうして治らないかなあ″と思っていたのです。やはり親が子供に細かいことを言いすぎて、〝親から逃れたい″ということがあったのでしょうか。
楳木代表
そのように思ったら、親を浄霊して行かないといけません。そういう人の急所は親を浄霊するということなのです。さっきの不登校も親を浄霊していけば大体登校できるようになる訳です。本人を浄霊してもなかなか変わっていかないのです。
受講者
親と言ってももう、息子さんが大きくなってしまって、お父さんも70歳近くになっていると思うのです。
楳木代表
今となっては途中で酸素をやった場合には、化学物質がそれに入っているから。それで毒素が入っていくので本当の喘息になってしまいます。
受講者
その人が今は本当にやり手になっていて親もうるさくなくなっているのです。
楳木代表
それじゃあ、お父さんがそういうふうになったので良くなったということですね。
受講者
はい。私もそうかなあと思います。
楳木代表
ですから、そういう人達は親から独立したり自立すると喘息は良くなっていくのです。
受講者
その喘息の子の姉がとても良い子なのですが、その息子が酷いアトピー性皮膚炎なのです。さっきの厳格なご主人の奥さんが、年少の頃アトピーで、一時温泉に行って少し治っていたのですけど、今度はお孫さんが酷いアトピー性皮膚炎になったのです。体中に薬を塗らないとダメなようなのです。
良い人ばかりなのにどうしてこんなに浄化がきついのでしょうか。
楳木代表
そういうのは御教えに沿って考えないといけません。〝ものすごい善人はどうだった″と御教えに書いてありますか。
受講者
善人は昔悪いことをしていたから、絶対そのようなことはしないと思って生まれ変わってくると御教えいただいていたように思います。
楳木代表
そうです。だからそれが来ている訳です。
『御教え「生と死」( 昭和二十二年二月五日)』より抜粋
世間よく善人にして不幸な人があるが、斯(か)かる人は前生に於(おい)て罪を累ね、死に際会し飜然(ほんぜん)と悔悟し、人間は未来永劫悪は為すまじと固く決心し、その想念が霊魂に滲(し)み着いてをり、浄化不充分のまま再生するを以(もっ)て、悪を嫌ひ善を行ふに係はらず不幸の境遇を辿(たど)るのである。然(しか)し乍(なが)ら斯(こ)ういふ人も或(ある)期間不幸が続き、罪穢(ざいえ)が払拭(ふっしょく)されるに於(おい)て一躍幸福者となる例も亦(また)尠(すくな)くないのである。』
(注:斯(か)かる人=このような人、飜然(ほんぜん)=突然心を改めること)
受講者
起きてくる状況には理由があるということですね。
楳木代表
そして、しかも『温泉で治すのは駄目だ』とメシヤ様は仰っておられますからね。
『御教え「結論 」(昭和十七年九月二十八日)より抜粋
次に、世人の気の付かない事に、薬湯の中毒がある。それは元来風呂の湯は何等異物の入らない純粋の水が良いのである。然(しか)るに、薬湯の如き異物が混入すると、その薬毒が皮膚から侵入し、一種の中毒となり、健康に害を与へるのである。故に薬湯に頻繁に入る人は顔色が良くない事を発見するであらう。そうして薬湯が温まるといふ事をよく謂(い)ふが之(これ)は如何(いか)なる訳かといふと、微熱のある人は常に軽い悪寒(おかん)があるから寒がりである。然(しか)るに薬湯へ入ると、薬毒が皮膚から侵入するので、浄化作用が停止し、一時的微熱が無くなるから悪寒(おかん)がなくなり、丁度温まるやうになるのである。又温泉の湯花を入れるが、之等も温泉へ入るのとは違ふのである。何となれば温泉は山の霊気が含まれてゐるから、それが身体に利くのであるが、湯花は霊気が無くなった-いはば滓(カス)であるからである。』
受講者
そうなんですよね。
『御教え通りにやる』ことが本当に〝一所懸命やる″ということ
楳木代表
ですから、その人が信仰を〝一所懸命やっている″というのは形だけをやっているのであって、『御教え通りにやる』ということが本当に〝一所懸命やる“ということなのですよ。
ですから〝一所懸命やっている″とあなたが見たことが間違っていたのです。〝あれは信仰不熱心なのだ“と思っておかねばいけません。
受講者
ああそうですね。教団の方針に熱心なのかもしれません。
楳木代表
そうです。方針に熱心なのであって信仰に熱心ではないということです。
受講者
純粋に求めてやっておられると思うのですけどね。
楳木代表
だから純粋だということは〝前世は極悪人だったのだ“ということです。(笑い)
受講者
極悪人は前世は純粋だったということですか。
楳木代表
いや、そういうことではありません。
今は非常に善人だけども恵まれないという人達は〝前世は悪人だった人が多い″ということです。
そういうことで言うと、教団代表は前世は超極悪人だったのでしょう。それから支部責任者は超極悪人の下の極悪人ですね。ですからこうして家を提供してね、無私の状態でしょう。家庭ということがほぼない状態で夫婦でしないといけない状態になっているということは相当前世で人をね・・・(一同大笑い)
まあ、人を苦しめたということは立場のある人間だったということです。上に立てば立つほど大変大きな罪を犯していたのです。底辺の人のほうが罪は犯さない訳です。戦国時代の大将であれば、その人の命令で相手も味方も何人も一度に死んでしまうのです。ですからその時に大将に来る想念というのは相当なものなのです。
だから「大変でしたねえ」ということです。
代表の私の前世なんかはもっと酷いことをやっていたのでしょうね。ですから、身を全て捧げて御神業に歩かないといけないということです。
ほどほどに信仰する人というのは前世は善人だったのでしょうね。自然農法で今やっている人は前世でも善人だったのでしょうね。
それからお子さんとかが浄化を定期的にするということは、ご先祖様が〝信仰をしっかりやってもらいたい″という意図があって、また〝徳を積んでもらいたい″という願いがあるのでそのような浄化も起きてくる訳です。
本来の御神業をさせていただくのがメシヤ教の信仰
楳木代表
先ほどの話にもう一度戻りますが、信仰に熱心なのと方針に熱心なのとは違うということです。ですから〝あれだけ信仰をやっていて・・・″と言っても当てはまらないということです。
御教え通りやっていないのですから。『本来の御神業』というのをさせていただこうというのがメシヤ教の信仰なのですからね。
そういう気持ちになって取り組んでいただきたいと思います。
受講者
癌とかでも疑似癌と真症癌があるということも今までの教団で入手できる御教えには出ていなかったですからね。
楳木代表
昭和20年代の癌と現代の癌ではまた違います。化学物質だらけですから現代は。昭和20年代の癌の発症率と今の癌の発症率は全く違うのです。
これは化学物質が作っているのです。科学物質でも特に添加物とかね、農薬とか化学肥料です。こういうものが作りだしている物が多い訳ですので。ですから、この点においては御教えをさらに発展させて考えていかないといけないことなのです。
受講者
その方はWEBを見ることもできませんので、『文明の創造』を読んでいただけたらと思いお渡しいたしました。
精神の異常が癌を形成していることがある
楳木代表
癌の研究は進んでいまして、〝精神の異常が癌を形成していることがある″ということが最近は分かってきたらしいのです。〝思いこみ″を改善して行けば3日間で癌が治るそうです。それから〝化学物質で浄化作用を起こせる″と言う研究もあります。毒素を排泄できる化学物質を作りだしたそうです。それを処方して飲んでいるとドンドン排泄して行くそうです。
受講者
その化学物質は大丈夫なのですか。
楳木代表
いや、大丈夫じゃないですよ。それは異物ですからね。しかし、そのメカニズムを研究した訳ですので、我々が浄霊をして、自然治癒力が増してね、そして毒素を排泄するメカニズムはその研究で説明できる訳です。
それからある大学で、筋肉が弛緩していく病気の人に、麻痺して筋肉が衰えていく病気ですね、その人の目と唇だけ動くところまで痺(しび)れているのです。それで、その人と協力して何かしたいという、脳の電気信号を検出してボールを掴んだり離したりできるところまで研究は進んでいるのです。
キーボードを押さえて「こんにちは」まで打てるところまできているそうです。大きなコンピュータがないといけませんが、個々の電極が走った時に、何をしようとしているのかということをコンピュータでイメージを作って伝達しないといけないので簡単ではない訳です。
この研究でコミュニケーションがとれるようになるという成果があったのです。
慰霊祭について
受講者
昔、硬直性筋ジストロフィーの人が近所におりまして、毎月救急車で運ばれたりするものですから、心臓が悪くなって薬を飲まなければいけなくなったとかでね、自転車で走っていてもうまく止まれなかったりするので、いろんな薬を処方されているのです。それで浄霊をさせていただいて、入信されたのです。(以前の教団で)それでよく聞いて見ますと救急車で運ばれたりする日がいつも弟さんの祥月命日だったのです。その弟さんは海で遭難だったと思いますが、亡くなられているのです。それで教団の慰霊祭を申し込まれるようになられたのです。
そうして御浄霊を続けていましたら硬直性筋ジストロフィーは進行しなくなりました。息子さんにも遺伝しているのですが高校へも入学でき通っていました。
自然食にも切り替えたりして信仰を続けていたのですが人の為に尽くすのが信仰じゃないですか。ですが、その方は〝自分は自分のためだけに生きたい″という考え方なのです。それで二年ほど続けて信仰を止めてしまい、従って慰霊祭もやめてしまいました。
そうしたら、止められてすぐの弟さんの祥月命日に校庭で走っていて、お亡くなりになってしまったのです。
楳木代表
離れていった人はどうにもなりませんからね。
受講者
慰霊祭をしていたから良かったということはあるのでしょうか。
楳木代表
それはよくわからないです。その人のことを私はよくわかりませんのでね。霊界に問題はあるでしょうが、慰霊祭をしたから良いという問題ではありません。慰霊祭は当然やるべきことなのです。
受講者
本部に毎月慰霊祭を申し込んでいたのです。
楳木代表
慰霊祭は自分の家でやらないといけません。ただ、筋肉が弛緩していくとか硬直していくとかいうのは、ただ単に病気だけではなくて、霊的なことも関係はしていると思われます。ですから、よっぽどしっかりした信仰をしていかなければいけません。
本来のメシヤ様の御神業をしていけばそれは御守護をいただいていけると思います。
受講者
しかし、もうその人は転居され早くしてお亡くなりになられたと聞いています。
受講者
慰霊祭はどのようなものをお供えすれば良いでしょうか。
楳木代表
四季折々の野菜がいっぱいあるからね。天婦羅にしたり煮つけたりしてね、善言讃詞を奏上して召し上がっていただけば良いのです。できれば鯛の塩焼きをメインにしてね。
それで善言讃詞を奏上してから『祈りの栞に寄せて』の46ページに『人間とは』の御教えがありますので、そこを読んでください。
受講者
「本日は慰霊祭をさせていただきます」と御報告させていただいた方がよいのですよね。
楳木代表
報告というよりも〝参拝して力を自分にいただいてそして言霊を発する″ということです。御力をいただいてから慰霊祭をしないといけません。
御玉串を包んで天津祝詞を奏上して御力をいただいてください。それから、仏壇に向かって善言讃詞を奏上するのですよ。
御神体のないご家庭は、支部にお参りに来られた時に「何月何日に慰霊祭をさせていただきますので、御力をください」とお参りをしてください。当日では難しいと思いますのでね。
事前に参拝させていただいたら良いですからね。料理とかできない独身の男性の場合ですね、できるだけ安全なお弁当を買ってお供えすることも良いこととしています。直会のような素晴らしい料理がでればよいですがね。
それでは時間になりましたので一旦終わらせていただきます。
一同
ありがとうございました。
<来月の御教え>
「『文明の創造』科学篇 肝臓、胆嚢、膀胱の結石」(文創 昭和二十七年)