地上天国祭(平成28年6月)

メシヤ様御書

メシヤ様御書

御蔭話報告

視力の改善と共に緑内障にも御守護
岡山支部    徳田研理

再度メシヤ様に繋がり家の因縁が好転
広島支部 舩井三知代

本部サイトご奉仕に携わる思い
メシヤ教 サイト係 H.N

 

代表挨拶 楳木和麿 

地上天国祭おめでとうございます。

 

辞令交付

この目出度い地上天国祭の日に辞令を交付いたしましたので、まず、その説明をさせていただきます。

祭事部長というのは、こうした本部祭典の運営ということもありますが、主として大黒様の御下附担当です。今まで御下附する時に、各支部、出張所、集会所での月次祭時に私が申し込みを受けまして、予算やサイズをお聞きして、鎌倉支部に安置されている大黒様の中から〝この大黒様があの人にふさわしい〟ということで御下附を続けてきました。しかし、これでは非常に時間がかかりますので、祭事部長になった菅谷さんに「これだけの予算で、これ位の大きさの大黒様をいただきたいのですが、ございますか?」と直接問合わせていただけるような体制にするということです。本日を以て直接菅谷さんの方に問合わせていただきたいと思います。そうするともう翌月には皆さんのところで御開眼ができるような運びになりますので、進め方が早くなると思います。

次に篇纂委員会ですが、今回三名の方に辞令を出しました。これは現在『宗教改革』と『医学革命』に関する御論文の篇纂を進めていますが、ご承知のようにメシヤ様の御論文は膨大な量であります。そこで、二十一世紀の『地上天国建設の設計書』としてメシヤ様が御記述になられました『文明の創造』を、より現代に当て嵌めて受け止めていくことのできる資料を作るということにしました。まず、『文明の創造』の科学篇から始めます。サイトアップしている各支部のメシヤ講座から、共通しているところを統一して解説内容を全部ピックアップして纏めてもらいます。既に濵口さんは作業を進めております。

そして、科学篇については木原さんが、かねてより『医学革命』についての御論文を纏めており、医学界の病気解釈や薬の使用方法、あるいは生理学上の解釈等を纏めておりますので、私が解説した内容を補足する形で御論文を付け加え、各分野で発表されている最先端の情報も付加して発信する体制を整えてもらうということでございます。

それから、もう少し先になるのですが『宗教篇』等は・・・、原田さんがサイトアップしている岡山支部の中では「信仰の手引き」などが非常に評判が良くて、他の支部の方々もそれをシッカリ読んで学んでおります。そういったものを踏まえて〝『宗教篇』に対して解説したものを補足する形で御論文を纏めていただくということを今後やっていただきたい〟と思って、今回辞令を3人の方に交付しました。

濵口さんが大変忙しい中取り組んで、少しずつ解説の編集が出来ております。それと、その元々の『文明の創造』の細部に渉る校正を浜松支部の鈴木さんに取り組んでもらって出来上がっております。その本文に基づいてさせていただこう、という体制を整えて参りました。

 

御論文『神見の善』の拝読

本日は、お蔭話を2人の方に、それから今後のサイトについての説明を先程していただきました。併せて私が本日取り次がせていただく内容については、まず最初に濵口さんの方から『主神様とメシヤ様』の中に掲載されている『神見の善』というところを拝読していただいて、それからお取り次ぎに入りたいと思いますので、しばし耳を傾けていただきたいと思います。

 

『又最も始末の悪いのは、善と信じて懸命に行ふ事が、結果に於(おい)て悪の場合がある。彼の五・一五や二・二六事件の如(ごと)きもそれである。甚(はなはだ)しいのになると、善なり正なりと信じ、命がけでやった事が、反対の結果になった偉(えら)い人達もある。先頃処刑された戦犯者なども無論そういふ側の人達である。茲(ここ)で全然人の気の付かない罪悪がある。それは立派な学説と思ひ、それに身を挺して実行してゐるが、実は人類に禍(わざわい)を与へてゐるといふ気の毒な人達もある。以上説いた者は、何(いず)れも邪神が操(あやつ)っているのであるが、科学で固まった頭脳では到底判りようがないのである。

処(ところ)が、断然レベルを抜いた、高級な人々がある。此(この)種の人は宗教の教祖、新学説や新発見をした大学者、有名な思想家等々、先(ま)づ超人型である。従って、斯(こ)ういふ人々は没後数世紀に亘(わた)って崇敬の的(まと)になり、偶像的に扱はれる場合もよくある。此(この)種の人は勿論(もちろん)邪念などは些(いささ)かもなく、私利私欲など微塵(みじん)もなく、真に人類の為と信じて、一生をそれに傾(かたむ)け尽(つく)したといふ立派な人もある。処(ところ)が私から見ればそれら偉人の業績も、人類に対し福祉を与へる点もあり、又禍 (わざわい)を与へる点もあって、功罪どちらにも決められない場合も尠(すくな)くないのである。

言う迄(まで)もなく、右の偉人達は邪神とは関係はないが、其(その)業績が或(ある)時期迄(まで)は有用であったが、いつか有害無益になる例もある。学者にもそれがあり、宗教家にも同様の事がある。開教当時は立派なものであったのが、長年月を経て弛緩(しかん)し、其(その)宗団に争ひが起ったり、堕落(だらく)者等が出たりして、マイナス的存在になる事も、よく見聞(けんぶん)する処(ところ)である。又学問の場合も同様、発見当時一世を風靡(ふうび)した程のものでも、年の遷(うつ)るに従ひ有害な存在となる事もよくあるのである。

要するに、一切は主神の経綸であって、文化発展上、正邪相争(せいじゃあいあらそ)ひ、明暗、美醜(びしゅう)相混(あいまじ)り、斯(か)くして一歩々々理想に近づくので、之(これ)も深奥(しんおう)なる御神意であって、到底人智(じんち)の窺(うかが)ひ知るを得ざる事を知るべきである。』

 

実は、熊本大分地震の本震が起きたその夜から大変な浄化をいただいて、そして、その浄化の進むにしたがって〝地上天国祭をどのようにさせていただいたら良いか〟ということを深く考えながら自己浄霊に取り組んで参りました。そして迎えた6月初旬・・・、今日まで私はメシヤ様から御指示をいただく場合は、ほとんど自分が直面している課題について直接御内流をいただきながら今日を迎えてきたのですけれども、今回は、これくらいの文章量の御垂示ですので、しかもメシヤ様直接ではなくて、その配下の御方というか、『地球の種、芯のような存在』という表現を用いての通信でありました。今まで若い時から布教させていただく中で、その時々に私に対しては上司であったり同僚であったり様々な立場の方々が御神業を進めていく上で教育係が付いた訳なのですが、今回の教育係は宇宙の中心からの意思でありました。その意思の根幹となるものは何かと言うと・・・、メシヤ様が地上天国を建設していくという、その基に開教された世界救世(メシヤ)教が、御昇天後世界救世(きゅうせい)教になってしまって、それからその教団が分裂していったために、本来の御神業を進めることができなくなりました。そこで、もう一度世界救世(メシヤ)教を復興して、そして御神業を進めさせていただくという取り組みを、今日まで私は取り組んできましたけれども、その、今日までの取り組みについては、まず、神界から合格点をいただきました。

 

ミクラタナの神様の御垂示と祭典後に判明(追加の説明)

6年前の地上天国祭にて「ミクラタナの神様」という御存在を明らかにしましたが、そこで、知識を得たという段階で留まっているということに対する教育であることが、編集出版部長から「代表挨拶」の文字起こし原稿が送られてきた際にようやく判りました。通信は様々な言い回しで伝えられたので道筋というものが見えてこなかったのですが、これは、私自身の肚から沸き立つものでなければならないために直接的な御指示には為さらなかったようです。また、祭典時には地上天国祭の意義付けの一つとして用意した「ミクラタナの神様」に関する原稿を実は読み上げませんでしたが、それは浅薄な、表面的な内容にしか思えなかったからです。そして、この内容全てに御神慮を賜った上での「ミクラタナの神様」直接の御垂示だったのです。大変驚くと共に自らの迂闊(うかつ)さに恥じ入りました。

それが判明したというのも、編集出版部長から「主神様の御啓示=宇宙意思」と受け止めておられる方が多いと思いますが、配下の御方の御指摘が『宇宙の中心からの意思』というのは難解です。御魂が浄まらなければわからないということなのでしょうか。許されるならば御教示お願いいたします。」という問い合わせが原稿の添付メールに追記されていたからです。それを説明する前に、編集出版部長が平成24年の新本部竣成祭で報告した内容の一部を記載します。

還暦の型(編集出版部長の平成24年5月5日発表文から)

『ある高位の神様の魂が宿られた、すなわち右の御魂が現世に生誕された事になるのである。これからこの神御魂(かむみたま)が段々御育ちになり、成人されるに従って、玉の光は漸次輝きを増し、将来大偉徳を発揮さるるに到るのである。(一つの神秘 栄光83号 昭和25年)』

この神秘は、昭和二十五年(1950) 年六月十五日のことです。そして、六十年後の還暦をお迎えになられた平成二十二年(2010)六月十五日、メシヤ教の地上天国祭で、ミクラタナの神様の御神名を明かされると時を同じくして、『文明の創造(一)』が研鑽資料として発行されたのです。

このことは、メシヤ教はメシヤ様を世にお出し申し上げるという、素晴らしい型を示せたということではないでしょうか。

この御神名を明らかにさせていただいた際に、明らかにしたことだけで納得してしまい、そこから拡大していくことへの想念ができていなかったことを痛切に感じた次第です。「ミクラタナの神様」が御宿りになられて御神格がメシヤ様に御出世遊ばされた意味を求めることが浅かったのです。また、先達の「ミクラタナの神様」に関する解説も、神性が眠ったままのところで捉えていたので具体性に欠けていたということです。宇宙、地球というのは、これまで伸縮を繰り返して(これを『夜昼転換』という御教えで既に御解説いただいています)生成化育を続けてきたが、メシヤ様の腹中の光に「ミクラタナの神様」が御宿りになられ御育ちになられて大偉徳を発揮なさるに到る意味は、善悪、経緯(たてよこ)を結ぶということであるのです。玉の光が漸次輝きを増すに伴い、それ(結び)が今可能になったので、役割を担うように肚を決めなければならないということでした。

今日までは御神名に対する知識で終わっていましたので、結びのシステムとして地球側で担うイメージが膨らむことを心がけるように御指示が為されたのでした。そのために延髄、大腸、直腸の浄化と共に、私の頭は6月初旬一端空白にさせられました。そして、再構築させられたのでした。その中には、世界救世(メシヤ)教が復興された際の専従者の資質まで御垂示されました。具体性を伴う内容は7月の月次祭から順次ご説明します。(追加の説明はここまで)

 

体験報告について

しかし、現時点のことを進めていくと先程の体験報告の中で出てきましたように、たとえば○○○○○というのは非常に素晴らしく、浄霊の急所を信者さん方に示してきた教団であります。私自身も20代の頃、くも膜下出血で倒れた方を当教の本部の方から「お宅の布教所のすぐ近くにうちの信者さんで、くも膜下出血で倒れた人がいるので浄霊に行っていただけませんか。」ということで浄霊を依頼されたことがあります。そして、浄霊を依頼された以上浄霊を取り次いでいきますけれども「そちらの教団からするとどこを重点的に浄霊してもらいたいのですか。」と聞いたところ「くも膜下出血の場合は大動脈、大静脈を重点的に浄霊してもらいたい。」という内容でしたので、患部に合わせてその通りにしたところ2回の浄霊でその人は完治しました。恐ろしいそういう病気が2回の浄霊で完治したことから、〝これは現在(当時)の世界救世(きゅうせい)教の浄霊の在り方では病人を救っていくことはできない〟と気付いて、それから急所を中心にして御教えの学び直しをしたことがあります。それほどの○○○○○であるにもかかわらず、本日徳田さんがいただいた大きな御守護に併せて発表してくれたようなことが起きてきております。これが実は本日拝読させていただいた『神見の善』に照らして考えて見たときに起きてくることであります。

 

初心を貫徹する』

それから2人目に発表していただいた舩井さんが所属していた○○○○○というところは非常に霊界のことについては厳しくて、順序にも厳しくて、教団浄化(世界救世教が3派に分かれた時)の際には、「○○○○○こそ真に御教えに照らして厳しい信仰をしている」という評価を受けた教団であります。しかし、初代がお亡くなりになって少しずつ先ほど拝読した御教えに照らして考えていくと発表内容のようなことが起きてきまして、信者さんの一番根本的な救いをもたらすことが出来ないようなそういう教団になってしまっています。

そういうことでありますので、メシヤ様が本来『地上天国』を建設していこうとされた御論文を私達に与えて下さっているにもかかわらず、〝そんな風にどうして変遷していくのか〟ということを課題にして、是正してゆくことが実はメシヤ教がこれからやっていかないといけないことであります。今までの取り組みは合格点ではあるけども、このままの状態で進むと、これまでの教団とあまり変わらない状態で終わってしまう。謂わば田舎宗教で終わってしまうというように厳しく言われました。

それではどういうふうにしていったら良いかというと、「艮の金神」様の『返報返し』(『仇討ち思想を除らなければ世界は平和にならない』昭和27年10月6日御講話)を見本に持ってやっていくように、ということでした。それぞれの教団は本来、非常に高い志を持って出発しているのですが、組織を中心にしてやっていく中で少しずつおかしな方向へ行ってしまいます。初心というものは非常に素晴らしいものなので、初心を讃えつつ「本来メシヤ様が進められようとした内容というのは、その初心を更に伸ばしていくことこそ大事ではないでしょうか。」というふうにお導きをしていって、メシヤ教が求心力を生んで行く。大勢の教団の中では、トップクラスとか専従者というのは様々な柵(しがらみ)があります。小さい教団の中ではそこでメシヤ様から自分達がシッカリ使命を与えられたということの自負心を持っています。それから何代もズーッと信仰をしてくると祖父母や両親、そうした人達がメシヤ様に献身して現在を作り上げているという自覚のもとにそれを讃えるような信仰と、その中にいることが非常に心地の良い信仰生活というのがそういう生活の中に入っていますので、そこに対してこちらから提案をしても中々難しいところがあります。『初心を貫徹する』という提案をしていく、という方針でこれから取り組んでいってもらいたい、というのが強い御指示でありました。

 

霊性を高める

それから求心力を生むためには、まず私自身が霊性を高めて行かないといけないので、この話は当然のことながら一番私に対して厳しい話である訳です。私が高まらないとメシヤ教の信者さん方も高まっていかないので求心力が生まれないということであります。メシヤ教の中に大勢の方々が集まって来るか否かは私の霊性にかかっておりますし、その下部組織であります支部長、支部長代理の信仰にかかっておりますので、共々に切磋琢磨しながら今後御神業を進めさせていただきたい、と思っております。

それから『神見の善』に照らしていろいろ考えて行くと、先般ル・コルビュジエ建築の世界文化遺産登録ということが話題になりましたけども、現在の救世会館の前のメシヤ会館が残っていればメシヤ様の先見性が大きく社会に脚光を浴びるところでありました。ですから、これからメシヤ教が箱根の地にメシヤ会館を復刻することができれば、これは大きく御神業を進めていく拠点になれるのではないかと思います。

それから、オバマ大統領が広島を訪れて、そこで力強いメッセージを発してくれました。そして、その前にはG7の首脳達が伊勢神宮を訪れてくれました。そういうことで神界、現界は非常な速度で動き始めております。しかし、動いているのですけれども肝心要のメシヤ様と繋がっている人々の信仰の変容と、日本国民が陥っている大変な問題があります。

それは何かと言いますと・・・、本日拝読した御教えに照らして考えていきますと、まず、一番わかりやすい例としては台湾出身の黄文雄(こうぶんゆう・「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」)という人が「日本は果たして台湾を植民地にしたのか」あるいはそこで「搾取をしたのか」ということを検証する論文を発表しております。その内容というのは、日本国が台湾に攻め入った時にはその当時の庶民の就学率は2%だったそうです。それが日本軍が占領している間に台湾という国を作り上げていく過程で日本と同等の就学率を得るところまで来たということが一つです。また、一人当たりの予算が日本では二円二十七銭であったのに台湾では三円十六銭だったというのです。しかも大半が日本からの持ち出しで、搾取どころではなかったそうです。そこまで日本がやったにもかかわらず、「日本が植民地化した」と論じる論点はどこから来ているかと言うと、これは日本が間違った戦争を行ったために大勢の方々が不幸な境遇に陥れられましたし、思想家などは惨殺され続けました。〝そういう日本では絶対いけない〟ということで新しい思想体系を作り始めた時に、その理想的な理論を確立するためには〝歴史の事実を曲げてでも・・・〟ということをやったために、植民地化という言葉が出てきてしまったということです。もちろん中国大陸では不幸な出来事がありましたけれども・・・、しかし、功罪両方を見て評価をしていかない限り日本人のレベルが上がらない、ということが強く言われていることであります。

 

「和を以て貴しとなす」の真意

それからヨーロッパの方へ行きますと、勤務時間が非常に短いですしサラリーマンでも夏休みが一ヶ月位あります。にもかかわらず、この勤勉な日本人とそれからそういう余暇を楽しむヨーロッパ人の生産性ということを見ていきますと日本人がある勘違いをしているということが指摘されています。それはどういうことかと言いますと、聖徳太子は「和を以て貴しとなす」と言ったその真意がわかっていないということです。「和を以て貴しとなす」なので皆が理解するまでいらない話し合いをする会合の時間が物凄く長い、ですがメシヤ様は『会議は30分で切り上げる』と絶えず仰っております。しかし、それを現・世界救世(きゅうせい)教を中心とした教団の人達がどのように捉えて運営上どのようにしているかということについては、ほとんどそれに沿った形ではない状態があります。そうしたところに「和を以て貴しとなす」を勘違いをして人と人とが慣れ合っていくような体制を日本人がつくっているために非常に効率を下げてしまっています。ですから同じように(時間的に)仕事をしなくても生産力はヨーロッパの方が高いと比較をしている人達が大勢いらっしゃいます。勿論、日本人の仕事に対するとりわけ物造りに対する評価というのは非常に高いものがありますので、日本人がズーッと育てている素晴らしさと、勘違いをして陥っている現在の問題を整理しながら、この日本という国を非常に豊かにしていく方向に進まないといけないのです。

その内容が、実はこのメシヤ教が世界救世(メシヤ)教を復興する取り組みの中で、〝志がある方々をズーッと集めて行く〟という取り組みにかかっていると言えると思います。今後私は更に霊性を高めつつ、あらゆる情報に対して今まで以上に勉学に励んで、そして大勢の方々が集まって来れるようなそういう教団づくりを目指していきたいと思いますし、ここにお集まりの方々がそれをしっかり支えていただきたいと願っております。

それから、今、このメシヤ様に繋がる教団の中で陥っていることを指摘されていることは、実は○○○が進めている中に御教えを切り貼りして膨大な資料を作っております。また、先達の発言を編集して信者をコントロールしようとしています。これに対して『免罪符として御教えを使っている。』と御指摘しております。恐ろしいことでは、『御教えは実は使い方によっては大変なことを犯してしまう』ということを御指摘されました。そうかと言って私達はそれについてグサリと斬り付けていくと、本人達の中には守る体制があったり、現在の〝心地よい状態を崩したくない〟という思いがあったりしますので、反感を持って出てくるので『そうしたところを十分気をつけていくように』ということでありました。提案をしつつ相手の、各教団の最初に掲げた初心というものを〝我が教団こそメシヤ様の御心に適う教団つくりを進めているのだ〟というふうに思って立ち上がったので、それがズーッと伸びるように話をして上げていただきたい、とお願いしたいと思います。

また、我々が正しい見方が出来ているために「あんた方なっていないね。」ということを言うと非常にこちらは心地良いのですが、それをやってしまうと纏めることができないので、どうか皆様方もこれからの信仰というのは〝より高いところにバージョンアップしていくのだ〟という思いで取り組んでいただければ大変有難いと思います。

 

未来に向かって何を残して行くか

それからもう一つは、善悪についてはわかりやすい言葉は、現在メシヤ教はここまで大きい組織になったので宗教法人格を取得して、そして〝箱根に参拝所をつくりたい〟ということで進んでおりますけれども、これだけにあまり奔走すると実は『悪』になってしまうということを御指摘いただいております。『善』というのは未来に向かってどのようなものを残して行くかということが『善』なので、それでメシヤ教サイト係が未来に残す資料の整理に取り組んでいる次第です。私自身があと10年から20年の間に未来のためにどんな仕事が、御神業がこれから出来るのかということを考えてやることが『善』であって、自分がこれからこういうことをやっていこう、ああいうことをやっていこう、ということだけに固執していくと、『現在のことに取り組み過ぎると実はそれは悪になってしまう。』というふうに御指摘を受けました。そうしたことも自分自身でしっかり見つめながら進めさせていただきたいと思います。

今回これだけの膨大な資料を全て皆様方に開陳したいところではありますけれども、まだ言えることと言えないことがありますので・・・、これ、決してメシヤ様の真似をしている訳ではないのです。(会場大笑い)いきなり全部を出すことができないところがあります。その意を汲んでいただいて〝これからより大きい取り組みを進めさせていただくのだ〟ということを肚に置いて、今日この祭典を終えて出発していただければ大変有難いと思います。どうかよろしくお願いします。(今後「祈りの栞」を通して想念を高めつつ、7月から学びを開始する『主神様とメシヤ様』を通して覚りを開かせていただきながらお伝えして参ります。)

 

義援金贈呈

それから最後になりましたけども、熊本の大きな地震の被害に対して本日義援金を、各支部、各出張所、個人で寄せていただきましたので熊本・光の森出張所責任者の北岡さんに今から皆様を代表してお渡しさせていただきます。それを以て私の挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

(庶務係から渡された義援金の金額を見て)なんと皆さん、本日皆様方から集まった金額は567000円です。(歓声が上がる)誰も数字を合わせた訳ではないのです。私も今鳥肌が立ちましたけれども、皆様方の誠を代表してお渡しします。

 

北岡さんへ楳木代表より義援金をお渡しする。(拍手。この後、北岡さんから御礼と現況報告があり、祭典を終了しました。)

以上

 

[本部祭典 地上天国祭 2016(平成28)年6月15日]

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