メシヤ講座・特選集no.119(平成22年12月分)

<御教え>

世界救世(メシヤ)教教義

(救世五十三号 昭和25年3月11日)

抑々、世界の創造主たる主之大御神(エホバ)は、此(この)地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行はせ給いつつある事を吾等は信ずるのである、之(これ)に対して人間を神の代行者とされ給うと共に、一切万有は人間の為に造られたものである、故に今日迄の人類史は其(その)為の準備工作に外ならない事を信ずるのである、従而(したがって)、神は其(その)時代時代に必要なる人間と、必要なる宗教を顕(あら)はし給い、それぞれの使命を遂行させ給うのである。

今や、世界の状勢は混沌として帰趨(きすう)を知らず、此(この)時に際し、主神は吾等の岡田茂吉教祖に救世主(メシヤ)の大任を下し給い、人類救済の聖業を達成せしめ給うを信ずると共に、人類の三大災厄たる病貧争を根絶し、真善美の完(まった)き恒久平和の理想世界実現を目標として精進邁進せん事を期するものである。

 

「メシヤ様御降臨祭」特集

≪報告≫
言霊と御働きの違いに興味を抱く

枚方支部 平田かよ子

枚方支部の平田かよ子と申します。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

私がメシヤ様にご縁をいただきましたのは天聖真美会でした。しかし、ここでの信仰生活は安心立命とは程遠く、今から15年前に退会させていただきました。

それから信仰とは無縁の日々を過ごしておりましたが、メシヤ様とご縁を許されるということは、一体、どういう意味があるのだろうと深く考えるようになり、3年程前に新健康協会に入会させていただきました。

ところが、ここでも自分が求めるものは何も無く味気無い日を過ごしておりました。

そんな矢先、今年の6月末、知人を通して木原さんとご縁をいただきました。

木原さんからメシヤ教のお話しを色々お伺いして、特に『メシヤ様』の御尊称と『明主様』の御尊称と、それぞれ言霊と御働きに違いがあるということに大変な興味を覚えました。百聞は一見に如かずと思い、木原さんから御浄霊をいただきましたが、新健康協会の先生と比べると圧倒的な浄霊力の違いがよく分かりました。昔から「言霊神也り」と申しますが、この時こそ初めて確かな手応えを感じ、メシヤ教とは・・どういう団体なのだろうかと益々興味を覚えました。

7月8日、松原勉強会に参加させていただき入会をお許し賜りました。前日の晩、代表先生とは一度もお会いしたことはございませんが、この御方は普通とは何かが違うと強く思わされ、不思議な感じがいたしました。そして、入会したその日の帰り、思ってもみない現象が有りました。この内容は『一銭の大神示』と関係しておりますので他に譲ることにいたしますが、何とも・・計り知れない奥の仕組の深さを感じました。

8月12日、待望の「枚方支部」仮発会式をお許し賜りました。代表先生の意義深いお話しを賜り、時間の経つのも忘れるくらい充実した発会式でした。発会式が終わって一段落したところ木原さんから御浄霊をいただきましたが、強烈な主神様の御光をいただき、激しい咳とタンの浄化をいただきました。お蔭さまで腰の痛みがスッカリ消えました。それから自宅に帰る道中は何ともなかったのに、帰宅したとたんに大熱と全身汗だくになり一晩中、咳とタンの浄化をいただきました。そして、このような浄化が一週間も続き寝込んでしまいました。薬毒の塊が溶けて出たのでしょうか、お蔭さまで体重が3~4キロも減り、スリムになって身も心も軽くなって以前とは全く別人のようになりました。

それから、朝拝や夕拝の御参拝時に『〇』に『ヽ(チョン)』の御神体を見つめておりますと、御文字の縁から白光色の電球を点したようなとても明るい光が見えました。生まれて初めて見る御光でしたので本当に不思議でした。

枚方支部で木原さんから御浄霊を戴く度に、ぜんそく症状の激しい咳とタンが3ヶ月余り続き、一度すっかり収まりましたが、暫くして再度浄化を戴きました。これだけのぜんそく症状が続きますと、普通でしたら体力が消耗して一日中寝込んでしまうのですが、御浄霊の回を重ねる度に体が軽くなりました。

また、私は若い頃から頭重が酷くメシヤ教とご縁をいただくまでは、立ちくらみ等は日常茶飯事でした。殊に右の耳下腺がまるでコンクリートのように固まっていましたが、患部に自己浄霊をいただくと引き攣(つ)るような痛みが起こりました。勿論、初めての感覚です。このように自己浄霊においても明らかな違いがよく分かりました。お蔭さまで頭重の不快感がほとんど無くなりました。数カ月前とは雲泥の差です。

11月18日、メシヤ大黒天様を御下附賜りました。それから直後まさしく間髪入れずの御利益には、さすがに私も驚きました。もろ手を上げて喜ぶというよりも反って厳粛な気持ちになりました。「枚方支部」仮発会式以来、素晴らしい『〇』に『ヽ(チョン)』の御神体を是が非でも我が家にお迎えさせていただきたいと切に願っておりましたので、メシヤ大黒天様から金銭の御守護を賜ったのだ、と受け取らせていただきました。

微に入り細に渡り、これほど素晴らしい奇蹟と御守護はいまだかつて一度もございません。この有り難い経験を通してご縁のある方一人一人にメシヤ様をお伝えさせていただきたいと存じます。以上を持ちまして御守護報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。

浄霊の強さに耐えかねて・・・

枚方支部 平田邦男

本日は、御降臨祭おめでとうございます。

私は枚方支部、平田邦男と申します。どうぞ宜しくお願いいたします。

私は、今から24年前に天聖真美会に入信し、軽い喘息があり、支部によく通い、年に五回くらい、御浄霊中に鼻水が出る浄化をいただいておりました。その後五年くらいして、足が遠のき、実質上辞めた形になりました。

今年2月、突然、いろいろな神秘を見せられ、その内容に悩んでいたため、御浄霊をいただきたく、再度、真美会に行きました。支部長さんよりいただくと、時々、白い光が、左回りにキラキラ光っているのが見えました。

そのうち、姉から、自分の所属していた新健康協会への誘いがあり、支部長さんから御浄霊をいただくと、断続的ですが、金色の光が、シュッシュという感じで見えました。真美会の方が強く感じ楽にもなりましたので、やはり真美会の方に通おうと思いましたが、八月、姉からメシヤ教の月次祭に誘われました。

当日の朝、姉は、運転中の私の背中を浄霊してくれ、サッーと何か背中から降りた強烈さに驚くとともに、大変楽になり、「メシヤ教は凄いんだ」と思いつつ、半分はまだ疑いもありました。

昼の食事中、代表先生を見ましたら、白金に近い物凄いオーラが体全体を包んでおりビックリしました。普通の人は2cm位の薄い、白や緑や赤で、なおかつ切れ間があります。代表先生のは全く途切れがありません。「只者じゃない」と心中思い、まだ、御光無しや、『おしえみおやぬしの神』は?など疑問がありましたが、他よりは凄い!と思い、入会させていただきました。

家に帰って「浄霊」の本通りに自己浄霊した時、指先からビリビリと強い光が出て、こんなにも鼻水やタンが出るのかと、驚愕いたしました。

入会時や枚方支部において、御神体を拝した時、以前の大光明如来様などの御神体よりも、遥かに強い光が出ておりビックリしました。

初めて木原さんから御浄霊いただき、頭がギューと、非常に苦しく強烈に圧迫し、しばらくして大変楽になったのもビックリでしたが、その後も、あまりの強烈さで耐えかね、グワーっと勝手に口が開き、まるでよじれた毒の神経を直して頂いているような感じがしたり、首の辺りから黒いモヤのようなものが出て行くこともあり、今なおそういったことが続いております。現在重かった体も、毒素排泄と共に3キロ減少し、さらに痩せつつあり、去年のスーツもブカブカです。

なお、御先祖様のお祀りは、真美会では家庭でお祀りするものをいただいてなく、また自然農法よりもゴハンに御浄霊をしていただく、ということが主流でした。木原さんから御教えに基づいた仏壇の重要性を聞かされ、仏壇や位牌を設けさせていただいた数日後、自然食を強く反対していた妻が、米を購入することに賛同してくれたり、少しずつですがメシヤ様の御教えを体現させていただいております。

先ほど申し上げた神秘とは、今年2月、白と金の混じったような龍神が目前に出現し、それ以降神秘が現在まで続いていますが、内容は、私の心の善悪葛藤と善導、審判の様相など多岐にわたり映像を見さされ、時々にメシヤ様の御言葉もございます。直近のことを、発表時間上、簡単にお話しさせていただきます。

メシヤ様から『今日(12月3日)支部へ来い』と言われ、躊躇し、4日にお参りし、御浄霊中、初めて経験する呻き苦しむ浄化が起こり、過去の罪穢れを心底お詫びし、収まると、『これが型となる』という御言葉でした。9日昼、『時間が無い、一刻を争う。急いでくれ。七人の鍵は渡してある、ひとつでも欠けると駄目だ。これをみなに伝えてくれ』などの御言葉でしたが、わからない部分もあり晩に支部に行き木原さんから意味を聞いた後、『信者諸君、頼む』という御言葉でした。

つたない話ですが、大変なことが目睫にまで迫ったこの時期において、メシヤ教に御許しいただけ、支部にても日々メシヤ様を拝させていただき、この感謝と感動は言葉になりません。今後一層学びを深めさせていただき、人類一人一人が、御神縁をいただけるよう努めさせていただきます。

難病に御守護、支部発会で人生が好転

枚方支部 M.H

今年10月のはじめに、突如、かつて経験したことの無い激しい後頭部の痛みに襲われ、両手で頭を抱えるように床に倒れ込み、ただただ「痛い!痛い!」と叫びながら恐怖のうちに転がり回りました。一般的には、救急車を呼んで、医療にかかるということになっていたかもしれませんが、幸運なことに、支部に来ているときでしたので、叫び声を聞いた木原さんが二階から飛んで来られ、倒れてから30秒内くらいで御浄霊をいただくことができました。20分くらいで、恐怖の持続性の激痛が収まり、一時どうなることかと、今振り返ってもゾッといたします。命の危険を感じました。

そうして、ホッと安心いたしましたが、肩と頭が、ボーっとして、とても帰宅できる状態ではなく、連泊させていただき、御浄霊をいただきました。その間、2回ほど、突発的に一時強い痛みが起こりましたが、後は、緩慢な慢性頭痛へと変わっていきました。

なおこの間、木原さんは、私の浄化作用に疑問を持つ主人を呼ばれ、数時間お話してくださいました。血管浄化の原因と事例を西洋医学と対比し説明されると、主人は理解し、クモ膜下出血だったのではないかと疑いつつ、症状の収まっている現実に感謝を述べていました。なお、私の場合いろいろな病気が起こるのは、生まれつき沢山のいろんな毒素があり、一度に浄化で排泄すると体力が持たず耐えられないから、神様は少しずつ浄化くださっている、など説明してくださいました。

驚いたことに、家に帰ってしばらくは、主人に御浄霊をお願いすると、快くしてくれます。ただし、私の三千年の癖が出て、今はそうでもないように、なったり、してくれたり、ですが。

私は、幼少よりいろいろな病で西洋医学の治療をし、10年前に難病になり、薬を使って御浄霊をいただいていましたが、6年前に木原さんから、編纂された御教えをいただき、薬をやめて御浄霊をしっかりいただき、半年後治りました。難病の前後を通して、薬を使っている時は確実に悪化していき、違う病も増えました。薬を使っている時は治らず、使わない時に御守護や、時に奇蹟をいただけたことが顕著でしたが、恐怖のあまり統合医療に従っていたのでした。私は確かに、幼少からの薬毒が沢山あるため、有難いことなのですが、浄化の波がずっと続いています。浄化中は、人と話をしていても、途中でしんどくなるので、中途半端な受け答えになってしまい、話の途中で、相手の方が、不思議そうな顔をされたりすると、ますます話せなくなってしまったりすることがあり、だんだん、沢山人がいる所を避けるようになっていました。その上、子供が浄化したりと、次第に自信がなくなっていました。

少しずつ改善しているのですが、体力がないので、御浄霊のお取次ぎも続けてはできなくて・・。元気そうな人が羨ましいです。私は、お役にたっているのだろうか?大浄化時代、火の海の中、果たして私は救う側になって、御浄霊に飛び回るなんてことができてるかなあ・・とか。

しかし、枚方支部ができてから、月次祭に御奉仕が許されています。無肥料米のおむすびを、お一人お一人のお顔を浮かべながら、心をこめて握ると、みなさんが「ありがとう」「おいしいね」と笑顔で言ってくださいます。何だか、たくさんお話ができたような喜びを感じたりしています。身内以外で、こういうことができるのは、10年ぶりのことなんです。

また、難病の浄化改善中、無肥料栽培の全御教えを拝読すると・・かなりの量がありますが・・メシヤ様が『自然農法がわかると、浄霊がわかる』とおっしゃっておられる意味が少しずつ理解できるようになっていき、薬をやめて、御浄霊をいただきながら、できるだけ、自然のものを摂るように心がけていました。そのことが、枚方支部の中で、無肥料手作り味噌や、無肥料では高価で入手しにくい食品について、オーガニック食材や有機の調味料などの共同購入のお誘いの御奉仕へとつながりました。

無肥料米のぬか床で漬けていたぬか漬けも、みなさんが、「美味しい」といってくださり、「無肥料のぬかを使って、ぜひ自分も家で漬けたいから、ぬか床をわけてほしい」といわれた時は、飛び上がるほどうれしくて、喜んで、少しずつ、持って帰っていただきました。普段、何気なく、家でしていることが、人のお役に立つことに、支部と家での生活とが一つになっていき、喜びを感じたりしました。

大きなことは決してできませんが、自分ができるかなと思えることを、その都度見つけて、させていただきながら、本来の御神業にお使いいただけることを許されたいと思っています。(以前の所属教団の関係でお名前を伏せてあります。)

支部発会の動きで次々と御神縁

枚方支部責任者 木原俊和

本日はメシヤ様御降臨祭、真におめでとうございます。私、枚方支部の木原俊和と申します。どうぞ宜しくお願いいたします。

時間の関係上、急ぎ早でお話させていただきますので、お聞き苦しい点、何卒御容赦くださいますようお願いいたします。まず、ただいまの御三方それぞれの発表について、少しだけ補足しお話させていただきます。

:::平田かよ子さんについて::::::::::

まず、最初の平田かよ子さんですが、彼女とは支部発会の前後から今日まで、ずっと多岐にわたって支えていただいてる方です。6月末に出会った当初の状態は、背中は丸く盛り上っており、頸周辺は隆起しておりました。御浄霊をいただく度に、大きな声で嗚咽が起こり、しきりに痰を出され、大変驚かれておりました。

7月初旬、大阪松原の月次祭にお誘いし、代表先生から集団御浄霊をいただかれた後、お話の途中で失礼ながらも、七回もトイレに行かれ、昼食時に具合を聞くと、腎臓部のずっと硬かった毒素がスッカリ無くなっているということで、あまりの尊さに、すぐその場で入会を申し出られました。

8月、「枚方支部」仮発会式後からは、一層御浄化をいただかれ、毎回40分もすればゴミ箱一杯に痰を吐かれます。近所中に迷惑になるからと、厚手タオルを四枚折に口に当てて、なおも声が響きわたる程です。その後この厳しい浄化が約3か月間続くも、生活に支障無く、そうして現在は出会う人々から、「あれ?痩せたね」と驚かれております。

メシヤ大黒天様の御守護も素晴らしく、早速、支部に不足しているものを物納くださりました。私なりに思ったことは、“救いと地上天国建設の具現をあそばされる、メシヤ様の御働きが及ぶ大黒天様である”ということで、メシヤ様がこの現界に及んで御進めあそばされる御力、御恵みに改めて感謝申し上げ奉る次第でございます。

:::平田邦男さんについて::::::::::

次に、弟さんの平田邦男さんですが、かつて同会にいた心配したお姉さんが、誠と願いを込めて弟さんに御取次ぎされ、後日、その時の様子について弟さんは、「あの時は初めて経験する強い御光にビックリし、その場で入会を決心したんです!」と感激され語ってくださいました。こうして、“神様と人間の想いが合致したところには、素晴らしい御守護をいただく”ということは、それが数多いメシヤ教の特徴である、と思わされました。

浄化は御恵みでもあり、御救いでもありますが、一方道を外していては、その道への救いは困難となります。ご家庭において、正しい先祖供養をされ始めて間もなく、呼応するかのように奥様も食生活に好転が見られました。

:::Hさんについて::::::::::

そうして最後にお話してくださいましたHさんですが、人前で話すのも辛いという病気でしたが、実は、私と同じ教団に所属していたので、よく過去からの状態も知っております。

「人前で・・」というところのお話では、一見パニック障害のような浄化でもあったわけですが、メシヤ様に許されて、毎回月次祭では、二日かかりで一番熱心に御奉仕くださっています。

そうした中、支部で倒れられ、それはまるでメシヤ様が日頃のHさんのご姿勢に呼応あそばされるかのように準備万端で御守護くださった感があります。これからのことについては、人それぞれ時所位に応じて使命が変わります。今は、メシヤ様の御教えを実践してきた自然食生活を、自然な形で人に伝えていくことを許されております。最初、“こんな当たり前のことを発表するのは恥ずかしくて・・”と言われましたが、メシヤ様の御心の具現であります。それを率先されていることは、私共も是非見習わせていただくべき姿として受け止めさせていただきたいと思います。

:::夢にお出ましのメシヤ様::::::::::

ここで、私自身も振り返りますと、実に様々と御磨きくださって、メシヤ教に御縁を御許し賜ったものと思えます。私は昭和59年に世界救世(きゅうせい)教に入信し、教団浄化を知らされないまま、3年後、親の勧めで信仰を離れました。その後、大手通信会社に入り9年9か月をして退職し、自分で事業を、と考え勉強していた矢先にふと救世教のことが気になり、これを機に編纂に没頭をし始めました。

H15年10月5日、東方之光に入り、12月23日を目前として、枕元に輝く光の玉が現れ、『箱根に行くように』と言われ、奥津城に参拝させていただき、翌年H16年の節分頃から、勉強会を開いて御教えや御浄霊の御取次ぎをさせていただくようになり、同年6月15日地上天国祭が終わって一週間後、夢でメシヤ様を拝させていただきました。東方之光の皆さんとあぜ道を歩いていて、フト綺麗な花に目が止まり、ひとり私が田の中に入ると、真横にメシヤ様が御座りになり、なにやら 御歌を書いた短冊を御説明あそばされてくださっていましたが、光輝く神々しい横顔を拝して、有難くて有難くて涙がとめどなく溢れて、御話は何も覚えてません。それで目がさめたら枕が涙でびっしょりでした。

御浄霊の証とともに評判となり、それと相俟って様々な相談をいただくようになり、6年後のH21年にメシヤ教を知り、大阪松原の責任者であられる田中さん宅にて、代表先生と初めてお会いさせていただいた次第です。当時、教団(東方之光)から声がかかっていたので、「教団に入りメシヤ様の御意思を拡げていく」という意味かな、と思っていたのですが、実は、田中さん宅でのことが夢の具現化であったのです。

その後『御浄霊力伝授』をいただき、偶然今年の節分に御光を外し、御取次ぎいたしましたら、最初は「いつもと同じ位」という人が幾人かいましたが、後半は「一気にこう、シャワーを浴びているようで」とか、「いつもより、変化が速いです」という声々になっていきました。

今年4月末頃、私の家庭生活の大転換の兆候が始まりました。後から知ったことですが、先ほどの田中さんが、同時期に三重支部にて大浄化の一模様を霊視され、“早く大阪にも三重支部のように沢山人を受け入れられる所を作らねば大変なことになる”と強く思わされ、どうしたものかと悩んでおられたそうです。

また、これも後に知ったことですが、かつて現「枚方支部」とその周辺地域は、ならず者によって、生活を脅かされ続け、まさに文字通り地獄の日々だったそうですが、急遽同時期に、その者が瀕死状態の事故を起こし、それからは信じられない位に天国となっていった、と近所の方から度々聞かされました。

6月10日にメシヤ教に入会させていただき、同日代表先生より「即支部を立ち上げるように」と拝命をいただき、すぐその晩に、面識の無い平田かよ子さんから初めてメールをいただいた次第です。家に帰ってから自己浄霊をいただくと、平田さんも感じたのと同様、“御光が圧倒的に変わった”とビックリいたしました。

6月15日に代表先生より、『みくらたなの神様』についての発表がなされ、7月8日に平田かよ子さんが入会され、その帰り、『一厘の行使』を示唆されるような型の御示しが始まったのです。先だって2月に、弟さんが白金の龍神を霊視され、以降、浄化破壊や、改心について御示しが始まっていました。詳細につきましても、いずれ「枚方支部」HPにてと思っておりますが、私どもは、まさに「メシヤ様の御力」に魅せられ続けて今日に至っており、全く感謝に絶えないのです。

:::緊要性を感じる『医学革命』::::::::::

なお、発表をお聞きしていて、特に、Hさんのお話を通して、改めて「医学革命」の緊要性を感じます。当初顔面麻痺でステロイド点滴で固められ、次に両腕アトピーの時は御浄霊のみで完治。次は、難病サルコイドーシスという、身体のいろいろな臓器に肉芽腫ができるという原因不明の病気が起こりました。Hさんの場合は、眼に来ました。療院に、眼底に酷いぶどう膜炎を繰り返すので治癒見込み無くステロイド点眼をしないと失明すると言われ、反して御浄霊一本にすると炎症(浄化促進)し、点眼した時は必ず症状停止(悪質化)し、という繰り返しのなか、炎症が強くなっていきました。眼圧は正常な人は10~21ですが、一時50、60までいったのです。その期間中に回腸末端潰瘍ができ、これは浄霊だけにすると完治しましたが、難病の方はますます炎症を起こします。

私はHさんと出会い、過去の毒の質と量を聞き、御教えに沿ってそのために激しい炎症浄化をいただいている旨説明すると安心され、御浄霊御取次ぎいたしますと、より激しい炎症が起こるも、一日のなかで、浄化理論通り、目が真っ白となるや真っ赤となり炎症が収まる、という繰り返しが頻発します。これに反発する専従や、こういう浄化となることに驚かれる施術専門の専従が出たなか、御教えの忠実さに安心されていかれました。どんなに眼圧が上がってもすぐに下がる、という事実により、阪大病院からは「薬を使わないと二週間で失明する」と宣告されても平然としておりました。私は失明しようが御教え通り事実治るという絶対信念があります。そうして、何週間たっても失明はせず、むしろ日増しに目が楽になる時間が増えるばかりで、とうとう眼圧は正常値になったのです。これによって「薬を飲めというのは邪神だ」とコメント発表された専従者もいました。

世間一般では病に対し「速く、楽に」という価値観が根付いております。たとえば“浄化が継続してある”とすると、私達は素晴らしいことと思うのですが、世間は、“病気が継続してある”からダメだという認識です。

むろん、毒の質と量が酷いほど長引くのも当然の理であります。真因を見抜けず、また浄霊力をいただけぬ姿勢を省みず、世間同様の感覚で「ダメだ、もう御浄霊では治らないから、すぐ薬を」と言い出し、といって薬を併用し結果が悪いと、衰弱してないにもかかわらず「助かる人はすぐ結果がある、無いのは助からない人だ」といった都合の良い原因付けを転々と繰り返してきているように思います。

その原因付けの背景として、専従者は教団から指示がくる業務の煩雑繁忙に追われ、御教えを熟読玩味して智慧を磨いて行くことができず、それゆえ、教団配布の小冊子をバイブルとして捉えることに盲目的に従い、全てはこの小冊子と時の指導者の指導を正しいものとして、以外のことは曲げてでも原因を見出そうとしたところに、複雑で合理性のない言い回し文句が後を絶たなかったのであります。これは対処療法と似ています。

ある本によれば、医学部では真因を探る勉強はせず、病名と症状をひたすら覚え、厚生省ガイドラインをバイブルとして処置している先輩の真似をして、ひたすら抑え込み方法を習得していっているとのことです。また、医学辞典からは、“治癒”という言葉が消去されてしまっていることからも、医者は治すのではない、ということです。医者はただ、ガイドラインに記載してある通り、症状別に投薬などを行い、とにかく症状さえ抑え込めれば良いとしています。むしろ副作用が出るのは当然で、その苦情回避のためにガイドラインにかじりついて遵守している、という内容です。そうして、人の命は、薬剤メーカー寄りの人間が作ったとも言われるこのガイドラインによって握られているとも書いております。

よく読むと、教団方針と類似しているとも思うのですが、もしそうだとすると、対処療法的思想が主体の方針とも言えるわけです。

「病きを 悲しむ人ぞ哀れなり いと喜ばむ事にしありせば」

という御歌がありますが、妨げが無い限り、浄化というのは治っていくための摂理であり、また、浄霊は霊の行使をして浄化せしめ治っていくのがメシヤ様の理なのです。

:::絶対的信念のもと精進邁進::::::::::

長くなりましたが、総じて思いますのは、今年の地上天国祭を期して、益々メシヤ様の一厘の御力を賜りつつ、地上天国建設を絶対的信念のもと、強く推し進めさせていただく大いなる節目の時期が始まっているということです。

来年早々、当支部も本発会が許されます。関西の地にも必ずや「地上天国」樹立が成し遂げられます事ことを心励みに、精進邁進してまいりたいと願っております。御静聴誠に有り難うございました。以上で私の発表を終わらせていただきます。

≪お話≫
行動してこそ意義が生じる

メシヤ教代表 楳木和麿

新たな形式の御尊影を御奉斎させていただく

「メシヤ様御降臨祭」誠におめでとうございます。

ただ今は、メシヤ様の御尊影を本来の在り方を求めて御奉斎させていただきました。神々しい金箔の貼られた御額でございます。そして、無修正に近い御写真を納めさせていただいております。素晴らしい形の御尊影を大御前にして、私達がメシヤ様に真向かう姿勢というものを今一度新たにさせていただく契機にさせていただければ大変有り難い、と願って本日御奉斎させていただきました。

少し説明させていただきますと、本金が御額に貼られております。そして、御写真の前にガラスやアクリル等は設(しつら)えておりません。それは御神体と同等の仕上がりにする願いがあるからです。額製作業者と入念に準備を重ね謹製させていただきました。また、御写真も修正が施されたところがありましたので、無修正に近い状態のものを御使用させていただきました。

さて、本来の在り方を求めて、本年初頭からご参拝の形式を改めさせていただきました。言霊の持つ意味を重んじて主神様、メシヤ様にお祈りを捧げる姿勢を明確にさせていただきました。一年積み上げさせていただく中で、様々な質疑応答を重ねさせていただき、参拝の度に自らへも問い続け、そうしてここに、如何なる論に対しても揺ぐことのない、魂が満たされるご参拝ができるようになった感を深めております。

本来の在り方を求めて新しい形式を打ち出してはみましたが、“さて、これが本来の在り方であろうか”という一抹の不安もあった訳です。しかし、祝詞、善言讃詞の変遷における背景が(これには善言讃詞の改竄も含めてですが)11月に入手された情報によって明確になったのです。やはり、全ては御法難以後、御神霊の御働きを遮(さえぎ)る人間的な思惑が介在していたのです。平たく言えば人間側に都合のよい形式にしてしまい、『自らが御神意の随(まにま)にお仕えさせていただく』という心が希薄になっていたのです。

それが祝詞を全員で奏上するような様式になったということと、御讃歌を参拝者全員で奉唱するようになった背景です。御讃歌については、初めの頃は代表者がお一人で朗詠し、参拝者はそれを承り御心を求めるひと時としていたのです。(因みに昭和25年のこの日は十八首でした。)それが、全員で奉唱することになったのです。御心を求め学ぶ在り方から参拝行事に組み込まれたのです。

かつて救世(きゅうせい)会館で善言讃詞を奏上している際に、先達と後部座席での声が二重になって奏上する形になり、参拝者の間で疑問視されたのですが、私の在職中に改善は見られませんでした。『神聖な場』、『御力をいただく場』という文言が叫ばれる中で、二重唱のごとき現象は譬(たと)えようもない違和感をもたらしました。“何故なのだろうか”と痛切に感じながら、原因を求めてまいりましたが、やっと11月にその原因を掴むことができました。

それは、今年の新年祭から、主神様とメシヤ様にご参拝する姿勢を改めさせていただいてから、様々な情報が寄せられて、そして原因を究明することができたのであります。

ここに60年に及ぶ暗雲の正体を突き止めることができ、それを吹き払う在り方に辿り着いたのです。いざ辿り着いてみると、いとも簡単で、狂いが生じず、信仰が昇華できる在り方で、長い間求められた形にやっとなれた感がいたします。

提供された情報とは、「メシヤ講座・特選集no.118(平成22年11月分)」に掲載したように『私が今回入手した情報と同じ「真相」を知る者は、その顛末(てんまつ)を明らかにせねばならず、そうしたことを躊躇(ためら)うならば、知っているが故に重い罪を背負って霊界に赴かなければならないことを自覚せねばなりません。』と述べざるを得ない程に重いものです。

これから目を通すことが許される者は、知ることの根底にある使命を自覚してメシヤ様に献身する決意を固め、しかも動きを伴わなければなりません。包み隠そうとする邪神界の手に落ちないように自らを正し、真摯な信仰姿勢を維持しなければなりません。そうした自覚の下に資料に目を通していただきたいと思います。

今後の御神業を再確認する積み上げ

さて、当然のことながら、ここに集合した皆さんはメシヤ様をひたすら求め、メシヤ様が指し示された本来の在り方を希求した結果出会えたのであります。それぞれの研鑚により魂の神性が輝き始め、ご先祖のお導きと相俟って時期が満ちてメシヤ様の御許に引き寄せられた、と申しても過言ではありません。

そして、引き寄せられた者はどのような動きを起こすか、ということをテーマにして約2年間研鑚させていただきました。メシヤ様と有識者との対談を通しての学びであることは申すまでもありません。

12月は全国で「メシヤ様対談記」の1~27の前文にあるように今後の御神業の方向性を再確認させていただきました。対談記最後は、メシヤ様の御言葉としては二言であった訳ですが、アメリカについての御言葉が強烈に残っております。この御言葉が発せられてから55年が経って、現在のアメリカの現状はどうか、ということになります。

先日、アメリカで浄霊に取り組まれている方からいただいた情報によりますと、家庭でのDV、職場でのセクハラ、パワハラの現状が深刻さを増すばかりだということです。また、ウィキリークスによって伝えられる外交上のアメリカのスタンス、戦争の実態は問題点を露呈しています。

また、今年の「メシヤ講座」において戦後政治に触れた中で、戦後処理の在り方についての政治家の努力不足を指摘した事柄についてですが、石原慎太郎東京都知事によるとアメリカの人種偏見が根底にあるようです。私はドイツの政治家の優秀性を指摘したのですが、アメリカはドイツを優遇したようです。これは現在でも「年次改革要望書」という形になって如実に表われています。

ここに『地上天国建設』推進の前に立ちはだかる壁を認識しなくてはなりません。各教団のアメリカ布教が成功しなかった現実もここにあるようです。

そこで考えておかなければならないことは世界の宗教史です。イスラム教は『人間は弱い存在である』という立場から各種戒律を生み、それは素晴らしい精神性であるのですが、アメリカの影響を受けて、あるいは原理主義によりジハードに対して偏った考え方を生み出しました。

これに対してキリスト教は、白色人種の劣る身体性(具体例は割愛)を補うために人種差別を重ねてまいりました。これが『人間は強い存在である』という立場を殊更に生み出しました。しかも、どのような人種にも劣らぬ事を目指すために高い学問性を形成してきました。ですから、メシヤ様は学毒と御指摘された訳です。

しかし、アメリカに限って言えば、フロンガスの流出が及ぼす環境問題を最も恐れているのは白色人種であるに拘わらず、京都議定書に批准しようとしていません。そうした現実を見つめた上で、それを打破する論を以ってアメリカ布教に臨まなくてはならないということです。

本日から始まる御神業というのは、このことに最大の課題を持って、また背景にある欧州に向けても高い論を以って布教活動に努めさせていただきたいと考えています。その布教活動の根幹になるのが浄霊力と御論文『文明の創造』の仕上げということになりますので、一層支えてゆこうというお気持ちを本日の祭典の意義ある場で一層固めていただければ大変有り難いと思います。

そして、地上天国建設へ誘うためには、『主神様』という御存在への認識を持った上での世界観を提示しなくてはなりません。これは御論文『二十一世紀』の根幹になるものです。そういう意味では、僭越(せんえつ)な表現ですが私達は何と素晴らしい教祖を得ていることでしょう。本日の最もお讃えするべきことでもあります。

本日はメシヤ様御降臨をお祝いする訳ですけれども、世界を真に救う論立ての根幹をお示しくださった御方がメシヤ様であり、しかも、そのことを理解することができた人間が今日ここへ集まっているという意味において、お互いに讃え合ってまいりたいと思います。

水晶世界へ近づいたからこそ『根源的なことに目覚めよ』

そして、お讃えすると同時に、改めてメシヤ様という御存在に対する認識を深めなければなりません。『今年の「地上天国祭」で神界の秘儀を明らかにさせていただいてから、心ある方々と更なる出会いが許されて、広範に亘って、しかも深奥なる情報が入手されています。メシヤ様の御導きを賜ってのことであり、感謝申し上げずにはおれないと共に、そうであるからこそ、その内容は慎重に取り扱ってゆかねばならないと受け止めています。』と、申し上げた通りです。また、奥深い情報が寄せられるようになった理由は『根源的なことに目覚めよ』という御神意である、ということもお伝えいたしました。

今月、各地で『今こそ、メシヤ様の御存在に対する認識を新たにして、直にメシヤ様に繋がってゆかねばならない時です。どうか気付いた人から働き掛けをして、魂を揺り動かして差し上げてください。』とお願いいたしましたが、本日の報告は、そうした動きの中で許されている御守護であると受け止めていただければ有り難く思います。どうかご参拝の皆さん、自らを大きく高い視座に立たせて、4人の方々の報告を思い起こしてください。

今回、発表が何故「枚方支部」特集のようになったかと言いますと、来年1月6日に本発会式を迎えますが、何時もですと全国の信者代表の方々へご参拝をお願いするところを、今回は施設の事情でお願いいたしませんので、本日の佳き日に支部紹介を兼ねて枚方支部の方々に報告していただきました。

発表者のいただいた御守護については責任者の木原さんが補足されたので、私は木原さんのことについて補足しておきます。今回の御守護は、木原さんがメシヤ様から促されて行動を起こしたことから許された御守護であります。ご本人の報告内容にもありましたように「6月10日にメシヤ教に入会させていただき、同日代表先生より『即支部を立ち上げるように』と拝命をいただき、すぐその晩に、面識の無い平田かよ子さんから初めてメールをいただいた次第です。」ということから始まっています。

また、「御浄霊の証とともに評判となり、それと相俟って様々な相談をいただくようになり、6年後のH21年にメシヤ教を知り、大阪松原の責任者であられる田中さん宅にて、代表先生と初めてお会いさせて頂いた次第です。当時、教団から声がかかっていたので、教団に入りメシヤ様の御意思を拡げていく、という意味かなと思っていたのですが、実は、田中さん宅でのことが夢の具現化であったのです。」と述べられているように、東方之光教団から御教えに精通していることが認められていましたが、神界からの見方は『どう動くか』に尽きるのです。

これは、私に対する『神界通信』と同様で、神界からは人々の想念・・・皆様方の想念も、神様は腹の底の底まで見ているということですから、想念は手に取るように判る訳です。ですからいくら繕(つくろ)って話をしようが、何の意味もないのです。それほど皆様方の腹は見透かされているのです。

先月現魂と幽魂の話をしましたが、現界に存在する魂は行動を起こさなければ意義が生じないのです。このことは、メシヤ様が御述べになっている『これからは想念の世界だ』ということとは意味が異なります。その『想念』は、形ではなく『メシヤ様に直に太く繋がる』という意味の『想念』であり、現実世界の心言行の根幹的なものです。

つまり、神界からの御指示があって、それを実行するかどうか、ということで全ての結果が違ってくるというものです。信仰上で大切なことの一つは『誠』の有る無しです。そして、誠とは『言ったことを成す』と書きますが、そのことが現実に起きていることとして、今回の4人の方の報告は私達に行動の必要性を指し示しているというように受け止めていただきたいと思います。

そしてこのことは、信仰の話を聞いた際に「大事なことは解るのですが、中々難しいところがありますね・・・」と返答することに対する解答でもあります。

そういう意味で、メシヤ教の資格者に課している義務ということと同じです。薬毒は勿論ですが、化学物質の影響を受けない生活を心がけ、自分の意思でそれに反した場合には資格を返上するということです。

今後更に御教えを実践してゆくためには、支部では、月次祭での直会(昼食会)には自然農法による農産物、添加物の含まれていない食品以外は出さない、ということを新年祭から徹底していただきたいと思います。今日まで大らかに接していましたし、皆さんも細心の注意を払ってくださっていましたが、来年からは「持ち寄らないし、テーブルに出さない」ということを徹底していただきたい、とお願いしておきます。「それでは出せる物が何にもなくなります」と言うかもしれませんが、何にも代え難い自然農法産のお米があります。

本日発行の『文明の創造(二・上)にも、その価値が縷々(るる)御述べいただいております。御論文『文明の創造』は、拝読を繰り返せば繰り返すほど、現代にマッチしているように思えてなりません。完成を早めなければならない、と痛切に感ずるところです。痛感すると同時に、この『文明の創造』の第一の実践者に私達はなってゆかねばなりません。今回『科学篇』は長いために上下巻に分けましたが、それは繰り返し拝読し実践に努めていただきたいという願いからです。

直会のことについて付け加えるならば、私がその場で口にしますと、メシヤ教の代表が認めたということになってしまいます。添加物の使用されたものや化学肥料や農薬を使用したものを、私が皆の見ている前で食した場合には認可したことに今後なってゆきます。まだ形は小さいですが、本日を期して、大きくなってゆく過程の中で「代表が食べたじゃないか」ということになり、御教えに反することがまかり通っていくことのないように努めなければなりません。「代表は手をつけなかった」と、私も非常に厳しいところに立たされておりますけれども・・・(笑い)。

教団紛争の中から明確になるもの

時間が来ておりますので、原稿の後半は次の機会にお話いたします。概略説明しておきますと、メシヤ教ホームページ上にある「世界救世(きゅうせい)教」内紛、分裂の真相を基に改革を1~4の内容に対する答えです。

一つは、建設を進めて百億単位の建設費が必要なことを実現していった時に起きる現象です。億単位の建設が進むと、それを担当した者の心が変質するきらいがあります。本来全ては信者の真心の結集であり、それはメシヤ様に捧げられたものなのです。しかし、企画し、運営した者が成し遂げたように錯覚してしまうのです。これは大きな悲劇に繋がってゆきます。

次に、教団専従者が転勤することによって、信者と専従者の間に起こってくる問題があります。この問題は、例えば命の継ぎ足しをしていただいた場合には『命を私用に使ってはいけない』と教えられていますが、私用に使った場合には、命に関わることが起きてまいります。この時専従者は本来「私用に使ったので助かりません」と言わなければなりません。その上で、神様へ向かう姿勢を質(ただ)し、御守護いただかれるように導かねばなりません。

ところが、転勤を重ねる中で、信者側には専従者を上手に使う心理が生れ、専従者は信者の機嫌を取るという姿勢が無意識に生じてまいります。その典型が、それほど重い状態ではなくとも浄霊に来てもらって当然という心境が信者側に芽生える、ということです。そうしますと、先ほどの様な文言は中々伝えられません。惻隠の情を以って浄霊を取り次がせていただくことになりますが、結果的に神律を無視するような取り組みになってしまいます。

三つ目に、私達は「おひかり」無しの浄霊を十年以上積み上げさせていただきましたが、もともと「おひかり」の入霊の在り方が、かつてメシヤ様がなされた御入霊の在り方と全く異なっております。この根源的なことが、やはり神様の御働きを遮(さえぎ)ることに繋がっております。そうしたことに気付いていただかねばなりません。私達のように、メシヤ様に直に繋がることによって「おひかり」を掛けずとも浄霊ができ、しかもその方が強い御光を賜ることができる、ということを宣べ伝え、皆様を覚醒してゆかねばなりません。

どうぞ、本日発表していただいた4人の方々の発表を自分に照らし合わせて、「メシヤ様御降臨祭」からスタートする新たな御神業に向かう自分づくりに活かしていただきますようにお願いいたします。そのことにより、この祭典が意義あるものとなることをお祈り申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。